アスのレビュー・感想・評価
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"わたしたち"の謎
予告やタイトルからも、ドッペルゲンガーである"わたしたち"が登場するのはすでに分かっており、その正体ばかりが気になってしまう映画なんですが、その謎を暴こうと冒頭から最後までずっと、ヒントを探し続ながら鑑賞しました。すべてのシーンが何か意図があるように思えてしょうがないのです。
一家と自分のトッペルゲンガーとの闘いが非常に面白く描かれてます。少し笑えるシーンもありますが、そこはホラー、きっちりグロめシーンもありで見どころ十分でした。しかし自分の姿の人間を自ら殺すって、どんな気持ちになるんでしょうかね?
知りたくて知りたくてうずうずしていた、謎が後半で一気にネタバレになります。が、これはすぐに理解するのは難しかったです。結構理由が、こじつけ感が否めない気がしており、その点は少し残念に思いましたが…。
そして、ラストのラストで持ってきました衝撃の一撃!いや~驚きました!う~~と唸りを上げたくなりました。と、同時に一気に色々つながっていった気がします。。。
かなり不気味
ノープより面白いよ
社会の分断を描いた刺激的作品
表情の演技に驚愕。
NOPE を鑑賞して、旧作を観たくなった。
GET OUT に続き、こちらも鑑賞。
GET OUT はシンプルでじわじわくる感じだったが、こちらは色々散りばめられていて、
より2回目の鑑賞が面白い感じでした。
とにかく表情の演技が凄い。GET OUT のメイドさんもそうだったが、
ジョーダン ピール作品にでる方々は、とにかく、印象深い演技をされる。
バレエの描写について、よく分からなかったところがあったが、未公開シーンの中で
『本来、あの演目は二人で踊るものであった』ことの説明があり、納得しました。
表も裏も賞賛を受けたわけだが、才能有りの彼女は、世界観を変えるほどの演技だったわけですね。
眼に見えない貧富の格差が確実に存在すること。
人の光と影は表裏一体であること。
自分を守る。家族を守るためなら、人は影になりうること。
色々なことをスリラーの中に組み込んでいるのが、ピールさんの凄いところ。
観れば観るほど、色々、感じるところがある。新たに見えてくる。
次回作も、きっと複数回、観ちゃうんだろうな、私たちは。
凄いけど謎も多きスリラー
監督のものすごい熱量を感じる、サスペンスホラーの傑作!!
「ゲット・アウト」に続きジョーダン・ピール監督がドッペルゲンガーを題材にした監督2作目
前作同様、何とも不気味で気持ちの悪い脳裏に焼き付く映像と緊張感漂うBGMでどっと疲れましたが、これも面白かった
「ゲット・アウト」よりもこっちの方が好みです
ルピタ・ニョンゴさんが主人公ファミリーのママ・アデレードを力強く演じてますが、もう一方の2役目、地下から地上に現れたテザード(クローン)・レッドのしゃがれ声の怪演に終始 圧倒されます
最後に明らかになる、アデレードとレッドが少女時代にビーチのミラーハウスで入れ替わっていたという事実、それに気づいてしまった?息子・・・なんとも衝撃的なエンディング、またもや予測不能でみごとでした
"エレミア書11章11節"のサインを持って立つ男は本作の根底にある"対照性"を示唆し、自分とそっくりなクローンの存在、11時11分、地上の世界と地下の世界、双子の姉妹、ビーチの簡易トイレから出てくるジェイソンを挟んで両側に立つトイレの構図など、全編に渡り、シンメトリーが表現されています
政府が無責任に行ったクローン実験の犠牲者として生まれたテザード達、この対照性は富と貧困も象徴しており、タイトルの「Us」はアメリカ合衆国の意味も含んでいるとのこと
ピール監督が現代アメリカに対して伝えたいメッセージが明確な作品コンセプトになっており、とても興味深いです
今回も映像・音楽そしてストーリー共にジョーダン・ピール監督の卓越した才能が爆発した、ものすごい熱量を持った作品として完成されていました、すごかったです
最後に、今でも不明な点
ジェイソンのテザードは何故 顔に大火傷を負っていたのか? どんな意味があるのか今だに不明です
影の存在
ところどころにブラックユーモアみたいなものがあり、映画全体の暗さをコミカルにしている。
影とまじりあったことで、影が街に襲来する話。影とは何なのか。それに対しての説明はなく、ただ昔から影がいた、という設定。
というか、この町にしか影はいないのかな…?
