ゴジラvsコングのレビュー・感想・評価
全595件中、281~300件目を表示
"ちょっと退屈で残念"な映画
感想はと言うと…
観ている観客にまで白目むかせてどないすんねん!…ですかね(笑)
どうせ白目むかせるなら、小栗旬演じる芹沢博士の息子にもっとフォーカスしてくれたら良かったのに…いっそのこと、地獄大使みたいな衣装着て出て来るとか…笑
前作までは面白かったのに、…。
色々詰め込みすぎて、少々雑な印象でした。
"コングと通じ合う少女"とか"地下世界"とか"メカゴジラ登場"とか…なかなか美味しい設定が満載なわりに、退屈でした…脚本がいけないのか?編集がいけないのか?…なんかもったいない作品だなぁと…。
もし70年代の東宝ゴジラなら、"アメリカから香港までひとっ飛び"とか"地下の怪獣世界"とか、そんなトンデモ設定も笑って済ませたでしょうけどね(笑)…
*前作のキングギドラ登場シーンとかなかなか鳥肌もんでしたが、今回はそういう場面は無かったですね。
*エンディングロールのあと、オマケは無しです…さっさと帰りましょう(笑)
この迫力、臨場感は映画館でこそ見るべき作品!
ゴジラとコングの、大迫力の戦いが存分に楽しめた。それだけで見る価値のある作品に仕上がっている。ストーリー展開はやや無理があるかな?と感じる部分もあったが、この作品に求めるものはそこではない。テンポよく話を進めることが本作にとってはより重要だ。
特に驚いたのは、カメラワーク。とは言ってもほとんどがCGなのでカメラはないのだが、だからこそ自由自在に見る側の視点が次々と切り替わり、まるでジェットコースターで戦いの中を走り抜けるアトラクションに乗っている気分だった。
余談になるが、今回初めてIMAX3Dを体験した。映像美、大画面、特に音響が半端なく、それがより臨場感を増幅させてくれたことは間違いない。
昭和東宝特撮の遺伝子。
ゴジラとコングのバトルを期待して観に行ったら・・、スケール大きいのに薄っぺらな世界観といい、単純ながら荒唐無稽な展開といい、人間たちと怪獣との距離といい、意外や意外、観終わってみれば昭和の時代の特撮映画を感じたよ!
尺も短いし東宝チャンピオン祭りかよ!
考えてみればさ、モンスターバースの監督たちって、みんな若いのに、子供の頃からゴジラ映画観て育ってるじゃん。
アメリカじゃテレビで頻繁に放映されてるのかな?
だからか本来のゴジラの設定を大事にしつつ、上手に深化、バージョンアップしてると思う。
嬉しいね。
ゴジラはアメリカでは二度もテレビアニメになってるっていうし、古くはマーベルのヒーローの一員だった時代もあった。
今も『ルーラーズ・オブ・アース』とか、けっこうアメコミが出てるんだよね。
逆にゴジラを生んだ日本は、ほとんどテレビ放映もされないし、キャラクターとしてのゴジラを切り売りしてるだけのように感じる。
版権なんかで東宝は儲かってるだろうけど、そのお金はどこに行っちゃってるんだろう?
ゴジラを愛する世界中のクリエイターに還元していって欲しいな。
とにもかくにもモンスターバースは続くみたいで良かった、良かった!
是非、ガイガンやヘドラも出してくれ!
もちろん全東宝怪獣出してくれたら嬉しいし、なんならマタンゴやら電送人間やら出てきてもいいです!
俺が許可します!
絶句
スケール感が凄まじい。
映画館で観なきゃ損だと思う。コングの雄叫びが音の波動となって体にビンビン伝わってくる。映画館ならではの体感だと思われる。
待ちに待ってた甲斐があったというか、期待を全く裏切ってはくれなくて気圧されっぱなしの114分だった。
ドラマの筋が複数あって、戸惑いもするのだが、最後はもう圧巻…。
ラストバトルが全部かっさらっていく。
メカゴジラの存在感たるや…眼福である。
気になってた勝敗の行方だが…なるほどと唸る。
王者・ゴジラに軍配は上がるのだが、コングの描写により幼さが目立つのだ。
まだキングになってはいない、いわばヤングコングのような印象があった。
絶対王者たるゴジラの風格と覚悟とでもいおうか…背負ってるものが違うとでも言わんばかりだ。
バトルはどれも見応えある。
ホント、人間のドラマパートは霞まくりだ。
いや、しょうがない。
アレは…もう、どうしようもない。
だって、ゴジラvsコングだもの。
めちゃくちゃ動く。
もう、ドを何個つけていいのか分からないくらいド迫力だ。映画館で観れて良かった。
ドルービイアトモスとかだともっと違うのだろうか?
