劇場公開日 2019年9月6日

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タロウのバカのレビュー・感想・評価

全62件中、1~20件目を表示

3.5我々の生きる時代の生々しい現実を、突きつけられているかのような衝撃

2019年9月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

好きか嫌いかと問われれば、断然「嫌い」と答える。しかし、それは決して直線的に映画の評価へとつながるものではない。この映画が私に嫌悪感を抱かせるほどに爪痕を残したのも確かな事実だから。いわゆるお行儀のいい映画とは違う。最初から最後まで挑発的。観ている側はずっと喧嘩を売られている気分になるし、暴走ぶりが加速度を増すと、理由もなくこめかみに拳銃を突きつけられている恐怖すら込み上げてくる。

個人的なことを言えば、本作を観た日の朝、TVのニュースでまたひどいニュースが伝えられ、この国、この時代がまた一段と嫌いになった。その時に感じた激しい嫌悪感が、鑑賞後、再びむせ返そうになるほど濃厚に蘇ってきた。この映画には現代の生々しい空気や、目をそらしたくなる現実が、むき出しに提示されている。そこには痛みしかない。それを直視することからしか何も始まらない。ある意味、暴動のような、そして亡霊のような映画である。

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牛津厚信

4.0共に26才で高校生を演じるのは菅田将暉と仲野太賀。 予備知識なしで見はじめる。 「なんじゃこりゃ!」 冒頭からキツい。 ちょっとこの映画を見たのを後悔した。

2024年9月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

萌える

動画配信で映画「タロウのバカ」を見た。

2019年製作/119分/R15+/日本
配給:東京テアトル
劇場公開日:2019年9月6日

YOSHI(タロウ)16才
菅田将暉(エージ)26才
仲野太賀(スギオ)26才
奥野瑛太(吉岡)
植田紗々(洋子)
豊田エリー(恵子)

大森立嗣監督作品は、
「グッバイ・クルエル・ワールド」
「星の子」
「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」
「光」を見たことがある。

共に26才で高校生を演じるのは菅田将暉と仲野太賀。

予備知識なしで見はじめる。

「なんじゃこりゃ!」

冒頭からキツい。

ちょっとこの映画を見たのを後悔した。

病院のような場所で死にかけている人。
とどめを刺す人。
死体を埋める人。
死体の穴を掘った人をまた殺す。

奥野瑛太の活舌のせいでセリフが全く分からないがしょうがない。

3人の中高生が悪の限りを尽くす。

ヤクザを襲って物品を奪った。
そこには拳銃があった。

後日ヤクザを拳銃で撃って殺した。

公園で座っている主婦を脅す。
宅配ピザをバイクごと盗む。

建築中の住宅に侵入して内装を破壊する。
自転車に乗った女性を襲う。
橋の上にいる女性からバッグをひったくる。

よくこれだけ悪いことができるなあと驚いた。

豊田エリーは柳楽優弥の妻。

植田紗々という女優は初見。
なんという綺麗な人だろう。

満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。

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ドン・チャック

1.0冒頭でリタイア

2024年4月30日
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開始から滑舌の悪い男が何やらずーっと乱暴な言葉で不満を述べている。

やったら長い上に何を言っているのかわからない。
多分メッセージが詰まっているのだろうが、こうもダラダラガミガミ言われるとただしんどい。

せめて滑舌を良くしてほしい。

状況も分からないし聞き取れないしなんやねんと思っていたら突然死ねー!死ねー!と叫び始めたので適当に菅田将暉が出ているシーンだけちょろっと見て終えました。

社会派バイオレンス映画は嫌いじゃありませんが、撮り方が難しいんだなぁと勉強になりました。

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匿子

1.5微妙だが、監督の以降の作品に通ずるものはあった!!

