劇場公開日 2019年6月28日

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新聞記者のレビュー・感想・評価

全475件中、161~180件目を表示

4.5歴史は「社会」が作る

2020年2月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

知的

シンケンレッドから娼夫を経て官僚にまで出世した松坂桃李。
「その時は僕の実名を…」そこまで家族を顧みないのはどうかと。でも良いセリフ。そこまで熱意があったのにラストは疑問符。神崎の手紙でビビったのか。

おばあちゃんから若返って新聞記者になったシムウンギョン。
帰国子女で英語ペラペラという設定では日本の女優では居なかったんでしょうね。ハングルを一切話さないのに演じたのは立派。

圧倒的な「悪者」、田中哲司か良かった。

内調のシーンだけ薄暗いのは、「印象操作」。

この作品も「情報操作」か真実か。
この作品を支持する人が増えて、TVで流れるほど大衆が知るまでになれば真実になるのか。

少なくとも、自分は支持したい。

この文の前半は「情報操作」ではないです。

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クリストフ

3.5わざとフィクションぽくしてるのかな?

2020年2月22日
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鑑賞方法:映画館

時節柄、反体制と取られかねない内容を良く映像にしたなとアッパレ感の直後、でも主演女優を無理矢理韓国人にしたのは結局政権への忖度か、と気持ちも中和。どう見ても不自然だもの。むしろそれほど今の政権の圧力は大きいのだろうか。主演のシム・ウンギョンはSUNNYからそのまま大きくなった感じ。コメディの方が似合うのでは。

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あっきゃん

5.0真の恐怖とは…。

2020年2月22日
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鑑賞方法:映画館

ホラーより怖いよこの映画!!!

「日本の民主主義なんて形だけでいい」

この言葉が怖くて怖くて!
メディアの力も怖いし内閣も怖い。
なんなんだ日本て国は!!

と、うっかりのめり込んで観てしまうほど、
この作品のセンスがすごくいい!!
こんな切り込み方、今までの映画にありそうでなかったですよ。
この監督すごいなぁ!!今後注目します!!!

内調の人間がTwitterとか、本当に怖い!!!
これ、フィクションだよね?と何度も自分に言い聞かせるくらい、
どんどん「ありえそう」な場面が続き、
あとで調べてみたらこの原作、東京新聞の記者さんなんですね。
どうりで。

キー局がどこも宣伝していなくて、
こんなに著名な俳優さんが出ているのに、
どこも宣伝しない理由がこの中にあるんじゃないかと思ったら、
さらに怖い!

しかも主役の韓国の女優さんの演技力もすごくて、
日本の若手女優さんでここまで出来るひと少ないなーとか思ったり、
いろんな意味で楽しい作品でした。

そして松坂桃李が主役ってのがアレルギーな私は、
ほらね、やっぱりこのくらいの立ち位置のほうが彼は輝くよねと、
自分の審美眼を確認したりもできました。

とにかく面白かった!
平日なのにほぼ満員の場内、
是枝監督も絶賛したという今作、ぜひ!!!

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茉恭(まゆき)

3.0動機にピンとこなかった

2020年2月19日
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話の内容としては面白かったけど、政府の高級取りのお役人さんがこんな暗いへやでこんな書き込みばかりするような仕事するかな⁈って感じたのと主人公の先輩が自殺する動機もそんなに責任感じて追い詰められる程かなぁ…死んでしまうくらいなら普通に仕事を辞めてしばらく田舎や離島で暮らせば??なんて思いながら観てしまった。
本田翼の奥さん役はめちゃくちゃ可愛いかった。

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フラニー

3.0詰めが甘い

2020年2月9日
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鑑賞方法:映画館

闇感が素晴らしく良かったけど、
最後の腑に落ちない所
意外とあっさりしてる所と

そもそもヒロインが韓国人である必要あるか?
上野樹里の方が絶対いいじゃんと。

まぁ、2つに分けて制作して観たら
より濃厚で満足感があったでしょう。

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キャプテン

1.5ズリネタ映画

社会派というには偏りが気になる。言ってしまえば反政権派用ズリネタ映画。

現実の疑惑や事件だったり実在の人物や名称をストーリーに組み込むことで飛躍したフィクションに現実味を持たせるのは上手さではあるが、この偏り具合では危うさが上回る。
劇中で情報・印象操作の恐ろしさを描いているが、この映画自体も印象操作じみているという皮肉な結果もなんとも不気味。

技術面は良いだけに都合の良い美化や願望を捨ててどの向きにも厳しい目を向けられていればちゃんとした社会派映画になっていたように思うが、それはこの映画の目指すところでは無さそうだ。

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美味しくって体に良いハンドソープ

3.5登場人物の描き方ってこんなんでいいの?

