人間失格 太宰治と3人の女たちのレビュー・感想・評価
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この太宰は最強だな
実際に映画を観る前は、いや太宰は小栗旬じゃないでしょ〜と思ってたのだが
見終わった後には小栗旬くらい目立つキャラじゃないとダメだわ!って感じてる。いい仕事してたと思います。太宰に合うかどうかはもうどうでも良く、とにかく楽しませて頂きました。
女性の私としては女性たちに共感しまくりでしたが、男性はきっと違う視点なんでしょうね。気になります。
見どころ :
衣装の可愛さ
色彩と風景の美しさ
本妻の葛藤と強さ
ねちっこいキスシーン
小栗旬演じる魅力的なクソ男感
沢尻エリカ演じる静子の可愛さ
(小栗旬の大きな手が彼女のちーちゃい顔に添えられるとことか背中の美しさとか含めて素敵でした!)
小栗旬のファンではないのですけども、ものすごい色気にやられてしまって、、
★5つ評価となりました。
役に惚れさせることが出来るってすごいですよね。
太宰治の小説は苦手だったのですがこの映画をきっかけに読み返しています。
素敵な時間をありがとう。
蜷川ワールド全開
切り取って見れば美しい
蜷川実花の人間失格として
最高でした
蜷川実花が好きで観に行きましたが行ってよかったです。
3人の女たちとある通り、色恋が話の中心です。
太宰治が作品へ向き合うシーンは少ないので、作品のファンの方にとっては物足りないかもしれません。
演技の上手い人達ばかりですし、そこに蜷川実花の演出が混ざると最強です。
登場人物それぞれが苦悩するシーンは胸が痛くて仕方なかったです。とくに二階堂ふみ。
上映後、二階堂ふみの気持ちが分からん、などと言っている男性もいましたが・・・
とくに女性の登場人物の感情が難解なので、人生経験の浅い人は楽しめないのではないか、といい意味で思います。
もし私が10代の頃に見ていたら、面白くないって途中で見るのを止めてしまいそうです。
この作品は、ある程度様々な恋愛を経験した女性が1番楽しめるんじゃないでしょうか。
テーマのマッチングが絶妙
太宰治の人間失格という倒錯的題材と蜷川実花の世界観とのマッチングが絶妙すぎた。
蜷川独特の背景や色彩はもとより、役者の角度とか間合いとか。
テロップ見なくてもこれは蜷川実花だなと。
どぎつい 目に刺さるような色彩に ふわふわした花や木々や光
少し 和ノスタルジックな蜷川の世界観と合わさって
やりすぎない、でもお洒落な作品だ。
それでいて ドロドロした負の感情や心理描写、不安感、死の痛みや恐怖の表現もしっかり刺さってきて テーマを裏切らない部分も十分に伝わってきた。
主人公・周りの人間の狂いっぷりも いろんな意味で良かった。
そしてさして好きでもなかった小栗旬が こんなにかっこよかった?って思えてくる罠。
こんな人がいたら女は抗えないだろうな と思わせてしまいます。
ただ、話の全体的なテンポはあまり良くないので
少し間延びしたように感じやすいかもしれません。
気持ちをフラットにして時間に余裕を持って世界観にどっぷり浸かって観れば大丈夫ですが
人によっては時計を見たくなるかも。
好きです。
あんまりエロくはなかった。映像は好き。
ロケットマン観たあとのこれだったから、昔の文豪って、今でいう人気ミュージシャンみたいなものだったのかな。
恋愛の快楽もお酒や麻薬なんかと同じ、度が過ぎると死に向かう。
ほどほどなら明日への活力、未来の構築となるんだろうけど。
情事の快楽は実はナルシスト、自分に酔いしれているだけのように思うし。失楽園なんかにしても死に向かう。
なんででしょう、ベクトルが内向きだからかな。
外に向かうと耽美的でなくなるしね。不思議なもんです。
小栗旬は、元が健康的な方なのか、いやらしさが感じられなくて、役者としてとことん反面教師的に危なさを訴えかけて欲しかったなあ。そこいくと成田凌の方が、病的なものを携えていて歳いってたら適任だったかも。
素材としては完璧なんですけどね、映像の美しさは、昔鈴木清順監督の映画の美しさにハマってたのを思い出して、それならそれで徹底していればいいのかなと。蜷川さん、そこに特化してどこまでもビジュアルで完璧に見せて欲しいなって期待します。これからも。上目線ですみません。
太宰の何を描きたかったのか
どこまでも静止画のひと
如是我聞・・・
想像を超えてました
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