天気の子のレビュー・感想・評価
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世界は壊してなんぼ
臭すぎる自己語りと山崎まさよしの曲が流れると世界からの孤立という感覚を追体験する。苦しむことさえも許されてない僕らは諦めしか出来なくて、ただ世界から切り離される。超望遠に見た世界はただの風景に変化するけど、だからこそ輪郭が際立って美しさに改めて気付く。
あーこいつは、あれだ。それを知ってるやつだ。こっちのやつだ。たぶんこんな独りよがりの人は受けないなーそんな親近感こそ彼の評価でした。
君の名は。複雑でした。風景が綺麗な人なんだよとしか説明出来ない自分が。世界が綺麗なんじゃない。世界だけは美しくあって欲しいと願ってるだけ。独りよがりなんだ。だから気持ちが良いんだ。とは、キモくて言えない。さらに、無難に作品として良い出来なんだもん。垢抜けるのかよっお前も。みたいな。
彼の世界が美しいのはリアリティではないのです。美しい記憶が持つ世界を勝手に補強して組合わて押し付けた偽物です。自分の醜さを際立てるために、自分を慰めるために美しい世界を用意する独りよがりの極み。本来そんな身勝手な独りよがりは感傷的だ気持ち悪いと否定されてしまう。
お前東京行ったのにそんなんしちゃうの?子ども丸出しじゃん。世界はお前の敵。お前は世界から切り離されてる。それみんなキモがるよ良いの?我慢しきれなかったんだなと嬉しい。
少し違うのは、強くなったことでしょうか。後悔するなと後押しする。怯えたようにウルウルと感傷的に世界を美しく書いてた頃とはちがう。本当かな胡散臭い。ちょっと受けたからって色気出したでしょう。
そうなんです。監督の正体は、主人公を少年と呼ぶ、諦めた彼の方なんです。成功して小綺麗なオフィスにいるんですね。
想像を超えた作品
予告編を見て、面白そうと思っていたが、いざ見るとドハマリ。
4KのUHD版を欲しくなるほど面白かった。
特に監督の映画をわざと完結させないという思いも素敵であるし、何よりグランドエスケープの流れる瞬間が最高であった。
何度も見たいほどすごかった。
生涯の面白いランキング1位である。
最後までちゃんと描いて下さい。
「君の名は」もそうだけど、二人が再会して、あとはご想像にお任せしますという終わり方は好きではない。文学作品ならそれでもいいと思うが、アニメなんで、そこまでにすっかり思い入れしてしまった登場人物の結ばれる絵を見たいのよ。感情盛り上げるだけ盛り上げといて、最後のところで放置された感が新海作品の魅力なんかねー。失敗の連続でも描ききろうとする庵野の方が潔いと思うが。
ストーリーや絵は一級品だけに残念。
何故か心に響かない
初めてTV での観賞です
君の名は。
は何度も劇場で観たのに…
感想としては
う~ん
どうして? なぜ? と思いながら
観ていた様な気がします
主人公の男の子の行動に違和感あって
ハマらなかった
音楽も前回と同じくRADWIMPS
が担当していて
なぜ?と思った
storyは違うのに同じ作品の様に感じて
しまう瀧や三葉も出てくると
せめて音楽は変えないとイメージが
……変わらない
と思った
絵は良いのに、ストーリーがダメ。
TVで観賞。
絵は素晴らしいね。
でもストーリーがダメ。雨女がいるなら、晴れ女がいても良いと思うけど、この設定なら死ななきゃ成り立たんでしょ。死んだうえで、どうまとめるかが脚本の力なのに・・・・
新作のすずめの話も、予告編を見る限り・・・・・
お金はかかっているが、話が薄い!!
とにかくカット数が多く、お金がかかっているのを感じました(というか他の劇場アニメがショボいと思います)。お話は無理やり膨らませている感じで、かなり薄いです。露骨な童貞臭さが尺稼ぎも兼ねていて気持ち悪いです。歌ありBGMに台詞を被せる手法がうるさいです。雨の感じは流石に漂流団地より良かったです。平泉成は実写よりも台詞が聴き取りやすかったです。
未熟なら未成年なら何やってもOKでしょ?論
ある意味、ガンダムシリーズの基本コンセプトにもなってるが、この新海監督(いま49歳だとモロにガンダム世代か?)も、かなり影響を受けている気がするな。
しかし、それを変に歪曲解釈した挙げ句に、独りよがりな演出と筋立てて見せられても、全然共感できない。
君の名はでも感じたが、映像は素晴らしいのに、筋立てや演出がチープなため、作品全体が台無しになっているような気がする。
この監督は脚本や原作も全部自分一人でやっている様だが、押井守と伊藤和典のように「キャッチボールできる相手」を探さないとダメなような気がするな。
なんでこんな作品がここまで高評価なのか?
