劇場公開日 2019年8月23日

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火口のふたりのレビュー・感想・評価

全104件中、61~80件目を表示

3.5ヨコハマ映画祭にて

2020年2月9日
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実際、こういう映画を観るのは、初めてかもしれない。
しかし、すごく良かった。
ああいう映画って過激なラブシーンが話題になってしまうけど、それ以上のものを確実に描いてましたね、

何重にも壁があるふたりがセックスだけで、それを乗り越えようとする感じがむしろ潔くて好き。本来だったら、自分もそうしていたいし、そうありたい。
本当は逃れられない現実があるのにね。ただ、気持ちいいことがしたいっていう本能が勝っちゃうのがリアルで人間らしくて好き。だけど、もう映画で観たくはないかもしれない。せめて映画では。

これ、キャストは当時、安藤サクラと長谷川博己を考えてたみたいだけど、本当にそれで実現されてたら今頃やんばいことになってたでしょうな。両者ともに。
いや、今回の滝内さんだって最高でしたよ。もう彼女の最後の賭けで挑んだ映画ってのと重なって、劇中の直子が際立って内包的な良い演技に見えましたな。そして、結局愛する男ならどんな要望にも答えてしまう…しかし、終始けんちゃんの要望に応える直子は嬉しそうでしたなあ。

ただ、あのヤマダ電機とか映るんだけど、やっぱり映画でそれを観たいわけではない感が自分の中で、よぎっちゃう。
本当は現実を忘れるために、非現実な世界に連れてってくれる映画を見てるはずなのにさ、あんなもろ現実世界に誘われたら、ねえ。自分と比べちゃうし、、自分が弱いんですな。というか、あの海岸でのラストはきっと、観客が自分自身と向き合うために作られているし、そういう意味では、自分のリアルな生き方の幅が広がるのかも。

受賞挨拶で新井監督が、日本バカデミー賞なんて仰ってましたが、本当にその通りかもしれないな。

そうそうオープニングとかすんごい洒落てるよね、すき。

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JYARI

2.5嫌いではないけれど

2020年2月9日
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原作者も好きだし、キャスティングも良い。タイトルも分かりやすいし、言いたいこともよく分かる。

セックスのシーンは多いけれど、そういうお話なんだから仕方ない。ただ、モザイクは嫌い。

こういう作品でモザイクをかけることをたまーにやるけど、それは違うでしょ。
だからと言って外せばいい訳ではなく、危ういシーンは撮らなければ良いだけですよね。

途中、アンダーヘアが映り込みそうになってチルトする所があったけど、気になってしまった…
FixならFixで決めて欲しかった。

てかどこまでがモザイク不要なのか、教えて欲しい笑

それ以外は、なんとも言えない爆発しそうな2人のいけない恋物語を基本は俯瞰で撮っていた。

アルバムの中に近い2人のショットが多く、そういう映し方もあるのだな〜と感心。

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ちゃーるすとん

2.5これもキネ旬1位…?

2020年2月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

難しい

話題の柄本佑と瀧内公美の濡れ場は確かに凄い。
大胆という言葉より、濃密、激しく、貪り求め合い…。
特に瀧内は全編の約半分はフルヌードでその裸体を惜し気も無くさらけ出し、可愛い役ばかりやってる昨今の若い女優なら絶対やらないような役を文字通り体当たりで! あの喘ぎ声や悶え顔は本物では?…と思えてくる。
女優魂に天晴れ!