2022年11月13日
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鑑賞方法:VOD

寝られる

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𝖒𝖚𝖓𝖆𝖈𝖞

1.0出演者の心のケアはしたのだろうか心配

2022年4月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

若い男性2人が裸になって踊らされるシーンがあります。
「役者だからどんな演技でもやらなければいけない」「男だから裸になっても大丈夫」という考えはもう古いです。
役者は、監督の言いなりになりがちです。 それをいいことに、「いい映画を作るためだ」と言って、パワハラをしてしまってはいないか、 撮影中のパワハラや危険行為を監視する第三者が撮影現場にちゃんといたのか、 ちょっと心配になりました。
障がい者を使っている点についても同じです。 冒頭で、障がい者に「お前らは必要ない」みたいなセリフを浴びせかけるシーンがありますが、 障がい者にとってはキツすぎる言葉です。 撮影後の心のケアはしたのかが心配になります。 どこかの障がい者施設が撮影に協力しているのだと思いますが、 ちゃんと脚本を事前に施設側に提示していたのか疑いたくなるようなシーンです。 このシーンは、おそらく相模原の事件から着想を得ているのだと思いますが、 この映画は、あの事件の犯人が持っていた思想を、直接、障がい者にぶつけているという点で、 罪深い映画だと思いました。
監督は、社会から逸脱した若者を描いた「衝撃の問題作」を作りたかったのだと思いますが、 ネグレクトの問題にしろ、障がい者差別の問題にしろ、反社の問題にしろ、それ1つだけで1本の映画ができるくらい深い問題なのに、 それらのエッセンスをちょこっとずつ入れて、それで世界の暗部を描き出したつもりになっているのは、 自分にうぬぼれている若いシロウト監督と同じです。 1つ1つの問題に、もっと真摯に向き合ってください。

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GIN

1.0わからなかった

2022年2月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

我慢して最後まで鑑賞しましたが、ただただ不快で意味がわからないまま終わってしまいました。「日日是好日」が良かったので残念。

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ym

1.5弱いものいじめはしんどい

2022年1月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

親からひどい扱いを受けた少年たちが、相手構わず暴れまくる話。
ましてや銃まで手に入れてしまい、もういいかな、となる。

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いやよセブン

1.0ある意味、初体験。

2022年1月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

バイオレンスシーンが多い映画は、数多く見てますが、
こんなに気分が悪くなったのは初めてです。そういう意味では、
個性的というか、ある意味すごい映画なんでしょうね。
ただ、映画館で見ていたら、途中で席を立ったかもしれないな。

若者が人を殴って、笑い転げて。
そんなシーンの繰り返し。
ストーリーもツッコミどころ満載。

障がいのある方を出演させた意図はなんだろう?
その他、いろんな疑問を感じる映画でした。

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tochi06

0.5俺やったぜ、とか思ってるのかな

2021年9月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

冒頭からいきなり相模原の某事件を彷彿させる。
障がい者施設にやってきて、大声で彼らに罵声を浴びせ「おまえらはいらない」と言う。
一人は殺害されている。いきなりきついな、と。
「閉鎖病棟」のように、役者が精神に疾患のある人たちを演じているならまだしも、このシーンに出演していた施設入居者や、そのあとの川辺で出会う人たちは、語弊を招くかもしれないが、割と演じているというよりは本当に障がいのある方々。役者でない分、リアルを感じてほしいとおもったのだろうか。観てるこっちとしては、こういった演出こそ虐待にも思えてしまう。

劣悪な環境に置かれた少年が、どういった生き方をしているか、とか一般的な人とのズレ、みたいなのを描きたいのかもしれないが、伝えるには見苦しい。
あの少年役のYOSHIという子も、演技と言うより素でこの子おかしいんじゃないかと思えてくる。

菅田将暉、仲野太賀が出ていれば、そりゃ見たくなる人も多いだろうが、今作は彼らの黒歴史といってもいいのでは。

大森立嗣監督は、これで社会ん問題提起した、とか思ってるのかな。
彼の作品で良作を見たことがない。

年に1回当たるか当たらないかの駄作です。

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じーたら

2.0挫折

2021年5月12日
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鑑賞方法:VOD

最後まで観ないでレビューを書くのは大変失礼かもしれないが、おそらく最後まで観られないと思うので、備忘録。

太賀見たさに検索して観始めた本作品。
ああ、そういえば、バラエティで菅田将暉と主役の子が番宣に出てたっけ、と。あの時もあの主役の子は好きになれないなと思ったっけ。
これがそうだったと気づいたのは最初のシーンが終わった後だけど。
その冒頭の2つのシーン。これで観客のハートを掴んだつもりか?いやいや、逆だな。このまま観ていれば、これら嫌悪感を覚えるシーンの意味はわかる?

