Fukushima 50のレビュー・感想・評価
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私はまた日本人が好きになった!
今日この映画を見ようと思ったら、イオンはコロナで休館でした。それでやむなく東宝に。東宝の入っている観客数はやはり少数でしたので、コロナの影響は大きいと思いました。こんな時にこの映画というわけですが、めぐり来た3.11の震災で、東電というところで戦った人たちの断面、事実を知ることができたのでありがたいです。一番感じたのは、仕事でも命を放り投げて故郷を家族を守ろうとした人たちがいたこと。そして、決死の人間は美しいということです。彼らは本当に命と引き換えに戦ったんだと思うと涙が出ます。日本の武士道のようなところがありますね。組織として本店と現場の人間たちが、それぞれの立場で原子力の扱いについて激しくぶつかり合いますが、いかにその時の判断が大切かということが良く判りました。それにしても、あの総理何とかならないのと怒り心頭です。
この映画については、いろいろ賛否はあると思います。被災された人たちからみたら、原発での出来事がメインですから、置き去りにしているような面も多々ありますが、この映画をきっかけとして、東北の苦しみを少しでも知ることになれば良い映画だと思います。本当に大変だった人たちも、ぜひポジティブに前進されるきっかけになればと思います。私たち人間は、不幸や幸せのどちらも、今世で味あわなければならないように出来ているわけですから、とにかくどんなに不幸であっても、前向きで明るく生きるべきなんでしょうね。
佐藤浩市が印象に残った
迷っているなら観るべき
ほんとそう。
この映画は、あくまでエンターテイメント
なのだが、「実話に基づいた物語」と冒頭に述べていることは間違ってはいないと思う。
ただ、この物語に勝者はいない。
そして
ここからは私見
あのときも感じたけど、○ンとか言う総理が全ての足を引っ張っていることがよくわこかった。新型肺炎禍に真っ只中にいて、当時の政権与党の成れの果てのRM党のRhoが、対応が後手後手、場当たりみたいなことを言うが、どの口が言うのかと改めて思う。
現場の判断を本店が全面的に支援していたら、爆発しなかったかもしれない。
結末を知っているだけに、吉田所長(渡辺謙)も伊崎(佐藤浩市)も、主役ではあるが、敗北する運命だった。誰かを助けられたわけでもなく、思いを遂げたわけでもない。最悪の状況の中で、最善を尽くしたという意味ではヒーローだが・・・。
みんなが懸命だった。戦争映画とも言える。
しかし、報道でみた建屋の爆発のもと、あれ程の惨事が起きていたことに驚く。地震と津波の描写はもう少しリアルさがあってもいい。誇張とリアルの谷間で、少し嗤った。
ラストシーンのサクラは美しかった。涙が出るほど美しかった。であればあそこで流れる曲は、ダニーボーイではなく、「群青」だったろう。
感動しました。
何事も過信と鵜呑みは禁物
まず、真実と謳われてはいるもののこの作品がドキュメンタリー映画ではないということを頭に置いてみましょう。
「何事も過信と鵜呑みは禁物」ですから(ゆっくりゴシップチャンネルさんが常々仰っていること。)
その上で、地震と津波のシーンは想像以上に怖かった。
やはり、日本人の琴線に何か触れるものがあったのだろうか、当時神戸に住んでいて全く被災しなかった僕でも怖いと感じた。なのであの当時被災した方々がもし観ようとされていたらあまりおすすめはしない。
想像以上にリアルで当時のことを思い出します。
これだけは言っておきます。
作品自体は役者さんの演技がみなさん素晴らしかった。特に印象に残ったのは和田正人さん、佐藤浩市さんかな。
ただ、正直に、不謹慎かもしれませんが、言わせていただくと題材に助けられた感は否めない。東日本大震災という15歳以上の人たちの心に深く刻まれている大震災だからこそ胸打たれるものがあったのも事実だと思う。
そして、この映画を持ち出してプロパガンダだとか安倍ガーとか、民主党ガーと騒いでる人たちには本当に呆れ果てる。