離婚を経験し故郷・秋田に帰省した賢治は、5日後に結婚を控える元恋人の直子と再会。愛し合った記憶を甦らせた二人はかつてのように身体を重ね合う…。
キャストは柄本と瀧内の二人だけ。(電話の声の柄本の父親役は実生活と同じあの人!)
実力派の二人の複雑で繊細な演技も光る。
再会した二人の愛の彷徨。運命が微笑んでいたら、結ばれていたかもしれない…。
東日本大地震後の東北。終盤、日本が再び直面する思わぬ大災害。日本の行く末に、何処となく死生観を滲ませる。
そんな落ちゆく火口のような世界の中で、二人は…。

…と、人の深淵なる内面や男女の性愛を通して哲学を感じさせる上質な人間ドラマではあるのだが、う~ん…自分にはハマらなかった。
決してつまらなくはなかったのだが、非常に淡々と静かで、少々退屈さを感じてしまった。
昼夜問わず性欲の赴くままに、時には路地裏や長距離バスの中でも。気だるい雰囲気も含め、こりゃ完全に往年の日活ロマンポルノの世界。
匂い立つ愛とエロスの物語…と言えば聞こえはいいが、二人の関係は今何かと世間を騒がせ問題・炎上している不倫。
言わば本作は、不倫ポルノ映画である。

瀧内の主演女優賞は納得出来るが、これがキネ旬1位か…。

名脚本家・荒井晴彦の監督3作目。
脚本作では好みはあるが、どうもこの人の監督作は…。
今回も例に漏れなかった。

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近大

4.0"営み"の世界、その果てで

2020年2月7日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

19歳になり、 いよいよR-18の映画で気になるものができ、観賞してきた。

主要なキャストが二人のみ、そこで描かれる世界は、食べることと身を重ねることに、寝ること、人間の"営み"をするのみ。
普遍的でありながら本能的な部分のみを描かれ、"生きること"そのものを体現している。
本能的に生きていく彼らが、日と身を重ねていくうちにさらけ出していく本音、奥底にある思いに、どこか共感できるのだから不思議だ。
東日本大震災や未曾有の災害が多いこの国で、"生きること"を見つけ出そうとする姿、そしてタイトルが成す意味が繋がった瞬間、涙せずにはいられなくなった。
一点の後悔もさせない良作。

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たいよーさん。

3.0官能小説それとも人間の根元?

2019年12月10日
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鑑賞方法:映画館

単純

興奮

正直、きれいに撮ってはいるがAV顔負けのエロ。日活ポルノ的なのかな。
東日本大震災を受けて、刹那的な人生に走る気持ちもわからなくはないが、それには先がない。人間にはそれだけではない力があり、生産性を求めるもの。
この映画にはその部分が見えない。
賢治が歴史や時事ネタにやたら詳しく、結構な社会性もありながら、その日暮らしを続けているギャップがそれを表している。この先どうするのって。
身体的な愛を求められる共感できるパートナーがいて良かったねというだけ。
それに、刹那的な生き方の理由付けに東日本大震災を使うのは、安直すぎるし、被災地の住民に失礼なのではという気もする。
といっても原作が東日本大震災ありきの内容らしいから仕方がないかな。
ただ、エンドロールの曲も気持ちいいの連呼はやめてほしい。作品が愛ではなく本当にエロだけにしか見えなくなってしまう。
まあ、エンドロール見て気付いた親父との共演のおまけと瀧内公美の頑張りに一点かな。

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さんにん@㌦㌦

4.0絶妙な作品

2019年11月23日
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鑑賞方法:映画館

身体の言い分けと称して抑えきれない衝動に身を委ねる男と女。そんな2人に少しづつ感情移入し徐々に引き込まれていく。濡れ場も多く一見つまらないように感じる内容ですが、時間の経過とともに独特の世界観にはまり込む絶妙な作品。
実力派女優・瀧内久美にも注目したい。彼女の自然体で美しい演技は実に素晴らしく、今後も注目していきたい女優。
2019-256

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隣組

2.0火口は、「ほくち」と読むと思っていた。

2019年10月14日
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2人の衝動を血の繋がりに求めるような、安易かつ雑なストーリー。陳腐なセリフ回し。性行為の満足度を声の大きさで表現しようとする低俗性。猥雑、エロチックの映画は、好みなんですけど、映画以前。

