天気の子のレビュー・感想・評価
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残念ですね…
何も考えないで見たい人にはいいんじゃない?
雑に作るくらいなら、上映を先送りにしてもいいから、物語とキャラ設定はもう少し突き詰めて欲しかったです。
正直、主人公が何で東京に来たのかも、ヒロインが晴れ女になった経緯もマジで謎です。
帆高が東京ウロウロするシーンがとにかく長い。
ここで帆高のキャラを植え付けたかったのなら、もっと家出の理由なり回想を入れるなり出来たんじゃないの?
陽奈と凪も母との思い出シーン入れるとかさー…
ね…
バックボーンが皆無だから、キャラのセリフが全部薄っぺらく感じ、感情移入が出来ない。。。
他にも気になる点はありますが、
1番腑に落ちなかったのは、
売春から陽奈を守ったり、仕事を斡旋して生きる希望を与えたりしてるので、陽奈が帆高を好きになるのは分かるんです。
しかし、帆高が陽奈を好きになる材料が少な過ぎる気がする。
只ハンバーガー奢ってくれた可愛い女の子に惚れただけにしか思えず、警察から逃げ、拳銃を突きつけるシーンは大分滑稽でした。
最後に巷で話題の本田翼の演技ですが、別に気にならなかったです。
本田翼よりも帆高を演じた醍醐君?の演技が粘っこくてイライラしました。
大分酷評になっちゃいましたが、
雨が綺麗でした。。
感じ方は人それぞれなので、
「そうは思わない。純粋に面白い。」と感じたならその気持ちを大切にしてください。
以上。
予告編がクライマックスだった
君の名は。の二番煎じな感じかなー
と思ってて、でも予告編の第2弾?は晴れ上がる空、光を受けるビルの窓、コーラスの演出めテンションが上がったので、ワクワクしながら観に行った。
感想
良かったと思った点
・15分くらいの短編アニメにしてたら楽しめたかも
・あるいは夕方アニメ枠、スペシャル特番とかのアニメなら楽しめたかも
・描写は相変わらず綺麗 食べ物美味しそう
嫌いな点
・キャラクターが薄い、というか記号ぽくてステレオタイプなキャラクターの借り物感。映画で観たいキャラクターではない テレビシリーズアニメなら良かった
・またラピュタオマージュ織り交ぜるの?
・童貞ギャグもお決まりで寒いし痛い。中学生くらいが鑑賞対象なら納得できる
・君の名は で不自然なほどに入れたオープニングアニメなんでやめたの? ああいう、くどいくらいのエンタメが観たかった
・やりたいことが子供向けなのになんでラブホネタ入れた?
・主人公がもつ犯罪や大人に対する目線が幼稚、かつ最後まで浅い
・リアルな描写とやりたい内容が一致してない感
・貧困に対するイメージが雑 記号的すぎる
・CMカットが多すぎるので、プロモーションアニメづくりをすればいいと思う 工夫が薄い。違和感のあるカット
割と今年1番のがっかり映画。
別に君の名はの二番煎じで良かった。それに徹してほしかった。
お金払いたくなかったな
大人の自分が情けなくて泣いた
思いっきりネタバレ。
最後の15分、帆高の叫び。
「何も知らないくせに!」
奇しくも観に行った日が選挙日だった。
興味なんて微塵も湧いておらず、自分の日常生活を脅かさなければ誰でも良かった。
そんな甘えた自分に叩きつけられた16歳の帆高少年の魂の叫び。大切な人を犠牲にして安穏と生きていくくらいならと、ボロボロになりながら、世間から爪弾き者になるリスクを背負いながら、指をさされて笑われながらも走り続ける少年の姿に、涙が止まらなかった。
私達は知らず知らずの間に沢山の誰かの不幸を犠牲にして生きているはず。それでも自分の生活を守るために、見ないふりをしている。社会的に何の力もない16歳の子供があれほど大人に立ち向かっているのに、最近の自分は何と戦っただろうか。世界は私が動いたところで何も変わらないのに、何に遠慮して諦めたように生きていたのだろう。自分の絶対譲れないもののために世界を犠牲にするくらいの強い覚悟はいつからなくなってしまったのだろう。
最後の須賀圭介は迎合した大人の代表のようで、自分を見ているようで、彼の涙と共に情けなくて泣いた。小栗旬の演技が素晴らしく殊更に涙を誘った。
何よりも高校生の真っ直ぐさが心に突き刺さる大変良い作品だったと思う。しかしこれからも絶対に自分は帆高少年のようには生きられない。それでもほんの少しは、世界を変えてやろうと思うのである。
10人が見たら8人は首を傾げるストーリーかもしれない。だがどこか世間に窮屈さを感じている人、青少年の真っ直ぐな言葉に触れることで心を揺さぶられる人には素晴らしい映画として記憶に残るはずである。
”若さ“って素晴らしい
「君の名は。」が良すぎただけにあまり期待せず行きましたが、十分に楽しめる作品でした。
諸々の設定にしても、主人公の行動にしても、若さに任せて突っ走っている感があるので基本ふわふわしています。
そこに感情移入しようとすると、抵抗がある人もいると思います。「若いっていいな〜」くらいで観るのが一番楽しいかもしれません。
