劇場公開日 2019年2月8日

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ちいさな独裁者のレビュー・感想・評価

全81件中、1~20件目を表示

4.0「服は人を変える」の悪い例

2020年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

日本版のポスターが秀逸だと思う。主演俳優の顔をカットして軍服を全面に押し出す。主人公は軍服に操られる存在に過ぎない、真の主役は軍服なのだと力強く訴えている。
着る服によって気分が変わることは誰でもあるだろう。しかし、その効果は強すぎた場合、この映画が描くようなことは誰にでも起こりうるかもしれない。服は人を変える力がある。これはそれが悪い方向に変わってしまった場合の物語だ。ナチスの軍服は、その意味で非常に完成度が高いと言える。ただの若造にあれだけの威厳と権力を与えてしまうほどに強力なデザインだったということだ。
しかし、服だけであれだけ人間性が変わってしまうことがあるのだろうか。服という外部要因だけでまるで違う人間に変身してしまうとしたら、人間の本質とは何なのか。玉ねぎの皮のように剥き続けたら、中には何も残らないもので、どこまでも外部要因の積み重ねでしかないのだろうか。そういう人間の本質の空洞さのようなものが見えるから本作は恐ろしい。

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杉本穂高

4.0ちいさな独裁者を作り上げたもの

2024年8月24日
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鑑賞方法:DVD/BD
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つとみ

4.0これ実話なのがは凄いしヘロルトが20歳そこそこの若者だった事に驚愕...

2024年6月23日
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鑑賞方法:VOD

これ実話なのがは凄いしヘロルトが20歳そこそこの若者だった事に驚愕しました。

面白い作品と言ったら語弊があるがそれでも観て欲しいです。
このヘロルトは若者だからこその度胸ぷりなのか頭もキレる強者なのか、ブレーメンの音楽隊の様にどんどん仲間を増やして行くザマはなんだか感動すらした。
そしてこんな残忍な事が出来るのは逆に幼さゆえなのだろうか?
この手の作品は見終わって気分はかなり悪くなるのが普通だが、何故かそんなに落ちなかった。
エンドロールもなんか笑えてしまった。

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コチョ

4.5不条理なコメディである。

2023年12月22日
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鑑賞方法:VOD
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マサシ

3.0胸糞映画

2022年3月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

普段戦争映画は観ないのですが何となく観てみました
脱走兵の虐殺シーンは終始胸糞悪かったです。
それにしても収容所での電話のやり取りで何故バレ
なかったのかが不思議、だって存在しないはずの大尉のはずなのに
なんで全権任せられる事になっちゃうの?
まぁ本人の才能+戦争末期での混乱等色々要素は
あったのでしょう。
それと戦争映画という事で今のウクライナ情勢も重なりました
ロシア軍による民間人への虐殺などヘロルド達がやってた
脱走兵への無慈悲な大量虐殺とやってる事同じ・・・いや現実は
子供を含めた非戦闘員が犠牲になっているのでそれ以上の悪逆非道な
振る舞いですよね。

ロシア側にも大義がない戦いに駆り出されたであろう若いロシア兵の
中には訳もわからず死んだ者や当然脱走した者もいるんじゃないかな、
映画での極限状態での狂気ぶりを見ていると今これと同じ事が
たった一人の権力者のせいで現実に行われているんだと思うと
胸が痛むばかりです。

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和徳

4.5狂気

2021年10月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

としか言いようのない、、
残酷で恐ろしい映画です。
これが実話だから尚更です。
ラストのエンドロールが特に印象的でした。
映画としては良く出来てると感じた。

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T-KAZU

3.0私もこうなり得る。

2021年1月6日
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退廃的に煮詰まる集団は連合赤軍の如し。

誰かの庇護と責任と恐怖の元で進んで人の道を踏み外すリアリティ。

私も容易にこうなり得ると思える。だから推せる。

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きねまっきい

2.0口から生まれた

2020年12月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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KEI

4.0脱走兵が偶然見つけた軍服で大尉になりすます。弱い立場の主人公を最初...