2020年2月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

現政権へ物申す立派な志の作品として見させて頂きました。あれこれ、首相絡みの想像が難しくないエピソードがいくつもあり、細菌研究の顛末は別としても、そのための資金が首相のお友達の企業に流れている・・・とか。その勇気には拍手をしたいと思いますが、残念ながら映画としての満足度はそれほど高くありませんでした。
特に内閣府の人たちの描き方はまるで二流のSF漫画みたい。優秀な職員たちが無表情にSNSにネトウヨのような書き込みをしてるなんてありえないし、ただただ隠ぺいと情報操作を部下に押し付ける田中哲志演じる上司の描き方は、さんざどこかで見たパターン以外何ものでもありません。まっとうな神経を持った人間が、死んだ神崎と松坂桃李以外いないような内閣府って何?。国会中継で議員に叱られたてアタフタしているだけが官僚ではなく、実際は頭の良いちゃんと仕切れる人がたくさんいるわけで、せめてそういう人たちの有象無象のリアリティのある人間関係の中に、この問題を放り投げてくれたら、もっと恐ろしい主題が浮かび上がって来たのではないかと残念です。
新聞社もそう。これだけの社運を揺るがすような政権への反旗を朝刊の一面を使って行おうっていうのに、あまりにもそこに葛藤がなさすぎる。北村有起哉のデスクが当初は上からの圧力に屈して手を引けと言っていたのに、証言者が実名を出していいと言っただけで、少し記事を直させて翌日には発行してしまう。社長にはどうやってOKを取ったのか。政治部の記者にもいろいろな意見の人がいるわけだし、絶対に反対もあるだろうにどのように説き伏せたのだろうか。官邸からの反論を想定して負けないだけの次の手を考える。そういうところを丁寧に描いてくれたら、見た人は納得してくれたんじゃないかな。この結末に持っていくには、そうした様々な真反対の意見をギリギリまで集約した結果でなければ、やはり陳腐な印象しか残らないと思います。

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天国のTOM

5.0政治に詳しくなくても…

2020年1月31日
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DVDで鑑賞しました。

観たいと思ったきっかけが、アカデミー賞にノミネートされたことと、前にSUNNY強い気持ち・強い愛を観たのをきっかけに韓国版も視聴して、シム・ウンギョンさんの演技に魅了されたからでした。

私は、こういった社会派の映画って難しいなぁと思うタイプなのですが、実によく描かれていて、最近のニュースも取り上げられていたので、凄く入りやすかったし、わかりやすかったです。

去年、沢山映画を観ましたが、この映画が1番良かったです。映画館で観ればよかった。

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alpenroses

4.0光と闇を見事に描き切った。

2020年1月29日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

光と闇のコントラストが情緒深い。
社会派として今の日本をよくここまで描き切った。
フィクションの映画としても面白い。
主演の2人は邦画としてはトップレベルの名演!
日本アカデミー賞をとって欲しい。
この作品は新聞社が「正義」だからいいが、現実では新聞社もかなり問題があると思う。
そこまで描き切れたら言う事なし!
もっとこういう邦画が増えて欲しい。

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Pegasus

3.5「動」と「静」の対峙

2020年1月28日
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鑑賞方法:映画館

知的

邦画では珍しい、政府(内閣情報調査室(内調))の越権的諜報活動を告発する、ある“新聞記者”を描いた社会派ドラマで、独立系配給会社作品としては唯一、今年の日本アカデミー賞に6部門でノミネートされている秀作です。

その事件は午前2時に起こり、以降、新聞社と内調が交互に舞台となり、物語は殆ど夜に進みます。冒頭の新聞社と内調を各々映し出すシーンは、双方で本作のエスタブリッシング・ショットを構成していると云えます。新聞社及び主役の女性記者を捉えたショットはほぼ全て手持ちカメラで撮られ揺れている一方、内調及び内調関係者はフィックス又はパンされた安定した画になっています。
新聞社と記者達は、地図も道標も無く常に行き先を求めて熱く揺動している一方、内調はスタッフの顔が見えず、皆が声もなくパソコンに向かって粛々と機械的にルーティンをこなすモノトーンの冷え冷えとした環境、いわば「動」と「静」という対照的な両者の対峙と対決が本作の舞台設定であり、これが映像として見事に鮮やかに撮り分けられています。

