映画 ゆるキャン△のレビュー・感想・評価
全172件中、161~172件目を表示
公共機関の香りがするものの良いゆるキャン映画
なんというか、役場や資料館で流れている街興しPVもしくは小学校等で観る「私たちの街」的なビデオ、のゆるキャン△バージョンという印象でした。
とはいえ、「ゆるキャン△バージョン」というだけでゆるキャンファンとしては充分観る価値のある良いゆるキャン映画です。
原作とTVアニメ両方のファンです。
大人になったみんなの生活や関係、映画館で観るキャンプシーンや温泉、美味しそうなご飯、TVシリーズから引き続く最高のOPやED!ゆるキャンのキャラクターや雰囲気、言うなればゆるキャンのゆる部分が好きなファンには間違いなくおすすめできます。
トラブルは起こりますが、どうしようもない亀裂や嫌〜な人間なんかは出てこない、本当に癒される映画です。人間や人間関係・社会のちょっとした生っぽさ(生っぽさというか、こういうことあるよね〜……みたいな)がありつつも、全体としては明るく優しく、それでいてさっぱりとした雰囲気で、原作・TVアニメのゆるキャンの自分が好きなところがそのままでとても嬉しかったです。
大人になってもみんなが仲良くしているところを見られて幸せでした。
また、入場特典の13.5巻がとても面白いうえに結構しっかりした作り(触り心地も原作漫画の触り心地にかなり近くすべすべしていて気持ちいいです、もしかしたら同じ紙?)なので、数量限定なのがもったいないです。結構しっかりした作りだから数量限定なのかもしれませんが……。
パンフレットは豪華版を購入しましたが分厚い!情報盛り沢山ですごく良いパンフレットです。
以下は少し残念だった点です。
ゆるキャンのゆる部分が好きなファンにはおすすめだと書きましたが、ゆるキャンのキャン部分を期待したファンには少し肩透かしかもしれません。
満足感はあるのですが、せっかく映画館でやるのであればもっと効果音などが映える方向にして、キャンプの臨場感を楽しめる映画が観たかったな〜という気持ちと、キャンプの分量がもう少し欲しかった、という気持ちがあります。
あと原作ファンとしては、あfろ先生独特の(レンズを用いたような)画角での画を映画館の大きなスクリーンで観たかったです。特にあのかっこいいバキバキの広角での景色の画は映画館で観たら絶対最高だったと思うので……。画角はアニメシリーズ自体がゆるキャンのゆるさを前面に出すためにかなり抑えているとは思うので仕方ない部分ではありますし、充分綺麗な景色の画はありますが。
また、映画として1つ軸を立てなければならなかったからか今回メインとしてたてられている「キャンプ場を作る」というテーマについて。
面白いテーマではあるんですが、最初に書いた通りその過程が……どことな〜く……公共機関臭というか……教育ビデオぽいというか……。これは良くも悪くも、と言いますか、1つ1つは原作やTVシリーズからの良さ、でありながら全体としてみるとちょっとウーーンなバランスになっている、という印象がややあります。
それこそ元々ゆるさがテーマの作品ではあるんですが、それにしてもなんでしょう、展開や出てくるキャラクターが妙に脱臭されていると言いますか。
優しくて応援してくれる会社の上司やら、草刈り機なんかを貸してくれる近所の人、一人一人は良いんですが全体的にキャラクターとしての癖が抑え目だからか、私たちはみんなに支えてもらってます!やった〜!地方創生!みたいな感じがずーっと薄っすら……それら自体が悪いわけではないんですが……。
土器のあたりは日本で新しい施設作る時あるあるだな〜という感じで、公共機関の香りはありつつも面白かったです。
原作も過剰なキャラ付けをしないですし、周りの親切な人が助けてくれるみたいな展開はままありますが、120分に周りの人が助けてくれました展開が何度も何度もあるからこういう印象を受けてしまうんでしょうか。
リンさんの、キャンプ場作るぞ!→連載も決定!→フン、あいつは最近輝いてるな……みたいな流れなんかはちょっと進研ゼミぽさもありました、いや最近輝いてるな……だけではないので進研ゼミぽさとは違うかもしれませんけど……。
特に千明さんがプレゼンに使用した恵那さん手製PVは、いや公式な場に提出するものだから当たり前なんですがちょっとかしこまりすぎてて面白さすらありました。それだけみんなが大人になった、ということかもしれませんが。
とはいえ、全体として薄っすら……みたいな感じなので、一つ一つはほっこりする素敵な話で、総合的にはほのぼのとした良い映画だったと思います。
キャンプの楽しさを魅力的に描いた原作・アニメの映画化。キャンプの醍...
原作・TV版未見でも楽しめました
時代変わっても、ゆるキャン△感変わらず。
予告を見て昔観た1期が割と良かったのを思い出したので候補に入れ、
ここ2週間で1期の復習と2期を2周してからの鑑賞なのです。
皆が大人になった後のストーリーとの事で観る前は不安も若干ありましたが、
実際に蓋を開けてみればゆるキャン感は1~2期と全く変わらず、
テレビシリーズそのままの雰囲気で問題なく楽しめました。
また、社会人として生活する中でのキャンプ(趣味)や友人との距離感が中々にリアルで
胸にくるものがあったりもしますが、そんな中でも切欠次第で皆で楽しめるんだぞと。
そんなメッセージ性も感じたり感じなかったり。
ただ、大人になった皆という舞台的な特別感はありますが、
劇場版らしくストーリー的に大盛り上がりとかの特別な感じは無く、
あくまで1・2期の延長線上の物語といった印象の作品なので
その辺りで期待しすぎると少し拍子抜けするかも。
その他一つだけ問題点があるとすれば、テレビシリーズと同じく、
えぐい量の飯テロが襲ってきますのでそこだけは注意です。
お昼を軽く食べてからの鑑賞でしたがかなりキツかったです。
ほんわか!