レビューを読んで、これ以上観てもしょーがないかなと思ってしまったのである。すみません。

菅田将暉と太賀が以前より仲良しというのは知らなかったけど、今2人が出ているドラマ(コント)を楽しんでいるので、2人の無駄遣いのようで残念。
星はそれぞれお2人に。

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ジャーニー

3.5生きる実感

2021年4月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

貧困や、家庭内崩壊などにより
生きる実感を味わうために、ひたすら暴力や犯罪に手をそめる子供は多い

しかし、それしか彼らに手段はない
周りには自分と同じ環境の子供、汚れた服、音のない世界が広がり、少しずつ生きる実感を味わう

主人公タロウについて、言葉を習っていないため、ワードのレパートリーが少なく、感情でしか喋ることができないリアルなモデルだと感じた

物語を、映画をなんのために観るのか
世界のリアルを知り、生きる実感を少しでも味わえたこの映画を讃えたい

追記
菅田将暉が柔道部にリンチされるシーンや、メイン3人が笑い合うシーンなどが
設定と細かい演技が全体的にリアルなために、少し違和感を覚えた

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Eeee

0.5無理だ

2021年3月18日
iPhoneアプリから投稿

途中リタイア。

誰だこんな子どもの人生を更に弄ぶような事したのは。

こんな扱いして、もてはやしたら調子に乗るなっていう方が無理。
モデルやって歌うたって?

菅田将暉とか仲野太賀とか もののわかりかけた頭のいい大人ならまだしも。
芸能界の犠牲者に見えて来る。

知らないけど。

この新人の Yoshi って人
なんだっけなあーと思ったら 以前 行列の出来る法律相談所っていうバラエティで明石家さんまに豹柄着せてた男の子だって判明して

もう全然見る気が失せたわけです。

仲野太賀も菅田将暉も好きだけど あー無理。

冒頭の障がい者
映画に出ませんか?
って誘ったんだろうけど(いくらなんでも本人の許可いるでしょ)

見たい絵じゃないなあ。

チョコレートドーナツ のダウン症の子の扱いを見て学んで欲しい。
って最後まで見てないから 言えないのかも知れないが。

でもなあ

残りの人生さほど長くはない 折り返し地点過ぎてる今
我慢して見る意義を見いださない。

そもそも大森監督の さよなら渓谷
の解釈も 私と合わないのだ。

気が向けば続き見るかもだけど、
まあ見ないかな。

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asica

1.0不快感しかなかった。 映画館で観ようか迷ったけど、あまり評価が良く...

2021年3月4日
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鑑賞方法:VOD

不快感しかなかった。
映画館で観ようか迷ったけど、あまり評価が良くなかったので保留して配信で観たけど正解だった。
お金と時間の無駄だと思ったし、実際頑張って1/3でギブアップ。
菅田将暉と仲野太賀の無駄遣い。

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👘

2.5なんとも見苦しい

2020年12月30日
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鑑賞方法:VOD
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大阪ぶたまん

3.0令和の不良

2020年12月19日
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DVD初見。支持。
令和の不良ってこんなんか。
無軌道が想定の範囲内だった昭和の不良を想う。
傑作闇金ウシジマくん2のガキ強盗団の不気味だけを撮った異様。
こんな子らが本当に居るなら撮るべき題材だろう。
知りたい。
劇場で見ねばだった。

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きねまっきい

5.0この作品のなかで、豊田エリーが登場するのはたったツーシーンですが、...

2020年4月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

この作品のなかで、豊田エリーが登場するのはたったツーシーンですが、
彼女は非常に重要な役柄です。
なぜ豊田エリーが起用されたのか、なぜ豊田エリーじゃなくては
ならないのか?そして菅田将暉が起用されていることも含めて
考えてみると、たて糸とよこ糸が見えています。
日本映画のダイナミズム。

