Fukushima 50のレビュー・感想・評価
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忘れた頃に災害はやってくる
再開した映画館で遅ればせながら。 あの震災は突然やって来た。あの時も阪神大震災の時も、こんな事が、信じられないような災害が起きるのか!と恐ろしさを感じたし、TVに映し出さた災害の悲惨さに何か出来ることをと募金や毛布、紙オムツ、など送ったりした。けれど、福島原発については素人であったから報道で知っても なかなか理解出来ずにいた。この映画を観て、何が起きて、どう終息?したのかがやっとわかった。 本当に現場で命懸けで尽力された方々には感謝申し上げます。もしかしたら 東日本全滅という事態だったのか!考えただけで身震いとする。ありがとうございました! あの時、マスコミは東電の失態だけを取り上げていて、國民もその報道を信じる他なかった。時の総理についても非難していた。でも あれは 未曾有の自然災害で生きている人間は誰も経験がなかったのだ。総理も東電幹部もただただ一所懸命 必死だった。日本を終わらせないために! どうすれば良いのか 唯一分かっていたのが現場の方たちだった。上の命令に従わず、行動した吉田所長は素晴らしいリーダーだ。 この映画を観ながら 様々な思いが過ぎった。この映画は震災から9年経ち、復興オリンピックが行われる今年、3.11を目前にして公開された。なのに、コロナ禍!という これまた前代未聞、未曾有の自然災害のために観てもらえぬ(公開3週間?くらいしか)事態になってしまった。皮肉である。 震災の時、被害者が居たが、それを助けたい、助けてくれる国や人々が居て、外国からも支援していただいた。被害地の他の地域の経済は動いていた。 しかし今回の災害は全世界的なのだ。誰もが被害者になり得る、見えない敵との戦いを 個々人がしなければならない。助けたいけど手を差し伸べる事さえ控えなければならない。助け合いが出来ない世界?!経済が動かない?ボランティアも出来ない?こんな事が実際に現実に起きるんだ。感染列島や、新感染などの映画の世界だと思ってたことが。 ラストの桜並木を見て、今年 桜祭りが取り止めになった近くの名所を思い出した。桜は人に見られずとも美しく咲いていた。コロナウィルスは、この先どうなって行くか誰にも分からない。でも、私達は人間の力と知恵を信じて前を向いて行かねばならない。決して諦めずに闘って下さったF ukshima50の方々のように。 再開されて新作もいくつか公開されているのに映画館に来る人は少ない。今日も3人しか居なかった。映画と映画館を救いたい。
日本人として観ないといけないと感じて
見ないといけない作品だと思っていてコロナでの上映解除になり最初に映画館でみてきました。 建屋が吹き飛んだり、政治が介入したりとニュースで見た現象を時間が経った今見直すのも価値があると感じました。 とはいえ、この映画の価値は現場の空気感を捉えたとこで、細かい描写でそれが伝わってきました。 印象的だったのは、本店とのテレビ会議シーン
こういう話だっけ
プロフェッショナルな現場の人間の行動が見られるのかとあらぬ期待をした自分が悪いのだけど、すぐに激しい感情を露わにして、怒鳴り声を上げるおじさんたちを、わざわざお金を払って大スクリーンで眺める時間が長く感じて、ただただ鬱陶しかった。 精神年齢幼児並のやりとりが人間ドラマ?もっと見せるべき場面が目白押しな題材なのにとてももったいない扱い。 少しでも共感できる層なら楽しめるのかもしれない。
こんなことがあったのだろうな
「○○頼むわ」 この一言が全て 男同士の信頼がこの危機にも耐えた 自己犠牲が無いと危機には対応しきれないのは当たり前だが、やっぱり厳しいですね こうならないように科学の進歩がある お金の使い道を間違わないように!
