アスのレビュー・感想・評価
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面白い
ものすごく不気味で恐ろしい話。なんだけど、この監督の前作『ゲットアウト』でもそうだったように、めちゃくちゃ笑える。
ビックリした顔とか、悪い笑い顔とか、大げさすぎて逆に面白い。あと動きがヘン。
襲ってくるやつらの動作がいちいちおかしくて、コントかよ!って突っ込みたくなる。
セリフも、この危機的状況でそんなこと言う?みたいなのとかあるし。とくにバカ親父。バカ親父と言えば、あの父親が子供みたいな言動したときに、子供たちがする「またかよ」みたいな顔も面白かった。
話がはひどく恐ろしいので、見てる方としては
「ナニコレ、笑っていいの?怖いけど。ダメなの?いやでも面白過ぎるでしょ!ああー怖い」という混乱した状況に。
自分も笑うのはヘンかと思って堪えてたけど、前の席の女性がゲラゲラ笑ってたので、やっぱり笑っていいんだと思います。オススメです。
ジョーダンピール作品の心理的恐怖の正体
一件落着のように見えて、どことない後味の悪さを残すのが、彼の作品に通底していると思う。
なぜならば、映画を通してみたときの「真の被害者」は主人公たちではないからである。
その「真の被害者」たちの「声」が、「上の者」達の強制的な抑圧で封殺されていることこそが、恐ろしい。
その「上の者達」の所業こそが、真に恐ろしいのだ。
主人公たちは初めてその「声」という真実を知り、世界の裏側の恐怖と対峙することになる。
だからこそ、彼の作品で「真の被害者」が流す涙やその表情には、核心に迫るものがある。
だからこそ、ルピタニョンゴが別荘で自分の分身と初対峙するシーンの、あの彼女の表情が、全てを物語っている。
映画を見終わったあとの我々は、今一度、自分たちの幸福は誰かの不幸の上で成り立っているのではないか、と考えてみる必要がある。
この社会で「ハサミ」を握らざるおえない人間がいて、誰の喉元にそれを突き刺そうとしてるのか。
まともなフリをした人間のバックボーンは果たしてまともなのか。
斬新なシナリオと演出
面白かったけど、頭でっかち?
役者さんたちの演技が巧みで引き込まれる。
カメラワークが、奇をてらうことなく、印象的なショットを交え捉えていく心地よさ。
自分そっくり、家族構成も同じな何かに襲われるというシチュエーションも恐ろしい。
じわじわ来といて、あとは、大バトルになる。
笑いが散りばめられていてさじ加減がいい。
ミステリー。
これが問題だ。
設定的には、良いとして、、、描写がイマイチ。(予算の都合かな・・・)
どうもこの映画、テーマとして、アメリカの格差社会に焦点を当てているようだが、、、全くピンとこない。
USは、私たちであり、ユーエス(アメリカ)も引っ掛けている。
テーマをストレートに描くと社会派ドラマにしかならないが、それをあえてミステリーホラーにしてみました!ということのようだ。
しかし、ミステリーと一致しない。
問題定義どころか、この物語だとむしろ高みの見物状態に見えてしまう。
そして下層の者たちを見下してるようにも見えてしまう。
でもテーマが全くピンとこないため、鑑賞の印象はそんなこともなく、ハラハラドキドキの連続で楽しませてくれた。
ちょっと頭でっかちに感じる。
言いたいテーマはインタビューなどでフォローしてるようだけど、それを含めて作品として成立させたいようで、イマイチ本編だけでは機能していないモヤモヤが残る。
テーマである格差社会、資本主義の闇を持ってくる意義は大いにあるが、この作品にそれは感じなかった。
例えばゾンビ物は、ざっくりいうと得体の知れないウイルスなどで人類が滅びてしまうことがあるかもという恐怖をエンタメにしたものと観れるから、この作品もそう観てあげればいいかも・・・。
と書いていたらブラックホーク・ダウンを思い出した。
限られた人数の米兵に対峙するソマリアの民兵の大群。
アメリカ兵から見たらわらわら出てくるゾンビのように見えただろうからそういう風に見せてる。
この映画の、あの者たちは、、、それじゃああまりにも酷い見せ方。。。
モヤモヤ感をずらずら書いたが、こういうエンタメの中に強い作家性がある作品が作られること自体はよろばしい。
監督が怖いと思ったものを「ほらこれって本当は怖いよね」と見せまくる。(監督はウサギが無表情で怖いらしい)
前作のゲット・アウトも面白かったので、また次も見たい監督でる。
ホラー苦手な人でも見やすいホラー!
