天気の子のレビュー・感想・評価
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タイアップの多さが没入感を遮る、合わなくなった一因もある描写
この作品の前評判が高かったこともあって、それなりのハードルを建ててしまった。スゴく面白かったが、「普通のアニメ映画」に写った。
まず、タイアップの多さ。実在するメーカーを作中に登場させることのメリットも分からなくはない。ただ、その情報量の多さが没入感を遮る。都会の重々しい空気を映し出せているとは思うが、なんか違う。
次に、過度な描写と釣り合わないバラードのような展開。拳銃に年齢詐称、議論したくなるようなラスト…。そこに行き着くまでの過程が大袈裟だったりして、そこまでハマらず。キャスティングは良かったとは思うけど…。
そりゃハードルをガンガン上げたから致し方ないのかもしれないけど、中弛みにも写ったのだからそういう事なのだろう。次はハマるといいな。
いっしょだろ、前作と
結局好きな女の子を救いたい少年のてんやわんやという意味では
劇場公開時にみたんだが、スマホに最近変えたのと、身体壊してたりしたので感想がおくれた。別に誰に求められたわけじゃないが・・・
まーだ君の名は、のほうが話をひねってただけましだったかなあ。どっちも再度みる気にはならんがね
新海監督はしかし、むかしからテーマがけっこうおんなじな気がする。結局は恋愛形は違えど恋愛
それでまたもや、なんとかリプス?バンド名が覚えられんの曲がかかりまくりだね、よほど好きなのか大人の事情か知らないが
しかしどうにも、東京への悪イメージつよすぎだ。ここまで、東京人はきつくないだろ。よほど上京したときイヤな目にあったのかね、監督は
あと、アメリカじゃないんだから、拳銃拾うとかまずありえないだろ、ゴッドファーザーかよ。
これ、あずかってくれ!袋開けたら拳銃
みたいな
やっぱり女の子がかわいいのと、小栗旬が声あててたうさんくさいライターのめい、だっけが美人な分加点
あと、天に召されかけた女の子(名前忘れたぜ)を助けに行った主人公とふたりで落下してくる場面は場面としてはよかった。
でも、やはり中身なさすぎ。
【結論。君の名は。>天気の子 でも面白い!】
・新海誠監督の「君の名は。」から3年ぶりとなる新作映画です。
・離島から東京に家出した少年「帆高(ほだか)」と、祈ると天気を晴れにできる不思議な力を持つ少女「陽菜(ひな)」が出会い、その不思議な力を基軸として様々なドラマが展開される、という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
1.「君の名は。」ファンには嬉しいサプライズ
2.終盤の畳みかけはほろりと涙を誘われます
3.さらっと観やすい
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
[物語]
・「運命」や「代償」というスピリチュアル的(SFチック)な外的要素の中で翻弄されながらも一生懸命生きる少年少女の物語は、どこか懐かしく温かくなれるものでした。ここが共感できない場合は、なかなか、最後まで観るのはしんどいかもしれませんね💦
・彼らが大人になるための一歩として「責任のある選択」を迫られてどう進むのか、という部分がドラマとしての大きな盛り上がりのように思いました。
・特に終盤に畳みかけるように進む物語には、ほんの少し、ほろりと涙が誘われました。
[演出]
・さらっと観てしまったので、特に際立って感じたものはありませんでした。
[映像]
・「天気」がテーマな分、空からの視点など「壮大な画」が盛りだくさんで、映画館で観たほうがきっと楽しかっただろうな、と思いました。(今回はTV視聴)
[音楽]
・特に際立って感じたものはありませんでした。
[演技・配役]
・主人公たちの声優さんの声がとにかくよかったです。前回の「君の名は。」もそうでしたが、優しくてどこか大人っぽさのある子どもの声、という部分では何も考えずにすっと入ってくる感じです。帆高を「醍醐虎汰朗」さん、陽菜を「森七菜」さん、が演じられているそうです。
[全体]
・今回、さらっと観てしまいましたが、それでもそのとおりさらっと観れる観やすいエンタメ映画でした。