また本作の事件は常に夜の闇の中、即ち色のない、暖かみのない欝々としたモノクロの世界で起こるのも象徴的です。歴史は、決して衆人環視の日常活動の中では動かず、人々が寝静まって認知することのない時間帯・場所で胎動し展開するという寓意が観衆には植え付けられていきます。

本来、本作は全くアクションがなく、ラブロマンスもなく、笑いも涙もない、執務室での遣り取りや記者の取材、及び電話の会話主体で進むという、平板で映像に抑揚や変化がつけ難い、どちらかというとTVドラマに向いたスジですので、さして動きのない映像を手持ちカメラによって、いわば強制的に違和感ある画調に拵えて観衆を催眠させ、即座に内調の安定した画調で覚醒させて観衆を一所に留めず揺さぶり続けることにしたのでしょう。
更に寄せと引きを繰り返し、細かくカットを割ることによって、非常に心地良いテンポに編集されているため、物語の中核となる記者の取材活動=謀略の謎解き自体は単調な映像にも関わらず、観衆には自然に緊迫感が高められていました。
ただ、生命の危機につながる切迫した手に汗握るようなスリル性には乏しく、勧善懲悪にもなり切っていないので、やや不完全燃焼感の残るスジかと思います。

本作で最も出色だったのは、内調のエリート官僚役の松坂桃李の演技、就中“眼”が物語の進行につれて明らかに変化していく処です。前半の官僚らしい怜悧で冷静な眼が、中盤、嘗ての上司に関わる頃から眼に血が通い始め、徐々に使命感が沸き立ち、早々に憤怒に変わっていきます。しかし生気の失せた、恰も死んだ魚のような眼で迎えるラストは、個人の熱情が冷徹な組織論理に組み伏せられてしまう現実を見せられ、殺伐とした荒涼感を残します。全く見事な演技の出来栄えです。

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keithKH

4.5日本も終焉かもしれない

2020年1月22日
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若者が政治を学ぶ充分なきっかけになる映画でした。自分も若者です。

日本アカデミー賞の優秀作品賞を受賞しました
翔んで埼玉やキングダム等のヒット作がライバルに並んでいますが、私はどうか、忖度に負けずにこの作品が最優秀賞に選ばれて欲しいと心から思います。

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葉

4.0フィクションでも怖い

2020年1月20日
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内閣情報調査室による世論形成と情報統制。良くここまで踏み込んだと思います。安全保障とは現実もこういうモノだと思うが、組織の中での個人の無力感と、組織の無慈悲な圧力に、松坂桃李演じる杉原が絶望する様は息苦しかった。

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Hiroki23nk

4.0この映画の本質

2020年1月17日
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鑑賞方法:DVD/BD

何だかレビューを見ていると何が何でも政府の隠蔽を認めたくない所謂ネトウヨが声高らかに書き込んでいますが、本編の中で出てきたフレーズをちゃんと見ていなかったんですかね。

『誰よりも自分を信じ疑え』

このフレーズをちゃんと見ていた人ならば、少しは自分の意見に自分自身の耳を傾けることができると思うのですが...
もっと言えば、僕個人的には、真実なんてどうだっていい。
大事なのは、現に人が死んでいる、傷ついている人がいる、それがこの現象すべての本質じゃないのか。
この国が守られるのであれば隠蔽でも何でもしてください。マスコミも暴きたいならどんどん暴いて下さい。
政府もマスコミもどっちもどっち。執拗な取材で人を追い込んでいるか、隠蔽で追い込んでいるか、やり方が違っているだけで、誰かを傷つけているのは同じ。
無辜の人間を巻き込まないで頂きたい。だたそれだけ。

あともう一つ、僕がいつも報道やこういった作品に触れる時に思い出す名言がある。
『この世に事実というものは存在しない、あるのは解釈だけである』

右翼も左翼も、自分を信じ過ぎない様にして頂きたい。

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urge05need

1.5志はいいのだが

2020年1月1日
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鑑賞方法:DVD/BD

なぜこんなにエンターテイメントにしたのだろうか??

