新聞記者のレビュー・感想・評価
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映像がデヴィッドフィンチャー並に暗い
ちょっと重い話そうだったので避けていたけどめちゃくちゃ良かった。報道する側も辛いのでしょうね。ラストの実名出します、って話を持っていくシーンで色々交差する気持ちをそこで切ったのは上手いなと思いました。早く観れば良かった。以上!
良心を鈍らせてはいけない
90%くらい事実って感じですね。よく作った!って快哉を叫ぶほどこの国の今どきのマスコミは情けないのです。
「子供に恥じない選択をする」これがいかに困難か。
しかし官僚も新聞社も良心が痛まないのでしょうか。
本田翼の純真な奥さん役がとても可愛かった。所属の役者の出演に引いていた芸能プロダクションが多い中(だから主役は韓国人女優)、この映画に出演するということだけでも素晴らしいと思います。ますますファンになりました。
原作の望月氏とともに前川元事務次官がいい役で出ておりました(特別出演)。
まさにこの映画のような煮え湯を飲まされた方ですね。
面白いかどうかは別
日本のタブーに迫る作品が、日本アカデミー賞を獲ったというので、興味津々で観てみましたが、「何だか起伏のない平坦な映画だな..」というのが正直な感想。
社会的意義と映画の面白さは分けて考えるべきだと思いました。
believe and doubt yourself more than anyone else
いい教えだな。
ここで終わらせたのも、この映画が描きたかったことを際立たせるためか。
昔、新聞記者になりたかったけど、私には「知りたい」という気持ちも正義感もない。
だから落とされたのかな。
大変な仕事だ。
官僚も、一部にはこういう腐った人間がいるのだろう。
その上で成り立ってる国会も茶番に思えてくる。
国と家族のための汚い仕事
シムウンギョン扮するアメリカ育ちの新聞記者吉岡エリカのところへ医療系大学院大学の匿名ファックスが届いたので調べる事になった。松坂桃李扮する外務省から内閣府へ出向している官僚杉原拓海は、国を守るため内閣に不味い記事をさばく役割を担っていた。しかし意に反してネットに拡散 しろと言う指示を受けたりした。どうも官僚とは国と家族のためにと言う名目で汚い仕事をせざるを得ない慣習があるようだ。上からの命令と言うのは拒否も出来ないのだろうね。だから冷たい世界で森友事件の様に官僚の自殺が絶えないのかね。死ぬくらいなら官僚なんて辞めてしまえばいいのにね。それにしても日本語がもどかしい韓国女優シムウンギョンを主演に起用したのは帰国子女と言う設定だからかな。
まずまず
エンタメとしては面白い。
しかし、プロパガンダとしては行き過ぎてる。
本作を通して、国家への体制批判をしたいのだろう。
事実の要素もあるだろう。
ジャーナリズムの正義もあるだろう。
それは結構。
政府や政治家、官僚の善悪が問われている。映画ではそれを描いている。
しかしだ、
現実には
マスコミにも善悪が問われてまっせ。
というのを感想として言っておきたい。
マスコミによる偏向報道をもっと見直してほしいよ。
マスコミに真の意味で中立、客観性はあるのか。
マスコミのせいで、国益を損なったり、経済が悪化したり、他国からの侵略危機を誘発していることもある。
政治家や官僚だけのせいではない。
教育界、マスコミ界の悪しきカルチャーも見直してほしいよ。
真実に迫る者達の息詰まる戦い
本作は、純度100%の社会派サスペンスである。エンタメ要素はかなぐり捨てて、正義と真実というテーマに脇目も振らずに迫っていく。前半は難解さがありストーリー展開も緩慢であるが、後半、ストーリーが本流に乗ってからは、一気に緊迫感が高まり、ラストまで息詰まるサスペンスが展開されていく。
内閣情報調査室に勤務するエリート官僚・杉原(松坂桃李)は、外務省から異動し官僚主義的な正義の在り方に疑問を感じていた。一方、東都新聞記者・吉岡(シム・ウンギョン)は、韓国人の母を持ち、新聞記者として、強い信念で政治の闇を追いかけていた。ある日、吉岡は匿名の新設大学情報を入手する。そして、この情報に隠された真実に杉原とともに迫っていく・・・。
全編の殆どが、東都新聞社内と内閣情報調査室内のシーンであり、会話と資料で綴られる物語は、派手さはないが、その分リアルでありドキュメンタリーを観ているような雰囲気がある。最近の政治で、真偽定かでない事件が多いだけに、なおさらである。
杉原演じる松坂桃李は、現実社会で誰もが直面する己の正義と組織の正義の矛盾に苦しみ戸惑う姿を好演している。思わず頷いてしまうシーンが多い。素直に感情移入できる。
真実に迫ろうとする吉岡の行動には説得力がある。吉岡を演じるシム・ウンギョンが効いている。強くてタフという雰囲気はないが、目の表情が常に真剣で隙がない。どんな困難にあっても決して諦めずに粘り強く真実に迫っていく。
ラストシーンに本作のメッセージが示唆されている。
正論を唱えても何も変わらない。行動によって示さなければ道は開けない。戦わなければ道は開けない。時として戦いに敗れても次の戦いを挑んでいく。自由を守るというのは真実究明の戦いであり、戦い続けることでしか自由を堅持する方法はない。
本作は、面白さを問う作品ではない。本作で問題提起されたテーマを我々観客がしっかり受け止めて考える秀作である。
評価が良さげだったから見てみましたが、好みではありませんでした。ど...
