天気の子のレビュー・感想・評価
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セカイ系への新しい回答
「セカイ系」にどっぷりとつかった世代として、映画の中盤にかけてはオチもそのような(ヒロインの喪失と世界の修復)結末を予想していました。
しかし、そこから「取り返す」方へと物語は一気に舵を切った。
「この世界はそもその狂っているのだから」と答え、壊れていく世界よりヒロインへの恋心を選択した。
これは、大人が見れば素直に納得できない結論だと思います。事実、沈没した東京では被害もたくさん出ていることでしょう。
ですが、それは主人公が悪いのでもヒロインが悪いのでもない。
そして何より主人公は大人になろうとあがいている「子ども」でした。だからこそこの決断ができたし、私も受け入れることができたのだと思います。
前作「君の名は」は大作でしたが、それすらも助走だったと感じます。前作では時間を振り切ってヒロインを救うためにひた走りました。
そして今作では「セカイ」そのものへ、ヒロインを救い出すために挑戦状をたたきつけた。
結末に賛否両論があると監督は述べましたし、実際そうなのかもしれません。
が、この物語にこれ以上の結末を用意しようとすることは無粋でしょう。
ひたむきに走り抜け、勝ち取った「ヒロインのいる世界」こそが主人公にとってのトゥルーエンドだと。そう感じ、いっぱいいっぱいになりました。
この世界は狂ってるんだからさ
君の名はの次回作は!?の期待を一身に背負った本作。もはや割り切って作ってらっしゃったのかなと思うくらい、構図や展開が似ている。
というか、敢えて同じにして若干を変えている?
1.自然災害による大変動
2.架空世界と現実との行き来
3.主人公の日常の描き方 etc
君の名はのキャラがカメオでも何でもなく出演してますしね。そこは、あれだけの作品の後なのでまぁいいか、とします。
主人公の保高くんの事をあまり好きになれないのが見ていて辛かったです。
自分をごまかしていた(のかな?)理由はよく分かりませんが地元の島では息苦しい生活だった、の一言で彼の背景は終わり。
説明っぽいのも嫌ですがあまりに極端ではないかと。
そんな彼が最も大切な人に再会するため、そしてその命を守るために割とハチャメチャに、ルール破って世界の形も変えちゃうぜ!!
というストーリー。
そもそも今の世界は昔から見たらありえない世界で、私たち一人がエゴになってもそれはそれでアリなのさ。というメッセージを受け取ったのですが、出来れば主人公の事は応援したいので、彼の深掘りはしてほしかったです。
大変勢いのあるストーリーで、映像美も持ちきれないほど。パワー溢れる作品ではありましたので星3つ。
「君の名は。」以上❗️
正直見る前は「天気ってなんか地味」と思っていて「君の名は。」は絶対超えないだろうなと思ってました。
「君の名は。」のキャラクターを序盤出しまくって「ん?」と思ったんですが、内容は想像
を遥かに超えて面白く各登場人物それぞれの心情の変化がとても魅力に感じました。
さらにエンディングも最高で、さすが新海誠監督だなと感じました。
迷っている方は見ることをお勧めします☀️
高校生の私からしたら凄く良かった
本当に良かったです!!
大好きな作品になりました!
流石新海誠さん、画がいいのはもちろん、
音楽のタイミングもリアリティがあったところも全部!
特にグランドエスケープに感動しました、
主人公の2人の声優さん凄く凄く良かったです!!!
映画中みんなが書いてるような疑問は
色々ありましたが、
全部ひっくるめて、大袈裟ですが
今自分が色々感じてることを
片付けてくれた気がしました。
高校生の私からすると、
周り見えずに突っ走っちゃうこの感じに
すごく共感したし、羨ましかったです、
周りに迷惑をかけても結果大丈夫だ!ってなるところが批判されていたりしますが、
周りのことだけじゃなくて
自分のために生きていいんだよ
ってゆうメッセージを
感じました深読みし過ぎ?
でもそうゆうことなのかなあと思い
それも含めて全部全部良かったです!
大好きな作品になりました!!!
作品に関わった全ての方に、作ってくださってありがとうごさいました!!!!!!!!!
泣きました!笑いました!
最後に!凪が大好きです!!!!!!!!!!!!!!!求婚!!!!!!!
115分間はつまらないが、最後の5分で傑作!
なぜ、天気を題材にしているのかがいまいち明かされぬままラストへ。
話は単純でところどころツッコミどころもあり(おいとまとか言う単語わかものが使わないだろ!など)。
ところがラストの「昔は江戸は海だった、元にもどったんだね」というばあちゃんの、「世の中は狂ってる、かましてこい」という圭介の、「このままでいいんだ」という主人公の台詞ですべてを回収。
今ある常識なんて未来や過去にとっては非常識であるかもしれない。
だからこそ小さなことを気にして必ずしも雨(世間では煙たがられる)を晴れ(世間では歓迎される)にかえる必要はない。
自分がここで言う雨のような存在で、変わっている人間だとしても、このままでいいんだと思えた。
雨のままだっていい、あなた(本当の自分)と一緒にいられるのなら。
また、人工的に作り替えた今の江戸が、必ずしも美しいとは限らないかもしれないとも考えさせられる。
メモ:振り替えると雨を晴れにすると、愛する人を失うことに気づいた主人公がラストまで駆け抜けるシーンは爽快。
なんじゃこれは?
