蜜蜂と遠雷のレビュー・感想・評価
全421件中、341~360件目を表示
ピアニストのことがよくわからなくても
心地よい音に包まれた濃密な時間
原作好きも納得!
タイトルなし(ネタバレ)
良い映画を観たなあという感じ。
ピアノの音を聴くだけで、感情が伝わるんだなあと。
クラシックはお堅い音楽だという先入観があったので、良い気づきとなった。
最後の演奏シーンがとても良くて、手を動かしてリズムに乗りながら観てしまった(人が少ない時間で良かった)。
もともと松岡茉優が好きで観に行っただけに、正直出てくるたびにどきっとしてしまったので、ところどころストーリーが入ってこなかった。
特に終盤の、栄伝さんが会場に戻ることを決意した経緯がよく分からなかった。あの、馬の映像や、ピアノの前に居たのに廃墟っぽい場所に移るところなど。何の描写だったんだろうか。原作読むしかないか。松岡茉優も出てこないし。
「秀逸」
実写は難しい。
原作ファンの感想です。
先に言っときます。原作未読でこの映画を見た方、絶対原作読んでください。(所々設定が違います。)
ネタバレ含んでます。注意してください!
4人の登場人物が濃く描かれている原作を映像化するのは難しいですね。でもうまくまとまってた気もしました。原作にあって映画になく物足りないな、と思ったところもあれば、想像を超えるようなとてもいい描写もありました。
原作を踏まえての感想
2時間で収めるには仕方がないってことをわかりつつ書いてます。お気を悪くされたらごめんなさい💧
⚠️ネタバレ注意⚠️
・奏ちゃんがいないのが残念だった
・原作とはあーちゃんのキャラが全然違いますね。
・自分の出番直前までドレス姿で人の演奏を会場で聞く亜夜ではないのかぁ。結構な特徴だと思ったんだけど。
・マーくんとあーちゃんが曲やコンテスタントの感想を言い合うところがないのが寂しい。
・ジェニファ・チャンが原作より控えめ
・綿貫先生がいないだと…!?
・せめてト音記号の刺繍のカバンは持っといて欲しかったあ…!!!(見逃してたら恥ずかしい)
・明石と亜夜が初めてあって泣いて抱きつくシーン結構すきだったのにぃぃ!!!予告で2人が出てくるシーンで泣いてたから期待したら違う場面でした…
・片桐はいり謎ォォ。
・風間塵と亜夜の連弾のシーンとても良かった!!
・キャストの皆さんの演技はほんとに素晴らしかったです。そのまんまでした。鈴鹿さん演技初だとは思えないです。
・春と修羅が素晴らしい…。
もう一回みたらもしかしたら評価変わるかな…。
何回も言いますが、原作を読むことをおすすめします。
良くも悪くもないような気がするけどなんかいい映画だったのかもしれないなって感じです。(なんだそれ)
同じように原作読んで映画を見た方の感想が聞きたいです。
妙にエロティックな世界観
世界が「鳴らせ」と、君に言っている。
何で俺、プロコフィエフのNo.2なんか選んじゃったんだろ。イヤ、もっと大変そうなNo.3選んだ人が目の前におるやんw
松岡茉優が普通に良かった。と言うか、これでも普通な感じなんだから不思議。期待値、高いんだ、この子に対しては。意識してなかったけど。
蜜蜂(世界の音を奏でる風間)と遠雷(亜夜の感じ取る世界)で「世界を鳴らす事」の意味に目覚めるピアニストの物語。丸っ切り、音楽映画。
冒頭が白々してて辛い。英語の演技がどうのこうの言ってる前に英語脚本が今ひとつなんじゃ。俺達が聞いても分かりやす過ぎるんだから、少し子供っぽいのではないかと。これ、外国人役者さんの演技には影響すると思う。
ピアノ演奏が始まってからは、意味なく涙が滲んでしまう場面だらけ。
松坂桃李のカデンツァ。最高。月明かりの中での連弾は、ドビュッシーからペーパームーン、ベートーベン、またドビュッシー。ペーパームーンはあざとかったw プロコフィエフはマジです、迫真です、興奮ものです。
「あなたが世界を鳴らすのよ」。世界が選んだのが自分、じゃない。私は、自ら望んで、世界の音をピアノで鳴らす道に進むのだ。いや、母の望みでもあるのが、この道だから。
この場面が「キター!」。予告で流れてるシーンなんですが、此処が鳥肌もの。
音楽が好きな事が前提だけど、良かった。期待以上で、かなり良かったです。
------------------------------------
(10/7追記)
ピアノ工房で。見上げる窓から降り注ぐ明かりは「月」からの贈り物。二人のピアノが素敵だった!