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声優もみんな上手で(本田翼も役がハマってた)、相変わらず脇役が豪華だな〜と思ってましたが、悠木さんの声を聞き逃したのが一番悔やまれます。
気になった点は、この作品において『銃』がどれほどのキーアイテムになっていたのか。
新海誠監督の作品は、「君の名は。」における『時間』、『記憶』のように男女の仲を引き裂く障害があるわけですが、今回はその役を『大人(警察)』が担っています。その警察に追われるために本当に必要だったのか、行方不明者の捜索だけでよかったんじゃないか。と『銃』の存在意義がしっくりきませんでした。
もう一つの障害である『人柱の役割』も、奪われたらそれっきりで介入してこないのが、ちょっと物足りなく感じました。
個人的には、最後『大人』からも『人柱の役割』からも二人で逃げ続けるという「卒業」のような逃避行でのエンディングが観たかった気もします。
メモ: 伏線を確認したくなって、もう一度見たい気持ちにさせられた
新海作品のお家芸、美麗な背景は健在。
一部CGシーンもあるが、そちらが浮いて見えてしまうほどの描き込み。故に情報量が多く、観客を飽きさせない。緻密な背景の中に物語を想像できる。
前作「君の名は」のキャラクターを登場させたファンサービスも嬉しい。今回は人数も多め。探しきれなかった。
天井画は背景美術界のレジェンド山本二三によるもの。
空とつながる巫女の話が、老神主から聞かされたあたりで、人柱や早めに亡くなるか、消えてしまうことは想像しやすい。伏線はもっとある(インタビューなど)
テーマの中に昨今の異常気象に対する、変わった視点?捉え方。異常気象、観測初とは言うけれど観測自体がここ数百年しか行われていないもの。近年の異常気象は本当に異常なのか?
名シーン
刑事「そこまでして会いたい人がいるってことは羨ましいもんですな」「大丈夫ですか?あなた今泣いてますよ?」
ここで須賀さんの中で、亡くなった奥さんと陽奈が重なる。後半の警察に囲まれるシーン。過去に大事な人を失った須賀さん。取り押さえられる帆高をみて感情を抑えられず帆高を取り押さえる警官を殴る。
っていう辺りが最高に泣けた。なんとか堪えた。
「言葉の庭」を見た後は小説でしか語られないキャラクターの心情を知りたくなった。
「君の名は」を見た後はそこまでの熱はなかった。
「天気の子」鑑賞後はまんまと小説を買ってしまった。自分の中では結構好きな部類なんだーと行動から読み解く。
豪雨被災者には向かない
平成30年7月豪雨で家が水没し全壊した者です。楽しみにしていた映画で途中までワクワクしながら観ていましたが、ラストがどうしても駄目でした。家が水没したことがある方には向かない映画だと思います。純粋な気持ちで観ることができません。
主人公とヒロインにストーリー全振り
後半の盛り上がり、BGMの入り方すべて完璧だった。みんなが快晴の空を見上げて嬉しそうに笑っているカットからの絶望した帆高の様子。とくに“グランドエスケープ”が流れたシーンでは特に鳥肌が立った。だが、前半の展開が悪い意味で早く、また彼らの行動がよくわからないところが多かったので正直最初のほうは今回のは自分に合わないなと思ってしまった。
帆高くんや陽菜(さん)たちが前半で取った理解不能な行動は「嫌なことや都合の悪いことから逃げ出したい、目の前に現実を突きつけられるまで未来のことなんか考えたくもない」と思ってしまう高校生特有のあの心情からきているのかなと自分の中で納得させました。
自分的には後半の盛り上がりがとてもよかったので結果的にいい映画になりましたが、他人におすすめできるかと言われればちょっと難しいかなぁと感じる作品した。
後日発売されるであろうBlu-rayBOXの中でもっと詳しい説明があることを願います。
最後に言っておきますが
映像はとても美しいです。さすがだなと思いました
映像だけでも見る価値があるのではないでしょうか
面白かったです。
新海作品の背景の緻密な書き込みは健在。
代々木や田端が出てきていい。入場券の価値はある。
たしかに、ホダカはなぜ家出したのか?2人が惹かれあったわけも、この話がどこに向かうのか、観る側に動機を作れていない。それを限定すると、チンケな話しになるのかもしれないけど。
普通は、ヒロインを連れ戻す話しで、ジブリだったら巨大なボスキャラが出そうなのにクライマックスは省略されてる。
もし、レインボーブリッジが浸かったら東京に住む人はいないだろうし、異常気象は世界的問題だろう。
他の作品でも思うけど、なんで新海作品のカップルは直ぐに再会しようとしないだろうかとは思う。
いろいろ考えさせる隙間があるのは、もう1回観る動機になる。とても面白かったと思う。
君の名はからのプレッシャーを感じる
前作に大ヒットした君の名は。からのプレッシャーでしょうか。今作には焦ったストーリー展開が感じられます。
登場人物の経歴やなぜ登場するのかという設定がほぼ無いです。
登場人物の意味がわからない為、テンポが悪く感じられます。
恐らく新海監督自身も感じているのではないでしょうか?