他の影はさっさと同じ姿の者を殺すのに、主人公たちだけは中々、殺されない謎。
不思議。復讐したいんじゃなかったのか…。
それにしても、最後のシーンはなかなか愉快だった。
やっぱりホラー(ミステリー?)はこうじゃないとね(笑)。
そんな馬鹿なが最も当てはまる
赤い衣服に身を包んだ目的が謎の集団が襲い来るという、ジェイソン・ブラムが好みそうなネタで攻めてきた本作、まさに新世代のホラーに相応しい作品だと思う。 奇をてらった作品の中でも本作のレベルは桁違いだ。本作で描かれる人権を無視した異常な実態に驚かされるや否や、それに巻き込まれた人物による更なる衝撃。「そんな馬鹿な・・・」思わずそんな言葉がこぼれてしまった。
序盤は「赤い服の人」第1号の存在や主人公の生い立ちを含めてかなり王道なホラー的展開からスタートする。ここでも主人公夫婦の友人として登場するリッチな白人一家にやや嫌味的な事を言われ、もはや白人の心には常に巣食う様にも思える白人至上主義を感じ、迎えた夜。家にやってきたヤツらの登場から物語が激しく動く。
殺害シーン等があるためR-15+指定だが、コメディアンの顔も持つジョーダン・ピール監督のこだわりで、どこか喜劇を見ている様なテンポとノリで進んでいく。恐れおののく様なシーンでも怖くしすぎないところが返って怖い位だ。ヤツらの行動にどこまで自由が効くのかはイマイチ分からない所だったが、特性を生かした撃退方法などの観客の感情を高ぶらせる様な上手い演出の数々で2時間ノンストップの面白さを味わうことが出来る。 皆で手を取り合うシーンが挿入された冒頭のテレビコマーシャルから伏線が貼られており、それらも分かりやすく描かれている為、理屈っぽくなることも少なく、純粋に楽しむことが出来る作品たろう。
今度は格差社会への警鐘
やはりジョーダンピールの作品はエンタメを超えたメッセージ性が卓越している
映し出される映像全てに意味がある作り込みが、どのカットでも見て取れて引き込まれる
全てのセリフ、着ている服や持っている物からしても細部へのこだわりが伝えたい気持ちの熱として伝わってくる
見終わった後でもアレはどういう意味なんだろうとか、あのシーンはどこに繋がるとか、会話と考察が弾む数少ない天才監督作品
すごい映画、だけど
伏線強くてストーリーが置き去りに。
2019公開米映画です。
アカデミー脚本賞を受賞した「ゲット・アウト」のジョーダン・ピールが監督・脚本です。
US=United States
すなわちアメリカ社会の黒人差別、資本主義社会を揶揄しているわけです。
この映画を理解するためには、アメリカの人種差別の歴史や「Hands Across America」、貧富の格差社会、登場するウサギが持つ意味など(キリスト教観点)の前知識が必要なわけですが高評価を上げている日本人のどれくらいが内容を理解しているんでしょうか甚だ疑問です。ハイコンテクストな映画ですね。
またクローンを示唆する「対称・背反」についても、この映画の大きなテーマとなっており、鏡を初めとして、鋏や双子、11:11など様々な伏線が散りばめられており、観るものを楽しませてくれますね。
オチについては序盤に出てくるスリラーがヒントとなっており、PVを見たことがある人は、序盤に気づけたかもしれませんね。同じジョーダン・ピール監督の「ゲット・アウト」と比べると多少伏線に重視しすぎたため、ストーリーがおざなりになった感が否めませんね。
本当に深い意味はあったんでしょうか
面白い所はかなり面白い
序盤のホラー演出はかなり怖くて期待が盛り上がる、ドッペルゲンガーが家の前で向こう向いて立ってるだけなのに怖い
斬新な怖がらせ方で期待を高めるもまさかのこのシーンが怖さのピーク
お向かいさん家族のドッペルとのバトルはかなりギャグよりでなんじゃこら状態(監督がもともとコメディの人だったんですね)
でも中盤を我慢するとスケキヨボーイが焼身自殺するあたりから面白さが戻ってくる(ホラーとしての面白さではないけど)
全体的な印象としては、一つ一つの素材は素晴らしいのに1本の映画としてはまとまりが悪い感じ、初っぱなから主人公とドッペルゲンガーが入れ替わっているてオチが丸わかりだったり、ドッペルゲンガーが本体の特徴を奇妙な形で引き継いでいる、ある意味分かりやすく大衆向けな親切さがある一方で、地下世界の説明があまりなかったり主人公とドッペルの戦いがダンスのように優雅、最後のドッペルたちがモニュメント的に手を繋ぐエンディングなど、芸術性が高い作品名にありがちな不親切さがちぐはぐに思える
かなり間延びして見える中盤のギャグ風な展開もガチホラーかと思ったら肩透かしを食らってガッカリするけど、この監督はこういう作風とわかっていれば演出自体は悪くないし楽しめる
他の作品も見てみようかな
面白い!