・ゆっくりしっかり観れば、もっと深いテーマが散りばめられている気もするので、それはまた次回の楽しみに。
・「君の名は。」の衝撃が強すぎて、個人的に比較してしまうと「君の名は。>天気の子」という結果でした。舞台が「東京」という場所の設定が、表現されているSFチックな要素と自身が持っている現実感が、心の中でぶつかりあってしまい思ったほどのめりこめなかったかも?と感じました。もちろん、普通に面白く観れるおすすめの映画であることは言わずもがなです。ありがとうございました。
#映画 #アニメーション #新海誠監督 #天気の子 #君の名は。 #醍醐虎汰朗 #2019年 #森七菜
#全体3.7 #物語3.7 #演出3.7 #演技3.8 #配役3.8 #映像3.8 #音楽3.7
結局、何を伝えたかったのか
新海ワールド、味わう
新海誠監督といえば、「君の名は。」で知られる名監督である。新海ワールドといわれる映像美の世界は、鑑賞者を現実世界から映像作品の別世界へと惹きつける。今回、テレビ放映されたので初めて観たが、劇場の大画面で観るにふさわしい映像だったので、これは映画館で観るべきだったと反省している。今作は、主人公・穂高(醍醐虎汰郎)が中学卒業を機に単身上京するところから物語が始まる。実際に、東京の街を歩いたことがある人であれば、既視感を覚える作画である。現実を忠実に反映しつつも、アニメーションらしさも損なわない。どこか不思議な世界である。穂高が「天気の子」である夏美(森菜々)と出会い、彼女が「祈る」ことによって空を晴らすことができるという特殊な能力を活かしてビジネスをしようと言ったのも、今の世の中ならば突飛には思えない。もちろん、フィクションだとわかっているが、作画もセリフも「細部にリアリティがある」という今作の特徴をよく表している場面であった。二人の恋模様については、恥ずかしながら、それがリアルなものなのかどうなのかわからなかったのだが、他を顧みず、彼女への愛情により行動する穂高は爽快だった。世の中(の天気)が狂っていたとしても、自分たちだけはまともに愛し合いたいと願う気持ちは、現実世界の人々とて同じだろう。二人の結末をこの場で語るのはもったいない。ぜひ一度鑑賞していただきたい。
世界の形を変えてしまったんだ
前々前世な音楽と編集は心地良いが。
街の映像はリアルだけど、物語は今一だな。
苦痛。ごめん。
新海の映画によくあるサービスシーン本当いらない。 あれで急に安っぽ...
新海の映画によくあるサービスシーン本当いらない。
あれで急に安っぽくなる。
今回はすごくリアリティとファンタジーのバランスが良かった。
銃なんか撃ってそのままなわけねーだろと思ったら本当にそうで。
当然逃げ切れるわけもなく。
皆がバラバラになっていくのは残酷だけどリアル。
だけどアニメなんだから残酷にすんなよとも思った。
でもそのあとの展開でアニメっぽい最高のハッピーエンドで終わってとても気持ち良かった。
須賀の葛藤もいい。
大人ならこうしないと、という自分と、それでも気持ちはどうにかしてやりたい、という人情と。
世間体と自分の本心で揺れ動きながらも最後ホダカを助けたのは、大切な人を失う辛さを知っている須賀だからこその行動。
結婚指輪をずっとしている事から今でも亡き妻を大切に想っているのは分かる。
だからこそ穂高に自分と同じ思いをしてほしくないと思ったんだろう。
須賀、嫌いじゃない。最高。
ひなとほだか、このままうまくいってほしい。
素直にそう思えた。
今の世の中と重なってみえる
ハイディティールな箱庭のセカイ
金ローにて初鑑賞。
とにかく背景の描き込み&実景の再現度が高いので、一見リアルな東京なのかと勘違いしてしまうが、内容はあくまでファンタジー。
雨の降りつづく街といっても、その雨がどういう意味を持つのかは明確ではない。
災害レベルなのか、それとも気分の問題で片づく話なのか。そこら辺のルール説明があいまい。もしリアルに考えたら、少なからず死者が出てるんじゃないかとか、社会生活に深刻な影響が、とか余計なこと考えてしまうけど、元々そういう話じゃないんだな、きっと。
ただ前作「君の名は。」よりはずっと好感が持てた。
それは序盤の主人公や、ひとりで家族を守ろうとするヒロインが直面する苦労、社会的な不自由さがリアルで身に迫るからだと思う。
