新聞記者のレビュー・感想・評価
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顔の演技
シム・ウンギョンてどこかで見たなと思ったら、NHKで放送してた「赤と黒」というドラマでだった。ヒロインの妹役で、ショートカットのボーイッシュな高校生(?)。ドラマではコミカルパート担当だったので、映画見ながら「大人になったなぁ」と、親戚のおばさんみたいに思った。
が、セリフを言うより顔のアップが多く、ちょっと彼女のところは間延びしたかな。すごくがんばっていたことは、充分伝わっているけども。
俳優陣みんなすごかったんだけど、日本という国が、全然魅力のない国に思えて、切なくなってしまった。日本に本物の民主主義はいらない…はあ。これがフィクションに思えないから、悲しい。どうにかならんのかねえ。
権力や組織の圧力と正義感との葛藤
よくできた【映画】です
映画館で一度観て、最近BS12でも観た。
いちいち不安にさせるカメラワークとか、内調の過剰に青白い色味とか、不穏なBGMとか。
不気味なひりひりするスリリングな演出で、
よーくできたミステリー?サスペンス?映画です。
杉原さんの憔悴していく演技、お上手。
吉原さん、よく存じない役者さんだったおかげで先入観なく見れてよかった、設定も無理なく受け入れられたし、丸い目の演技がお見事。
多田さん役の人の不気味さ、最高に怖かった。
現実世界のお話が下敷きになってるかどうかは置いておいて十分おもしろいので、
沢山の人に見る機会があるといいなと思う。
地上波放送がないことが、この映画のリアルな怖さを助長する結果になってて、皮肉。
やればいいのに。
少し単調すぎたかな
メッセージも感じる重たい作品です。
ラストも見た人に委ねるような作り。
うーん。僕には思いの外刺さらなかったかな。
内閣府の怖い部分が見れた事は勉強になりました。
でも、個人的にはもう少しだけ映画として抑揚のあるものが好みかな。
つまらない訳ではないんです。
細部に拘って欲しい
改めて世の中の見方を考えさせられました。
原作の一部を展開した社会派エンタメ、寡黙な日本のジャーナリズムを説く
日本のジャーナリズムは寡黙だ。不偏不党が根付く日本では、与党を批判する情報を強く流すことはない。その特異な日本のジャーナリズムと内閣官房の2つの視点から描かれた意欲作。ツッコミどころはあるが、重厚感ある作品だった。
原作は読んでいた。大学でジャーナリズムやメディアについて勉強しているので、題材に選んでみたからだ。東京新聞の望月衣塑子の半生と当時の菅官房長官との激しいやりとりの経緯を綴っている。本作は、その中でも現在に至るジャーナリズムへの問いをピックアップしていた。
東京新聞もリベラルなので、自民党が騒がれている問題に首を捻り、追求する立場である。モリカケ問題を蔑ろにしようとする政府を責めた一人が望月衣塑子である。そんな視点が入った映画。
何よりキャストの気概を感じる。主演はシム・ウンギョン。『ブルーアワーをぶっ飛ばす』の後にこの作品は撮られたそうだが、割と流暢で気にならなかった。一方の松坂桃李も素晴らしい。官房としての葛藤をヒリヒリと感じさせる。
ところどころのツッコミどころは差し引いても、良くできた作品だと思う。新しい風を開けようとする気概こそこの作品の意義ではないだろうか。
暗い
現忖度政権の回し者か。
日本語の下手さが、すべてを台無しにしてる
シム・ウンギョンさん良かった。
邦画にしては大健闘
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東都新聞記者、吉岡の元に新大学創設に関する極秘資料が送られてきて、内閣府で働く杉原と共に事態の真相に迫っていく話。
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この大学創設はたぶん森友学園と加計学園問題をモデルにしてて、私はこの問題について全く分かってないけど映画内に出てくる記事の話とか知っていると似てるような感じなのかな?.
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ハリウッドや韓国でこういう話最近よくあって、それに比べたらまだまだだと思うけど邦画にしては良いじゃないか。最初の1歩だよ。
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あとは最初らへん話を追うのに精一杯で途中から気づいたんだが、登場人物たちが正義に基づいて行動している時光が顔の真正面から当たっている気がする。そして政府の黒い方へとおちてしまう時は光に背を向けているような。
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だから、内閣府の人達が窓の方(光がさしてる)を見ることはないし、真実に限りなく近づいている時吉岡の顔に過剰に光がさしてるのかなぁと。
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私はおもしろかったです。
社会派(風)ファンタジー映画
「もしかして裏でこんなことが起きていたらエモい!」という妄想を「事実をもとにしてます」風に描いてる
なんちゃって社会派映画。
絵作りはちゃんとした映画だけど
北朝鮮などのプロパガンダ映画と同じ手法で作られてる感じ。
これを見て「日本の政治はなんてだめなんだ!」みたく熱くなる人がいるのでしょうか?
新聞記者
映画は自分と違う世界を体験できるから楽しいという部分があると思う。この映画ではもしかしたら存在するかもしれない自分とは違う世界を描いている。
杉原の正義感や復讐心と、家族や自分のこれからの人生。この2つの間で揺れる杉原の気持ちが容易に想像できるし、共感できる。
そしてラストの『ごめん』。結局、自分や家族の生活をとったという結末か。この日本の内閣にはなんの希望も残っていないという風刺のようにも感じた。と同時に人間の弱さも描かれている?
最後の杉原の表情は今にも自殺してしまいそうな感じだった。最後道路に飛び出して自殺したのでは?
簡単に印象操作される国民も描かれていた。そんな人間を育てる教育をしてはいけない。
深くて重かった。。
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