ちいさな独裁者のレビュー・感想・評価

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ちいさな独裁者

劇場公開日 2019年2月8日
54件中、1~20件目を表示 映画レビューを書く

仮の話だ、私は軍服を盗んだ。

実話だという。観ながら頭に浮かんでいたのは、落語の「らくだ」だった。はじめ、横暴なやくざ者と、そいつにいい様にこき使われていた屑鉄屋が、いつの間にか立場が入れ替わりだして、気の弱かった屑鉄屋がやくざ者を顎で使いだす噺だ。つまり、さっきまでAという立場だったものが、ちょっとしたきっかけでBになる。すると、Bとしての立ち振る舞いが板につくようになっていく。その状況が同類なのだ。
そして、そんなハロルトに気が付きながらも、そのまま便乗してしまおうと、虎の威を借る奴の浅ましさも描く。
まったくもって、精神が極限状態に陥った、終戦間際の狂気をまざまざと見せつけられた。先がどうなるか、そのヒリヒリ感とハロルトの「名演技」に脱帽。

ただ、エンドロールのおふざけは、悪趣味すぎるなあ。

栗太郎
栗太郎さん / 2019年4月25日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
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最高に後味の悪い映画

最後まで胸糞悪い展開ですが誇張はあるでしょうが実話なのでしようがありません
主人公が地位や肩書きに翻弄される様は実にリアルです

omake
omakeさん / 2019年4月21日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  怖い
  • 鑑賞方法:-
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権力への盲従

終戦間近の混乱期、脱走兵が偶然にも手にしたSSの制服で「独裁者」になっていく物語。だが、彼は段々と将校を演じていくのではなく、もはや身につけたその瞬間からその威力に取り憑かれているようにも見える。
丈の合わぬ制服を見抜く者もいるが、結局は互いが互いを「利用する」。戦争末期という混乱もあるが、何より「上の者に盲従する生き方」が恐ろしい。着ている本人が一番「制服」に盲従して残虐な行為を行なってしまうのだ。絶対的な存在の恐ろしさを感じた。
制服の威力を失った後の裁判も些か滑稽ではあるが寒気がする。
印象に残ったのはエンドロール。明らかに現代と思われるところで尋問する彼ら...。やはりどことなく薄ら寒くなるラストであった。
借りてきた権威とその盲従への恐ろしさをひしひしと感じた一作。

andhyphen
andhyphenさん / 2019年4月10日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
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カルト宗教団体の行為を(思い出したくもないが)想起してしまった

中身のない空っぽな人間が大衆を扇動し、残虐な行為を表情一つ変えずに取り巻きに指示し、又は自ら遂行する。この映画の主人公に共感する部分は皆無であるが、何故彼がこのような蛮行をあの時代に平然と行った背景は理解出来る気がする。エンドロールで流れる、現代ドイツの街角で蛮行に及ぶ彼らの姿は制作サイドの現状に対する警鐘であろう。他の方も言及されていたが、若い世代に観て頂きたい映画である。

NOBU
NOBUさん / 2019年3月25日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  泣ける 悲しい 怖い
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安倍首相に見せたい映画です。

心理描写に優れた作品ですね。ただ、わずか、ひと月にも満たない間に起こった事件であることを考えると、物事を単純して考える必要があるでしょうね。もともと、その個人が持っていた思想と呼べない思考を理解すれば、同じような事が、常に起こると考えた方が良いのでしょうね。警鐘として観ました。

Moriki
Morikiさん / 2019年3月16日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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すごく好き。白黒で観たい

人間の愚かさ、単純さ、いろんな面が見られて面白かった。
面白かったという言葉が適切じゃない作品なんだけど、今年30本くらい観た新作の中で一番好きかもしれない……

まきもどし
まきもどしさん / 2019年3月13日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  怖い 興奮 難しい
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生き抜くことに必死なあまり…