2020年10月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

脱走兵が偶然見つけた軍服で大尉になりすます。弱い立場の主人公を最初は応援してしまう。今にもバレるのではとハラハラドキドキ。
この主人公の変貌っぷりが最大の見どころ。グロ描写注意!エロは終盤、少しだけ(笑)
ほぼ実話というのが衝撃。生きるためなら人はこんなにも…戦争の恐ろしさよ。

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はむひろみ

4.0人は変わる

2020年9月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

第二次世界大戦のドイツ、主人公は脱走兵、たまたま将校の軍服がある自動車を見つけ、大尉になりすます。
最初のうちはびくびくしながらの偽装だったが、そのうちゲシュタポもビックリのナチスに変身する。
人間はこんなにも変わるのか、と恐ろしくなるが、逆に良い方に変わることもできる、と慰めることに。

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いやよセブン

4.0ナチスの映画を観ると、つい自分の国のことを考えてしまう。

2020年8月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ハリウッド映画では残虐な悪役を一手に引き受けている感のあるナチスだけど、この映画を観ると、脱走兵の処分に司法を介在させようとしたり、少なくとも自国の兵士の人権については配慮されていたんだね。
そうなると、つい人権どころか人命さえ軽視された、わが国の軍隊はどんなだったか、なんて考えちゃう。
ひどい話がいくらでもあったんじゃないかな。
そんな話が映画化されたら、って思うけど、この国じゃそんなこと、まずありえない。
だって、この国って、いまだに大日本帝国だもん(笑)。

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Syouiti

3.5実話ならかなり怖い。

2020年5月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

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ピニョン

1.0事実かどうか極めて怪しい

2020年5月13日
PCから投稿

戦争末期ドイツでは脱走兵は多かったのは事実だが、こんな話が本当にあったか真実を知ってる者はいない。架空話だと映画が引き締まらないから事実を元にした可能性が高い。

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野獣三郎

4.0アナログな時代だったからこそあり得た

2020年5月6日
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鑑賞方法:映画館
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トシくん

4.0誰でも「なれる」怖さ

2020年2月17日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

怖い

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ヨロレイヒ

3.0え!実話なの!?

2020年1月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

盗んだ制服で、どんどん偉そうになっていくヘロルト
実際二十歳の男に周りがどんどん騙されていく。
当時のドイツ、ヒトラーの威光、勲章や制服に惑わされ、どれだけ権威主義体制なのかがわかる。
それにしてもヘロルトの口のうまさ、結構堂々としていて確かにその辺の才はあるのだろう。
だがラスト、悪事がばれてまた脱走するあたりが所詮口先だけなんだなぁと落胆する。
まあ、日本もこんな風に口先だけのバカが多いので大して変わらないんだろう。
エンドロールは滑稽でとても良かった。

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まあ映画好

3.5戦争と言うもの

2020年1月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

戦争と言うものがどういう人物を産み出すのかと言うことが良く伝わる映画。

最後のエンドロールは現在へ警鐘を鳴らしているのでしょうか。

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Headhunter

5.0衝撃

2019年10月15日
PCから投稿

こんなことが実話だなんて。
そしたら、ユダヤ人大虐殺も、ヒトラー一人のせいにしてるけど、ドイツ国民全体でユダヤ資本を強奪するためにやってたんじゃないかとも推測出来ますね。
なんだか凄い映画です。

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アサシンⅡ

3.0狂気的

2019年9月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

前半はなんとなしに面白おかしく観ていたが、気づいた頃にはある意味引いてた自分がいた。
その狂気的な振る舞いは他の兵隊たちをあざむき、むしろ自分たちが略奪や殺戮を繰り返しエスカレートしていくわけだが、考えてみたら騙すヘロルトも騙される兵隊たちも初めからクズなわけで、最後にはお互いの立場も理解しながら止められない流れの中愚行を繰り返していく。
これが事実だということがにわかに信じられないし、劇中の最後の一言には衝撃だった。
ほんとに本当の出来事か??今の感覚でははかれないほど、めちゃめちゃな時代だったのだろう…
いやぁしかし話変わりますが、はきはきとしたドイツ語ってかっこいいですな!

《鑑賞履歴》
2022/9/12

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ぽじのふ