まあ一つの意見としていうのならまだしも、私の意見以外は全て間違ってる私の持ってる情報と違うからこの映画はプロパガンダだ。嘘っぱちだ。という排他的な人には本当に軽蔑の念しか起きない。
私はこの映画を見てあの時から9年経って今福島原発周辺がどうなっているのか、あの時原発内で何が起こっているのかを全く知らない、知ろうともしなかった。その事実を突きつけられて調べてみようという気になった。それでいいではないか。と思った。
涙が出た
後世に伝える手段のひとつ
冒頭から突然の大地震に当時の恐ろしさがよみがえりました。当たり前だけれど震災は突然やってくる。福島第一原発の作業員や職員たちは「訓練通り!」という言葉を叫び確認事項を互いに復唱し合っていた。彼等は普段から危機管理をもっていたはず。想定以上の津波さえなければ復旧はすぐになされたのかもしれないと思うと、どこを悔やんだらよいのか分からなくなる。行動は正しかったのか、は決められることではなく、今後正しく行動するために、という先の未来に繋げていくことで変わっていくと思います。
正直アメリカの部分はあからさますぎて興を削がれたけど。
映画の良し悪しは、ちゃんと後世に東日本大震災の恐ろしさが伝わるか、原発に対して人は無力だということが伝わるかが重要です。私は伝わりました。
復興はまだまだだと訴えたい
大震災は予兆もなく突然やって来る
冒頭から彼等の闘いが始まった
色んな感情が湧き出るだろうが、私はとにかく"悲しみ"でした
私は被災者の1人として当時は三日間以上停電し、福島原発のことはラジオからでしか情報は得られず、こんな惨事が起きていたなんて知るよしもなかった
あの5日間は地獄と地獄と地獄の連鎖
正直専門用語は分からない部分は多々あったものの、渡辺謙さんと佐藤浩市さんを筆頭に役者の方々の熱量ある素晴らしい演技力で物語に引き込まれました
海外への支給も視野に入れている為か、個人的に邦画らしくない部分もあったけれど、是非日本人だけでなく世界の人々にも見てもらいたい作品だと思います
日本国を守った真実を知ることができて良かった反面、最後に五輪に結びつける必要性があるのかと違和感が残った
個人的には評価したい
題材からいって、どういう描き方をしても賛否の声が極端に分かれるのは致し方ないだろう。
ただ、事故から9年が経過して風化しつつある今このタイミングで世に出すのならば、こういうエンタメ色の強い方向で良かったのだと思う。
プロローグもなく、いきなり地震発生の瞬間から始まる間延びのない展開、専門用語を極力排し平易な表現に努めていること、時系列に沿って大事な局面だけ抜き取っていること、善玉と悪玉の色分けをしたキャラクター設定・・・
これならば、当時の記憶の無い子どもたちの鑑賞にも耐えうる。
子どもたち世代には、まず関心を持ってもらうことが重要だ。
個人的には本店の指揮官・小野寺常務(篠井英介)が、ぽつりと発する「みんな死ぬぞ」というセリフが真に迫ってて心に刺さった。
戦争映画を観てるかのような気分
東日本大震災で被災した福島第一原発の事故を描いた実話ベースのお話。
あれからもう9年。当時、様々なメディアで報道されたこともあり、ある程度は知っているつもりだったが、こうして映画として流れで観ると初めて知ることも多かった。
驚くのは出演者の豪華さ。ちょっとした役の人でもそれなりの俳優を使っていた。だから演技に関しては文句はない。重いテーマに相応しい重厚な演技を見せてもらった。映像も臨場感と緊迫感がすごい。事実の重さにただただ圧倒されてしまった。ベントに向かうメンバーの決定、命をかけてバルブを開こうとする姿、上司や仲間との絆、疲れ果てた社員たちがぐったりしながら休みを取る姿、作戦本部との軋轢、訳のわからない作戦指示。戦争映画を観ているような気分になった。当時の原発事故に関わった人たちは戦争に赴くのと似た感覚だったのかもしれない。
彼らの決死の努力で未曾有の原発事故を防げたことは確かだ。胸が熱くなるシーンも多い。ただし、誰も死んでいないかのような描き方は納得いかない。そんな美談だけでは語れないはずだ。誰かへの配慮があったからなのか、終わり方はあっさりとしてて唐突だった。とてももったいない気がした。
甦る現実、2号機も危なかったのかという発見