「ほら月の光だよぉ」って言う感じでシズシズと、ゆったりとしたタッチで鍵盤を静かに押し下げる風間。誰かと話ができる嬉しさを抑えながらも、小躍りしたくなるような明るい気分が抑えられず。でも照れるように短い単音から入り、徐々に声を大きくしていく亜夜。先に歩みを早めようとしたのは亜夜でタッチも前のめりになって。そこに見つけた夜店に入ってしまう、みたいな。再び月夜の元に戻り、静かに目を閉じる様に鍵盤から指を離す二人。
実際の演奏がどなただったのかは分りませんが、この場面が一番「映画」らしかった。大好きです!
「〜原作に挑み、勝つために」→負けている
原作が良かったので観にいきました。
かなり空いてるので、嫌な予感はしたのですが、15分で納得。
漫画の連載開始のような設定説明ゼリフがかなり続きます。これで、かなり嫌気がさします。
終わってみて、、、
・原作をはしょりまくったストーリー
・原作の読み込みの甘さもヤバいです。
脚本のダメっぷりはもちろんの事、稚拙な表現にツッコミどころ満載です。
→あの静止した馬から、、、雨音が馬のギャロップ音に聞こえる才能を表現?
→遠雷は、あの雷?、比喩にもなってないじゃん!!
→栄伝、たしかバンド組んでたよな、なんであんなクレェーの?コミュ症?亡くなったおかーさんの失意で?!単純だな、浅くない??
→まさかまさかの、etc...
ストーリーを映画的にイジってもいいですけど、
・原作ちゃんと読んでほしかった。
最後に
・俳優さん達は悪くない。
・脚本、演出が、、、バツ。
興行化にゴーサインした方達の勇気は、星5つ以上です。
世界から音楽が聞こえる・・☆
原作未読での鑑賞です。
原作を読んでいる方とは感想は異なることでしょうが、映画を見て
家に帰り、すぐにamazon musicでクラシックピアノのベストプレイリスト
を聞いてしまいました。
コンクールに出場する4人のアーティストの個々のエピソードが描かれます。
原作未読なので、わかりませんが本人たちのこれまでの生い立ち?などは
ほとんど描かれません。
コンクールの何日かが全てです。
・・ですので、そちらの物語を求めている方には不向きかのしれません。
ですが、そんなものをすっとばして ピアノとその楽器が奏でる音楽を
愛するなら、なんとも言えない感動が味わえるような気がします。
代理とはいえ、演奏シーンが素晴らしいです。
4人ともそれぞれ個性が表れて とても楽しめます。
決勝大会の演奏は圧巻で、泣いてしまいました。
松岡茉優と鈴鹿央士の月のシーンも良かった。
この映画の評価は、クラシックだけではなくピアノの音が好き・・と
いうことかもしれません。
見て良かった・☆
追記・
明石の演奏 宮沢賢治の
「あめゆじゅとてちてけんじゃ」
久しぶりに思い出し、懐かしく切ない音に泪しました。
これほど心に刺さる映画とは想像していなかった
映画の予告編を観て、ピアノの好きな私としては
是非観たい映画だな、とは思っていました。
先程鑑賞し終わって、まだ心が震えています。
ショパンのプレリュード 雨だれで始まります。
この曲が映画の後半に再び出てきますが、私は
そこで号泣してしまいました。両隣の席が空いていて
本当に良かった。そこから先はもうずっとウルウル
モードでした。
いや、この映画、泣ける映画では無いと思います。
でも涙が止まりませんでした。出てくる曲が
好きなもの多かったり、地元の幕張が出て来たり、
バッハの平均律とかちょっと弾けたりするので
思い入れが強く出たかもしれないけど、純粋に
音楽家達の、音楽にかける想いが伝わって来て
素晴らしく感動しました。
マサルのフルートと合わないシーン、本当にあって
なかった。このような技術も大したもんです。
芸術系の映画製作は、かなり難しいと思いますが
良く出来ていました。
これは文句なく(私的には)5点満点でした。
出来るだけ音響の良い劇場で鑑賞されると良いと
思います。
理解しようと思わなければ、美しい映画
原作未読です。そして私は、普段RockとPopsしか聞きません。
