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映画「ライズ ダルライザー NEW EDITION」 ライズ ダルライザー NEW EDITION 劇場公開日:2019年3月9日
解説 福島県白河市のご当地ヒーロー「ダルライザー」の誕生を描き、2018年2月に都内で劇場公開されて観客から高い評価を得た「ライズ ダルライザー THE MOVIE」を、新たに編集したニューバージョン。東京で俳優を志しながらも夢破れ、妻の妊娠をきっかけに故郷の福島県白河市に帰ってきたアキヒロは、生まれてくる子どものためにも安定した職に就こうとするが、どこかで俳優業をあきらめきれずにいた。ある日、町おこしのキャラクターコンテンスと開催をしったアキヒロは、白河市の名産である「ダルマ」と「起き上がる(rise=ライズ)」をかけたキャラクター「ダルライザー」を考案。ご当地ヒーローとして活動を開始するのだが……。
2018年製作/119分/G/日本 配給:ダルライザープランニング、アムモ
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2020年7月30日
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鑑賞方法:DVD/BD
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福島県白河市の伝統名物“白河だるま”をモチーフにした“ダルライザー”の活躍を描いたご当地特撮ヒーロー作品。 私は郡山市住まいだが、仕事などで白河市に行った事は何度もあるし、勿論ダルライザーの事は知っている。ベースの白河だるまを買った事もあるし、それから白河ラーメンも美味しくて有名なんだよね~。 さて、ご当地ヒーロー作品と言うと、いつぞや見た沖縄の『琉神マブヤー』が頭を過ってしまい、どうしてもユルくておバカな作風のイメージが。 しかし、本作は決して地元の県だからと言って贔屓ではなく、いち特撮ヒーロー作品としてなかなかよく出来ていると思った。 東京で売れない役者をしていたアキヒロは、妻の妊娠を機に夢を諦め、福島県白河市に帰郷する。父親とは確執、妻やこれから産まれてくる子供の為にも安定した仕事に就く。そんなある日、オリジナルのキャラクター・コンテストを知り、応募。落選したものの、審査員の一人が気に入り、ヒーローショーの舞台に立つ事に。 ベタな設定・展開。 コミカルなシーンもあるが、おバカ的ではなく、等身大で共感出来るドラマ仕立てに好感。 本作は云わば、“ダルライザー誕生篇”。 その誕生に、奥さんの存在が大。 実はまだ夢を諦めきれずにいたアキヒロ。 そんなアキヒロの背中を押し、キャラコン応募を促す。 白河だるまモチーフやスーツのデザインも助言。 本人の“ダルママン”というダサいネーミングから、“だるま”と“ライズ(=起き上がる)”を掛け合わせた“ダルライザー”という改名まで。 奥さん無くしてダルライザー誕生せず。 理想的過ぎとは言え、内助の功である。 白河市に不穏な異変が起こり始める。 “ダイス”なる集団が出没。恐るべき計画を始めようとしていた…! ヒーローvs悪の集団の図式をしっかり踏まえているが、ポイントは、ダルライザーもダイスも特殊なスーパーパワーを持っておらず、生身の人間である事。 闘う為にトレーニングするダルライザー。 ダイスは知能派集団。 ダイスの計画はちとSFチックではあるが、考え込まれたものであり、昨今の映画でよく描かれる題材である。 平等か、自由か。 人は皆、平等であるべきと言うダイス。 ダイスのリーダーの脳波を白河市民に送り、皆を平等に同じ考えにしようというのだ。そうすれば、格差も差別も無くなる。 また、ダイスのリーダーにはある悲しい過去が。単なる異常な悪役に非ず。 それに対しダルライザーは、人は自由であるべきと訴える。 例え生き方が不器用でも間違いを犯しても、それを正し受け止める。自分や子供たちに。 白河だけに留まらず、何だか凄いスケールのテーマである。 アクションはさすがにハイクオリティーレベルとは言えないものの、あの『バットマン ビギンズ』でも採用されたアクション振付師、フスト・ディエゲスによる格闘技“KEYSI(ケイシ)”はなかなかの頑張り。 そう、そのボロボロヘトヘトになりながらも、踏ん張り頑張る姿は胸熱涙ぐましいものがある。 決して諦めない。 何度でも起き上がる。 だるまのように。 悪と闘うだけがヒーローじゃない。 子供たちを笑顔にする。夢を与える。 白河から誕生した何度でも起き上がるだるまヒーローは、きっと世界にだって通用する!
2019年5月19日
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鑑賞方法:映画館
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人を感動させるヒーローものは作れるから。って言う映画の感動の半分は「良い嫁や〜!」だった。真面目な話、ローカルヒーローものとしては、話がかなり良く出来ていて素晴らしかった。星5個は行き過ぎだけど、勢いで満点にしたくなる気分は、もの凄くよく分かります。 街の人々の思想統一を企むダイスも、突き詰めれば愛。ヒーローも、勿論愛する者を守るために戦います。哀しみを背負っているか、希望に向かっているのかの差はあれど。 イヤ、これ話的には出来過ぎちゃいますか? 良かった。とっても。
2019年5月11日
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鑑賞方法:映画館
お子様向けのご当地ヒーロー物とくくれない、れっきとした「映画」 最初はただの人だけど大事な人を思って努力する、その過程がヒーローなんだと気づかされます。だから誰だってヒーローになれる!熱い気持ちに勇気がもらえます 試写会版から見てますが、大幅に編集し直してより一層世界観に入りやすくなりました。オススメ!
2019年5月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
よくあるヒーロー映画のような変身や必殺技なんかはありません。 ただの人間がヘルメットをかぶり、スーツに着替えてるだけです。 でも、何故ダルライザーとして活動するようになったのか、ヒーローとは何か、人と人との繋がり、街、色んな事を考えさせられます。 派手な演出はありませんが、過剰な演出が無いので、じっくり腰を据えて観てられます。