今の若い人らしく、あくまで常識的の範囲内で、たとえどんなに困ってもそれを表に出すことなく、迷惑にならないよう周囲に気を遣う。
でもだからこそ、どんなに「いい子」にしていても決して自分たちを顧みてくれないセカイ(東京)に対して最終的に主人公が下す決断も、やむを得ないものだと納得してしまう。
新海誠の演出は、「言の葉の庭」を観た時にいつまで経っても上手くならないなーと失礼なことを思った記憶があるが「君の名は。」を経て格段にレベルアップしているように見える。
今作ではよりさり気なく、セリフに頼らずとも観客に情報を伝えるスキルがアップしている。
それは優秀なスタッフが集結したことによるアニメとしてのゴージャスさとはまた別の、普遍的な映像表現の部分で、まさに監督としての力量が上がっているんだと思う。
とくに序盤はテンポよく、すんなりとストーリーに引き込まれた。
それだけに、肝心なクライマックスに近づくほどセリフや歌詞のある歌で盛り上げなければならないことが残念だった。
それはつまり全体的な作劇の弱さ、クライマックスに向けてどんどん収束し盛り上がっていくような脚本がうまく作れなかった結果だと思う(いや、もはやこういう手法なのはわかってるんですが)。
後半、ヒロインの能力の負の側面が説明されていくあたりから、序盤のスピード感が衰え、停滞感を覚えるようになり、グダグダしはじめる。
拳銃が意味はわかるけど余計、という批判もわかる。でも「君の名は。」ほどは要素盛りすぎじゃない、整理されてる。
中年になっても未だにこういう作品をやれるなんて若いなあと思ったけど、なんだかんだ、対象と一定の距離が取れるようになってるってことなんだろう。
そしてラストで主人公が自分の決断の意味を思い知るくだりは、セリフ抜きに伝えることが難しいものなので、あのやり方しかないという気もする。その意味で、こんだけ映画を作っていながらやっぱり小説的な作家性なのかもとも思う。
結局のところ、外的な目に見える環境より、パーソナルな小さな感慨の方が上位であり作品を支配する。
だからこその箱庭感、わかりあえない他者も確かに潜んでいる世界としてのリアリティの乏しさなんだろう。それをセカイ系っていうんだろって?
箱庭だと自覚してるからこそ、チープに見えないようなるべくリアルに、緻密に描き込む必要があったんだな。手の込んだドールハウスみたいな執念で。
ところで東京の風景になじみがない地域の人には、それが通用するのだろうか。
この東京が作り手の内的な世界とするならあのオチは、「青空」映画(さわやかなボーイミーツガール)を期待されてるのは知ってるけど、それはほんの一部分でしかなく、最終的にやりたいのは文字通り湿度が高くてビショビショにウエットな作品なんで! という逆ギレともとれる。
俳優メインのキャストは全体的にレベルが高くて、ヒロインの森七菜や本田翼も違和感なく楽しめたが、とくに小栗旬の声優さんかと思うような細やかな演技にはびっくりした。意外と器用なんだなぁ。
作画は全体的にハイレベルだけどちょっとベタベタした表現(とくに水とか涙などの液体)が多く前作の方が、なんなら間に流れたZ会のCMの方がクールで好みだった。
綺麗に描いた怪しい話
16歳の高校生森嶋帆高は、船に乗って東京にやって来た。行くあてもない東京は恐い所だけど帰りたくなかった。行きがかりのルポライターの様な住み込みの仕事にありついた。雨の日、ヤクザめいた男たちにからまれていた女の子を救ったつもりだったが、拳銃を撃った事で本物だったからびっくりした。彼女は陽菜と言う18歳だった。陽菜は100%の晴れ女で、2人は晴れにする商売を始めた。しかし、帆高は両親から捜索願が出されていた。果たして2人はどうなる? Radwimps の挿入歌は爽やかサウンドだったけど、拳銃を撃ったり帆高を助けるために雷事故を起こしたり行動の一部が良くないし、陽菜に秘密があったり警察から逃げ出したりするなど感心出来ないシーンが度々出て来るのは果たしてどうなのかな。綺麗に描けても陽菜のために犯罪を犯す怪しい話だね。
2匹目のドジョウなのか
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