一つの小さな嘘をごまかすために嘘に嘘を重ね続け、やがてその嘘が膨れ上がってエスカレートし、嘘をついた人間が怪物となっていくという話だった

よくできたフィクションだなぁと思いながら観ていたら実話だった

1945年、第二次世界大戦末期のドイツ

上等兵のヘロルトは、ドイツ軍を脱走
その途中で大尉の服を拾い、大尉になりすます

そして、その嘘を突き通すために人を殺し、その行為はエスカレートしていく

例えば、目の前に警察官の服装を着た人がいて「ちょっと良いですか?」と職務質問されたら、疑う人はいないだろう

主人公のヘロルトは、ただの上等兵なのにもかかわらず、ナチスドイツ軍大尉の制服を拾って着て以来「大尉である」と嘘を突き通し続ける

ヘロルトは、なぜ、嘘を突き通し続けることができたのか

引っ込みがつかなくなったということもあるだろう

しかし、恐らく、実際にナチスの制服を着て上官のフリをしてみたら、周りからチヤホヤされて何でも手に入るし、気分が良かったんじゃないかと思う

そして、二度と元の脱走兵の生活には戻りたくないと思い
気に入らない人間を次から次へと殺すことで周囲に恐怖心を植え付け、 服従させたのではないか

果たして、ヘロルトは嘘をついていることに罪悪感も持たなかったのだろうか

いや、それぐらい、当時のドイツでは、罪悪感よりも生き抜くことに必死だったということだと思う

そこは戦場で、いつ殺されるかわからない状況の中、生き抜くためなら、どんなことだってやってやる

そんな「窮鼠猫を噛む」の状況だったんだろう

だから、この話は恐ろしいのだ

「死ぬ気でやる」人間は、何をしでかすかわからないのだ

そんな恐ろしさにゾッとしてしまう映画だった

とえ
とえさん / 2019年3月13日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
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意外に残酷ですが実話系ですからね ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

目をそむけないできちんと観ることによって
歴史と人間のさがに対峙することができます

実話系ですから、評価もくそもありません

戦後、まもなくして英国軍によって
彼とそのとりまきは全て処刑されました

未読
未読さん / 2019年3月8日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
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戦争の狂気と人間の性を見せつけられた感じがしました

終戦間近のドイツ軍の上等兵ヘロルトが引き起こした詐欺と謀略の物語。脱走で追われる中、偶然空軍大尉の制服を手に入れた彼は、制服の持ち主に成りすますことに成功します。最初は飢えを凌ぐためのほんのお芝居の積りだったのでしょうが、言葉巧みな彼は規律で鳴らしたドイツ軍の上官たちをいとも簡単に誑かし、いつの間にか大変な権力を握るようになります。この辺りの流れは、詐欺師が人を騙す手口と全く同じなのですが、巷の制服詐欺の話とは違って、人殺しが仕事の軍隊ではたちまち人命に関わります。事実、物語は冗談では片付けられないような深刻な事態に発展して行くのですが、この物語が実話がベースと聞いて本当にビックリ。最初はコメディーのようなノリで観ていたのですが、ホラー映画でもないのに余りの狂気に背筋が凍る思い。「馬子にも衣裳」とは言いますが、見た目だけでこれほど容易に騙されてしまう人間の馬鹿さ加減、そして...一旦権力を持つと悪魔に豹変し得る人の本性に戦慄を覚えずにはいられませんでした。

ホワイトベア
ホワイトベアさん / 2019年3月3日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
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今まで見た戦争物の中で一番エグく残酷だった。

だがそれこそが私たちにナイフを首筋に押し当てている。

残虐性は、自己愛からの他者への防御(は攻撃となる)や嘘、自らの平穏ゆえだ。

それは戦場だから引きずり出されたものか?
平和な日常には決してないものなのか?

based on a true storyのこの映画での物語のラスト。
そのラストの意味やエンドロールにこの映画のいち回答がある。

もう二度と見たくないが、胸糞悪映画の予感を感じつつ意を決して見に来て良かった。

未来ある柔軟な若い人に身てほしい。
きっと年を取って見たら、より残酷さがまして見えるだろうから。

夢は映画館の部屋を作ること。
夢は映画館の部屋を作ること。さん / 2019年3月2日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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彼の行為は悪夢ではなく現実である ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

1945年4月、第二次世界大戦末期のドイツ。
敗戦目前のドイツ軍の若いひとりの兵士(マックス・フーバッヒャー)が、命からがら脱走する。
生き延びた彼がみつけたのは、路傍に置き座られたドイツ軍の車。
後部座席にあった大尉の軍服を見つけた彼は、ヘロルト大尉と身分を詐称し・・・

といったところから始まる物語で、映画において、自分以外の何者かになりすます話は多々あり、概ね佳作・秀作・傑作の部類に入っていたりする。
男性が女性になった『お熱いのがお好き』、その逆『トッツィー』、大統領になっちゃう『デーヴ』など。

なんだけれどこの映画は実話だそうで、「生き延びるために」上等兵が大尉になり、終戦間近の混乱に乗じて、非道ともいえる(というか、非道そのものなのだが)行為に及ぶという話で、まぁ、いっちゃなんだが共感の欠片なんて目覚めない・・・

