「ただただ面白い」イエスタデイ まやさんの映画レビュー(感想・評価)
ただただ面白い
大英帝国は流石だなと言いたい
ビートルズという偉大なシンガーを輩出した国だからだ。
私は20代でビートルズ世代でもなく、ファンな訳でもないが、それでも彼らの曲が流れるとあ、これ知ってるとなるものが多いし自然に体を揺らしている。
さて、そんなビートルズが存在しない世の中だったら、という前提が面白い。
これはいける!とジャックがビートルズの曲を歌っても最初は鳴かず飛ばす。
ローカルレーベルの男の目に止まるまでも長いしローカル番組に出れても茶化されて終わる。
そんなテレビをあの有名なエドシーランが観ていたのだ。
彼のライブの前座にジャックを招くと観客は大層湧いた。ビートルズはロシアの歌も作ってたのね!
ここからジャックの人生が変わる。
あれよあれよと言う間に売れていく様は大変愉快だ。
全編がビートルズの曲で編成されているところも良い。
結局最後はカミングアウトして、愛しのエリート結婚し終了!だが、全てが丸く収まった感がある。
私はタラタラした映画は嫌いだ。この映画は全体的にテンポが良かったのが好印象である。
主役の歌が上手いからビートルズの歌も映えるがゃっぱりちょっと物足りない。HELP!をロック調にされたのもうーんという感じ
何が言いたいかと言うと、ビートルズの曲はあの四人が歌ったからこそ輝いていたのだし、逆にビートルズじゃない人が同じ歌を歌ってもおそらくそんなヒットしなかったと思う。
ヲタによるヲタのための推しの映画という感じが大変良かった。
ジャックのオリジナルソングとビートルズの歌を比べオリジナルソングをつまらんとボツにするあたりもリスペクトしてるのが窺える。
総合的に大変面白かった。