いまだ興奮冷めやらぬが…いゃあ、ど偉いもんを作ってくれたもんだ。
地球空洞理論により髑髏島が地表に飛び出した一部なのだとかはよく分からないのだが、地底王国のロケーションは素晴らしいっ!
いわば、コングは地底王国の若き王であり、ゴジラは地表の守護者であり破壊王なのだ。
今後、老衰していくゴジラが勝てない相手をキングに成長したコングがぶっ飛ばすなんて事もあるかもしれない。…ゾクゾクするじゃないか!
ゴジラとコングが決別するシーンとか、胸に込み上げるものがちゃんとあるのだ。不思議な事に、ちゃんとゴジラとコングの意志が伝わる。もうホントに凄い。
映画館で観なきゃダメ!
ブルーレイとか出るんだろうけど、80インチくらいの画面で観る人もいるのかもしれないけれど、体を震わす波動と共に映画館で観て欲しい。
凄かったああああああっ!!
余談ではあるが、ハリウッドでの負けを公言した小栗旬は凄いと思う。ソレをちゃんと背負って尚、同じ道を歩もうとゆうのだから立派だと思う。
応援したい。
怪獣プロレス(3.75ぐらい)
個人的には満足だったけど、人におススメできるかというと微妙。
頭を空にして怪獣プロレスを楽しめるかどうか。
■良かった点
ハリウッドゴジラならではの迫力
世界を舞台にした怪獣プロレス
■微妙だった点
ストーリー、登場人物が雑
小栗旬を出した意味がない
5部作だったが、前作ゴジラKOMが微妙だったため、今回完結させるために無理やり二つの話をつなげたような気がする。(もともとこういう話だったらごめん)
特に小栗旬に至っては、芹沢博士に関係する人物なのに完全にスルーして白目向いてる兄ちゃんだし。最後も〇〇〇〇〇が暴走するのも、取ってつけたような話だったし。〇〇〇〇〇が止まるもの、制御マシンに〇〇を〇〇するだけって、コメディかよ。(ネタばれ設定だけど一応ふせとく)
怪獣バトルの迫力とか地底世界とかはさすがハリウッド。この辺は大満足です。
今回の興行はそれなりでもしかしたら次があるかもしれないので一応期待はしておこう。
最強コンビ‼️
コングは話せば分かる良い奴だ。
V.S.じゃなく最強コンビ誕生。
またこのコンビのバトルが見てみたい。
小栗旬の役どころが、微妙だった。
4DXでの鑑賞はなかなか大迫力でGood!だけど、ちょっと疲れる(笑)
細けえこたあ良いんだよ!
キンゴジがこの映像で見られたんだから!
CGってすごいね…色々「そうはならんやろ」とは思うが、なっとるしな…仕方ないな…
今回のゴジラさんは昭和後期ゴジラと同じくらい「人感」あるので、シンゴジと続けて見たら酔いそうです。でも今回みたいな俺様なゴジラさんも好き。
*ヒロインたちについて*
博士のちょっと疲れてるお母さん感嫌いじゃない。
マディソンはさぁ…そろそろ引っ掻き回しガール卒業しよ?
ニューヒロイン(幼女)がとんでもなく可愛いから、もう終始ニッコニコでした。
最高!