2度目は見る気にならないです。
楽しい映画を見に来たはずなのに
内容は楽しくなくてスッキリしない。
後味も微妙
土器が出てきたりと大人の事情なりが入ってきて楽しみ半減
むしろ皆が暗くなって台無し
学校がなくなるとか、悲しい話を入れるんじゃなくて、もっと普通に面白く作って欲しかった。
キャンプ場で『ここが土器が発掘された跡地です』って..見せられても興味ない人には本当に興味ない。
色々詰め込みすぎてキャンプ場の『コンセプト』がぶれぶれにしか思えなかった。
鳥と触れ合う場所を残したけど、いらないと思いました。プラネタリウムみたいと言ってましたが現地で空を見た方が星は綺麗だと思います。
----------------------【皆】------------
大人になった話で最初は凄くワクワクしました。
内容は残念だと思いましたが彼女達の成長した姿は見る価値ありです。
最初、夢や妄想の類いかと思ってました。
----------------------【宣伝の頑張りすぎ】------------
You Tubeで頻繁に宣伝され映画の内容をひとつでも知りたくない自分にとっては不快にしか思えなかった。毎回スキップが大変でした。
----------------------【遊具】------------
ブランコが1つしかないのも子供達には不満だと思います。順番は何分待ちなんだろうか。タイヤで怪我をした子供、今は結構クレームとか怪我ひとつできそうですし、そのうち撤去されそう。
----------------------【最後に】------------
約束通り集まって自分達で作ったキャンプ場で年越ししたみたいですが他のお客は誰もいなかったように見えます。
キャンプ場が人気ないんだろうな~と思いました。
----------------------【完】------------
時が過ぎてもやっぱりキャンプが好き!
アウトドア精神の継承
TVアニメシリーズは全話見ています。
感想
ゆるキャン△の可愛く優しい世界観を保ちつつ、少しハードなお仕事ドラマをメインに描いたゆるキャン△における新境地が描かれていたと感じました。
・物語
各々が自立して別々の地で生活する野クルメンバーがキャンプ場を作るというゆるキャン△の正当な未来の世界を見事に描けていたと思います。
キャンプ場作りがメインの物語はこれまでのTVシリーズとは全くの別物で緩さが少し損なわれた感はあったので、この点で好みが別れそうな気はしました。
また、野クルでの楽しかったキャンプの体験の素晴らしさを次世代に継承するという作中のテーマがキャンプ場作りという舞台装置作りに徹する事で上手く描けていたと思います。
・作画
TVシリーズと同様に綺麗で美しい自然の風景と美味しそうなご飯に見惚れていました。
総評
熱いお仕事ドラマ要素を取り入れたゆるキャン△シリーズの新境地。また野クルメンバーに癒されて感動した。
申し訳ないが、見たかったのはこれじゃないんだよ…
シマリン団子は何処に消えた!?
キャンプ場を作る話
私はこの作品の漫画は好きだがアニメ版はあまり好きではない。
自分が原作で抱いていたセリフのニュアンスがずれていたり、テンションに違和感があったりして肌に合わない感じがしていた。だから正直、あまり期待してなかったのですが・・・
いやはや大変面白かったです。
鑑賞後の帰り道ではカップヌードルカレーとシーフードを買ったし、次の休日にはバイクで遠出する計画を立てました。
それほどに本作は現実世界の私に影響を与えてくれました。
久しぶりにワクワクの休日を迎えられそうなのでこの作品には感謝です。
最近映画をみても作中の人物に憧れたり、マネしたくなったりすることが無かったのですが、なでしこの様に元気一杯で美味しくご飯を食べたり、リンみたいにバイクで旅したり、千明みたいに友達さそって楽しくプロジェクト進めたり、犬子みたいに優しいほら吹いたり、恵那みたいにマイペースでいたい。
そんな事を思いました。
冒頭の富士山をバックにした松竹配給のおなじみ映像から本編へ入る粋な計らいがテンションを上げさせてくれますね。ゆるキャン△と言えば富士山なのでこの演出はうれしかったですね。
本作は原作では描かれていない大人になった5人(妄想?)が主人公なので高校生の頃とは違った時間の制約や仕事の都合、移動距離、お金の問題なんかも出てきて新鮮でしたね。
でも変わらぬ友情やキャンプの楽しさ、みんなで協力してわちゃわちゃする姿は相変わらずなので安心してみてられます。
作品を通して絵の色合いが地味目、特に前半は季節もあいまって灰色な感じなのですが、終盤の緑の鮮やかさとか日の出の綺麗さとかに繋がるのでよかったですね。
本作はそもそも風景や食事をあまり美化せず、アニメ絵に落とし込んでいる。新海作品みたいに風景めちゃくちゃ気合入ってたり、宮崎作品みたいに異様に美味しそうな食事は描かれてないけど、ちょっとした風景が見たくなるしキャンプ飯がたべたくなる。不思議な作画力と雰囲気があると思います。
そこにあるものを生かす、ありのまま、そのままを工夫して利用してよりよい環境にする。
楽しくて前向きになれる作品でしたありがとうございました。
------------------------------------------------------------------------
劇中セリフより
「そのような商品でしたらあちらのお店に有りますよ」
ライバル店にお客さんを案内する器の大きな?なでしこの様になりたいものです。
完成記念上映会にて
3期決定!
東山奈央さんがパンフレットのインタビューで
続編について好意的な発言をされていました!
内側の事情として
2期、映画と連続で製作されたので
一度スタッフが休憩したいとも書かれていました。
なので、
だいぶ期間を空けての3期になるかと思われます!
全172件中、161~172件目を表示