しかし、気づいた時にはストーリー修正が難しく、ごり押しで出したような感じが否めないです。
少し、君の名は。頼みのところもあります。
鑑賞する側としても前作の良さを知っているが為に期待し過ぎている部分もありました。
映像やサウンドはとてもクリアで良かったと思います。
観る視点によって良い悪いが分かれる作品でもあります。
ポイントはいかに主人公の気持ちがわかるか。だと思います。
個人的には良い作品だと思います。
☆4.0です。ありがとうございます。
助けたいって思う気持ちが伝わってくる
好きな人の為なら世界がどうなっても良い
それを本当に出来る人は多分少ない。
1人の犠牲ですむならって皆が思うなら
その逆もありです。あの新海さんの世界の地球が、どうなるのか気になる。「君の名は」とか同じ世界に住んでるから、次回作は日本の地形が変わってしまった地球なのか。それとも世界線が違う地球なのか。
ヒロインが、今回もめちゃくちゃ可愛いです。
前回のヒロインやタキ君が出るなど凄く感激します。今回の主人公がどんどん罪が重くなっていくのは笑えました。
夏美さんもエロ可愛いです。魅力的で、とても頼りになる人でした。
圭介さんは、もう少しどうにかして欲しかった。
好きな人の一途な気持ちを理解して泣けるなら、その思いを助ける事を最初からして欲しい。
銃を向けてしまう程に追い詰めてしまってからでは遅いです。
大人のカッコ良さはあるんですが、もう少し決めて欲しかった。
警察が本当に邪魔しかして来ないので見ていて
可哀想になってきます。
雷を落として爆発したシーンでヒロインと主人公は、ニュースで怪我人等がいなかったか?は気にするべきだったと思います。
自分はやっぱりハッピーエンドが好きなだけに
賛否両論あるかも知れませんが、最後はあれで良かったと思います。
エモいのはこっち
君の名は。が、ボンボン同士の美しい世界を守る物語ならば、天気の子は、持たざる者同士の汚い世界を受け入れる物語である。
東京・新宿は貧乏人から見るとこんな景色だというのがよく描かれている。こんな思いをするなら主人公は早く島に帰ればいいのに、と思った人は、ぜひ彼の愛読書である「キャッチャーインザライ」(ライ麦畑でつかまえて)を読んでほしい。
本一冊で上京してもがくところや、考えうる最上級のプレゼントが安物の指輪であるところがエモーショナルだし、音楽を担当したRADWIMPSの本来の魅力である陰鬱性がよく引き出された映画であった。
君の名は。で新海監督のファンになり、爽快感や完成度を求めて鑑賞した客からは不評かもしれない。
しかし、私には天気の子のほうが刺さる映画であった。
明日仕事に行きたくなくなる笑
個人的には前作君の名は。よりわかりやすくて好きです。
最後が、現実の世界(ずっと雨の世の中)を受け止めて、それでも二人で?生きていくっていうのも、現代社会に対する訴えかけみたいで、これもこれでアリなのかなーと思いました。
ただ前作が大成功したからか、がっつり色んな所とスポンサー提供していて、商業的に狙っている感がすごくしたのが残念。
ここまでくると、大人の事情があからさまで引く...。
新海さんの傾向、作風があるのは承知ですが、主題歌が前作と同じだったり、なんとなく既視感を感じたのでもうちょっと冒険してほしかったです。
自分は社会人なので、帆高くんをみてこんな頃もあったなーと思ったし、大人の登場人物の気持ちもすごくわかりました。
まあ端からみたら、帆高は頭おかしい妄想野郎に思われてもしょうがないけどね。
ターゲットを一応全世代に押さえてるあたり、さすがだよね。
凪くんが、よいキャラしててよかったです。
今回は東京が舞台だったので、都内住みの人は見慣れた景色が見れてワクワクすると思います。
映画観た後、帰りに田端駅を通るので駅の坂を聖地巡礼しましたが、私と同じ考えの人が既に2,3人いました笑 これから増えそう。
アニメにすると、色味とか陰影が強調されるので、何気ない風景が凄く印象的に見えますね。
でもやっぱり言の葉の庭が1番好きだー。
明日仕事に行きたくなくなる映画笑
タイトルなし(ネタバレ)
映像:5
音楽:4
脚本:5
キャラ:4
