劇場公開日 2019年6月28日

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「無力にあがく」新聞記者 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

3.0無力にあがく

2019年12月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

恐ろしかった。
ありふれたホラー映画よりよっぽど怖いラストだった。
ハッピーエンドはないにしろ、
ここまで絶望的な気分でエンドロールを迎えるとは
思ってなかった。

官房の暗い雰囲気と機械的な人間たちが、
何をやったところで変わらない
強大な組織を意識付けてるけど、
結局、崩す一手を打てないまま忖度と脅迫で
ドンドン追い込まれて行き結末を迎えてしまった。
官房の言う国を守るとは何なのだろう。
「この国の民主主義は形だけで良いんだ」
と言うあの表情と
松坂桃李のリアクションは素晴らしかったけど、
新聞記者ですら記事のもみ消しに合ってるのに、
私たちは何を信じれば良いのだろう?
と思いました。

奥嶋ひろまさ