ホラーを超えていく展開がたまらん
作り込みが雑すぎて映画として
いちいち現実に引き戻されるのが残念でした。
じつは観賞後に町山さんトークショーがあり、映画中の意味深なメッセージを知れてよかったです。 トークショーのネタバレになりますが(いいですよね)、町山さん曰く、単に深いメッセージを伝えようとしても 重すぎたり 興味ひかれず誰もみないと勿体ないじゃないですか、ホラー仕立ては動員を助ける、といった彼なりにこの映画のよさを挙げてくださいました。 そこはそうかもなと思うので町山さんに御礼です。
がしかし! それにしても! とはいえ! だって映画ですよ?!
あまりにディテールの作り込みが中途半端すぎて そのたび映画に入り込めなかった。 えっアレなんでそうなの なんでこうなの 結局助かったのは(Pー)たちだけでそれなんの意味があるの、えっ意味はないの?! とか
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⚠️(以下、オブラートに包みますがややネタバレ)
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なんであるときは動きが同じなのに それ以外わりと個別に動けてるの、娘より足速かったっぽいのはなんで? バレエはどっちが動いてたの、ていうかバレエどこで教わったんすか、なんで息子を奪おうとしてるの、わかれば狂気でもなさそうですけど なんで自分の子を愛してないの?
なんでニョンゴ(女優名)だけ即殺されないの、(Pー)だから? でもなんでそれ周りの人?もわかるの、あそこ、ちっちゃい子供が オリジナルの動きにシンクロしながらそれでも上に出ていけるのに他の人?たちはそれまで出てけなかったの、なんでなんで、いやだからあの人あそこ昔行ったことあったんじゃないの、で結局 肝心なところはぜんぶ口頭説明なの?
などと、その都度ひき戻されちゃうのって そもそも映画としてどうなんですかねと思ってしまいました。 「そこは本質じゃないんだよ」と云われても映画ってそこ大事じゃないですかね・って云い過ぎ?
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後半、加速度的に失速したと感じた
神秘的な音楽や不気味な演出、不穏な空気漂いまくりのワクワク感、"us"の登場時の緊張感は良かったけど、個人的には後半ガクンと失速したと感じたので、観終わった後は残念な気持ちだった。
オチは大体予想通りなのはいいとして、"us"登場後、どんな展開が来るのかと非常に楽しみにしてたのに、基本的に対決のみであまりインパクトのあるシーンは個人的にはなかった。格闘もインパクトいまひとつ。所々に笑いを入れたり、白人の双子?の姉妹はなぜか側転してたりとか、面白い点もあるけど、サブキャラの魅力もいまひとつ。
タネとオチがさらっとし過ぎてたからなのかな?ホラーとしてもサスペンスとしても観客の心の揺さぶりが足りなかった気がする。
言葉だけでなく"us"の悲惨さ悲哀を映像として見せられたり、阿鼻叫喚を聞かされたり、もっと得体の知れない感を出してくれたら、もっと見応えあったかも。
トンデモ設定だが面白かった
ファックザポリス
エリザベスモスのでっぷり感が増していた。いい。あの家族とはなんの友達なんだろ。完全に殺すためのいけ好かない白人一家。特別才能がありそうでもないし、特権をフルで活かせた人たち。
旦那がハワード大学のトレーナー着てるからエリート一家の設定なんだよね。それでも白人の金持ちほどではなくて嫉妬してる。そしてさらに強大な嫉妬する存在が迫る。
冒頭で地下鉄道を示唆するテロップがあるので色々暗喩を探しながらみたけどその辺はよくわからなかった。
地下の存在=黒人、だけでなく、陽の目を見なかった人たち。
ホラーとしては気軽に楽しめる。
人間の鎖はあの後どうなるの?!?結局何も変わらない偽善的な運動っていう皮肉なのかな。
旦那が空気読めなくて、しまいにはあなたに決定権は一切ない!!って言い切られてた。
新たなゾンビ映画
ホラーなのかスリラーなのか?
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