「設定は面白いが、ディテールが甘すぎ」メランコリック さんにん@㌦㌦さんの映画レビュー(感想・評価)
設定は面白いが、ディテールが甘すぎ
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リアリティ不足と展開が雑なためか、シリアスさにもスリリングさにも乏しく、深夜ドラマにしか見えない。
東大出のプータロー設定の主人公が他とは違った感覚の持ち主だとしても、自分の置かれた状況を分析できないとはお粗末すぎでは。
逃げ場がない状況に巻き込まれたからこそ、その知能と頭脳を発揮するとかでないと。単に今時は人の生き死にが軽いものになっているのかとしか思えない。
松本役の彼のほうが飄々としながらも人間味溢れ清々しさすら感じる。
リアリティのなさの決定打は何より終盤の襲撃からの展開。襲撃現場指紋ベタベタどう考えたって足がつくだろ。ペーパードライバーがどうやって自宅まで行けるのか?
何か物足りない。せっかくの題材なのだから、いろんな角度から見てもなるほどという緻密さが欲しかった。
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