ストーリーはあって無い様なものだから気にするなみたいな感想も見かけるけど
個人的にはストーリーも楽しめたし、映像も楽しめました。
確かに細部色々気になる点はあるんですけど、映像と音楽と効果音にそれを蹴散らすだけのパワーがあります。
特にカメラアングルは結構凝った感じで感心しました。
小栗旬さんの演技も私はいい味出してたと思うし好きです。
コングの描き方もいいし、過去作との繋がりも演出されていて素晴らしい。
デカい画面で大音量で観るのが一番いいという映画ではあるので劇場で観た方がいいでしょうけど、私はBlu-ray出たら買います。
映画館で見ないといけないやつ
タイトル通り映画館で見ないといけない作品ですね。
たまに視点がモンスター視点になってまるでジェットコースターに載ってるような気分になってド迫力に圧倒されて熱中できました。事前情報あまり入れないで見に行った方がいいと思うなかなかのネタバレ見てしまうとガッカリしちゃうしね。大迫力のぶつかり合いに大満足でした
超巨大化したコング。いまでは髑髏島を離れ、島を模した超巨大ドームで...
超巨大化したコング。いまでは髑髏島を離れ、島を模した超巨大ドームで監視されていた。
そんな中、ゴジラが再び姿を現し、フロリダのハイテク企業エイペックス社を襲撃する。
地球の守護神であったゴジラが何故、フロリダに現れたのか。
しかし、ゴジラの襲撃は止めねばならない。
考え出された案は、巨大生物たちの棲息地と思料される地球内部の超巨大地下空間へ送り届けることだった。
その先導役としてコングが指名される・・・
といったところからはじまる物語で、あらすじを書いていて、トンデモなハナシだな、と改めて思いました。
東宝チャンピオンまつり時代にも、こんなハナシはなかったんじゃないかしらん。
と、そんなハナシがゴジラ側とコング側のツーサイドから描かれていき、ゴジラ側の主要人物がおしゃべりな黒人で、やたらと騒がしい。
コング側は、例によって、コングと意思疎通できる少女が登場し・・・って、大体このパターンになるのね。
見どころは、タイトルどおりのゴジラvsコングの格闘シーン(怪獣プロレスとも言う)だろうが、個人的に興味深かったのは、地球内部の超巨大地下空間への冒険。
地球内部に空洞があり、内側に地表と反対向きの地面があり・・・というのは、古典SF・冒険小説で描かれる世界なのだが、天地さかさまの地表と向かい合うように、もうひとつ地表がある!
いや、ビックリ。
地表面から内部に進み、天地さかさまの地表面に出る際に反重力層があり、天地さかさまの地表の上空は無重力空間で、さらに重力が逆転する・・・って、もうビックリです。
コングの先導によりゴジラをこの地下空間に送り返す作戦開始よりも早く、ゴジラは香港に再び出現。
エイペックス社の香港事業場を狙っているようだ。
地下空間を通って、香港へやってくるコング。
ゴジラvsコングの戦いが始まるが、エイペックス社は香港事業場の地下で、前作で倒されたギドラの遺伝子と神経経路を使って、〇〇〇〇〇を作っていた!
「ロボットだ」「いや、メカだ」のアレです。
今回登場しちゃうんだね。
それにしてもデザインがひどすぎ。
東宝チャンピオンまつり時代よりもヒドイ。
CGなのに、着ぐるみにしか見えない。
そう、ゴジラの敵は、このアレだったわけで、こいつが人類の脅威になると踏んだわけだ。
で、ゴジラvsコングの決闘は、伝統どおりの痛み分け。
いや、両者に花をもたせた、といったところかしらん。
まぁ見せ場の連続、展開も速くて飽きないけれど、疲れちゃったり、アホらしくなったりで、この「モンスター・ヴァース」シリーズにお付き合いするのは今回限りか。
いや、次回、工業化が活発な中国大陸からヘドラが登場したりすれば、観に行くかもしれませんが。
人間エピソードが・・・
力が売りのコング様と、放射能吐き出せるゴジラを戦わせても、コング様が不利なんじゃ・・・
なぁ〜んて思えたが、金儲けの為には、決着なんてつくわけがない。(笑)