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Moriki

1.5単館で演って。って言いたくなりました。

2019年10月12日
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鑑賞方法:映画館

エロ多過ぎ。社会性捻り過ぎ。生産性無さ過ぎ。音楽も苦手な類。オチは御都合、最後までアレ中毒感。ちょっと泣くに泣けない。ごめんなさい。わたくし、全く肌に合いませんでした。退散します。

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bloodtrail

2.5いい大人なのに背徳感を纏ってひたすら性欲と食欲を満たす

2019年10月9日
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鑑賞方法:映画館

主演2人の空気感が良くて、やってる事は結構どうしようもないのに、あぁこんなに自然でいられて身体の相性も最高なんて、羨ましいなと思えてしまう。朝から晩までセックスしまくる様は、セックスを覚えたての少年少女のようで、ちょっと笑えてきてしまったり。
官能的な楽しみをこの作品で感じられるのかは不明ですが、瀧内さんがとても美しかったし、自然な2人のやり取りが魅力的なので、これはこれでアリかなと。

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まだまだぼのぼの

4.0これがR18???

2019年10月1日
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鑑賞方法:映画館

東日本大震災は日本の歴史の転換点になるだろう。日本も東北ももう震災前には戻れない地点に向かっている。これから10年、20年後の日本は、なんとなく「今」が続いた先にあるのではなく、「富士山噴火」後の世界が始まったことをはっきり認識できるだろう。「絆」や「復興」など、口当たりの良い言葉の裏で、弱肉強食、グローバル化時代の熾烈な競争に勝ち抜くため、受験やら就活やらに踊らされているうちに、破局が目の前に迫っている、そういう風景か。
 それにしても、この美しい作品がR18指定とは! この作品は、中学生とまでは言わないが、高校生にぜひ見てほしい。こういう優れた作品を通して、身体のふれあいの大切さを実感してほしい。

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す

3.0滝内さん凄い…

2019年9月30日
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笑える

単純

滝内さん豪快な脱ぎっぷりで何故かいやらしく感じませんでした。とてもキレイでした。
鑑賞時周りはおじさんばかりで少し恥ずかしかったです笑

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パン

1.5脚本がダメ

2019年9月28日
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鑑賞方法:映画館

小さな映画館でしたが、イビキをかいて眠っていた人がいました。私もうっかり眠ってしまうところでした。
秋田県もしくはその周辺の方でないと理解できない部分があるのでしょう。

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PAK UNTIK

3.5熱演は買いますが...

2019年9月28日
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鑑賞方法:映画館

原作未読。従妹で元カノの直子の結婚式に出席するために田舎に帰った主人公・賢治の二人が、やけぼっくいに火が付いたように肉欲に目覚めるお話。ストーリーがあるようで無かったかな。体当たりの熱演に+0.5点。

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ホワイトベア

4.0三大欲求を気を使わない相手と。

2019年9月18日
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鑑賞方法:映画館

セックスして、食べて、寝て。
三大欲求を獣のように満たす2人が羨ましく思えた。
世間から見ると結婚式目前の直子と元カレけんちゃんとの関係は不届きな関係以外何ものでもないけど、身体が求め合い離れられない関係も素敵だな。
世間でいうと"ただのセフレ"だけど2人の本当の気持ちや葛藤が描かれてて2人には幸せになって欲しいなと鑑賞中思ってた。

にしても最後はてっきり直子が妊娠するかと思いきやしなかった。あれだけ生でしてると出来そうだけどな..