映像:晴れ女、というコンセプトもあって雲の間から太陽が光差す描写は繊細かつ美麗に表現されていて、心を動かされる。
音楽:主題歌のインパクトはそれほど大きくはないが、良曲。歌詞とストーリーと照らし合わせると、歌詞の中に主人公の気持ちが含まれているのが分かる。鑑賞後に歌詞を見ながら曲を聴くと理解が深まり1層楽しめるので、CDの購入おすすめ。
脚本:正直最初は急展開で説明不足を感じる部分もあるが、全体としてはとても良かった。終盤の部分でそれぞれのキャラのとった選択と行動の理由を考えると楽しめる。特にケイの行動。考察できる部分が多いのもこの映画の楽しみの一つだと思う。
キャラ:結構いいキャラ多いと思う。主人公とケイの対比がいい。
番外声優:全体的に良かった。本田翼が声優でいろいろ言われていたが、最初は違和感を感じたが後半は全く気にならなかった。自分耳が慣れたというより本田翼が声優としての仕事に慣れて短期間で上手くなったのでは?と思った。2回目を見ても最初の方は違和感を感じるのではと思う。
あれ?ついていけない…。
本作を見終えての率直な感想は『早すぎ、というか詰め込みすぎ。』というものだった。
『所要時間がそれぞれ5分ずつのベタなフルコース料理を、ボーイが延々と説明してる』みたいな感じ?
物語開始時からテンプレのような家出少年の穂高くん。「田舎の少年が東京に出てきて身寄りなく寂しい思いを…」という説明とともに、五月雨のように続くスポンサーの宣伝シーンが続く。たしかに『金のない若者ならこういうところに行くかもな、こういうもの買うかもな』と自然な流れがあったが、これじゃあ映画じゃなくてCMだよなとどうしても思ってしまう。
そして圭介や夏美、陽菜と出会うのだが、この映画は全体的にテンポが早すぎる!!基本、一つのシーンが終わる前にセリフ・BGM・SE・カットが入り込んでくるので、観客は感情移入も余韻もあったもんじゃない。
(※不幸中の幸いか、物語のオチは割と早い段階でつくが)
また、いちいち入ってくるモノローグや説明台詞、(内容は素晴らしいが)多めに流れる楽曲で物語の粗を埋めようとするかのようにも感じた。
その割には下記のような大事な部分は語られない。
『穂高の家出のバックボーンは?』
『穂高はなぜ(おもちゃと思った)銃をお守りに?』
『実銃で発砲した男となぜ陽菜が仲良くなっていくのか?』
もちろん、今回も画と技術の進歩などの良い点はある。花火シーンの俯瞰視点は素晴らしいし、『花澤綾音』には笑ったし、『君の名は』の(もっとさりげなくして欲しかったが)登場人物のカメオ出演にはニヤリとした。楽曲の 自体の素晴らしさは言うに及ばない。
まとめると早すぎるテンポに的外れかつクサくて過剰な説明セリフ・モノローグが重なり、ほとんど物語とキャラクターの心情に乗れないまま終わってしまった。
どこで歯車が狂ったのか…。残念ながら期待はずれとなってしまった。
「かぐや姫」タイプの映画
かぐや姫は月に帰ったところで終わりになった。
でもこの映画は、月に行こうとするかぐや姫を現実界に引き戻し、その姫と結ばれた映画。
私は月に行ったままで終わりにして欲しかった。
愛の本質は「概念」だと思うから。
新海誠は国民的アニメ監督とはならない
圧倒的ビジュアル(背景)の美しさとRADWIMPSの音楽も相まって、前作同様視聴後いい気分になれた。
主人公の声優醍醐さんの演技も素晴らしかった。
世界を救わずにヒロインを救うというラストは少し驚いた。
大体の作品は、あの展開だと世界とヒロイン両方救うか、ヒロインの頑張りで世界が救われて、ヒロインは消えちゃうけど、みんなの心の中で生きてるみたいな綺麗事並べたエンドになると思う。
そこをご都合主義にしなかったことで、よりストーリーがドラマチックになってると思う。
また、新海誠監督は前作の 君の名は のヒットで国民的アニメ監督のように扱われてるけど、それは違う。
君の名はだと、四葉が三葉に口噛み酒の通販を勧めたりだとか、今作だと凪が主人公に恋愛講座をしたりとか、所々深夜アニメのノリ?みたいな万人受けしないところがある。
だけどそれでいいと思う。
変に国民的アニメ監督として持ち上げて、全てを万人向けにさせたら、新海ワールドの良さもなくなるかなと。
次回作も楽しみ
前作より良かった!