「天気の子」観てきた。
寝そうになった!
は?これほんまに新海誠が作ったの?
が、正直な感想。
わざわざお金を払って、時間を作って、「新海誠」の映を見に行ったのに、なんじゃこれは!というのが正直な感想。
失望した理由下記
・登場人物の行動理由がないため、キャラクターに全く感情移入できない。
どうして男の子は島から出てきたのか?
生活基盤がある場所から「光に追いつきたい」だけで島を出るか?
たまたま拾った拳銃にはさぞかし曰く因縁があると思いきや、は?
ただ追わせる対象の警察をねじ込むためだけの無理な伏線。
女の子が、今にも死にそうなオフクロをほっといてわけのわからんビルの屋上に行くか?(星を追う子の親孝行な女の子が、いきなり日常生活を捨てて先生とアガルタに行くのと同じ! キャラクターに行動の理由がない!)
警察署から逃げ出す? 剣道柔道の有段者がゴロゴロしてる警察署を中学生が運よく逃げ出す? は?
男の子が警察署を出たら乳ボンねぇちゃんがたまたまバイクで走ってて乗せてくれる? は?
娘と暮らしたいオッサンと就職希望の乳ボンねぇちゃんが、警察に捕まってでも男の子を逃がそうとする動機がない! (もしあなたなら自分の生活を犠牲にしてそんなことするか?)
動機がない者の行動には全く感情移入できない!
与える課題に無理があるし、解決方法も即物的でむちゃくちゃ。
(曲がりなりにもSFやろ!嘘はひとつや!!)
・今まで流行ったアニメのシーンのオンパレード!!
(オマージュでっか?)
◎うさんくさいオッサンが廃墟で活躍→「化物語」の忍野メメ
◎消えてしまいそうな彼女を助けるために世界を滅ぼしてもかまわない→
「エヴァンゲリヲン破」のサードインパクト。
◎雲の上で彼氏彼女がイッチャイチャ→「天空の城ラピュタ」、
「長靴をはいた猫」。
◎三葉と四葉と瀧とテッシーとさやちんを出しとけばええと思ってるやろ!
・雨・雲がテーマやろ?この映画。
なんじゃこの雨粒、水面、雲の描写?
言の葉のクオリティーはどこへ行ったんじゃ?
遠近感のないのっぺりした雲背景だけ置いて、そこでスイミーみたいな竜が躍る?
手を抜くにもほどがあるぞ!
そんなもん見に行ったんちゃうわ!!
物語の根底にある、切ってはならない普遍性を切って、一般受けするように作った「君の名は」。
我々ファンはそれでもいいと思って許してきた。
ストーリーとしての作家性は犠牲にしても、新海誠の目を通した美術としての作家性が見れればいいと思ってきたから、「君の名は」は許した。
が、今回の「天気の子」?これは何だ?
今まで通底して描いてきた「想いあう男女がとんでもなく引き離されても、なお想いを残し、それでも日常をこなしつつ前に進む姿」にこそ感動も共感もした。
しかしそこから、映画を売るために、物語の普遍性を壊して万人受けするようなハッピーエンドをこじつけ、さらに残された作家性の背景美術まで地に落とすのか!
プリキュアのほうがマシ!
失望した。愛想が尽きた。
第二の「君の名は」を求めて期待はずれだった人に向けたレビュー
「君の名は」は、細田守監督がそうであったように、新海誠監督の作品が国民的アニメーションとして受け入れられるブレイクスルー的な作品であった。
日本の歴代興行収入4位まで上り詰めた「君の名は」の続編に対する期待値が尋常ではない高まりを見せる中、遂に公開された「天気の子」は、果たしてそのハードルを越える、ないしは大衆が求める内容であったのか。
結論から言えば、「天気の子」は万人が諸手を挙げて高評価を付ける作品ではなかった。
それもそのはずで、「君の名は」がクライマックスの最大のカタルシスである再開に向けて伏線を巡らせ、徹頭徹尾ストーリーに重きを置いた作品であるのに対し、今作の「天気の子」はティーンエイジャーの2人の成長を主眼とした、より一層ボーイミーツガール色の強い作品であるからだ。
高い完成度を誇る「君の名は」の起承転結に魅せられたファンは、今作のストーリーに些かの物足りなさを感じると思われる。
陽菜はなぜ天気を操れるのか、帆高はなぜ島から抜け出したのか、なぜ東京が水没したままエンディングを迎えるのか。
新海誠監督が世に求められる「君の名は2」というべき作品を作ろうと思えば、すべてに説明がつくストーリーを組み立てられたであろう。