その分、問題から遠くになっていくような気がした。

展開も遅いし、余計なサスペンスを入れるし、そのエンターテイメントが
大事なものを壊しているから。

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ドビー

4.0ラストシーン

2019年12月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

相変わらず切羽詰まった顔の松坂桃李はすごい。ラストは衝撃。吉岡は何を言ったのだろう。この先が知りたい。他の誌も追いかけているということなので、そこに期待したい。
新聞記者という仕事。新聞は自分も読まないし、読んでる人がどんどん少なくなっている。ネットニュースが蔓延し、ワイドショーも既存のニュースを受け売りで流している中、新聞はどうか。命がけで取材をするということ。今の政治が不祥事ばっかだから、やけにリアルに感じた。内閣府ってこーゆー仕事してるんだな。

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いつこ

3.0政治的な風刺を含むが故に

2019年12月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

避けてしまう人も多いのではないか?
時の政権に批判的なニュースが山ほど流れた事を併せて考えると、妄想や陥れる為の画策だと逃げ口上を聞いても政治的ベクトルが同調してなければ納得出来る筈もない。

もりかけ…山口…と未だに現在進行形の話と似たワードが飛び出してくる展開は苦笑いしかでない。
作品で予想されるような事が現実に出てくるが「わきが甘い」の一言で済まされるものだろうかとは思う。

作品内で揉み消しの形などは不起訴でこれ以上掘り下げるのは止めろと圧力がかかるのは実際にお目にかかる事はないが、明らかに奇妙な事が起こり過ぎるとこうなるのも仕方ない。

「嘘か本当を決めるのは国民だ」と判断を任せるのは昔からの手法ではあるが御用マスコミって分かってて受け入れるしかない世の中は恐ろしい。

作品の政治的ベクトルはともかく、観る人の感性を試す作品にはなると思う。付き合いの深い人と観ると関係が壊れるかもしれないと言う意味では少し恐い作品だ。

この作品について「この作品はおかしい」と同調を求める人も「こんな事が起こっているからおかしい」と周りに同調を求める人も色々居る。
観てから何がおかしいか?作品のセリフ「判断は国民がする」と併せて考えれば良いと思う。

軍事的な事や本当に必要だった事業を隠さなければならないのは何故なのか?まともに説明出来ないのにどうやって国民の理解を得るのか?事が起こらなければわからない。そう言った事の中身が利益と必要性が半々位なら良い。

この映画は極端な人間、セリフも出てくるから抵抗感あるだろうが、邦画作品は海外作品と違い権力側は負けるケースが少ない。

頭に長いものには…がちらつく私は主人公たちの熱さは命知らずに映ったが、羨ましさも感じた。

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うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)

3.5これはフィクションです

2019年12月4日
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内調の杉原が突きつけられる、この不条理に目を瞑るのか?という問いは観客に向けられている。「そう、これはフィクションです、でもあなたも現実で見てきましたよね、今そこにある、腐敗と不条理、そして失われた命。」ラストシーンの杉原は私たち自身だ。そして、どう考えてもリスクが高いこの映画に出演した松坂桃李さん、本田翼さんら出演者のみなさんリスペクト。

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ピンボール

3.0無力にあがく

2019年12月2日
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鑑賞方法:DVD/BD

恐ろしかった。
ありふれたホラー映画よりよっぽど怖いラストだった。
ハッピーエンドはないにしろ、
ここまで絶望的な気分でエンドロールを迎えるとは
思ってなかった。

官房の暗い雰囲気と機械的な人間たちが、
何をやったところで変わらない
強大な組織を意識付けてるけど、
結局、崩す一手を打てないまま忖度と脅迫で
ドンドン追い込まれて行き結末を迎えてしまった。
官房の言う国を守るとは何なのだろう。
「この国の民主主義は形だけで良いんだ」
と言うあの表情と
松坂桃李のリアクションは素晴らしかったけど、
新聞記者ですら記事のもみ消しに合ってるのに、
私たちは何を信じれば良いのだろう?
と思いました。

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奥嶋ひろまさ

1.52019 BD/DVD 72

2019年11月30日
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すいません。集中できず内容が入ってこなかったです。社会派ドラマは嫌いじゃないけどこれは面白くなかったです。

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しゅん13