なので、評価と言うより、あくまでも個人の感想です。
高評価を付けてわかったフリをしたいのですが、無理です。
この映画は、クラシックの素養があるかどうかも含めて、観る人によって評価が全然違うでしょう。
宣伝では、国際ピアノコンクールに臨む4人の天才たちの才能のぶつかり合い、という構図ですが、実際は、ごくまっとうな感性の持ち主の明石(松坂桃李さん)vs天才肌の3人という印象です。
この3人のうち、マサル(森崎ウィンさん)には共感できます。ジュリアードの学生で、明確なプランを持ち、言葉の端々や、たぶん昔亜夜(松岡茉優さん)の母親にもらったお手製のボトルカバーを今も持っているといった事で、人間性がわかるからです。
しかし亜夜については、回想シーンしか無く、現在の生活や環境、なぜ7年たって復活したのかを一切描いていないので、まるで過去に囚われた亡霊のようです。
塵くん(鈴鹿央士さん)については謎すぎて、妖精ですか?という感じ。
「彼をgiftとするか災厄とするかは我々次第」(だったかな)という回りのセリフもピンと来ないです。
謎と言えば、タイトルに「蜜蜂」とあるのもよく解りません。
映像はとても美しく、音がほとばしって、世界が広がって行き、この人達は音楽と一体化しているんだなと感じますが、こちらはついて行けないので、
この旋律で黒馬のイメージなのかぁ、とか、超絶テクニックだね、位しか思えなくて、ほんとすみません。
ただ、『月の光』から『月光』の連弾シーンは美しいです。
クラシック好きの連れによると、2曲のつなぎは素晴らしいそうです。
連れは、とてもいい映画で面白かったと言っていますので、3.5にしてもいいのですが、宣伝チラシの、「映像化不可能と言われた原作に挑み、勝つために」という文句が気に入らないので、やはり3です。
あと、本筋には関係ないのですが、
「あめゆじゅとてちてけんじゃ」(雨雪を取ってきてください)
は、宮沢賢治の有名な詩の一節だそうで、私は不勉強で知らなかったのですが、説明を聞くと、とても悲しく、美しい言葉です。イントネーションも違っていたみたいだし、これを、魔法の呪文みたいに面白がって言うシーンをわざわざ入れたのは、東北弁をからかっているように感じました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
11月17日追記
ひとつ、疑問があります。それは、田久保さん。
私はクラシックのことはわかりませんが、音楽コンテストには出たことがあります。
ああいうのは、音楽祭などとは違い、事前の音合わせはやるとしても、通しのリハーサルはやりませんから、タイムテーブルは作らないです。進行表にも、休憩○時○分頃、終了○時予定としか書いてないです。
欠席者がいれば早まり、アクシデントがあれば遅れます。スタッフが気にするのは時間ではなく、順番です。だから、「栄伝さん、時間です」は、あり得ないような。
コンサートに来たと思えば安い
原作を活かしきれていない
うーん。どうだかなぁ。
原作の世界観が、反映されていない気がするのは気のせいでしょうか?
なんだか、悩める若きピアニスト(亜夜の事)と言う事に重きを置くあまり、その他の描写がばらばらになってしまった気がします。明石の家の描写が必要以上にありますし、逆に、塵の描写が少なくね?
それと、確かに、ステージマネージャーの優しい目線は、この作品では重要なポイントにはなっていますが、映画では、不必要にステージマネージャーを描きすぎ。
本選の、オーケストラ指揮者の件があるのなら、もっと深堀しても良いと思うんだけど、意外なまでにあっさりと終わる。
本質とは、全然違いますが、驚いたのは福島リラ。劇中(原作)ではマサルと同世代と言う事になっていると思うのですが、彼女の実年齢を知ると・・・。いや、女性に年齢の話は禁句でしたね。でも、ビックリです。
作品全体としては、ツッコミどころをあげれば限が無いですが、かなり残念な出来だと思いました。原作は、良かったのになぁ・・・。
ブラボーの拍手喝采!!!!
全421件中、341~360件目を表示