今作の肝は、「実はファンタジーではない」ことと「子供でも大人でもない2人の成長」だと感じている。
今作は予告の段階で非常にファンタジックな面が強調されていたが、あれはミスリードを誘うものだと考えられる。劇中、たしかに陽菜は人々に晴れ間を見せたが、ファンタジーの中核である「雲の上の世界」や「透明になる体」「空を飛ぶシーン」の全ては主人公の2人しか認識していない。これは、本当に現実のことなのかどうか、観客に問うているのではないか。
劇中で老人が「歴史の浅い人間にとっての異常気象は所詮天気の気まぐれのレベルである」というような話をしていたが、まさに今作の答えを示している。「天気を操れる」「人柱として鎮める」が全て空想であれば、雨を晴らしたのは偶然であり、陽菜は空に消えたのではなくホテルから鳥居に向かっただけで、2人がどんな決断をしようと3年にわたる長雨は降り結局東京は水没していたこととなる。
だとすれば、「天気の子」は何を伝えたかったのか。
「大人になりきれないティーンエイジャーが、間違った手段を経たとしても葛藤を乗り越えて未来に向かって成長することの美しさ」ではないだろうか。
舞台装置である劇中のファンタジー要素を全て取り払って観れば、親を失って弟のために滅私の覚悟で働く少女と、居場所を無くして逃げてきた少年の、ボーイミーツガールのシンプルな話となる。
各々の形で「大人への憧憬」が描かれ、居場所となる大切な人の存在を知り、間違った手段に対する罰を受ける。
こうした成長の物語の果てで、人柱なんてものは無く結局はただの天災で沈む東京の中、3年前の誓いの通りに2人で未来に進むことを改めて決意する。
大きな災害に見舞われた平成を振り返り、人の理を超えた天災を我々はどう乗り越えて希望を見出していくのか、そうしたエールも物語の根底にあるのではないか。
鑑賞直後の雑多な感想で申し訳ないが、言葉は多く無くとも、とても純粋なメッセージが込められた映画だと感じた。
薄さを感じる要所の数々
正直言って、君の名はの方が良かった
あちらは映像と音楽と盛り上がり、細かくなりすぎない設定の相性が良かったと言える
まず今回は
■主人公
子供、子供ですが、子供だからというにはあまりにこちらが
そんな事しちゃう????となるような数々
がんばれ…!となる前に、いやいやそれはちょっと…という展開の連続。
自分のエゴの押し付けや、そりゃそうだ、と言いたくなる訴えが多く
この時点で完全に感情移入ができない。
それは私が大人と言われる年齢に値するからなのか?
いや、それにしても自分勝手すぎると感じる
更には家を出てきた理由も思春期特有のそれすぎるので
応援や、辛かったね、と励ます、いわゆる主人公へと気持ちを乗せる事ができない
始終、自業自得なのでは?という感情が湧き、主人公に寄り添う事ができなくなる
■巫女設定
とにかくこの設定が甘すぎて
その能力による反動や、動機から始めた反動の侵食が
これもまた、自業自得なのでは?になってしまう
まず授かったあたりがふわっとしすぎている
願ってしまったから、と言っていたが
母親からのあの腕輪が関係あるのか?それとも私が見落としてる所であったのだろうか
個人的にはその能力や、使っていくことにプレッシャーや負担を重ねていったならまだしも
反動があるのか、と明確に察する事ができるのは中盤過ぎの
「彼女も疲れてるようですし」
あたりだと思われる
つまり、唐突にやってきすぎる。
あ、そうなの?となってからの侵食が早すぎて感情が追いつかなくなってしまう内に
消えてしまった
そこに涙も出ないので
感動的に思われる演出や音楽にも置いてけぼりにされて
結果、主人公が言う
俺はあの人に会いたいだけなんだ、の台詞にも
重みが無い
いやだって
その代償ってお小遣い稼ぎから始まっているよね、と思う
ゆくゆくは依頼する人の喜ぶ顔や、役目というものを見つけた達成感によるものには変わったが
それって別に世界に支持された訳でも無理矢理続けた訳でもないわけで
やはりそこには同情や、がんばれ、という応援の感情がわいてこない
恐らくはそこまで世界を救う、的なものにしてしまうとファンタジー色が強すぎるので
そこを一般向けに誰かの願いを叶える、それをネットで集う、という現実的なものに繋げたのだと思う
思うけども、
もう少しこの能力に向き合って付き合っている場面があっても良かったのでは?