「・・・」って書いちゃうのだが、これは「・・・」って書かないといけない。

そりゃまぁ、人道的に考えても、収容施設に収監されている脱走兵など、彼の立場と同じ同士を皆殺しにしちゃうなんて言語道断なのだが、生き残るために重ねる嘘によって、そんな言語道断な行為する「当然」「当たり前」「立派な」行為になってしまうことが恐ろしい。
でもでも、恐ろしいけど、「やっちゃうよなぁ・・・」と思わせてしまう状況・・・
それが、戦争。

いや、もう、敵を殺す云々の状況にないわけで。
敵も殺さない奴らを活かして、その上、我々がひもじいので良いのか!!!!!!(って感嘆符、どれだけあれば足りるかわからないぐらいな状況)って、かつての「貴様の身を挺して相手をやっつけてこい、死んで還るな」と、まぁ、ほとんど同じ状況ではありますまいか。

なので、彼のことを笑えないし、畜生にも劣るとも貶せない。

で、そんな、空恐ろしい、えげつない、おぞましい話をハリウッド映画で鍛えた演出で、「これでもか!」とロベルト・シュヴェンケ監督は撮っている。
エンドタイトルのバックには、ヘロルト大尉の特殊部隊が現代に蘇るのだが、これを悪夢と感じられるひとは幸いであるが、これは夢ではなく現(うつつ)に思えて、気が滅入ることしきりでした。

りゃんひさ
りゃんひささん / 2019年3月1日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
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騙されているふり?

制服を拾ってからの展開がわかりづらい。
しかし、そのわかりづらさが本作の独特のテイストになっている。

制服を信じる、信じるない。
騙される、騙されない。

登場人物を色付けするのがわかりやすい。
白と黒、赤と青、善と悪・・本作はそれをやらない。

いったいこの人たちが銃を撃つのは、騙されてるから?
自分の意思で?
敗戦濃厚の気配で自暴自棄になってる?
あれ?
一観客の自分自身は?
そしてエンドロール。

エンドロールでやっていることを劇中にどういれるか?
類似作品のようにならないように・・・みたかった。

蛇足軒瞬平太
蛇足軒瞬平太さん / 2019年3月1日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  悲しい
  • 鑑賞方法:-
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演じる

他の方も書かれているが、主役の微妙なニュアンスを表す顔
非常によくできている。
ぐろいと言いながらも、そんなにぐろいシーンは多くないのではとかきながら、やっぱりそこそこあったかもな、、、
戦争中は命の値段が安くなる良い悪いでは無く。
エグいことをしたあとはやはりそれを解消するために馬鹿騒ぎしたくなる
人間なんて弱いものね、、、

nakawankuma
nakawankumaさん / 2019年2月27日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
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唯一度だけ

会議は踊る、の挿入歌は秀逸。
結局おとぎ話だったんだ、悪い方への。

こおで
こおでさん / 2019年2月25日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  悲しい
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とても面白かった ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

重いテーマながら画面の美しさ、サウンドの良さ、テンポの軽快さのおかげでのめり込むように見れた
役者がとにかくうまい
撮影中役者も監督もショック状態になることがあったらしいですが、映画ですらあれほど衝撃的なのに実際はどれほど悲惨でショッキングだったことだろう、と思った
サディスティックな笑みといい、次に何を言い出すかわからない感じといい、ときどき幼いような笑顔を見せるかんじといい主演のフーバッヒャー、本当にうまい

ヘロルトは21歳だった、という部分、あの若さであれだけ堂々とやってのけた、というのは素直に驚きというか、いっそ感心すらする
カリスマというか度胸というか、戦時下だからできたのか、それとも彼にもともと備わった気質なのかわからないが…

フライタークやキピンスキーもとても良かった
二人ともほんとうに隊からはぐれたのか脱走したのか定かではないけど、運とタイミングによっては収容所にいれられていたかもしれない、と思いながら見ていた(もちろんヘロルトも)

ヘロルトがくるまでは単なる収容所だったのが、みるみる変わっていくさまがすごい
特にシュッテの妻(ゲルダだっけ?)が冷たい目をして拳銃を取り出したシーンはヘロルトの影響力の凄まじさだけでなく、影響を受けてしまう側の人間の恐ろしさを見た

エンディングで現代ドイツに現れたヘロルトたち、あれゲリラでやったんだろうか、役者なんだろうか…
よく怒られなかったなー
21世紀の街中でも姿勢を崩さずヘロルト隊がヘロルト隊であったのが、なんか役者の凄さを見たというか
女性のフードを後ろからヒョイッととったのが印象に残ったんだけど、あのおちょくるような感じ、なかなかできない…