しかも、新たな敵が出てくるとは思いませんでした。
エンターテイメント作品としては良く出来ていると思う。
大画面向きだが、3D上映想定して制作していたなら、も〜少し、見せ方を考えて貰いたかったが・・・
まぁ、いいや。
残念なのが、このシリーズ特徴、ストーリーテーラーである人間サイドの部分が余計なんだよね。
登場人物絞って展開すれば、もっとスピーディーになるだろうし、上映時間も短縮出来るだろうし。
毎作、残念と思うのであった・・・
オマケ
今日、ラジオで聞いててこの作品について語られていたが、これでも人間エピソードを大幅にカットしたらしい。
わはははははははは♪
レビュータイトル
「ロボットガッズィーラではなくてメカゴジラ♪」
にするつもりだったけど「あれ?これってネタバレになるか?」と思い変更。
ゴジラが好きな。コングが好きな。大怪獣が好きな。
すべての子ども達と、かつて子どもだった大人達へ。
大丈夫です!制作スタッフはみんなの観たいものをわかっています。
安心してシアターへ足を運んで下さい♪
頭が大人になっちゃった人には、多々ご不満もおありでしょうが、でもね。
ゴジラって「大怪獣映画」だからw
(多くの子供達が楽しめるストーリーとしては、これくらい起承転結きっちりの勧善懲悪が最適だと思う。)
ゴジラ映画とはそもそもの始まりが
「戦後の暗い社会を尽く破壊、無秩序に陥らせる和製キングコング」
「核という人間が生み出した恐怖の象徴」を「体現」したのがゴジラ。
人間の身勝手さで生み出され、人間の身勝手さで葬られる。
キングコングだってそうだよね。
見せ物にされる為に髑髏島から連れて来られ、逃げようと暴れれば殺される。
ゴジラもコングも
「着ぐるみの巨大生物が、人間の身勝手さに怒り大暴れする映画」
であれば、コンセプトはバッチリOKなのだ。
その後、長い時間をかけて変遷してきた追加設定は「とりあえず、そういうパターンもアリよね」という派生系として解釈すべきで「追加設定に捉われ、作品を酷評」するのは、どこか本末転倒な気がするのだ。
(ただし「怪獣対決」がこれだけ前面になったのは小栗旬の英語力不足により人間ドラマを描いた部分が大幅にカットされた為。脚本のウェイトを怪獣対決メインにシフトせざるを得なくなったのだ。
ネイティブ達にまともに聞き取れるだけの発音が出来ず、声の演技がまるで出来ない小栗の出演シーンは当初の予定より半分以上削られたという。salmonの発音は何百回繰り返してもsalmonには聞こえないとのダメ出し。小栗の初登場シーンもまるっきり変更。
人間ドラマ部分を変更せねばならなかったのは監督も苦渋の選択だっただろう。当初の脚本には、蓮が何故、父と違う志に立っているのか描かれていたらしいのだから。(小栗はその設定が気に入り、オファーを受けたとか)
白目のカットは監督の眼には「出来の悪かった子が迫真の演技で頑張っている!」と映ったのではないかと思う。凄く褒めてくれたそうだから。監督にしてみれば「この場面をしっかり活かしてあげなくちゃ!」と、そう思ってしまったのではないかなぁ。
最終的な完成フィルムで敢えて、芹沢博士との関係に言及しなかったのは「次回作には小栗を使わずに済むようにする為」というのは考え過ぎか?生死を曖昧にしたのは、今後格段に英語力向上があれば再チャレンジさせてあげたい温情か?
小栗くん、2019に1年間L.A.にて語学留学していたのにね。発音の壁は大変だ。)
主役はコング。いいんじゃないかな。
62年の「キングコング対ゴジラ」はキングコングがゲストで、早い話がプロレスの外国選手招聘試合だもの。
(例えじゃなくて、本当に力道山vsルー・テーズに因んでいるから。プロレスで正しいんです。コングvsゴジラの伝統は)
「反核のメッセージ性よりも単純痛快エンターテイメント性が強いパターン」はこの時に生まれたわけで。
だから、今回はゴジラがゲストとしてハリウッドにお伺いしたのだ。
その分「おもてなし」の姿勢は良かったと思うよ?
どう見たって明らかに「ゴジラ最強!」じゃん!
