フロントランナー

劇場公開日:

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解説

「グレイテスト・ショーマン」「X-MEN」シリーズのヒュー・ジャックマンが、スキャンダルにより失脚した実在の政治家ゲイリー・ハートを演じるドラマ。監督は「マイレージ、マイライフ」「JUNO ジュノ」でアカデミー賞にノミネートされたジェイソン・ライトマン。1988年アメリカ大統領選挙。ゲイリー・ハート上院議員は、史上最年少の46歳で民主党の大統領候補となり、予備選で最有力候補として一気に躍り出た。その若さからジョン・F・ケネディの再来と称され、大衆からも愛されていたハートの状況を一変させる出来事が起こる。アイアミ・ヘラルド紙の記者が入手したハートに関する「ある疑惑」。このスキャンダルが一斉に報じられたことで、ハートの支持率は急落し、予備選の当落線上から姿を消すことになってしまう。

2018年製作/113分/G/アメリカ
原題または英題:The Front Runner
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2019年2月1日

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映画レビュー

3.5ジェイソン・ライトマン監督作としては物足りない

2019年2月9日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

「JUNO ジュノ」「ヤング≒アダルト」「タリーと私の秘密の時間」と、元ストリッパーの異色脚本家ディアブロ・コーディと組んだ“こじらせヒロイン三部作”と呼びたいユニークな快作を放ってきたジェイソン・ライトマン。人間のだめな部分や失敗をユーモラスに描き笑いを誘いながらも、慈愛の眼差しで救いをもたらしてきた。そんな監督の最新作だけに期待大だったが、実話に基づく今回の映画は勝手が違ったか。

大統領選で先頭を走る最有力候補のハートが、不倫疑惑をすっぱ抜かれ危機に陥る。ハートと選挙スタッフらが対抗策を講じるも次第に追い詰められていくさまを、心理サスペンスのタッチを添えてスリリングに描くが、ハートという人物の人間性にまで深く入り込むような描写が足りず、結果として共感しにくい主人公の話に。妻、浮気相手、女性スタッフの人物像や葛藤の描き分けは良かっただけに惜しい。現代の問題につなげる意図は感じられたが。

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高森 郁哉

2.0不倫が政治家の命運を握るお気楽な時代‼️❓

2024年9月18日
PCから投稿

テレビの録画。
モデルとなる政治家の能力は大したものであるらしい、それが不倫一つで凋落。
クリントンも最高の業績なのに不倫で名誉凋落。
でも、トランプはそんなの10倍以上なのに人気もある。
イメージが大事なのだろう、この映画は何を伝えたいのかわからない、主役に関心はあれど、最後まで観るのがつらかった。
日本でもこうなんだろうか、裏金とか悪い組織との関係とか、重要なことが山ほどあるだろうに。
ただなのに、文句ばかりですいません。

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アサシン5

3.0脇の甘さが気になるな。

2024年1月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

清廉潔白な権力者は嘘臭いけれど、道徳上の不正は許せないかな。パパラッチを批判する以前に、そもそもこの脇の甘さは世界のリーダーになろうとする男としてどうか? 開き直っても、取り繕っても冴えない男に映ってしまう。政治信条や政策との相反でスタッフも支持者もがっかりかなあ。
ヒュー・ジャックマンの熱演がむなしい幕切れ。

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Bluetom2020

3.5過剰なドラマ性を避け、淡々と政治家とその私生活の公共性?を描く。 ...

2022年7月31日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

過剰なドラマ性を避け、淡々と政治家とその私生活の公共性?を描く。

公職者は、その職務についてのみ有権者の評価を受けるべきなのか、それとも私生活もさらされ、審判を受けるべきなのか。だとしたら、何が基準なのか。倫理基準? 個人の価値感は? 人間として全てにおいて完璧でいられるのか。ある個人の人間性を他人が簡単にどうこう言えるか? リーダーとしての誠実さはどうあるべきなのか?

静かに問いかける映画。

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hato