劇場公開日 2019年7月19日

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「新海監督の運命感が窺われる一本なのか。」天気の子 talkieさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5新海監督の運命感が窺われる一本なのか。

2022年12月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

どんなに文明を高度化してきても、自然に対しては人間は無力な存在―そんな運命感が描かれた一本と、評論子は受け取りました。
これが新海監督がお持ちの運命感なのでしょうか。
「晴れ女」としての情念を発揮するほど陽菜の体が透明化するのは、運命に逆らうことの矛盾を露呈するものに他ならないのでしょう。
幾多の災害に見舞われても―災害というほどでなく、曇天で陽光の恩恵が受けられない日があり、風雨にさらされる日があったとしても、人間はその現実を受け入れて、その条件のなかでより良い生活を求めなければならない存在であること―。
改めて、そのことに思いが至りました。評論子は。

talkie