コングも「あるアイテム」をゲットすれば、何本かに1本は勝てる、というくらいの力関係だよ、今回のコングvsゴジラは。
こんなにも強い「最強のライバル」という形で出演させて貰えたなら、日本人として満足だ。主役よりも人気の高い最強ライバル役ってよくあるじゃないw
制作陣の「ゴジラリスペクト」を感じられて嬉しい。
勝敗はどうせ「大人の事情による玉虫色の決着」になるのだろうと思っていたから、このラストは非常に嬉しい。
先日、シアターで観た「グレートマジンガーvsゲッターロボ」と同じパターン。
しかも、ただの◯◯◯◯◯じゃなくて、◯◯◯◯◯◯由来よ!◯◯◯!(笑)
もう、最高!だろぉ?それはw
トライスター版のGODZILLAにおける日本人の(いや、世界中の)落胆を、レジェンダリーが拾い上げてくれた。
東宝ゴジラのレガシーを受け継ぐ作品としての新たな創造がなされたと思う。
「ガッズィーラ」ではなく「ゴジラ」というこだわりがアメリカにも伝わったのは渡辺謙さんの功績ではなかろうか。謙さんがGodzillaの部分だけは「ゴジラ」と日本語発音を貫き続けた事は、各国の観客達にもキッチリと伝わったと思う。
今回も、バーニーがロボットガッズィーラと言った直後に、ジョシュがしっかりと日本語発音で「メカゴジラ」と言ってくれるのは胸熱ポイントであった。(吹き替えではわからないけれど)
ギャレス・エドワーズ監督は
「ゴジラのような怪獣映画を見たい時、人間の闘いなんて見たいとは思わない」
「優れたSF作品に共通するのは2つ。1つはただただ面白くエンターテイメント作品として怪獣の闘いを観たいという観客の思いに答えること。もう1つは物語の背後に隠れた意味を、説教臭くしないで伝えること」と語っている。今回のウィンガード監督にも同じポリシーを感じた。
香港?いいじゃない。
昭和じゃあるまいし、今時あれだけのネオンギラギラ高層ビル群って中華圏ばかりだと思うよ?超カラフルなエンパイアステートビルって感じで面白かったよ。
大連万達の王健林だって、もしかして怪獣やヒーロー映画が大好きなのかもしれないしw
(しかし、今、完全に中国政府に目をつけられ厳しい圧力に晒されているから、万達電影もそう長くない気がしないでもない。王氏ほどの大富豪、権力者でも政府に逆らえばひとたまりもないって事か。数秒で20億人の中からたった1人を識別出来る監視カメラが2億台。国民にプライバシーはない。レジェンダリーが大連万達から再独立出来る未来もあるかもね。)
本作、オープニングではなんだかもう感無量だったよ。
キングコングの生みの親、メリアン・クーパーは1899年、6歳の時に叔父から貰った「赤道アフリカの探検と冒険」という本に登場する「無敵の森の王、ゴリラ」に魅了された。
成人し映画業界に進んだクーパーは「恐ろしい巨大ゴリラの映画」を作る為にわざわざ会社を移籍した。
クーパーの脳裏には「高層ビルのてっぺんで飛行機と戦うゴリラ」が浮かんでいた。
また、コモドドラゴンにも影響を受けていたクーパーは「恐竜型のドラゴンとゴリラが戦う図」もすでに浮かんでいたのだ!
