劇場公開日 2019年6月28日

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「政治的な風刺を含むが故に」新聞記者 うにたん♪コメント書き込み一部を除き回復、皆様色々ありがとうございますさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0政治的な風刺を含むが故に

2019年12月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

避けてしまう人も多いのではないか?
時の政権に批判的なニュースが山ほど流れた事を併せて考えると、妄想や陥れる為の画策だと逃げ口上を聞いても政治的ベクトルが同調してなければ納得出来る筈もない。

もりかけ…山口…と未だに現在進行形の話と似たワードが飛び出してくる展開は苦笑いしかでない。
作品で予想されるような事が現実に出てくるが「わきが甘い」の一言で済まされるものだろうかとは思う。

作品内で揉み消しの形などは不起訴でこれ以上掘り下げるのは止めろと圧力がかかるのは実際にお目にかかる事はないが、明らかに奇妙な事が起こり過ぎるとこうなるのも仕方ない。

「嘘か本当を決めるのは国民だ」と判断を任せるのは昔からの手法ではあるが御用マスコミって分かってて受け入れるしかない世の中は恐ろしい。

作品の政治的ベクトルはともかく、観る人の感性を試す作品にはなると思う。付き合いの深い人と観ると関係が壊れるかもしれないと言う意味では少し恐い作品だ。

この作品について「この作品はおかしい」と同調を求める人も「こんな事が起こっているからおかしい」と周りに同調を求める人も色々居る。
観てから何がおかしいか?作品のセリフ「判断は国民がする」と併せて考えれば良いと思う。

軍事的な事や本当に必要だった事業を隠さなければならないのは何故なのか?まともに説明出来ないのにどうやって国民の理解を得るのか?事が起こらなければわからない。そう言った事の中身が利益と必要性が半々位なら良い。

この映画は極端な人間、セリフも出てくるから抵抗感あるだろうが、邦画作品は海外作品と違い権力側は負けるケースが少ない。

頭に長いものには…がちらつく私は主人公たちの熱さは命知らずに映ったが、羨ましさも感じた。

うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)