知るべきこと
あの日にあの場所で何が起きたのか分かり易く描いてくれています。 東電、現場の人たちのあの必死の戦い。 アメリカが現場でやってくれたことについてもう少し文字を流してでも 伝えてくれても良かったのでは。物資供給だけではなかった。あの小泉元首相が会いに行って涙したアメリカの軍人達はこの福島での被曝で癌を発症しましたよね。 共産党が波打ち際に立つ原発に対して、津波が来たらどうするんだ、対策はどうなっていると自民に質問を挙げていました。勿論、震災が起きるずっと前にです。その質問状訴えのコピーは公にもなりましたが。それらを無視した罪は大きいですね。
伝えたい思いの溢れた作品
感動させたいとか計算高くもないし、エネルギー政策はこうあるべきだなんて高尚な主張も押し出さず、当時原発で何があったか伝えたい、最前線の作業員が何を考えていたか伝えたい、そういう作り手の思いが伝わった作品。 政治家がヒステリックに描かれていたりやり過ぎな部分もあると思うが、全体的には主張が弱めで、映画の趣旨がよく分かる映画になっている。原発反対派の人も原発容認派の人も、日本人なら一見の価値のある作品ではなかろうか。
涙が止まらないのは何故…
かなり多くの方々がそれぞれ貴重なレビューを書かれているので読む方にまわって率直な感想だけにしたいと思います。 2011年3月当時、もう十分にいい年の社会人していましたが何にもわかってなかったんだな~って反省しきりです。宇多田さんは「し~ごとにも精が出る、金~曜の午後」とかつて歌っていましたが、正直 週末午後一の客先訪問を終えオフィスで今週のまとめ作業に入っていたころ(気持ち的には定時まであと少しと油断中)名古屋でも結構な揺れですぐ横のロッカーが倒れてこないか真剣に心配しました。WEBで続報が入るたび同僚が教えてくれた画像に見入って、空港が水浸しになったり沿岸の恐ろしい画像は忘れられません。 東電をヒーロー化?政府の無能さ強調?福島はまだ終わっていない?等々様々なご意見があるようですが、日本のみならず世界中が危機に直面している今、そして東日本大震災を風化させずみんなが記憶しておく意味で非常に大切なテーマの作品だと感じました。 実際、公開直後に観たかったのですがコロナのため今日の鑑賞になってしまいましたが映画館で観ることができよかったと思っています。 主役の渡辺謙さん、佐藤浩市さんはじめすべての役者さんたちが素晴らしい演技で感動しました。火野正平さん、平田満さん、萩原聖人さん、和田正人さん、石井正則さん、安田成美さん、みんなカッコよかったです。もちろん最近メキメキ腕を上げている吉岡美穂さんもとってもいい演技でした。 劇場公開再開したものの2つ以上席を離しての席予約および入念な体温チェックとアルコール消毒後の入場でしたが、幸い新作の公開が未定でこの作品の上映が続いている今、多くの人々が観てそれぞれの感想を率直に持ってもらえればいいんじゃないかと思っています。
人間とは
何もなくても素晴らしい作品だったのだろうが、今世界がコロナ禍で苦しんでいる。この映画の見方にも影響があったようだ。震災の時もこうして命がけで戦った人たちがいた。そして今も、、、。広い宇宙の中で、この地球に生を受け生きている人間の存在を考えさせられた。自然界で、人間はなんてちっぽけな存在なんだろうか。そのちっぽけな人間が我が物顔で暮らす地球、、、抗っていいものなのか。暮らしていくために必要なものは「おともだち」に象徴される思いやりの心。今こそ、人間の英知が試されているのではないかと思う。
忘れてはいけない。豪華キャストで紡がれる、名もなき人々の戦いの記憶。
【賛否両論チェック】 賛:誰もが知る事故の真実と、その現場にあって命懸けで困難へ立ち向かっていた人々の存在に、観ていて頭が下がる想い。 否:専門用語が非常に多く、難解で分かりにくい上、想像以上にストーリーが淡々と進んでいくので、なかなか感情移入がしづらい。 東日本大震災とそれに伴った福島第一原発事故という、誰もが知る出来事の中心で、あの時実際には何が起きていて、どんな想いの人々が未曽有の困難へ立ち向かっていたのか。そんなことを痛感させられるようで、改めて頭が下がる想いです。佐藤浩市さん演じる伊崎当直長が、原子炉建屋へ向かう者を募るシーンに、思わずウルっと来てしまいました。 また、そうした命懸けの現場を省みず、自分達の都合だけで物事を進めようとする本店や官邸の姿も赤裸々に描かれ、巨大な組織体系や日本の旧態依然の体質といった部分も、改めて真剣に考えさせられるようです。 ただ難点をいえば、その性質上仕方がないことではありますが、やはり専門用語がとても多く登場するので、正直1度聞いただけでは何のことだか分からないまま、なんとなくシーンが過ぎていってしまう部分も多いです。展開も思っている以上に、かなり淡々と事実だけを追っている印象も受けてしまいます。 それでも、決して忘れてはいけない人々の戦いの記憶であることは、想像に難くありません。軽い気持ちでは勿論観られませんが、是非ご覧になっていただきたい作品です。
あの震災のときにこのような事が起きたという事が知れて良かった。俳優...
