劇場公開日 2019年6月28日 PROMOTION

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ホットギミック ガールミーツボーイ : 特集

2019年6月24日更新

今、最も新作が見逃せない若き監督が紡ぐ《新時代の青春恋愛映画》
人気少女漫画を「誰も見たことがない」映像美と「かつてない」手法で映画化
岩井俊二・蜷川実花に続く、次世代の旗手・山戸結希の“異能”に溺れろ――

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岩井俊二に憧れ、蜷川実花に打ちのめされた映画ファンへ――“次”の日本映画を担う、映像派の俊英・山戸結希監督をご存じだろうか。他の誰にも真似できない独自の世界観と、先鋭的な映像センス――「溺れるナイフ」で注目された彼女が、さらなる進化を遂げた「ホットギミック ガールミーツボーイ」が、6月28日に公開される。相原実貴氏による人気少女漫画を山戸監督ならではの“個性”で実写化した本作は、既存の“漫画の実写化”枠を飛び越えた「全く新しい青春恋愛映画」といえるだろう。

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何故、私たちは《山戸結希の世界》にこんなにも惹かれてしまうのか?
映像美、演出、構図、女性像――この“エモーション”は、彼女しか描けない

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2012年にデビューした俊英・山戸結希監督。興行収入7億円超、観客動員数60万人以上を記録した「溺れるナイフ」で一気に注目された彼女の作品には、一目見るだけで記憶に残る独自の“色”が宿っている。一例を挙げるなら「青みがかった淡いタッチ」「スナップ写真のような静止画を織り交ぜた映像テンポ」「思春期の女性のナイーブな内面」「モノローグとダイアローグが混在した独特のセリフ回し」等……。企画・プロデュースを務めた「21世紀の女の子」から最新監督作である本作に至るまで、彼女の“感性”は作品を経るごとに鋭さを増している。

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・「溺れるナイフ」がスマッシュヒット! 若きカリスマ監督の地位を確立 ・「女性の自意識」を追求した作家性が、若者を中心に多数のフォロワーを生む ・RADWIMPS、DAOKOら人気アーティストのPVを多数担当! 映像美が超話題 ・モード×アートの著名誌「装苑」とコラボ! 映画をプロデュース ・リリカルなセリフと清廉な映像センスに、映画ファンも続々と反応!
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その“異能”は映画界だけにとどまらず、RADWIMPS、乃木坂46、Little Glee Monster、DAOKO、Aimerといった多数のアーティストのミュージックビデオを手がけて各方面から絶賛を浴びたほか、「装苑」「vivi」等の雑誌、カネボウの化粧品のCM等、気鋭のクリエイターとして今最も目が離せない1人だ。「ホットギミック ガールミーツボーイ」は、そんな彼女の“今”が詰まった作品。スクリーンからはみ出すほどのカラーは、映画ファンの皮膚感覚を強く刺激するだろう。

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[予告編]現代に生きる女性に刺さる! 本能を刺激する青春恋愛ストーリー


“よくある”「マンガ実写化」とは根本から異なる、これまでにない《新しさ》
キャラクター、描写、音楽、演出――映画ファンを羨望させる独創性の宝庫

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いわゆる「漫画の実写化」において難しい部分は、原作のテイストと監督の作家性が乖離してしまうパターンが往々にしてあることだ。しかしこと本作においては、心配は無用。山戸監督の強固な個性が全編に行きわたっており、原作の遺伝子を受け継ぎつつも、1本の“映画”としてしっかりと成立している。ただの“三次元化”ではなく、その先を見せる“リ・イマジニング”……新鮮な驚きを得られるはずだ。

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[リアルな女性像]が新しい──
ステレオタイプとは真逆! 綺麗じゃない「生身の若者」の姿が新鮮

「選ばれるのではなく、選ぶ」――劇中で3つの恋を経験するヒロインは決して「お姫様」ではなく、悩み戸惑い、時には道を踏み外しかけ、傷つきながらも“主導権”を手放そうとしない。予定調和とは程遠い、共感性の高いリアルな「今を生きる女性」の姿が、スクリーンに映し出されている。

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[斬新な構成]が新しい──
リピートされる音楽、淡い色調、浮遊するカメラワーク……どの瞬間にも、アイデアが光る

たった3分見ただけで、非凡な才能に圧倒される……。港湾沿いを歩く姉妹を遠景でとらえたファーストカットから、「質感」「色調」「構図」「音楽」「演出」――あらゆる要素が観客の脳内に訴えかけ、独自の世界観に飲み込んでいく。画面を構成するすべてに、山戸監督の息遣いを感じるはずだ。

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[洗練された演出]が新しい──
静止画と動画を巧妙に混ぜ合わせ、ソリッドかつ独特のテンポを構築

ミュージックビデオ等でも存在感を発揮する、山戸監督の手法。本作では、様々なアングルから人物をとらえた静止画を意表を突いたタイミングで挿入し、不思議なテンポを生み出している。現実と脳内イメージが融合するような没入感は、一度ハマったらなかなか抜け出せない。

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[イノベーティブな映像表現]が新しい──
マンション、渋谷、橋、公園――よく知る風景が、全く違う風合いで切り取られる

ただの日常が、山戸監督にかかればアートへと変貌する……。橋を見上げるカットや渋谷を歩くシーンから、階段や廊下といった些細なものまで空間の切り取り方と構図が絶妙で、鑑賞後も強く印象に残る。繊細でピュアながら、“薄さ”とは真逆の映像力。そのギャップに酔いしれてほしい。

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[注目俳優の使い方]が新しい──
「乃木坂46」堀未央奈、清水尋也、板垣瑞生、間宮祥太朗らが、生の感情をさらけ出す

演技を超えた“純粋な感情”を、旬の若手から引き出す演出の妙。キャラクターの内面にくすぶる“感情の動き”に注力した本作では、ステージやCM、ドラマとは全く別の俳優陣の表情を楽しめる。「今、沸き起こる感情」に身を焦がす彼らの躍動が、作品全体にきらめきを与えている。

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痛くて儚く、でも尊い[等身大の恋の痛み]が生み出す世代を超えた《共感性》
本作には、恋をしている「今、この瞬間だけ」の感覚が真空パックされている

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“響く”“届く”映画には、奇想天外な設定であっても、ちゃんと「私たちの生きる日常」「全ての人間が平等に有する感情」へのリンクが張られているもの。映像的な遊びや実験精神にあふれた「ホットギミック ガールミーツボーイ」だが、独りよがりな作品に終わっていないのは、この「共感性」への目配せが行き届いているからだ。

そのキーワードとなるのが、「痛み」。思春期特有の膨らんだ自意識、自我の芽生えと恋への戸惑い、憧れ、危うさ。大人の階段を上る時期ならではの揺れ動く感情が鋭利に描かれ、見ているこちらの心を突き上げていく。

恋という感情をまだ知らないヒロイン・初(堀)、口は悪いが初を不器用に支える亮輝(清水)、初の憧れの存在だった幼なじみ・梓(板垣)、ある秘密を抱えた初の兄・凌(間宮)。4人の運命が絡み合い、それぞれの“恋”が結末を迎えることで、人間性が成長していく。ときめきや羨望と表裏一体の不安や嫉妬、欲望――綺麗でかわいいだけじゃない「本当の恋の姿」が、確かな満足感を与えてくれる。

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