自宅PS4にて、U-NEXTで鑑賞しました。
『ゲットアウト』のジョーダンピール監督の作品になります。今作は映画館で一度字幕版で鑑賞済みなのですが、近々同監督の『ノープ』公開ということで、自宅で吹替版でまた見てみたいと思い鑑賞しました。
今作でも、『ゲットアウト』でもそうなのですが、ジョーダンピール監督の作品はアメリカ社会をテーマにしたものになっているようです。やはり自身が黒人のアメリカ人であるからでしょうか。よって我々一般の日本人にとっては、初見では(相当アメリカ社会に詳しくない限り)深くまで理解するのが難しいのではないでしょうか。ただ、鑑賞後に考察、解説サイト等を見ると、面白さが分かると思います。
『ノープ』がどうなるか楽しみです。
深淵を覗くとき、深淵もまたこちらを覗いている。
配信110円に釣られてiPadで視聴。
夜の場面、暗かった・・・差別語みたいだけど、主役のルピタ・ニョンゴは、
美人の黒人女性だが、かなり黒人としても黒い方。
パソコン画面の中に沈むようだった。家族も然り。
非常に観にくい、これならDVDで観たかった。
内容も自分たち家族にそっくりの分身(ドッペルゲンガー)が現れ、現れただけでも怖いのに、襲ってくる。命の危険に晒されるのだ。
主役のアディ(ルピタ・ニョンゴ)は幼い頃、お祭りの日に、行方不明になる。
たった15分間だったのにダメージを受けて、失語症になってしまう。
アディはいったい何を見たのか?
この問いはラストでとんでもないホラーな回答が出される!!
ここからネタバレですので、ラストを知りたくない方は、どうか読むのをやめて下さいね。
最初の説明でアメリカには何万キロメートルに及ぶ「地下道、地下室」が存在する・・・
テロップが流れます。
地下には自分の分身(影・・・とか、分身、あるいはクローンとか説明される)
地上の本人は幸せを謳歌しているのに、影は暗く貧しく浮かばれない地下生活。
彼らの恨みが決起へと向かう。
《手を繋ごうアメリカ》
赤い服を着た分身たちは決起して《殺し合い?》を始める。
最後に一番驚いたのはアディはお祭りの幼いあの日に、分身と入れ替わっていて、
今のアディ(お母さん)はクローンなのです。
けれど、その後の展開はまるで分かりません。
・・・その後も知りたい!!
ジョーダン・ピール監督の言うには、恵まれた一部の人々が富や幸せを
独り占めしている世界への警鐘・・・だとか!
でも結局は殺し合い(暴力)で、解決するのなら、今までと同じこと・・・
そう思えてしはいました。
結末が予測出来てしまう
序盤からの導入で、どうせドッペルゲンガー(クローン)と入れ替わっているのだろうと思いながら、鑑賞して「やっぱり」感が否めない。
内容のスッカラカンさは兎も角として、主役陣の俳優さん達の演技が惹き込まれる程に素晴らしかったです。
それ以外は何とも言えない。
タイトルなし(ネタバレ)
同監督の前作が面白かったので、今作も期待値高めだったのですが…楽しみにしていた分、だいぶ残念な内容でした。
終盤、不気味な存在側が物語の肝を説明してくれちゃっていたのが1番残念でした😂
そしてその説明を聞いても、いまいちよく分からなかった「なぜ自分がもう1人いるのか」問題。
なにより主人公の夫の行動が抜け過ぎていて、彼の魅力はどこ?状態でした。
娘の足が早い設定なども別にいらないような…
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