雨が降り続けてるという結末で少し笑ってしまいました。
個人的には天気に関してももなんとかしてくれれば言うこと無しの内容ですが、これが新海誠監督の味なんですかね。
前作のキャラクターを出すファンサービスは良かったのだけれど、前作君の名は。のその後が雨で水没というのは微妙な気分になってしまいました。
「もしかして、この物語も…繋がってる〜⁉︎」
公開3日目の日曜日に鑑賞。大きな劇場もほぼ満席で流石の人気作。客層は若め。
さらに磨きのかかった東京の風景が丁寧に描かれ、キャラクターデザインも大ヒットの前作を引き継ぐもので馴染みやすい。
お話は長雨が降り続く東京に離島からやってきた家出少年と、偶然にも天気をコントロール出来る能力を持ってしまった少女の物語。
公開年の、特に関東方面の気温や天候にリンクしていて既視感やリアリティを増している。
前作が主人公が高校生から社会人にかけての話、今回は高校生のお話ということで、「青い」感が増しており老年期に近づく身には気恥ずかしく感情移入しにくい。
現状に飽きている主人公が超自然的な力を持ったことで浮かれ、次第に翻弄され、危機を迎え、最後に再開と大団円という必勝パターンは前回同様で、ミニシアターならまだしもメガヒット作としては次回は検討の余地あり。
中盤にどこかで観たような人物が2名登場。今作は二人が再開した後なのか、その前の話なのかタイムラインが気になるところ。
前作と世界が繋がっているなら、隕石も落ちるし首都も水没するしと災難続きの日本。次回作は満を持して地震や火山ネタに突入か。
現実世界では発生確率が高まる大震災やオリンピック後の経済低迷など大きな危機が静かに近づいており、便利で綺麗で良い思い出がたくさん詰まった頃の東京の記憶を未来に残した作品となるのかもしれない。
危機に陥った時ほど人間同志の関係が重要であり、「愛に出来ることはまだある」ようだ。次回作も期待。
勿体ない…
作画、音楽、演出は流石の一言!ただ肝心要のストーリーが残念すぎる…主人公とヒロインの「はぁ?」と思える行動のせいで物語が変な方に向かっていく…銃を拾った後の葛藤とか家出の背景もある様で無い。ただ周りを無視した甘ったるい展開が続く。DLCの様な物があってようやく完成される作品。
隕石の次は雨…
新海ワールド満載のファンタジー作品。
水と光が織りなす描写は、相変わらず見事。雨に佇む東京の街並は、実物以上の美しさで、新海作品の真骨頂、ホントに素晴らしかった。
今回は、村一つでなく、東京まで沈めてしまいましたね(笑)
「君の名は」があまりに大ヒットし、本作への期待も大きく、プレッシャーもあったでしょう。その分、同じファンタジーでも、東京社会の底辺に生きる少年少女の青臭さを前面に出すことで、「君の名は」の正当派ファンタジーとは一線を引いた感じでしょうか…。
ただ個人的には、社会の底辺を感じさせる設定は、あまり好きではなく、夢を与えるアニメとしてはどうなのかな…とは思いました。特に拳銃の場面は、必要だったのかな?…と。
須賀の指輪が、何度もクローズアップされ、帆高が陽菜にあげた指輪とリンクし、単に亡くなった奥さんの思い出としての描写でなく、奥さんも陽菜と同じ晴れ女だった…、という裏設定があったのかもと、思いを巡らせてしまいました。
声優陣は、主役の二人も脇を固めた小栗さんや本田さんも、なかなか良かったし、新海さんの描くキャラに良くあっていて、RADWIMPSの音楽は、新海作品には馴染みます。
丁度、今年の長雨が続く夏に合わせたような内容で、思わず、終わって外に出た時には、厚い雲に覆われている空を眺めてしまいました。
早く梅雨あけしないかな。
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