特に前半のここらへん必要だろうか?というシーンを削って作っていればもっと違ったんだろう
■まとめ
とにかく、私が感情移入できる要素が無かったと言える
唯一、寄り添えるとしたらライターの須賀さんだ
だからこそ彼に銃を向ける主人公は、何してるん?となってしまう
警察に刃向かうのも
いや、銃発砲したらそりゃそうだ
家出してきてたらそりゃそうだ
なのに、消えたヒロインの事に対し、知らないくせに!とキレる姿も
そりゃ知らんだろ、となってしまう
恐らく能力や主人公がメインで進む話だからこそ
この付いていけないままの自分と、エンドロールに突入し、終わってしまう作品との距離感にモヤモヤして
何も感じず終わってしまうのだと思う
とまぁ突っ込みどころはまだまだあったりする
貧乏さがあまり感じられない生活の感じとか
異常気象って晴れにするのを連発したから起こってたのかと思われる演出や
主人公のいまいち成長したのかなんなのか??っていう全体像とか
ラノベから引っ張ってきたみたいな台詞回しとか
前回の作品のキャラをあそこまで出張らせて使うのは違うだろう、とか(人混みに少しだけうつりこむとかの方が良かった気がする)
何から何まで突っ込まざるを得ない。
これはこうです、とテロップをはられて見させられてる感が否めなかった
ほらこうでしょう?だからこう思うでしょう?といった感じだ
それというのはある程度はベタな演出でも
伝れば自然とそういった感情が湧いてくるのではないだろうか…
それがこの作品に関してはどこにも感じられなかった
そこまで深く見ない、と言われてしまえばそれまでだが
個人的にはあまりに、与えられるものが少なかったと言える
手錠の意味は?
レビューというか、質問になってしまいますが…
最後の方で、帆高が刑事に手錠を掛けられ、そのまま陽菜の救出に向かいますが、その手錠は、天空から地上に落ちる際に離れ離れにならぬように、片方を陽菜にも掛けるのかな?と思ったらそんなこともなく、ただ中途半端に帆高に掛けられたままでした。あれは意味があるのでしょうか?掛けないのであれば、無理に掛けなくても良かったのではないでしょうか?
あと、そのあたりでは陽菜が自分より年下と言うことが判明し、また緊急事態であったため「陽菜!」と呼び捨てにしていましたが、3年後再開した際にはまた「陽菜さん」に戻ってしまいました。それがすごく残念でした。あれは何ででしょうか?
尻切れ蜻蛉感が否めない
映像はさすがの美しさでした。
音楽も、前回の方がキャッチーなものが多かった気がしますが、良かったと思います。
しかし惜しむらくは脚本。
パンフレットで新海監督のコメントを読み、あの内容には納得しました。
主人公たちの法を逸脱した行動も、一応意図があってのものだったのでしょう。
ですが、「調和が失われた世界で新しいものを産み出す」話とするには、「新しいものを産み出す」という部分があまりに希薄ではないかと思います。
雨が止まなくなった世界でも変わらず人々が暮らしている様子は描かれていましたが、「新しいものを産み出す」と言うには弱いような気がします。
「これから新しい何かが生まれそう」ではありますが、実際に何かが生まれた瞬間はこの作品では描かれていません。
あと少し、先が見たかったと思う作品です。
前作好きならいいのでは?
君の名はに感動したわけでも、新海誠監督の作品が好きなわけでもない。
相変わらず背景はきれいだなーってことと、個人的に馴染みの深い場所が多いなってこと、そしてやたらと実際の商品や看板が出てくるなということが印象に残った。ヴァニラの宣伝カーなんてよく使うよ。
そして話は毎度のことながら共感しづらい。帆高が家出した理由が最後まで語られないのは致命的な気がした。彼の閉塞感がわからないんだもの。陽菜も最後まで不思議な少女のままだったな。なんで親が亡くなったあとも二人で住んでいるのかわからない。
全くダメ!面白くない!とまではいかないが、正直大した評価はできない。
新海誠作品らしさがなかった。
新海誠作品はほぼ全て観てます。
新海誠作品はキャラクターにどこか感情移入出来てしまう作品がヒットしている気がします。今回はどのキャラクターにも感情移入出来なかった。
作画は本当に素晴らしかった。しかし君の名はに引っ張られすぎ、いつもの新海誠作品じゃない。
とりあえず疑問点書いてきます。
なぜ主人公は最初の船のシーンで土砂降りの雨の中に出ていったのか、雨に濡れるのが好きだったのか??あのシーンについては劇中説明されておらず、謎。
なぜ主人公は家出したのか理由がはっきりしない。なぜ帰りたくないの?地元の何に嫌気がさしたの?
なぜ少年は光を追いかけていたのか?
鳥居をくぐって願うと誰でも空と繋がってしまうのか。何の事情も知らずに晴れてと願って空と繋がってしまうヒロインはただただ不幸なヒロインとなってしまった。
また、終盤主人公も空と繋がっちゃったので、結局誰でも空と繋がれる説。
なぜビルの上に鳥居があったのか。あれは何なのか。
主人公が拾った銃は誰のもの?どうして銃がそこに捨ててあったのかふんわりした描写でしか説明出来ていないため、しっくりこない。
雑居ビル内でヒロインが主人公に対してサイテーといいつつもケロッといきなり優しくなったシーンでヒロインの心境の変化がよくわからない。ヒロインがサイコパスなのかと思った。
ヒロインと弟が子供だけで東京で暮らすようになってしまった経緯は何なのか、母親が死んだ後は普通なら葬儀があり親戚の家などに行くかどうするかなどの描写が普通なら必要なのでは?と思った。
小栗旬さんのキャラクターはなぜ家出少年と知りつつも、ひきとるという名目ではなく何の事情も聞かずいきなり会社で働くよう強要しているのか。普通の大人の考え方ではない。ファンタジーとしても非現実的すぎて話についていけない。
最後警察に追われるシーンでまず主人公はなぜすぐ行かなきゃダメなのか、とりあえず事情聴取受けてからじゃダメなのか。
逃げている最中どこからともなく集まってくる助っ人達。彼らはいつの間にスタンバイしてたのか。あまりにも助けにくるタイミングがバッチリすぎて笑えた。主人公の体にGPSが仕掛けられていたのかもしれない。
そして線路内を走る主人公を呆然と見ている作業員さん達。電車が止まってるとはいえ、とりあえず呆然と見てないで追いかけてください!
