天気の子のレビュー・感想・評価
全1213件中、21~40件目を表示
新海監督の運命感が窺われる一本なのか。
どんなに文明を高度化してきても、自然に対しては人間は無力な存在―そんな運命感が描かれた一本と、評論子は受け取りました。
これが新海監督がお持ちの運命感なのでしょうか。
「晴れ女」としての情念を発揮するほど陽菜の体が透明化するのは、運命に逆らうことの矛盾を露呈するものに他ならないのでしょう。
幾多の災害に見舞われても―災害というほどでなく、曇天で陽光の恩恵が受けられない日があり、風雨にさらされる日があったとしても、人間はその現実を受け入れて、その条件のなかでより良い生活を求めなければならない存在であること―。
改めて、そのことに思いが至りました。評論子は。
タイトルなし
素敵な話でしたが警察をストーリーに絡めすぎたかなと思う。現実寄りのファンタジーだから刑罰的なリアル心配事が増えて作品の大事な事から意識が逸れてしまう。この辺り鑑賞順は前後するが「すずめの戸締まり」で変更してきている。
家出や孤児といった境遇が物語の根幹に有ったはずだが最終的には警察に追われる為の設定止まりで残念。登場に無理矢理感の強い銃も同様、出した割には効果的に使われている気がしない。
『君の名は。』より、私は好きです
朝ドラ『舞いあがれ』の吉田学生が、“『天気の子』の子だ”と言われているので、みて見ました。
朝ドラでの演技とは違い、こちらは声しかありませんが、違和感ないですね。この作品には、倍賞美津子や小四郎・・・じゃなくて、義時・・・じゃなくて、小栗旬や平泉成とか、名だたる俳優が出ていますが、やっぱり、どこかしら声の演技は不自然。その意味では、神木隆之介は凄いな。それと、違う意味で、本田翼も凄い。映像のある演技だと、棒演技とか言われるけど、アニメの声優だと、悪くはなかったかも。
素晴らしいと言われる新海作品ですが、正直言って、登場人物などの動きのある物体のアニメーションはイマイチだと思います。他方、その動く物体の背景は、“異常なほど”緻密。そんものそのままなので、どこだかわかるんですよね。凄い。
表題の通り、『君の名は。』よりは好きかな。荒唐無稽な内容なだけ、アニメである必然性も感じたしね。
無理がある
全てに無理がある
晴れ女?人柱?NARUTOでいう人柱力てきな???
線路あんなに走れないよ捕まるよ無能すぎる👮♂️
君の名は擦りすぎ。でてきても嬉しくないよ
あ、たきくんーみつはーくらい。
これは壮大なRADWIMPSのPV。
それでは聞いてください
RADWIMPSで『愛にできることはまだあるかい』
ファンタジー映画は言わんこっちゃない
シンプルで見やすかった
ディズニープラスで久々に鑑賞。
前作に引き続き、綺麗な背景に圧倒されました。特に水と光の描写が、リアルな実写の映像を見ているかのような美しさがありました。また、帆高や陽菜は勿論、その周りを取り巻く登場人物はみんな個性的で、それぞれの見せ場がしっかりと描写されていてよかったです。
ストーリーは「君の名は」と比べると、内容がシンプルになって見やすかったです。複雑な展開が少なく、何となくでも物語や彼らの関係を想像することができました。雨が降り続く東京は2018年に発生した西日本豪雨を連想されるような風景で、新海監督が現実の出来事を取り入れていることが今作でも伝わってきました。また、帆高が陽菜を救うために奮闘する姿から、大切な人と一緒にいることが彼にとっての晴れではないかと考えました。
ただ眺めているだけでも、背景とキャラに癒される作品になっていました。難しく考えなくても、息抜き感覚で楽しめるので、こちらもおすすめです。
人の心を的確にクリティカルヒットしてくるタイプの監督
新海誠監督曰く、「君の名は。」で怒った人をさらに怒らせるための作品らしいですが、全然そんな可愛いレベルじゃなかった。もはや宣戦布告レベル。大丈夫、監督? いつか刺されない?