キングコングとゴジラの対決は「映画キングコング」が誕生する遥か以前から運命付けられていたのである。
(今回のコングの人間臭さには、当時の特殊効果クリエイター、ウィリス・オブライエンが浮かぶ。彼は観客の共感を得るには半人半獣、顔は極力人間に似せるべきだ、と、主張したが、ゴリラを描きたいクーパーに押されて諦めたのだ。オブライオンの主張が100年の時を超えて、今回ようやく叶ったと思えば感慨深い)
ヒットラーが独逸総統に就任した年にキングコング誕生(ヒットラーもキングコングの大ファンだったそうだ)
終戦後、反核実験・反核戦争への強いメッセージを身に纏った和製キングコング「ゴジラ」が誕生。
やがて、恐怖の対象から「正義のヒーロー」「子ども達の人気者」に。
しかし、75年「メカゴジラの逆襲」を最後にシリーズは止まる。
ゴレンジャーの大人気。仮面ライダーとウルトラマンは新作は振るわなかったが、再放送の繰り返しで充分に子ども達を惹きつけられた。
10年後、1984年。30周年記念として原点回帰の「ゴジラ」が制作されたが、これは大コケ。沢口靖子は大根だわ、30年前風にしたいんだか現代風にしたいんだか「とりあえず秘密兵器と謎の生物と人形みたいな美人だしとけ!」的な印象だった。制作陣自体が「何を作っていいのか」きっとわからなかったんだろう。
大怪獣達の時代は、すでに遥か昔に終わったかのように見えた。
平成に入ってからは、ビオランテとかレギオンとか(いや、これは亀だけど)どーにも冷めた目で見てしまった。(観に行ってるじゃん!というツッコミは置いといて)
ただ、90年代には怪獣映画に少し醒めていた自分だが「夏休みの自由研究にモスラの絵を描いている小学生が沢山いるなぁ」と感じた事が強く印象に残っている。
98年。トライスターのガッズィーラ。
なるほど、欧米人の目にはこう映るのか。所詮、理解し合えない。
という人種の壁を感じる落胆。
99年。ミレニアムシリーズの始動。反核ではなく「大自然の脅威」にされたゴジラ。モスラ、ギドラ、メカゴジラという人気者達を共演させて「とっとこハム太郎」と併映。CG&ワイヤーアクション多用。大人は置いてきぼりにされる。
2016年シン・ゴジラ始動。子供は置いてきぼりにされる。
同年アニメ映画製作発表。
しかし少し戻って2014年!
海外ではついにレジェンダリーがやってくれた!
原作(原点?)への深いリスペクト。ゴジラ大好き!大怪獣大好き!の
「こちら側の人間だな」(どっちだよ?)と思える安心感。
エドワーズ監督がカナダロケに行った際、作品名にコードネームを使ったら入国審査に引っかかった。仕方なく「ゴジラ」を撮影している事を明かすと審査官達は一斉に好意的になり、「変なものを作るなよ?!」と言われて、どうしたら良いゴジラ作品が撮れるかを20分以上語り合ったそうだ!(爆)
やってくれるね!カナダの入国審査官達!それって彼らも「トライスター版」に非常に不満を抱いていた証拠だよね。
98年に感じた落胆は、決して日本人だけのものではなかったのだ。
16年の歳月を重ねる間に、世界中に「ゴジラの理解者」はこんなにも増えていたのだ・・・。
実はレジェンダリーのゴジラを観た時「反核を消して、大自然の脅威に置き換えた!」と思い「ゴジラ誕生の最も重要なコンセプトを、アメリカ非難を避ける為に改変した」と感じて、それだけが不満だった。
しかし脚本家のダラボンは「『ゴジラ』を見て我々が学んだことは、ゴジラが広島と長崎の原爆、そして当時我々アメリカ人が行った核実験のメタファーであるということだ」と語ってくれている。
ディレクターズカットは4時間に及んでしまい、残念ながらセリザワが原爆を語るシーンや登場人物達の背景を大幅カットせざるを得なかったとか。
だから!
だから、本作「Godzilla vs. Kong」のオープニングを観た時は本当に本当に嬉しかったんだ。
6歳のメリアン坊やがアフリカ冒険の本を手にしてから、なんと133年!
大きな戦争、急激に進歩するテクノロジー、人種差別と偏見・・・。
様々な問題を乗り越えて、人類はようやくここまで来た。
ゴジラを通して、世界はここまで分かり合えた。
グローバルに文化を共有し、過去の歴史に学び、新たな時代を創り上げていく。
「ゴジラ」は世界の共通言語だ。平和の象徴だ。
そんな荘厳な想いに、目頭が熱くなりながら、思いっきり「ゴジラ&コング」の世界にどっぷりと浸らせて頂いた2時間だった。
シンプルに「わはははははは!」だけのレビューにするつもりだったのに、語りすぎてしまった(苦笑)
人類がこの先、どういう未来に突き進むのかはわからないが、
世界中に「大怪獣が大好きな」「かつての子供達」がいる限り、
その道は「幸せに繋がっている」と信じて止まない。
※こちらのレビューを始めて4ヶ月。
記念すべき100本目の投稿に本作を選ぶ。
100本中、最も短いレビューにするつもりだったのに、
100本中、最も長いレビューになってしまった(笑)
※7月8日2回目観賞追記
今回は3D4DX 。
吹替版しかないので吹替で観てきましたー。
いやぁ、面白かった!ストーリー、充分だよ。少年漫画レベルでいいんだよ。
大変楽しかったです。3D4DXお勧めです。
確かに怪獣バトル映画
何も考えず映画の世界に入って観れば面白い。
ちょっと上映前から思ってた事が、GODZILLAがキングとして前作で怪獣達から認められ、その上でコングとバトル!?