いまだに収束しない東京電力福島第一原子力発電所の事故当時を如実に思い出させ、その影響の大きさを9年たった今に改めて認識させるには十分な迫力がある。
当時は、放射性物質の半減期とか公表が遅れたSPEEDIとか、放射能の影響に関係することの報道は多かったが、原子炉建屋内は線量が高いから当然としても現場で何が起きていたかの報道はほとんどなかった気がする。
東日本大震災の犠牲者とか避難者とかの目線ではなく、事故現場の前線にいる作業員や東電社員目線での作りが、この映画の肝と感じた。原発事故を2時間でまとめるのは無理があり、あまり知られていない現場サイドに焦点を絞ったのは良かったし、爆発した1号機と3号機だけでなく2号機も危なかったというのは新たな発見だった。
ただ、首相の視察で現場が混乱したという話は聞いたことがあるが、映画であそこまで個人攻撃するのは本人もきついだろうね。今の自民を見ると民主でなくても変わらなかったかもしれないけどね。
修羅場
フクシマ69を創ってくれたことに感謝したい。 そして、すべての日本人に観て欲しい。 いや、そこで何があったのかを知る為に観るべきだ。
誰を責めるわけではなく、記録映画よりも理解しやすく事実を伝えた映画づくりの意義は大きい。
僕は最大の功労者だと考えていた 吉田元所長 が主人公になるものだと思っていたが、
吉田さんは吉田さん自身と伊崎利夫復旧班長に分身してしまったのには驚いた。
これは脚本的なテクニックなのだろう。
その代り、地震前から津波対策を訴えていた吉田さんの軌跡が薄れてしまった事は残念。
もう少し吉田元所長の壮絶な戦いぶりを描いてほしかった。
当時、お茶の間で傍観していた政府・東京電力と現場間での
「海水注入をとめろ!」の押し問答が、
長時間にわたり、何度もあったのが
描かれていなかったのは
当時の政府への思いやりだろう。
エンドタイトルに「東京電力」が出ていなかったのは
この映画のポイントです。
協力が在っては真の映画がつくれません。
火野正平さんが生理的に大嫌いだったが
この映画でいい味出しており、見直した。
大東亜戦争の最後もこの映画のようだったのでしょう。
おそらく 今の武漢でも、
他コロナとの戦いの最前線でも
この映画と同じことが起きているのだろう。
「シンゴジラ」を劇場で3回観ました。
米軍が”日本へ核ミサイルを撃つ”というところで、
毎回僕の涙が止まらなくなり、大粒の涙が 僕の脳を超えて、流れ出てきました。
そしてフクシマ50では四六時中涙が流れ続け、マスクがびちょびちょになってしまった。
美談で終わらせてはいけない
現場で最後まで戦った方々には最大の敬意を示すが、本作のような美談で終わらせてはいけないと感じた。
予想を超える事態が起きても万全だとする安全対策をせず、その時に取るべき行動を叩き込んでおかなかった東電の危機管理態勢等々、事前の準備を怠っていたのも事実である。
また、福島がなぜ原発を受け入れたのか、その葛藤と苦悩を描くのも大事だが、そこが描かれていないのは残念だ。むしろ、父親が出稼ぎせずに正月を一緒に過ごせる喜びとして描いている。もしそうだとすれば事故も受け止めるしかなくなってしまう。
賛否あるだろうが、この事故は簡単に語るものではないので、多くの人に見て、考え、感じて欲しいと思う。
当時、民主党に国は任せられないなあと思い、自民党政権を望んだが、コロナ対策を見ていると安倍政権も同様であると気づく。まともなリーダーはこの国にいないのだろうか。。
放射能とコロナウィルス。危険度は全然違うが、目に見えない危機としては同類で恐怖だ。
復興五輪と銘打ったオリパラも開催が危ぶまれる今、再び乗り越えられるのか、そんなこともよぎった作品。
風化させてはいけない重大な出来事
[作品について]
記憶に新しい東日本大震災。福島第一原発は未曾有の大惨事に見舞われた。想定外の津波というか想定できないのが自然だと思い知らされた。
見事に演じた名優の皆さん、サイコーでした。涙腺崩壊し過ぎて感動の嵐でした。多くの皆さんに見て欲しい秀作です。
是非映画館で🎦
[原発について]
今でも何も終わっていない事を思い出して欲しい。自然の想定は不可能だと思い知らされてもチラホラと再稼働云々などと言い出している。あり得ないことです。