あの震災のときにこのような事が起きたという事が知れて良かった。俳優陣豪華だったが、もう少し掘り下げる部分があったらもっとグッときたかも
NHKの特集番組の内容
NHKで放送したドキュメントを、これでもかと豪華キャスト?で再現した映画です。目新しい事実はありません。はっきり言ってつまらない映画でした。コロナじゃなかったら映画館まで見に行ったかも?TVで観ました。
世界で唯一 東電を悪者にしていた日本のマスコミ
世界のマスコミの評価と日本のマスコミの方向性の違いは、本当に最近知りました。 日本のマスコミは印象操作が得意で、悪者を決めて模造してでも悪者にするのは海外に住む友人から聞いていましたが、改めて怖さを知りました。 そして、改めて東電社員の方や自衛隊の方々に感謝をさせていただきたいと思います。
日本社会の問題点を見た
まずこの映画が事実に基づいているかどうかについては諸説あるが、そこはメインのポイントではないと個人的には思う。 この映画は日本社会の問題点を垣間見ることができる良作だと思う。 まず、責任の所在がはっきりしない点に加え、上の人間がトップの言いなりで自分自身で判断しない、責任を取りたがらない。そして、そのしわ寄せが現場に行くという部分。これについては、劇中では見事に描かれている。 2点目は、情報が現場から東電、東電から政府機関に行く過程でフィルターがかかり、正確に情報を共有してないように思えること。特に東電が営利企業だったことが災いしているように思えた。総理の判断はもちろん誤りだとは思うが、情報がないなら現場に行くというのは指揮官として(本来は現場レベルの指揮官の動きだが)誤りだとは思わない。判断すべき点をはっきりさせ、情報を共有し判断を仰ぐ、そんな組織管理上の基本ができていなかった。公文書も含め、当時よりも情報公開が国レベルでさらに後退している日本。都合の悪い情報はシュレッダーへ。国レベルでこれだと、企業レベルではさらに劣化してるだろう。この国は次の有事に耐えられるのだろうか。 2点目については正直描写が中途半端だった気がして残念だった。まあ何日かの出来事を2時間に凝縮するからしょうがないが、これについては個人で色々調べてみるといいと思う。 責任の所在があいまい、情報の扱い方が曖昧、でも現場は優秀だからなんとかなる、そんな日本社会の問題点があぶり出されている映画な気がした。
ドキュメンタリー映画かな。よくできてると思います。 ピークは前半で...
ドキュメンタリー映画かな。よくできてると思います。 ピークは前半ですね。テレビ会議のシーンが熱い。やっぱ渡辺謙はかっこいい。 家族のシーンはあまり要らないかな。まあ映画として入れたいんでしょうけど。 このころの大災害大事件と比べたら、今のコロナ騒動は大したことないですね。
知りませんでした
日本の熱い男たちの物語っつったらこの二人にしとけばいいとか思ってんじゃないぞ というのが、この映画の存在を知ったときの第一印象。 Fukushima50と呼ばれた人々の頑張りも、そんな人たちのお陰で日本が日本のまま存在出来ていることも、何も知らなかった。 ので、内容には興味を持ったものの、第一印象のお陰で全く観たいと思えなかったこの作品。 友人の評価が高かったので、観てみたら。 初っぱなからの攻めた映像にびっくり。(涙) わたしたちは、この地震の後に何が起きたのか知っているから、これを今、こういう表現で世に出した意味を考えずにはいられない。
時系列に述べただけの映画
実話かもしれないけどさ、時系列に実話をわかりずらく映像化してるだけで中身がない。実話だから感動も何もないのが当たり前、と言われればその通りだが。 いい役者たくさん使って当時の出来事の稚拙な再現VTRを作っただけ。記録映画としてみるならありかもしれないが、エンターテイメントとして見るなら評価はかなり低くなる。
あの日を忘れない
ノンフィクション作品で娯楽要素は少なめなので好みは分かれるかもしれない、ノンフィクション作品は普段終わり方や客を楽しませることより再現度に重きを置いてる感じがして遠ざけてたけど福島原発で事件に向き合い奮闘した人達を見て思わずうるっとする場面が何回かあった、3月11日を風化させないって意味で後世に残していくべき作品だと思った、それにしても渡辺謙は渋いおっさんがハマっててカッコ良かったので注目して見てほしい
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