評価が良さげだったから見てみましたが、好みではありませんでした。どうしてこんなに評価がいいのか、ちょっと不思議。
国家の元における情報操作
アカデミー賞作品でありながら、公開時に見逃していた作品。Huluで改めて鑑賞。
この作品を、あの問題で内閣府が揺れ動いていた、あの時期に上映に踏切り、アカデミー賞受賞に導いた映画界は、なかなか捨てたものではない。きっと、製作陣の中には、見えない軋轢を感じた人も多かったのではないだろうか。また、本作が、単に作品賞だけでなく、主演男優賞、主演女優賞までも受賞した事にも意義がある。
女性新聞記者を主人公にして、日本国家の裏に潜む、闇の情報操作を扱った社会派サスペンス。
・国家とは何なのか…?
・政治とは誰の為にあるのか…?
・人の命の価値とは…?
・真実を押し曲げてまで守る意味とは…?
といった内容を問いかけながら、最初から最後まで、モノトーンな画面で物語は展開していく。
真実を求めようとするアメリカ育ちの新聞記者吉岡と内閣府官僚で疑問を抱きながらも国家戦略の為に情報操作をしていた杉原の2人が、杉原の先輩の自殺を機に、国が隠蔽しようとした大学設置に伴う真相を突き止めていくストーリー。
これはあくまで主観だか、内容が、現実の内閣府が抱えていた問題と重なる為、主役が、日本人女優では難しい役柄。シム・ウギョンが主演を務めた事で、国への叛旗を翻す印象を柔らかくしている効果もあるのかもしれない。
また、松坂桃李は、偽と正に葛藤する役どころを見事に演じ、アカデミー賞に相応しい演技だった。そして、ラストシーン。いろいろな想いや出来事が想像できて、杉原の一言は、何を語ったのか、意味深なエンディングであった。
こうした政治絡みの問題や隠蔽は、昔から存在し、そして、これからもあるのだろうと思う。私たちの知らない所での駆け引きがあるのだろうが、正しい事を正しいと言える世の中であって欲しい。
日本の現状❗️
まさに、今の内閣総理大臣及び政府与党への挑戦的作品👏
日本という国が如何に言論の自由を弾圧しているか。
お上の圧力、いわゆる情報統制は、戦時中の帝国主義と何ら変わりないとしか思えない。
本作で描かれている、政府及び総理がひた隠しにする事例は、もはや現安倍政権及び安倍総理のそれをまさに彷彿とさせる内容!
主演のシム・ウンギョン、松坂桃李が素晴らしい❗️
ファクトあくまでドラマ
内容は新聞記者と内閣情報調査室の二人が国家という鰯群の中心であるファクトに近づいていく映画。一番印象に残った台詞は『反逆者は殺せ!そしてそれに新聞が加担した!』で映画の冒頭のこの台詞が監督が問題にしてるかもしれません。最後の主人公の二人の声にならない声で何かを伝えるシーンも良かったです。何を言いたかったのか視聴者に問いかける作品にしたかったなだろうな。目隠しの羊🐏俺みたいにはなるなよ!の言葉。声にならない声で訴えてくるシーン。見えない壁が断然と立ちはだかる社会。内閣情報調査室の人間離れした空間。混沌や葛藤を描きながらもAEONが後ろ盾とは、、、、冒頭から驚き!この映画がプロパガンダかもと考えながらドキュメンタリー映画の森達也監督のi 新聞記者ドキュメントと照らし合わせながら自分自身の捉え方にも限界を感じた作品。
問題はどこに?
