「なんちゃて日本のアドリブ映画」サムライマラソン コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
なんちゃて日本のアドリブ映画
1855年(安政2年)に安中藩主が、藩士の鍛錬のため行った徒歩競走「安政遠足(あんせいとおあし)」の史実をベースにした、創作小説が原作。
豪華配役はいいんだけど…
脚本にセリフがなく、役者たちで動きやセリフを構築していく撮り方をしたみたいで。
実際、既存の時代劇のイメージには被らないし、結構エンタメに徹して面白いっちゃ面白いんだが。
役者がアドリブで演じてるってことだし、外国人監督らしいかなりキワモノの作り。
『ストエンペラー』のジェレミー・トーマスがプロデューサー、『フランケンシュタイン アダム・ザ・モンスター』『キャンディマン』のバーナード・ローズが監督だけに、考証がいい加減な「トンデモなっちゃって日本」で、ファンタジー度合いが『47RONIN』『ラスト サムライ』レベル。
幕府の刺客が戦略なしでやってきて、弱すぎてなぁ…
殺陣が健くんと青木くんのるろ剣対決以外はイマイチ…
ってあたりで、いまいち乗り切れなかった私であった。
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