もう1度言うが映像センスは素晴らしい。
だからこの状況は監督本人のためにならない気がする。
このまま大家にしちゃダメだろ。
ともあれ、本作に至っては「いろいろ詰めきれていない感」がアチコチに滲み出ている。
要するに話の筋が通っていないから説得力に欠ける。
映像つなげて完成では映画にならない。
それは監督本人が一番よくわかっているのではないか?
何にしても残念な作品としか言えない。
新作公開記念で引き続き地上波放送。 前作より感動要素は薄い?かも。...
新作公開記念で引き続き地上波放送。
前作より感動要素は薄い?かも。相変わらず人物像の掘り下げが浅い。特に主人公が何かの問題を抱えて東京に来た筈なのにその描写が殆ど無い。その為終盤の主人公の行動にあまり共感出来なかった。ヒロインも同様。15歳であの家庭環境なら何かしらの措置が取られるべきなのにそれも無く、それが周りの大人や警察・行政へのヘイトを煽る要素なんだろうけど余りにもその部分がお粗末すぎた。主人公周りの大人達も活躍が薄い。ほぼ居住と終盤の逃亡要因。その反面何故かヒロインの弟のキャラが異様に濃い 笑
既存キャラも出てきたり、相変わらずの素晴らしい作画と音楽で楽しめる部分はあったけど癖の強すぎるキャストやあの結末だと好き嫌いは別れるかも。個人的には思ったよりは良かった。
やっぱり最高!
2019年の公開時も劇場で5回観たり、コラボカフェや展示会にも行くほどハマっていた「天気の子」が再上映されると聞いて観に行ってきました。今回IMAXでの上映ということもあり、かなり期待していましたが、正直そこまで違いがわからなかったという感想はさておき、改めて観ると、作画の作り込み、RADWIMPSの音楽、一映画としてのストーリーなど全ての要素に感動を覚え、本当に楽しい時間を過ごすことができました。また、11月に公開される最新作の「すずめの戸締まり」に対する期待も高まりました。希望としては帆高と陽菜出てきてほしいなぁーと思ってます笑。
ちょっと期待外れの映画です。
前作「君の名は。」が売れまくった後に、世界中から期待されて作られた映画です。
売れるように、狙い過ぎて、むしろ、外れちゃったかのような感じがします。
映画単体としては、普通なのかもしれませんが、どうしても、「君の名は。」と比較しちゃうと、評価が下がるように思います。
ストーリーの着地的にも、「本当に、それで良いの?」という感じです。
映像は綺麗です。
舞台が東京である理由などなど
若者の勇気と恋の物語でした😃
ストーリーの盛り上がりは最高で、後半になるにつれて気持ちもあがっていきます、恋っていいなあ😍💕
気になったところは、こだわりの東京背景がリアルに描かれているのですが、路地裏のプランターとか、痛んだアスファルトと雨とか、写真の展覧会のようなハイセンスな背景が多くて、逆にリアルさを感じなかったです😭絵になりすぎてて違和感😩
家出少年たちの大都会生活というのにも、感情移入しにくかったのではないでしょうか?
経験したことある人ほぼいないでしょうし、家出の理由も薄いし。舞台は田舎でもよかったのでは😩異常気象に飲まれていく大都会とか、迫力ある絵が描きたかったのはわかりますが、もう少し東京じゃなきゃいけなかった理由とかあったらよかったかな😀
【君の名は】の方が好きだったけど、良作でした🥹次回作に期待😃😃😃
「世界」と「愛」を天秤にかけて「選択」をする物語
素晴らしい!という意見と薄っぺらい!という酷評と、ここのレビューは二分されている気がします。
なぜなのか。
肯定派の人は、主人公と須賀の対比や愛に直向きな主人公の「選択」に感動している。
否定派の人は、主人公が家出をしたことや世界を変えた後の3年間の島での描写が無いため、主人公がどのような行動原理を持って物語が進行し、物語が進行してその行動にどのような変化があったのか、物語の導入と結末と言えるビフォアとアフターが無くただただその過程を観ているだけの映画であるという印象なのかなと思う。
どちらも共存する感想かなと思う。
解説を見ると物語の導入や結末など映像描写があるようだが、そこを見落としてしまうと本当にわからないし、映像描写があったとしても主人公の絶対に故郷には帰らない!という強い意志に説得力を持たせる事は難しいと思う。
主人公と須賀との対比がわかると作品を深く楽しめるが、須賀の心理変化があまり描かれず主人公をあそこまで邪魔する理由も想像することしかできない。須賀の姪が犯罪を犯してまで主人公を助ける理由もわからない。
「世界」と「愛」を天秤にかけて、どちらを選択するかの物語。
主人公の「選択」をフィーチャーする物語であるのだから、主人公と周囲の原理や変化などの人物描写は丁寧に描かれるべきだと思う。
帆高は強い子!!