主人公が少年というのもあるがあまりに行動が自分勝手で謎。
どんな理由であっても銃を大人に向け発砲してしまうのは人としてどうなのか。
また銃を向けるに値する理由でもないのが一番の違和感。ヒロインを助けるために何かと銃を使って人の道を踏みはずそうとする主人公の描写は本当にそれでいいのか。
何度か主人公は大人に対して銃を向け発砲しようとする描写があり、そういう意味でも教育的に良くないのでは。
最後少年少女が、東京を水没させてしまった。
自分達の「愛」のためなら、世界がどうなろうが関係ないというような「愛」とはそうゆうものなのだ。というメッセージがあったのかはわからないが、にしても投げやりに終わらせすぎている。そんな不幸な「愛」を救済する描写が最後あっても良かったと思う。
こんなに書くのはそれだけ新海誠作品が好きだから、次回作に期待してます。
残念、期待はずれ
ひとことで言って 君の名は の焼き直し。セルフカバー。
新海監督に特に思い入れはないので単純に面白いかどうかの評価です。
前作はとても楽しめたんですが、今作は前作の要素があまりに多すぎる。というか構成も含めほぼ同じで劣化盤。他人が作ったらただのパクりとなるでしょう。
だから前作知らなければつまらないことはないですがそういう人は少ないでしょう。
映像はキレイだし人物画もいいので残念です。
違う感じの作品がみたいです。
爽やかだった、ひたすらに
映像美が素晴らしい、特に水の表現と花火のところ
そういった意味で視覚的な感動はあるのだけれど・・
今までの新海作品は距離感と喪失にひたむきに向き合っていた。
時間、空間、国境、年齢、成熟により変わっていくもの、忘れていく記憶、そういった茫漠とした断絶、どうしようもない距離が、等身大の現実として突きつけられていた。
だから、喪失を痛み、強く乗り越えようとしていた。
なぜだろう、天気の子は、それが薄いような気がする。
今までは、本人ではどうすることもできない距離に葛藤する姿を丁
寧に書いてきたはずだ。
宇宙規模の距離間で想いをつなぐこと、
国境を超えて昔諦めてしまった約束を果たすこと
昔なりたかった自分と決別すること
地の果てで喪失の痛みを受け入れること
背伸びしても届かない年上の女に青臭い想いを伝えること
時も記憶の喪失も超えて想いを紡ぐこと
子供だけの逃避行と社会秩序との矛盾を思いの強さだけで乗り切る姿を、一途ととるか、無鉄砲ととるか。
彼女を迎えに空へ行くことに、主人公はどれぐらい葛藤しただろうか?
取って付けたような警察との逃走劇、
真夏の水浸しの都心を掛ける姿は爽やかだし、爽快。
世間も気にしない程に一途で、だから抜群に浅かった。
街が海に飲まれようが、最後まで社会との結びつきは薄く、透き通っていた。
総じて、爽やかだった、ひたすらに。
エンタメ映画の難しさ
君の名は。がエンタメに特化した作品であったのに対し、今作は新海要素が若干強まり相対的にエンタメ感が少し薄くなりました。
とはいっても基本はエンタメを意識した作品ではあると思います。
・相変わらずの絵の美麗さ
もはや新海監督のお家芸と化した圧倒的な絵の美麗さ。
東京だけでなく、日本全国の都市を彼に描いてもらいたいです。
・ヒロインの魅力
前作に続き、ヒロインがすごく可愛いです。
ビジュアル的なものもそうですけど、彼女のいじらしさ、健気さはザ・アニメヒロインと感じます。
本来15歳であるはずなのに、余計な心配をかけたくないと年上ぶる……あぁ健気。
まさに童○の好みそうなヒロイン。(褒め言葉)
カワイイ。
・薄められたセカイ系
今作は新海監督が好きなセカイ系の話でした。
ただし何倍にも薄められたセカイ系です。
普通のセカイ系ならば世界が破滅するとか、何万人も死ぬとかの事象をヒロインの命と引き換えにするのですが、今作はヒロインの命(?)と引き換えになるのは東京の正常な天候なのです。
実際には雨が止まなくなるってかなりヤバイですけど、作品内の描写的には雨が止まなくなってもそれなりにやっていけてるので、まぁ危機感は薄い。
・子供過ぎる主人公
おそらく賛否が分かれるのは主人公の人物像ではないかと。
恵まれた家庭環境でありながら「閉塞感がある。」という理由だけで東京に家出をする。
偶然手に入れた銃をその場の激情でぶっぱなす。
陽菜が消えたことに動揺し、大人への説明?意思表示?があまりに意味不明(そら精神鑑定言われますわ)。
どう見ても上手くいくはずないのに逃避行をする。
15歳でありながら大人っぽく強がるヒロインと比べて行動のすべてが子供すぎるのです。