この映画上手に作ってある。のに、なんだか魅力がない。どこから観ても話がわかって、どこか観てなくても気にならない。人が1人、、、なのに、そんな映画だった。
重大な問題事項を対して問題にならない程度の映画として作ることの方が大問題。ある意味凄い。
感想としては、民主主義ってなんだろう。。。そんなものどこにあるんだろう。あぁ、形だけだったね。
演者さんたちは頑張ってた。と、思う。演者さんの顔芸に頼りすぎじゃないだろうか、、、。
救われない
社会派ドラマとして終盤までは、結末がどうなるか楽しめましたが、私的にはラストが嫌いです。
こんな世界ならいらないと思えますし、ラストで気持ちが萎えました。
見ていい気分になれなかったので評価は低いです。
新聞記者が原作のノンフィクションというのがリアル
現実の日本の政治家や閣僚の中で起きていることが、映画を通して表現している点も、まさにジャーナリズムということだろう。政治とマスコミの闇の関係だってあるんだろう。責任を感じて自殺してしまう官僚たちもこれまでたくさんいる。
この映画を観ていて、役者さんの演技に引き込まれて、現実の闇も解明してほしいと思いました。
この後は、ちょっとしたネタバレですが、、、
ラストの松坂桃李の口パクのセリフは「ごめん」なんだろうなぁ。
【国家の陰謀に揺さぶられる人間を観るドラマ】
・2019年公開の日本の社会派サスペンスフィクション映画。
・東都新聞社の女性記者である 吉岡エリカが大学新設計画に関する記事の調査を進める中で内閣府の存在が出てくる。一方、政権に不都合な情報をコントロールする立場の内閣情報調査室に所属する若手官僚 杉原は自身の元上司である神崎という男の自殺をきっかけに自身の仕事内容への迷いと国が隠そうとしている事実への疑念が生まれる。次第にその2人が絡み合っていき、国の陰謀と向き合っていく という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
・陰謀論にリアリティが増してワクワクする
・サラリーマンであることの弱さを突き付けられて危機感を覚える
・頑張る吉岡エリカを見ると、自分も頑張らねばと思わせてくれる
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
[物語]
・モヤモヤオチです。が、そこに行きつくまでの人間ドラマは骨太でした。登場人物の放つ言葉が直接的でなく、匂わせ風なので彼らが心の底で何を感じて、何をしたいのか、を想像しながら観る面白さがありました。
[演出]
・内閣情報調査室の部屋の雰囲気が暗すぎて…やっていることのダークさを視覚的に教えてくれる表現で非常に良かったです。本当の内閣情報調査室もこんな感じなんでしょうか?いやきっと違うと思いますが笑 でも、だからこそそのように魅せるのが演出なのでしょうね。
・吉岡エリカのアップショットを多用しており、彼女の心情を言葉で語らせず、表情で語らせようという意思を感じたところが面白かったです。
[映像]
・新聞社周辺ではコントラスト強めの雰囲気、内閣情報調査室周辺では淡目のブルー、日常生活は豆球系の暖色。ときっちり分けられた映像になっていて、目で見てその空気間を掴めるところが好きでした。
[音楽]
・際立って感じたことはありません。
[演技・配役]
・全体的に安定感ありますが、際立って感じたことはありませんでした。ただし、北村有起哉さんの「新聞記者としてのプライド」「部下思いのやさしさ」「長いモノには巻かれることも必要」「人よりネタ」といういくつかの顔を持ち、その葛藤の中でも、辛さを見せずに出来る限りスマートに処理していく行動、の渋さには痺れました。
[全体]
・まず、「国の陰謀が一体何なのか」というサスペンス要素に惹かれて、すらっと観れます。
・細かなところで日常生活に役立ちそうな気持も与えてもらいました。例えば、自殺した父にとらわれたままでいる吉岡エリカさんが、自宅でも深夜まで一人淡々と仕事をし続ける様が、自分自身も「甘えてないで同じくらい頑張ろう!」と奮い立ったりとか、自殺した神崎さんの経緯を知ると「思考もサラリーマンでい続けてしまうことは首根っこを掴まれた状態であり、ある日突然身動きすらできない危険性がある…」と今後を考えてみたりとか、国の陰謀を知ると「やっぱりそういうことって少なからずありそうだよねぇ…」とワクワクしたりとか。
・何より、賛否が分かれそうなオチ。私はオチだけはピですが笑 でも一度鑑賞できてよかったです。2021年にはNetflixでドラマ化もするそうなので、それもまた観てみたい!と楽しみになりました。ありがとうございました。
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