映像の美しさ、音楽の素晴らしさ、ストーリーやキャラクターの良さ等、この作品が好きな理由をあげたらキリがない。しかし、1番私の胸にグッときたのは【帆高の突き進む力だ】私は、臆病でチキンだから拳銃を見つけた時点で警察にすぐ言ってしまうだろう。周りを傷つけたくないと思い、一泊ほどで島に帰るだろう。しかし、帆高は不安や恐怖を一切感じさせず好きな女の子のために自分に何ができるのかを考えて行動し続ける。信じられない精神力だ。この映画は色々な要素があるが、帆高の強さや信念の硬さは、周りを振り回してでも自分の欲求に素直で真っ直ぐだ。だから、私も真似してみようと思う。自分の欲求や叶えたい夢に対して逃げるのではなく恐れず向かいたい。
帆高の行動はちょっと…と思う場面はありましたが、それも青春なのかぁ...
帆高の行動はちょっと…と思う場面はありましたが、それも青春なのかぁと。
君の名は。の方が好みですが、今回の水の描写は素晴らしかった。時たま実写なのかと思うほどに映像が綺麗で良かったです。
全力少年
竜の形をした神々の棲む國。
その場所を舞台にカントクのアタマにある幻想世界のやりたい放題が結実する。そこはハヤオと同じ。オマージュも、そこかしこに感じるケド。
相当、推敲したんだろうなァと思わせるホン。
細やかに創り込まれた世界。
どこか懐かしい、あの頃を思い出させるスジ。
悪人の出てこない穏やかな世界。
相変わらずの新海誠ワールド全開。
御都合主義や、どこかで観た画も相変わらずギッシリ。たまに魅せつける、あざとさもご愛嬌。その、ダメダメぶりを全てを差し引いても創り手に嫉妬させるチカラが、このタイトルにもある。
自分のキャラを自作品に紛れ込ませるのも、その世界の創造主の役得。やりますのう。いつも思うけど、このカントクの描く全力疾走はこんな時代だからこそ清々しい。
ただなー、今回は音当てもどこか控えめで、PV風味は薄れてました。別に好き放題やってもいいのに。それとなー、ハコに散見したグチャグチャ知ったかがウザい新海誠オタは勘弁だけどネ。
渋谷の最終は満員で、クレジットが開けて明るくなるまで席を立つひとがいませんでした。渋谷でコレはスゲエよ。久しぶりに観た。
ただ、舞台は新宿界隈。やっぱ、渋谷じゃなくて新宿だよな。ホームの新宿IMAX最終で、すぐにもう一度観たくさせた作品力を評価します。
さあ、これからデカイ画面を楽しんで、終わったら西武新宿駅前のマックでハンバーガーを食べようかね。明けゆく曇り空から、一筋の光が射すことを信じて。
STAYGOLD@ぴあ映画生活
自然と人間の在り方に挑む恋物語
これほど、素晴らしい作品に出逢えるとは思わなかった。新海監督が絶頂期を迎えたことを確信できる傑作である。本作は、10代の若者達のラブストーリーを通して、『風の谷のナウシカ』を始めとして、数々の作品が描いてきた“自然と人間”という壮大なテーマに挑んだ意欲作である。
家出した高校生・帆高は、東京で何とか就職先を見つけて暮らしていた。ある日、彼は、少女・陽菜と出逢う。彼女は、祈るだけで晴天を創り出せる不思議な能力を持っていた。折しも東京は、何日も雨が降り続くという異常気象下にあり、二人は、陽菜の能力を活かした仕事を始め、晴天を希望する人々の願いを叶えていく。やがて二人は、陽菜に過酷な運命が待ち受けていることを知る・・・。
陽菜の持つ能力設定から考えれば、本作は、ラブファンタジーと言えるが、現実離れした物語になっていない。普通人である帆高を中心にしてストーリーが展開していることと、緻密で繊細な作画技術によって、写実的でリアルなラブストーリーに仕上がっている。
陽菜の能力は、自然に抗うことができる強力なものである。人々が彼女の創り出す束の間の晴天に歓喜する姿を活写していたので、更に陽菜が能力アップして、異常気象に立向っていくというベタな展開を予想していたが、そういう自然に挑む人間を描いた作品ではなかった。
二人は過酷な運命に翻弄されながらも、決断をする。決断が奇異に感じられないのは、終盤、自然との向き合い方を示唆する老婆の“昔は・・・”という台詞に説得力があるからである。更に、我々人間が、昨今の異常気象という自然の猛威に抗えないことを実感しているからである。
ラストシーン。二人は強く次に踏み出していく。何も変わらなくても構わない。互いを想う気持ち、愛する力が強ければ、それでいい。自然と人間という壮大なテーマに対して二人が導き出した揺るぎない答えが心に深く刻み込まれた。決して消えることはないだろう。
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