エルサレムの路面電車


解説
2018年・第19回東京フィルメックス(18年11月17~25日/有楽町朝日ホール)の特別招待作品。
2018年製作/90分/イスラエル・フランス合作
原題:A Tramway in Jerusalem
2018年・第19回東京フィルメックス(18年11月17~25日/有楽町朝日ホール)の特別招待作品。
2018年製作/90分/イスラエル・フランス合作
原題:A Tramway in Jerusalem
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アモス・ギタイ監督、路面電車内で撮影した新作は「エルサレムを象徴している」
2018年11月24日第19回東京フィルメックス、審査委員長はウェイン・ワン監督 公募の新人監督賞を実施
2018年10月4日東京フィルメックスにて鑑賞
エルサレムを走る路面電車の中で起きている出来事を映し出した作品
これはとても素晴らしかった
「世界の車窓から」のエルサレムバージョンを観ているような、ドキュメンタリー性も感じさせる作品
様々な駅から、様々な人々が路面電車に乗ってくる
ユダヤ人、パレスチナ人、アラブ人、旅行者
ユダヤ教徒、キリスト教徒、イスラム教徒
人種も違えば、宗教も違うし、考え方も違う
そんな彼らが、小さな電車に乗り合わせて、同じ方向に向かっている
そんな彼らを観ているうちに、その小さな電車こそが、イスラエルそのものなんだと思えてくる
映画の鑑賞後に、アモス・ギタイ監督のQ&Aがあり、その中で、監督から
「これは、私がイスラエルの未来を楽観視したものだと言えます」と言っていた
イスラエルという国は、様々な国から聖地を目指して逃げてきた人々で成り立っている国であり、
狭い国土を様々な民族で奪い合い、常に争いを繰り返しているのが現実だ
しかし、監督としては、
この電車に乗り合わせた人々のように、互いに違いがあるのを認識しながらも、みんなで同じ方向を向いて進めるような国でありたいと願っているんだろう
中には、あからさまにパレスチナ人やアラブ人に対して人種差別をする人がいて、驚いてしまう場面もあった
それでも、そういう差別的な人もまた、この国の多様性の一つであり、同じ電車に乗り合わせた人なのだ
日本に住んでいると、ちょっと考えられないような多様性だったけれど
世界中から人々が集まるエルサレムだけに、ここには世界の縮図があるような気がした
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