そして何より、前作の規模だったりやらかし感(褒め言葉)が赤ちゃんレベルに思えるほどの「監督ヤってんなぁ!?」と思わず唸るレベルのぶっとび何でもアリアウトロー感。
天才だよアンタ。人の性癖平気で捻じ曲げやがって許さねえぞ。一生ついてく。ありがとう。
でも「言の葉」の暴力的童貞感はやめて。トラウマになる。
「人をあんなに好きになれるなんて、羨ましいですな」という作中のセリフがありますがまさにそれ。
ひだひなをすこれ!!!(ヲタク特有のクソデカ感情)
アオハルですかね?
小学生の娘が公開中の「すずめの戸締まり」を観に行きたいと言うので、その前に地上波放映された時に録画してそのままになっていた「天気の子」を一緒に鑑賞。
いつものことながら絵の美しさには惚れ惚れしましたし、有名俳優さん達が多数出演されている声優陣もいい感じでした。
が。。。内容的には残念ながら引っ掛からないというか、さらっと流れるというか、これはやはり私がおじさん過ぎるからでしょう。
娘はしっかりのめり込んで涙も流してましたから。
おかげで「すずめの戸締まり」も正直あまり食指が動きませんが、私の故郷も一部ロケ地に選ばれたりしているそうなので観に行ったらまた書き込みます。
ここ数年悪さしようとすると必ず雨が降るので陽菜のような知り合いが欲しいなあ~。
ほっておけない がテーマの映画
映画 天気の子の hukuの考察
エンディングで陽菜と帆高が出会うのだけど
親がいない、頼る親戚もいないような、高校生の陽菜が どこに住んでいて
どうやって生活しているか 凪も
ネットでは誰も そのことについて触れておられなくて
(一件だけ見つけたけど。 2019.12.28追加)
現在の日本の社会のシステムでは どのような状況が考えられるか
誰もそれについて書いておられなくて
両親のいない、頼る親戚もいないような高校生と小学生(中学生かな)が
どのようにして生きているのか それについて書いておられないのが寂しくて。
大多数の人にとってはこのようなことは 考えたくないことかも
「他人の人生より 自分の生活が大事だろ、普通」 という人が多い日本で
このような題材の映画を作ることは 興行収入を無視していることで。
客のオーダーを無視した料理を出している料理店のような感じで。
主要登場人物が ほっとけない性格で
普通の人ならばほっておくのに 主要登場人物はほっておかなくて
帆高が捨て猫をほっておけなくて事務所に連れてきて その猫が恩返しとして招き猫になって
事務所に多くの仕事を招いたから 事務所の社長が陽菜と凪の身元保証人になって
面倒を見ることができたってことで。
貫禄ある猫(雨)の姿を見れば 誰もがその設定に納得されるだろうと。
繋がることを選んだ種なので ほっておけないと思うべきだってことで。
主要登場人物がほっておかなかったから 悪い状況でもすべてがうまくいく話で
ほっておけない がメインテーマの映画かと
ほっておけないと思うことは 言葉を変えれば
「皆を 幸せにしたいと思う心を持っている。」 と言えるかと
昔、ある本で この言葉を読んだことがあります
人と人が繋がる最初は 「君の名前は?」 と言う事からで
人と人のつながりを維持し 種を存続させるには ほっておけない と思うことで
須田は結局何なのよ!!!【求】ファンタジー要素の回収
新海監督の画の強さには、幼い子たちが大人になった時“懐かしいあの風景”として思い出すんじゃないかと思える力を感じます。得体の知れない無力感やままならなさを感じる世代に、日常を一変させたいと思わせるポジティブな力が、あの“幻想的な風景画”たちにはあるように思えるのです。
無力な少年が世界を犠牲にしてでも、たった一人の大好きな人を助けることを選択する。その途方もない覚悟を、拳銃の発泡などの法を犯し一線を越えることで表現する、これ以上ない描写も印象的でした。
近年2作より点数を下げてしまったのは、ファンタジー要素の回収不足への物足りなさでした。本作はあくまで現実という世界をリアルに描き、日常の延長線上で“晴れ女”を取り巻く超常現象が起こる物語です。君の名は。では不思議な現象が起こる“理由”の破片が散りばめられており、説明されない余白も楽しみ納得もできましたが、今回は“鳥居を潜ったから”など偶然に寄るところに委ねている。
陽菜が人柱になったのは自然の摂理に反して雨を晴れに変え続け、天気のバランスを崩してしまったからだとして、なぜ晴れを願った陽菜の祈りは受け入れられた?帆高も天に昇れたのはどうして?龍神一瞬…!雨の魚は龍の鱗?須田は結局何なのよ!!…と、ヒントが少なすぎてファンタジーをファンタジーとして楽しみきれない点では勿体無さを感じました。
帆高と陽菜の選択によって東京は半水没状態になるものの、それでも生活は続いていく。そのバックで流れる「大丈夫」という曲自体が物語の一部と化します。RADWIMPS音楽の存在によって引き上げられる作品のスケールには中毒性があります。気づけば新海映画はRADでないと満足できない身体にさせられている…。
この人でなければ、この人だからこそ、そういった要素が詰まった作品を楽しめること自体、とてもしあわせなことですね。
やっぱりダメだった・・・
「君の名は」を観て全くハマらなかったので、
一応、観てみたが・・・やっぱりダメだった!
