「タイトルなし」イエスタデイ 肉ネ~ムさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし
R&R、ポップスをかじってれば誰でも一度は思うだろう、Lennon / McCartney 級の楽曲を世に送り出せたらどんなに素晴らしいことかと。それが現実になる気分をちょっと疑似体験できます。ああうらやましい。気になる女性に後ろ髪引かれつつ、もっといい女がいくらでも寄ってくる、富も名声もついてくる、となればそりゃあ前進あるのみ。人生、超絶勝ち組決定のはずが...。
当代の有名アーティストを騙し世界を欺く罪悪感。他人の曲での成功で捨て去る幼馴染に対する良心の呵責。こんなに有名になってしまって、もしバレたらという不安感。こんなことはもう続けられないよ、Help Me!そんな主人公を救ったのは誰あろうあの人でした、って憎いね憎いね。
序盤から小ネタ連発で笑えます。JohnとかPaul とか普通の名前ですもんね、ビートルズがいない世界でググればそうなりますわな笑。
主人公同様、微妙にイケてない感を醸し続ける気の毒なヒロインのはじける笑顔とオブラディオブラダのコンボで最後は撃沈っす。
基本、劇中歌は主演者のいわばビートルズカバーな訳でそれはそれで悪くなかったけど、やっぱりジョンの1/fゆらぎボイスとかポールの首筋血管浮出し系絶叫シャウトとかリンゴのスチャスチャしたドラムとかがないとビートルズじゃないよねってエンディングテーマを聴きながら思ったのでした。
またここでのおともだちが増えて嬉しいと思ってしまった私でございます。
フォローありがとうございます😊
この映画の感想もまたまた私の場合 思い出綴りになってしまっているのですが、そもそも音楽が凄いし構想が素晴らしくてかなり期待して見たのにおもしろかったです。