ただ、これは視聴者である神の視点から見た感想とも言えますし、年上にも関わらず主人公がヒロインと比べて子供であることを強調したとも言えるかなと。
ただ見ていて気持ちのいい主人公でなかったことは確かかと。
あと見た目も幼過ぎるし、通行人Aみたいな顔なのも微妙。
前作の瀧くんも三葉に会いたい一心で行動していましたが、イケメン度が段違いです。顔も。
・終始暗い
ストーリーのことではなく、映像として。
テーマが雨なので仕方ないのですが、基本雨なのでどうしても画面が暗いです。
まぁそのおかげで晴れた時が美しく映えるのですが。
・微妙にリアルな生々しさ
生活のことだったり、ヒロインがいきなり水仕事をしようとしたり、引き離された子供を引き取るための打算とか……。
いや悪くはないんですが、絵の雰囲気には少し合わない気がします。
なんというか深夜アニメのノリで、一般受けはちょっとしないかと思います。
・ラスト
これも賛否の分かれるポイントでしょうか。
普通のエンタメ映画なら「ヒロインは帰ってきた! 天気も何故か(或いは死んだ母親が助けてくれて)正常に戻った! めでたしめでたし!」で終わっていたでしょう。
しかし今作はヒロインが帰ってきた代わりに東京が雨の止まない土地になって沈んだ……
かなり思い切った結末を描いたと思います。
それはヒロインを助けるために東京を犠牲にする選択を取ったことがというわけではなく、その選択肢があまりに地味であるということです。
先述したように現実なら東京の雨が止まなくなるってかなりヤバイんですけど、絵面が地味。
むしろ沈んだ東京が美しいまであります。
要はその究極の選択が究極じゃないんですよね。
雨が降り続けることによる今後の悲劇性が劇中で特に言及されていませんし、実際結末は住みにくくなったけどまぁ普通に生活できています。
あれ? これ迷う要素無いよね? 少なくとも主人公たちは。
そりゃその他大勢の人たちが聞けば「お前が犠牲になれよ!」ってなるかもしれませんが、周囲は真実を知りませんからね。
というかヒロインが巫女になったのだって、言わば偶然の産物なわけで……。
ヒロインが晴天を願おうと願うまいといずれは空と同化していたっぽいので、彼女に責任は一切ありません。
まぁ実際主人公はヒロインを助けて東京を犠牲にすることを一切迷ってなかったですし。
・エンタメ映画を描く難しさ
前作の君の名は。ってすごく好きなんですけど、正直それでも「あーこれは一般受けする、売れる作品を作ったなー」とは感じました。
パンフを見る限り新海監督もそれを感じていたようで、今作は自分の描きたいものを作りつつ、やはり観客受けするように意識しながら制作していたようです。
ただ同じ作品だと飽きられるから、迂回しつつ違う着地点に……。
自身のアイデアをスタッフに却下されながら(笑)
「売れる作品を意識して作れば評価が高くなる(評論家除く)のは当たり前!」だと正直思っていた部分もありました……が実際は売れて尚且つ評価の高い作品を作るのは難しいのです!
今作では高評価している人の中にも「賛否両論になるだろう」と評価する人が結構います。
君の名は。には高評価している人の中に「賛否両論になる」なんて評価をしている人はほとんど見ませんでした。
とある評論家さんは「プロデュース力すげーわ」と言っていましたが、そのプロデュース力だけでは、やはり売れる作品は作れません。
そういった意味で、君の名は。って傑作だったんだなと感じました。
色々長々と書きましたが、自分は面白かったと思います。
間違いなくもう一度観に行きますね。
次回作も楽しみに待っています。
素晴らしい映像美
土曜の午前中に情報番組で出てたので思い立って観てきました。
美しい映像を大画面で見たい!そしてRADWIMPSの曲とどう絡み合ってるのか見たい!の2つだけ期待してました。
結果としてはもう大満足です。もう美しい、感動、号泣しました。特に好きだったのが、RADWIMPSと三浦透子さんの曲!CMでも見てましたが、映画館で見て大正解でした。あの映像と曲の美しさは是非劇場で見て欲しいです。
途中CMが多い気はしましたが、大事なスポンサーなら仕方ないじゃないか、と見てました。ラブホの唐揚げくん高すぎるので普通にLAWSONで買います♬
最後に東京沈んだのはちょっとびっくりでした。でも、巫女が人柱では無くなった以上、話の流れ的には自然な流れですよね。そこで今回だけは特別に何もなかった!では済まされないのが自然ですから。
話の内容でいくつか疑問に思う部分もありますが、全体的な流れ、構成、演出では満足でした。次回作楽しみにしてます。
セカイ系、万歳!