勝敗なんとなく見る前から予測してたら・・・(まだ見てない人が居ると思うので、勝敗は書きません!)
怪獣同士のバトルは迫力あるし、見ごたえあって、そこは何も問題は感じないが、地球空洞説!?
まともに描く!?
人間の欲望と傲慢さ出過ぎ!?
後、前作から年数がそんなに経ってないはずなのに、何あの技術力!!
それと、芹沢博士の息子(小栗旬)、雑な扱われ方してるな~って、思うな。
終わりもそうだけど、1番思ったのは、GODZILLAが主役でしょ!?
コング6割、人間1割、GODZILLA3割で、描かれてない!?
面白いんだけど、楽しめるんだけど、思い付きがたされてる感があって、物足りない所がちらほら。
もう少し整理して作られてたら、星五つ付けれたかな~。
もうこれ人間でしょ
正直、あまり面白くなかった。
だんだんコメディよりになってしまって、シリアスさやリアリティがなくなってるのは、シリーズものの宿命と思って受け入れられなくもない。
でも、ゴジラやコングは何を考えているのか分からない、結局は人間の思惑の外にいる未知の存在、という設定だけは守ってほしかった。
コングが手話で会話できて、「コングのおうち」が出てきたらもう笑うしかない。出来の悪い同人誌だ。
これじゃもう、人間と同じだ。モンスターじゃなくてただのスーパーヒーロー。
巨大モンスターが出てくる映画で最大のキモって、「絵空事じゃない」と思わせることだと思う。
だって、巨大モンスターがもし本当にいたら、それだけですごいことだから、それを信じさせてくれるだけでいい。
でも、「それはさすがにないわ」という不要なディティールが重なれば、もうお話の都合でうごくだけの魂の無いCGにしか見えなくなる。
このタイトルでばくぜんと思ったのが、ゴジラは日本の象徴、コングはアメリカの象徴、みたいなストーリーになるんかな?と。
で、実際見てみると、ゴジラは基本コングより強いし、どうもそうは解釈できなさそう…。
作中で出てくる日本人は芹沢さん。ということは、メカゴジの方が日本をあらわしてるのかな…。
たしかに芹沢さんはエイペックスの社長に頭があがらない感じで、技術だけいいように利用されてる日本の企業みたいだ。
この作品において、メカゴジは単にゴジラとコングが仲良くなるためのダシに使われただけ。でも、メカゴジをもっと深く掘り下げたら、すごく面白い話になったかもしれない。
巨大モンスターという脅威に対抗できる兵器を開発しよう、という動機はまっとうなもの(むしろゴジラやコングに守ってもらおう、という考えの方がおかしかないか)。
それに、あの芹沢博士の息子を三下な悪役として処理するなんて…。ああ、なんてもったいない。
香港がバトルの場所なんや
両雄並び立たずと、両者必死の戦いが繰り広げられます。後半メカゴジラが登場するあたりから、話が一気にフィナーレに向かう。まあ、最後はモンスター同士の友情を感じさせると、都市を破壊しつくす怪獣といえども許してやろうという感じですね。
バトルの決戦場所が香港というのも、ちょっと意図を感じたのは、考えすぎかしら。かつて、仕事で何回か訪れた活気ある都市、いまはどうなんだろう。ビクトリア・ピークからの眺め、屈託のない中国人、日本から手ごろな海外旅行先でした。
手話でコングと意志を通じる子役の女の子、ケイリーホトルはどこの国籍の少女なんでしょう?
謎の美少女の今後に注目です。
全595件中、281~300件目を表示