ホットギミック ガールミーツボーイのレビュー・感想・評価
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リズミカルな編集が心地よい
S・ギンズブルグが『動画映画論』で「モンタージュによるリズミカルな構成は、疑いもなく映画を音楽に近づける」と書いている。映像の編集は、場所の連続性とか視点の整合性とかいろいろな要素を考える必要があるだ、リズム感もとても重要だ。
本作は編集のリズム感が抜群に良い。映画全体が音楽的な一定のリズムを持って小気味よく進んでいく。山戸結希監督はこれまでの作品でも音楽的な映像つくりを志向していたと思う。『5つ数えれば君の夢』や『あの娘が海辺で踊ってる』も非常に独特のリズム感を持っていたし、ナレーションをまるで音楽を聞かせるように使う。役者も、背景も、小道具に至るまで、楽器を奏でるように彼女は映像を組みたてているんじゃないか。駅のホームで言い合う男女2人のシーンで、抜群のタイミングでやってくる電車、抜群のタイミングで開閉するドア。マンションの非常階段を乗降するリズミカルな音。動作音にすらメロディあるように聞こえてくるから不思議だ。
ロケ地を工事中の場所が多かった豊洲あたりを選んだのも良いセンスだ。工事現場は刻一刻と風景が変わる。青春時代も若い時の一瞬にしか存在しない、日々刻々と変わるその景色が青春の儚さと重なり合っていた。
ちょっと深い恋愛ドラマ
一歩離れてみると恥ずかしく、同じになってみると刺さる
乃木坂はまさかの下り坂‼️❓
センセーショナルに写し出した、危ない青春に風が吹く
キュンキュンするというより、ハラハラドキドキするような気持ちで観ていた。でも、それの方がむしろ好きかもしれない。
堀未央奈の演技があどけなく写ったものの、それを支えるようにミーツする3人の俳優が際立っていた。板垣瑞生は観た時はそこまでピンときていなかったが、その後のブレイクを見ても分かるように、確かな実力で作品を盛り立てている。また、桜田ひよりの仕上がりは最高傑作といっていいかも。背伸びをしたい中学生の増せた雰囲気は同世代では出せないだろう。
山戸結希作品、観るのはこれが初めてだったが、画角やカットが特徴的で、彼らの心情と重なっていくように描いているのが印象的だった。10代の混沌とした想い、ままならない感情をセンセーショナルに描ききり、年頃が近いこともあってかなり観やすかった。
ただの青春モノで終わらない、エッジの効いた作品。画面の放つ柔らかさが心地よい余韻を生む。
豊洲に住みたい
全然面白くなかった。
脇役めちゃくちゃ豪華なのに内容…。
少し悲しい気持ちになりました
堀未央奈さん目当てで観た私としては、正直もったいないと感じた。
彼女ほどの魅力と表現力をもってして、この作品でいいのか、と。
実際は、予想以上に衝撃なシーンがありファンとして悲しくなったのが本当のところ…。
作品としては印象的なシーンもあれば、頭抱えたくなるシーンもある。
カット割りが非常に多く、斬新だとは思ったけど、好印象ではなかった。
カノンの使い方も美しくはあるけど、ベタだし良いとは言えない。
良い作品なのだろうけど、これに主演すべきはアイドルだったのかな。
たしかに今の堀未央奈を映像に残すことは重要なことなのだろうけど、こういう作品である必要はあったのかなと考えちゃう。
自分がティーンだったころのアイドルって、ホラー映画とかもっと幼稚なラブコメとかにしか出てるイメージしかなかったからなあ。
こういう作品に驚いたのもあるけど、青春映画にしろもっと『ハルフウェイ』的な爽やかさの残る映画にでているところが観たいなあ。
とおもったけど、キャラ的に合わないのでやっぱりホラーかな。
好みが分かれる映画
映像美とサウンド。
ストーリーに関しては正直意味が分からなかった。
読み取れない僕の力不足なのか、作品そのものなのか。
途中で見るのやめようかとも思ってしまった。
個人的に期待していたため、少し残念。
ただ、映像とサウンドには惹かれるものがあった。
映像そのもののテイストはとても好きだ。淡い。
写真を切り取ったり、スマホの映像をそのまま載せたり、革新的に思えた。また絶えずサウンドも流れてきたが、うまく転調されていたように思える。これだけにもっと濃い内容だったら、ボルテージは爆上がりだっただろうに。
エリーゼのために、が違ったテイストで多く使われていたが、エリーゼのためにの意味を調べるとヴェートーベンがテリーゼに振られてしまったと、いうことだと知り、ストーリーにリンクさせたのかな?とも思えた。花譜のエンディングはバッチリ。
映像とサウンドが良かっただけに、もったいない。
すごい面白い!とはならないけどどこか引き込まれる作品
揺れまくる主人公
趣味じゃない
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