オチがかなりしっくり来た。
君の名は。と比べて作品を評価するのは不誠実だとは思うが、君の名は。で一番気になったのは瀧と三葉が歴史を変えて死者を0にしたにもかかわらず代償を負っていなかったところだった。
今回の天気の子は前半の展開が雑なのにクライマックスにがっつり関わっているし、現実部分の描写がかなりチグハグでなんだかなーと思っていたけど、世界よりも陽菜を選んだところにグッときたし、その代償がしっかりと示されていて良かった。
これからずっと2人は生活の至る所で罪の意識を感じながら生きていくけど、世間に恨まれたりするかもしれないけど、それでもいいじゃないか!って相手に出会えて幸せだなと思った。
セカイ系、万歳!
セカイ系アニメの再構築
2000年代、国内のアニメーションは主にエヴァンゲリオンなどの影響で、君と僕の関係がそのまま世界の命運に繋がるような作品群(これをセカイ系という)が非常に大きな力を持っていた。
もちろんこれは当時のアニメやビジュアルノベルを知っているもののみに伝わる共通項で、この手の話に疎い人には全く縁のない話だが、当時の新海誠はこのど真ん中にいた。
初長編の「雲の向こう、約束の場所」にも、こういった要素は見えている。
今作、天気=セカイとみれば、その構造はとてもわかりやすい。セカイを変える力を持った少女と家出少年という組み合わせは鉄板といってもいい。
セカイを変えて、人々を笑顔にする、そしてその代償として、少女はセカイから消える。
少年はセカイよりも少女を選択し、社会を敵に回して、少女を救った。
ラストのシーン。
急に3年飛ぶ。秒速を思い浮かべた方も多いのでないか。
今回、3年飛んだ先で、少年は青年になり、あの出来事は、一瞬の夢のようなものだったんだ、セカイなんて狂っていて、変えられるようなもんじゃない。わかったろ?と小栗旬に言われる。そうかもしれないと、少年は一瞬悩む。
だが、少女を一目みて、いやそうじゃない、セカイを変えたんだ、だがら今がある!と青年は答えを得る。
この展開は、本当に素晴らしいと思う。
人によっては意味不明だし、不快にすら思うかもしれないが、私は素晴らしいと感じたし、きっと、これまでの新海作品を見て来られた方々もきっと同じだと思う。
あと、過去作のキャラが端々に登場するのは、遊びがあって面白くて好きです。
アニメの子
一回きりのスーパーメガヒットだったのか、ポスト宮崎になれるか、真価が問われる新海誠監督最新作。
一般観客やファンや業界でも今年の待望期待作の一本。ネタバレは絶対NG。
実は、あまりあらすじを把握しないまま鑑賞。予告編の感じだと、天気を題材にしたボーイ・ミーツ・ガール×ファンタジーみたいな…?
差し支え無い程度にあらすじに触れると…
雨が降り続ける東京。
離島から家出して来た少年・帆高は、ひょんな事からオカルト雑誌のバイトを始める。今特集してるのは、都市伝説的な“100%の晴れ女”。
ある時帆高は、一人の少女・陽菜と出会う。彼女こそ、祈るだけで天気を晴れにする事が出来る不思議な能力を持つ噂の“晴れ女”だった…!
あのスーパーメガヒットの後の作品なので、色々感想や意見が分かれるだろう。すでに賛否両論状態。
自分としては、あのスーパーメガヒット作の前から見てきた新海ワールドに、今回も魅了。
本作は本作で、また新たな魅力を持った新海ワールドだったと思う。
これぞ夏アニメ!…とでも言うべき、ひと夏の青春。
少年少女の淡く純粋な恋。
超常現象のような不思議。
見た事も無い世界、経験。
出会い、成長、苦悩、葛藤…。
自分は今、何の為にがむしゃらになれるのか。
新海監督の代名詞とも言える圧倒的な映像美と再びタッグを組んだ映像にマッチのRADWIMPSの音楽に彩られ、ユーモアを交えつつ、詩的な感性と繊細な描写。
クライマックスに進むにつれ、予想だにしなかったスケールと世界観と展開に、気が付けばいつしか引き込まれていた。
それにしても、不思議な不思議な物語。
下手すりゃキワモノ的な題材を、よくぞ魅力的なボーイ・ミーツ・ガールに昇華したと思う。
折しも記録的な日照不足の今年。是非とも陽菜に祈って貰いたいと、ついつい。
本当に天気というのは、人の気持ちとリンク。
晴れなら心が気持ち良く、雨なら心が冴えない。
あくまで天気はその言葉通り天の気まぐれなのに、どうしてこんなにも人の気持ちを動かすのだろう。
そんな天気と心が繋がっているように、天気を変える事が出来る陽菜。
何故、そんな力が…?