ストーリーも、完全にご都合主義に進んでいるようにしかみえず、
正直、観ていて予測がついてしまう。
その他大勢のキャラ、チンピラの態度とかギャルの口調とかの
演出も大袈裟気味で、観ていて失笑してしまった。
途中から時間ばかり気になってしまい、
「早く終わらないかなぁ」と、感じてしまった。
要するに物語に全く引き込まれなかった。
何よりキャラクター達に全く魅力を感じず、
キャラデザインもコテコテで、特にリーゼントの刑事って!(苦笑)
主人公も何から東京へ逃げて来たのかもあやふやな感じだし。
女の子の弟が凄いモテキャラなのだが、この設定は全く物語に関係なく、
「このモテ設定いるかぁ~~???」と激しく思った。意味なくない??
弟と主人公も仲良くなっていく描写が全くないのに
仲良くなっているので、違和感しかない。
マスコット的キャラを出す為に、全く物語に絡んでこない猫を
出して来たりする「あざとさ」も鼻に付く。
主人公を「少年」と呼んでいて(この呼び方にも違和感だし、わざとらしい)、
最後は「青年」と呼ぶ演出もあざといと思う。
ラストの展開もファンタジーだとは思っていても
この展開を納得させられる演出力がないので、
「何コレ!?」って感じでついて行けず、
なんか勝手に盛り上がっていて、
観ているこっちは置いてきぼりな感じ。
コレを面白く感じない俺の感性が問題なのか??
周りがどれだけ新海誠監督を褒め称えようが、
俺には新海誠監督の良さは死ぬまで分からないだろうし、
好きになれないだろうなぁ、と思う。
誰かの犠牲が誰かの幸せを作っている。
人間関係だけが人が生きる上で最も大切なことではない。人は15歳を過ぎれば厭なことばかりが自分の身に溢れかえる。だから、家を飛び出す。自分のことを誰も知らない世界で生きていこうとするのだ。
16歳の家出少年は新宿で「天気の子」とめぐ逢ったばかりにとんでもない経験をする。四六時中降り続く雨。この夏ばかりではなく3年間も降り続き、そして今も降り続いている・・・そんな設定の映画。宿命を自覚する少女と光の中で暮らしたいと願った少年。自然の中立さを理解できずに合理性と効率だけでしか物事を判断できない大人たち。壊れ始めた地球に責任を果たすことを忘れた社会。そんなろくでもない社会のために我が身を犠牲にした少女。そんな価値などありはしないのに・・・。
映画はここで終わってしまえばいいと願った。
にもかかわらず映画は続いてしまった。
稚拙な絵と臨場感のない音楽。
余りにも無責任に未来を青少年少女に託してしまおうとする者へ怒りを感じる。
何度も観てると‼️❓心が洗われていくようだ‼️❓
最初、観た時、なんだか現実離れして、東京が沈んだら、全部沈んじゃうよなんて、君の名は、に感動してたのに自己矛盾。
ああ、全部、メタファーで比喩なんだから、ファンタジーなんだから、そんな目で観てた自分が、とてもおかしい。
テレビの録画を観て、なんだか、少年の頃に、戻る気持ちで観たら、とても感動した🥲🥺🥹
ああ、夢みていられる想いでを感じられるまで、心が洗われた。
さあ、今度は、すずめだ、さあ、こい、明日観る準備は出来た。
みんなで、是非。
全1213件中、21~40件目を表示