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Rimu

3.5すごいものを見た

2020年4月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

主演のYOSHIという子がなんか凄い。本当にそこらへんにいる流浪の子(そんな子見たことないけど)を捕まえて来たような感じ。モデルなんだぁ。凄いなぁ。。表情、仕草、野生感がすごいよ。この子のオーラと、しっかりと、釣り合っていたのが菅田将暉と太賀。三者三様の闇。今後タロウはどうなっちゃうの。しかしこんな無法地帯ってあるかな。菅田将暉はいつまで高校生役やるのかな。

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いつこ

4.0【”高く飛んだら、落ちて死ぬだけ。”真に愛された事のない若者達の姿を苛烈に描く。】

2019年12月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 20年前だったら、ファースト・シークエンスを観た時点で席を立っていただろう。(最近は自重しているが、席を蹴り上げたくなる場面である・・。)

 それ程、嫌悪感を覚えるシーンから物語は始まる。
 (私自身の時は流れ、映画内容を受け入れる訳ではないが、この後どうするのか?という興味を持って映画を観る事が出来るようになった。その行為の善し悪しは別にして・・。良いのか悪いのか・・。)

 場面はぶつ切りで、放り投げるように観客に提示されるが、徐々に映像に引き込まれていく。

 取り分け、母親のネグレクトにより学校に一度も通ったことが無いタロウ(YOSHI)(名前はあるが、無いのと同じという理由でタロウ・・)の言動が尋常ではない。

 タロウとつるむ、高校生エージ(菅田将暉:現在の彼のポジションを考えると、この役のオファーを受けた事に少し驚くが、彼自身の意思で受けたのならば、只物ではないなと思う。)とスギオ(太賀:2019年から仲野太賀に改名)も夫々の事情を抱えており、一般的な社会を拒絶した荒んだ生活を送っている。

 只、エージの高校中退の理由は何となく分かるが、一番理性を保っているスギオが彼らとつるむ理由が、ピアノの上手な同級生ヨーコ(植田紗々:全く知らず。とても魅力的な女優さんであった。)が援助交際を繰り返す(多分、彼女も愛を欲しているのだろう)状況への葛藤だけであるように観えてしまう所が弱く感じた。

 [心に残ったシーン幾つか]

 ・冒頭、小田(國村隼:瞬殺されてしまう・・、もっと絡んで欲しかった。)が遺体を運ぶ車中、吉岡(奥野瑛太)から請われ、静かに歌う”故郷”。”故郷”から見放された哀しい男性を悼むように聞こえた・・。

 ・スギオの父親がタロウとエージに”息子を抜けさてくれ”と頼むシーンからの息子が彼らに殴られる姿を車中で見ながら擦れた声で歌う”雪の降るまちを”
 息子との永訣の別れを口ずさんでいるようで、切なすぎた・・。

 ・スギオとヨーコのラブホテルでの遣り取りからのスギオの行動。壁に殴り書きされたスギオの言葉・・。

 ・タローが、公園で憩う中年の女性に絡むシーン。母親の愛に渇望している事が伺われ、観ていて辛い。(あの、中年の女性にも同情。狂犬に噛まれたのと同じである。)

<たった二人だけの友を失い、それまでの人間性がないような振る舞い、気味の悪い笑いは消え失せ、タローが慟哭する姿。
 彼はその後、人間性を取り戻すのか、それとも更に転落していくのか・・。複雑な思いが残った作品>

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NOBU

3.0理解できないがそれで良いのかもしれない

2019年12月10日
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開始5分で、残りの2時間を耐えられるか不安になりました。とにかく嫌悪感がずっとつきまとう!(笑)
フツーに生きてきた一般常識を持った人間には到底理解できない世界。バイオレンスシーンが苦手な私は目を塞ぎたくなる(むしろ塞いだ)シーンも多々あり。リアル障がい者をかなりの数使っているのにも衝撃を受けました。
そもそも菅田将暉ファンだから観た映画なのに、菅田さんの役がクズ過ぎて菅田将暉嫌いになりそうでした(笑)それだけ彼の演技が凄いということなのですけども。

この映画は観客が理解することを目的としていないと感じました。言うなれば、「何かを感じろ!」とずっと耳元で叫ばれているような映画です。まぁ当の私はその感じたことをどうしたらいいのかわからずモヤモヤしているのですが…(笑)

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ちゃんるー

0.5レイシストなら感動できます(嫌味)

2019年11月11日
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ファルロン