レビューでも書かれている方が多いですが女性客多し。
5.5割女性(20~60代)4.5割男性(50,60代)

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cocoまる

4.5愛があるSEXって気持ちいい

2019年9月16日
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海外映画の田舎の風景がすきなのだが、この映画の田舎の風景も、良い空気をだしていた。
舞台が、チャラチャラした都会ではなく、田舎であるから愛とSEXのテーマが際立つ。登場人物が二人であることもテーマを際立たせている。
SEXやピロートークが生々しいので、自分が感情移入できた。
SEXがテーマなのか愛がテーマなのか、やはり愛があるSEXは気持ちいいということだと思い起こさせてくれた。自分もあの時に戻りたいと強く思った。
戻るとけんちゃんより大変だけど。羨ましい。

追伸: 火山がテーマならば阿蘇山と肥後女でも違った映画ができそう。

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morihide

5.0こんなラブストーリー初めてだ

2019年9月14日
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鑑賞方法:映画館

食べて寝てセックスしてというだけなのだが、、、官能的だがいやらしさは感じられず、魅惑的な作品だった。
R18って確かにそうなんだけど、食わず嫌いは勿体ない。もっと売れても良い映画だ。
ここまで必死に恋愛ってできるものなのか。自分はもっと穏やかな恋愛しかできないなぁ。
ケンちゃん、ただのダメなプー太郎にしか見えないのですが、そんなに魅力的ですか?笑

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あいわた

2.0高校の文化祭作品?

2019年9月14日
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鑑賞方法:映画館

単純

役者の奮闘ぶりは認めるし、彼らの責任ではないのだがそれが作品の質に繋がっているかと言うと、完全に空振りに終わっている。
ラストの幼稚な終わり方は、まさに高校の文化祭作品のよう。音響も立体感、空間がまるで感じられず波の音もセリフもあの時の声も同じ平面から聞こえてくる。
前半に散りばめた疑問に対し、本の文章そのままのように、だらだらセリフで説明されてもねえ。低予算なのかもしれないが、カメ止めには及びもつかない。
数ある肝心?の場面もリアリティが全くない。
感じているのに乳首は普段どおり、絶頂期にも顔や首筋が紅潮するでなし、バスの中でタオルを敷くらい気が回るなら、抜いた指が濡れているくらいしないと。
ということで、色々気になって没入はできないけど、時間がたっぷりあって1000円なら話の種にはまいっか。

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まこと

5.0下田逸郎のlove song

2019年9月12日
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鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

いい映画でした。面白かったです。

特に冒頭の唄「早く抱いて」
最高でしたね。

いや、迂闊でした。
下田逸郎さん昔から大好きで遺言歌から随分レコードも持ってるのですが、この曲は初めて聴きました。
最初声だけで、誰だろう?と考えて
そうだ、石黒ケイちゃんだ!と思ったのですが
なんと伊東ゆかりさんでした。
いやいや、凄いです。
また曲がこの映画とぴったしだし。

今夜は「ちょっとホット」なんか聴きたい気分。

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ダラ

2.0生殖の行方

2019年9月11日
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鑑賞方法:映画館

女優の裸で客をつる映画かと思って最初は興味がなかったが、故郷の秋田を舞台にするということで足を運んだ。
秋田の玄関引き戸の音、あー秋田だ、と。内装の部材、間取り、柄本佑の実家は秋田に多くある典型的なつくりで懐かしかった。
柄本佑は秋田弁がうまかった。多分、瀧内公美は発音ができなかったのだろう。母音が違うからね。

震災の話が出てきたとき、最近この話題を映画にすることが多いなと、話題の強引さを感じたが、実はそうではなかった。震災のときの傍観者だった秋田をうまく表現していたと思う。もちろん、ボランティアなど協力したひとも少なくないだろうけれど、秋田は何かにつけて傍観者であったような、そんな孤立感を感じていた。