総合してとても面白かった
テーマもよいし作品としての完成度も高いし多くの人に見てもらいたい

はりお
はりおさん / 2019年2月25日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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これが制服効果というやつ

一枚の制服が一人の青年の運命とこの世界の歴史を変えた物語。
観賞後、やりきれない思いが残りました。

やす
やすさん / 2019年2月24日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  悲しい 知的
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「ヘロルト」という青年の人物描写が嘘くさい。 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

「ちいさな独裁者」という題名に魅かれてこの作品を観たくなった。本題は、
『THE CAPTAIN』というらしい。戦争作品であるため、目を覆いたくなく残虐性はつきものである。人間の「騙し」と「信用」の脆い部分が上手く描かれている。実際にあった話であるらしいが、どこまでが事実史実であるのか判らない。それほど、首をかしげたくなる作品であった。軍服を纏って偽軍人になる。主人公は、ヘロルトという青年。個人的には、パッとしない印象を受けた。
21歳の青年にしては、かなりの腹の座った指導力の高さに驚かされた。
80人の軍人は、彼の一挙手一投足や発言力にまったく疑いを持たなかったのだろうか。「ハイル!ヒトラー」の掛け声で、みんなが信じてしまう。当時のドイツ軍人の心の状態を考えるだけで、「戦争」という得体のしれない何かに恐ろしさを感じ、日本においても、同じことが起きていたことに「人間の脆さ」を感じずにいられなかった。

突貫小僧
突貫小僧さん / 2019年2月24日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  怖い 知的 難しい
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現在と過去を考えさせられる実話

ナチスドイツの実在した人物の実話。
軍服を手に入れたことで、脱走兵から大尉に、そして偶然にも、奇跡は続く。信じがたい事だが実話!?ほんの2ヶ月間の出来事。
軍服の威力は凄い!そのパワーを存分に発揮させ、始めのうちは自分の身を守るためだったが、その権力に味を占め、段々と放漫な振舞いがエスカレートしていき、大量虐殺(しかもかつては自身と同じ立場の脱走兵)まで行ってしまう。
人は見た目と巧言(言葉巧み)で騙される。現代の世の中の歪んだ権力構造の闇をうかがうことができる。(議員バッチの威力等)
「彼らは私たちで、私たちは彼らだ。過去は現在なのだ。」というロベルト・シュベンケ監督の言葉の意味が分かる作品。

クララ
クララさん / 2019年2月23日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  悲しい
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人間が作った虚構に

人間自身が翻弄される。
主人公は自分が周りを振り回していると感じていたと思うが、感情や思考をマヒさせていく。

制服もナチも、さらには国家も人間が作った仮定のお話なのに、人を支配している。

もちろんこの時代だからこそこんな極端な話になったけれど、今もずっと続いていることだ。

ドイツの俳優さんの目ヂカラが素晴らしい。
音楽、演出、エンドロールも素晴らしい。

Momoko
Momokoさん / 2019年2月22日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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制服の威力 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

人は見た目が◯割ですか…。
まず外見で騙され、少し怪しんでも態度で信用してしまう。
ブラックコメディのような、本当にあった怖い話。
良い邦題ですね。

生き延びるためなら何でもする。
脱走し、略奪し、別人になりすます。

なかなかズル賢い主人公。
そこまでならまだしも…。

残酷が故に、それが一層、「総統閣下直々の命を受けている」ことの信憑性を高めているかのようでした。

主人公が弱冠20歳ほどの愚かな若者と知ると、高官の真似事をして、自分がされたことをしてみたかった…程度のノリでしょうか。

囚人と「大尉」の違いは着ている服だけ。
服だけで、境遇が天と地ほどの差が生じてしまう世界。

その中で、権力を騙る者、(嘘と知りながら、また気付かないまま)それにたかる者、傍観するに留まる者、と上手く描かれていました。

略奪者を取り締まると言いながら、自らが略奪軍隊と化していき、本来の性分が露わに。
結局、軍服は彼の華奢な身体と本性を隠していた洋服に過ぎず、どう演じても立派な軍人にはなれませんでした。

泥棒を容赦なく刺し殺す農民達にもびっくり。

非医師の男性従業員が、医師用の白衣を着たがるのも同じ心理ですかね。

服に着られることなく、年齢含め外見に相応しい中身を持たなくては、と思いました。

everglaze
everglazeさん / 2019年2月21日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
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