コストは発電中は確かに低い。しかし廃炉を前提にすればとんでもなく高い。原発無くても充分に対応できる事がわかった事をもっと素直に受け止めるべきだと思う。
未来のためにももっと他にやるべき事は山積みです。
これはドキュメンタリーではない、だからこそ良い面もある
お話というのはある側面を描きたいように描けば良いのです。
桃太郎はヒーローなのか侵略者なのか視点を変えれば変わるもの。
これは現実に起きたことを描いているけれども現実を見せるドキュメンタリー映画ではない。
それを頭の片隅に置くことです。
そして、少しでも気になる人は、観るべき作品です。
決して面白い話ではないし、トラウマになるような人は観ない方が良いですが、観てみたいと思った人は観てから自分の目で判断して欲しいと思います。
この映像を目の当たりにすることで何か感じるものがあると思います。
ニュース等報道で予備知識はあるので、頭でこの件は理解している事だと思っていても、実は内部までは理解しきっていない人がほとんどだと思います。
ましてや遠く離れた他府県の人で心で理解している人は少ないかもしれないですが、心で理解することが出来ました。
お涙頂戴に仕上げるなとか桜の花で片付けるなと批判する人もいますが、そんな人はドキュメンタリー映像をを見てれば良いのです。
これは実話を元にしたストーリー性のある作品ですから、この終わり方しかなかったと思います。
彼らが命懸けで闘ったからこそ関東は壊滅せず、春が来る度に美しい桜が咲いている訳ですから。その事も紛れもない現実です。
何より、人の感情を揺さぶる名優たちの演技の数々には敬意を払わずにはいられませんでした。
吉岡秀隆の指輪のシーンで何も感じない人は心が死んでいるのではないかと思うし、渡辺謙と佐藤浩市のタバコのシーンも語らずとも伝わる絆がなんとも言えません。
常に抑えたトーンでセリフは少なくても表情で全てを暖かく包み込む聖母のような富田靖子、火野正平たちの男気、泉谷しげるならではのぶっきらぼうな明るさでフクシマ50に対しての肯定感を感じさせるシーンなど、他にも書くとキリがありませんがこのキャスティングで良かったと思いました。
ちょっと心配だった吉岡里帆もいつもより我を出さず作品に溶け込むような娘役を完璧に演じていました。
一つだけ難があるとしたら何度も出てくる安田成美のシーンは、本人のキャラが強く女優安田成美よという感じか前面に出たままで、どこもかしこも現実に引き戻されました。
旦那さんとの絆を語れば木梨憲武が浮かぶし、1人だけ作品の世界観から浮いていました。
まあ、そんなことはさておき、観てもいないのにこの作品を批判するなという事は確かです。
批判するならば観てから批判することに対しては考え方は人それぞれなので否定はしません。
私は日本人として、観ておきたい作品でしたし、実際に劇場で没入して観ておいて良かったです。
冒頭、事実をもとにしたした物語と注釈入りますが、本当ですか・・
冒頭、事実をもとにした物語と注釈入りますが本当ですか・・
初期型の1号機には電源不用の冷却装置あったのに作業員の不手際で作動させなかったそうですが触れてませんね・・・
アメリカの核の専門家が一番恐れたのが4号機の使用済み核燃料プールの底が抜けて、使用済み核燃料が大気中で燃えてしまうことだったそうですが、全く触れてませんね・・・
そもそも、効率化を図るため台地削って原子炉設置したこと触れてませんね・・・
懸命に作業された東電の作業員の方を貶めるつもりはないのですが、特定の意思が見え隠れするような・・
・東電首脳は無能だ
・当時の民主党政権(特に菅総理)は無能だ。
・現場は一生懸命やっていた
・この出来事を語り継いでいかなければならない。
多分、原発再稼働したいんでしょうね。
物語としては面白いです。テンポも良くて引き込まれます。
ただ、最後のエンドロールで平穏な日常生活に戻ったような映像はいただけない。
溶け落ちた核燃料の位置すらわからず取り出しすらできていない状況で、このような作品を作るのは時期尚早のような気がします。
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