戊辰戦争のときは東北の中で新政府側についたし、“やませ”の吹かない秋田は岩手、宮城に冷害が起きてもほとんど被害を受けない。そして今回の震災もそう。「東北」とくくられるなかに秋田はなにか”悲劇とは無縁”の居心地の悪さを感じてしまう。
そんな第1次産業の豊かさにかまけて戦後の高度経済成長、バブル経済などの好況からは取り残され、テレビで流れてくる「日本」はべつの国のことではないか?フィクションではないか?と思うほど日常と乖離した世界だった。おそらくこの映画に出てくるような富士山の噴火や首都直下地震、東南海地震など、日本に壊滅的な事件が起きたとしても、秋田はまた傍観者のように日々暮らすことだろう。
厳しい冬をじっと黙ってしのげば豊かな大地の恵みを享受していける、テレビに映っている繁栄や時代を追い求めさえしなければ。そうするうちに、子供達は故郷を離れ、空き家の町となり、そして人の代わりに熊が里にやってきた。

そんな人生に多くを求めない土地柄で性愛を欲望のはけ口とした逸話は郷土書の棚をみれば散見する。実際にそのような県民性と言えるかはわからない。子供のときにしか秋田にいなかったせいだろうか。性欲に溺れている郷土の知人は一人しかいない。それが他県より多いのか、少ないのか。

「身体の相性がいい」とは実際にあると友人から聞いた。男が一方的にやりたいのはわかるが、相手もそうらしいとのこと。それは幸せでなによりだ。この映画に出てくるような性のむさぼりはあっても不思議ではないし、目新しいものでもない。食と排泄、生と死(盆踊り)、動物的とも言える根源的欲求をさらけ出しても、この映画に嫌悪を感じさせないのはさすがだな、と思った。写真をとる性的嗜好とそれをとっておく嗜好。この性における男女の微妙なずれがこの歳になっても未知の部分である。
お互いの身体を求め合う時期はどのカップルも経験することだろう。だが、そのあと、とくに子供をもうけてから、女性は裏切りのように性欲を拒否するようになることは少なくない。予想外の豹変に男は困惑するばかりだ。この映画の幸せな性愛、瀧内公美の子供願望は原作者、脚本家など、男の想像の範囲だが、なんだか最近これらがあやしい。

川上未映子や村上紗矢香を読んで、「産む性」に対する違和感が女性の中にあると知らされた。女性が時折見せる性愛への嫌悪がこのためかもしれない。
人工授精はすでにできる。人工子宮ができれば女性はそれから解放されるかもしれない。女性はそれを望んでいるのだろうか。
女性の本願は「男性の欲望からの解放」なのか。古代では文明を築くために略奪の対象だった。宗教的戒律、恋愛という昇華のもと、暴性は否定されてきたがロリータ・コンプレックスなどの異常性癖は文学として存在を認められつつも、法は否定している。男はロマンスだと思っていたキャリアがらみの恋愛は#MeTooで大きな勘違いだったと。普通の恋愛をしても、実は性愛は求めていないのではないか。子供をつくるためにも、できれば性行為はしたくないのでは。男性社会が作り上げた「恋愛像」、「家族社会」を女性に擦り込んで、実は南アジアの集団レイプと変わらないことを品良くやっているのが現代社会なのかもしれない。モア・リポートの「女性の性欲」など本当は社会習慣が作り上げた幻想で、本当は単性生殖、アマゾネス社会を求めているのではないかとすら考えてしまう。
「望まない妊娠」から「望まない性行為」からの逃走。「草食系」はそんな時代の男の進化なのかもしれない。

瀧内公美の性欲は男の幻想か、女の秘めた願望か、どちらに属するものなのか悩ましい時代になった。

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かぴ腹

3.5すればするほどしたくなる

2019年9月11日
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鑑賞方法:映画館

気になってしまうと何でも凝ってしまう。
特にこの行為は。
彼女の好意で彼が生き返るのか?
いや、グータラなままで破局するのが目に見えてる
それを富士山の唐突な設定でごまかした様な・・・・・

二人の気持ちの映画としてとてもよかったと思います。
が、最初の写真が本当にあるとは・・・・・
簡単に撮れるレベルの写真でないことは素人でも歴然。
萎えさせますので、誰かも書かれてましたが、回想シーンとして欲しかった。

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シネパラ
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