勿論これは言えないが、その不思議な能力には日本独自の風習が絡むのが興味深い。(ここら辺、あのスーパーメガヒット作と同じ)
そして、その不思議な力故の悲しき運命…。
世界を変えた。偉大な功績を残したとかでなく、その言葉通りの意味で。
そんな事、誰も信じないだろう。
でも、そんな信じられない事が、不思議な事が、この世界に。我々がただ知らないだけで…。
それを突き動かしているのは、がむしゃらでピュアな若者たち。
主人公の少年少女たちの言動は、少々過剰でもある。たまたま拾った○を保持し、それが原因で警察にって…。
不思議で、狂ったこの世界。
そんな世界で、ただひたすら追い求める。
この気持ちに。この想いに。もう一度、逢いたくて…。
実際の東京の街並みを丁寧に再現した圧巻の映像。雨の描写のクオリティーは『言の葉の庭』でも実証済み。
余談だが、我が町でもずっと雨続き。が、劇場を出た時降っていた雨が少し止み、雲の隙間から晴れの日射しが差し、それはまるで劇中そのもので、何か不思議な感じだった。(←これ、本当です!)
RADWIMPSの音楽と歌。おそらくメイン主題歌の「愛にできることはまだあるかい」が話題になるだろうが、個人的にはfeat.三浦透子の「グランドエスケープ」がお気に入り。
新海監督のもう一つの真骨頂とも言える、魅力的な女性キャラは今作でも。ヒロイン・陽菜が可愛い。
謎の公開前から酷評相次いだ本田翼の声だが、自由奔放な性格の夏美にそう酷くはなかったと思う。一番のファンタジーは、バイト先にこんなセクシー美人の先輩が居る事!
また、新海監督の過去作のキャラがカメオ出演している事も要チェック!
客足は早速上々も、これから沢山の意見が出るだろう。
でも一つ言えるのは、
一定以上のハイレベル、ハイクオリティー、魅力…。
アニメーションならではの表現、イマジネーション…。
その手腕は随一。
新海監督は当代きっての、“アニメの子”だ。
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最後にこの場を借りて、スタジオは違うが同じアニメ繋がりで、今回の京都アニメーション放火殺人事件について。
自分も京アニは好きな作品が多いので、衝撃でショックだった。
こんな惨事が起こった事、才能あるスタッフたちが大勢犠牲になった事…。
凶行に至った男の動機はまだ明かされていないが、身柄を拘束される時に発した「パクりやがって!」という言葉。
こんな事言うのは少々気が引けるが、こういう事って度々ある。ハリウッドでは、大ヒット作が生まれると必ず、パクりだ!盗作だ!…と言われる。
でもそれって、何の信憑性も無い。単なる思い込み、逆恨みでしかない。
京アニ作品に限った事じゃないが、ジブリや実写の人気作に対して、世の中辛辣な意見が多い。『天気の子』もこれから相当比較されたり、真っ向否定意見も出るだろう。
映画は確かに人それぞれの意見なのだが…
やれパクりだの、やれ期待外れだの、やれ某作品と比べると…だの、そんな意見が時に多く感じる。
何と視野の狭い見方だろう。もう一度言う。何と視野の狭い見方だろう。
そんなひねくれた見方が度を越した。
今やアニメは、世界的な日本文化の一つ。
やっとここまで来た。なのに…。
かつて宮崎勤元死刑囚がアニメヲタクと報じられ、アニメヲタク=アブナイ奴と世間に誤って認識されてしまった。
私が心配するのは、今回の事件でまたそういった偏見が広がったりしないだろうか。
すでにネット上では、哀悼の意見がほとんどの傍ら、アニメスタジオだからと言って誹謗中傷してるクソバカどもも居る。
では、何だったら心底悼んでくれるというのだ? スポーツか? 音楽か?
それらとアニメと何が違うと言うのだ? 人の命に変わりは無い。
そもそもはこの許し難い残虐な凶行を行った犯人。テメエのせいで!
自身も火傷を負ったらしいが、そんなもんじゃ生温い。間違いなく死刑になるだろうが、厳罰に処すべき。
無情に不条理に命を奪われた犠牲者の方々の為にも…。
自分も一、アニメが好きな者として。
主人公の過去は小説で保管されると予想してみる
う〜ん...君の名は以上に何の特徴もない作品に成り下がっている。
心を揺さぶられるシーンがほとんど無くて、伏線回収のような話の巧みさもない。
ゆえに展開も読める。
映画あと何分で終わるのかなーと常に時計を見てしまった。
ラストに帆高が「陽菜を助けるんだー!」と警察から逃げるのが無理やり過ぎるし、キチガイ過ぎて引いた。
え?そんなに無鉄砲に何の考えもなく行き当たりばったりで行動しちゃうの?
でも、どうせ向かうのはあのボロい神社(?)でしょ。
唯一評価できる点は、世界の天気と陽菜で陽奈を選んで、東京が水没したことくらいでしょうか。
いちおうラストに少し盛り上がったので、★2にしましたが、これなら水没した東京を元に戻すために奔走する話を後半に持ってきて、その心の葛藤を描いて欲しかった。
そして主人公が家出した理由....なぜ語られなかった。
君の名はみたいに小説で補完ですかね。
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