居眠り磐音のレビュー・感想・評価
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違えた道が交わるといいね
最初タイトルを見たときは昼行灯の活躍劇かな?とか思ってました。
何かこの感じどっかで似たの見たことあるなーって思ったら、るろ剣ですわ。
主人公はおっとりした浪人で、実は聡明で腕っぷしもたち、昔結婚を誓った女性とは離ればなれ。下宿先では少し気の強そうな世話焼きの娘に出会う。やっぱりちょい似てるな。
キャストは実力派を集めた豪華な布陣。
殺陣も見応えありました。また、敵方用心棒と味方用心棒が好きな俳優だった為嬉しさ倍増。でも味方用心棒の荒井敦史と高橋努にも殺陣シーン欲しかったな。
個人的にはもう少し純愛要素多めでも良かったかなと思う。
ラストに最愛の人と再開するが、もはや別世界の人。だがお互い別の道を歩んでいても想いは昔のまま。いつか違えた道が交わるといいね。
いっそ二人と結婚して
2019/12/31鑑賞
ちゃんと時代劇だが、女が強い
3年の江戸詰めして帰藩した三人の幼なじみに起こる悲劇と生き残った坂崎磐音の物語。
妻である舞の不義密通を吹き込まれ手打ちにしてしまった 慎之助。
舞の亡骸を引き取りに来たが慎之助の叔父(アル中)と慎之助を返り討ちにしてしまった琴平。
8人を斬殺した琴平をなだめようとして果たせず、やむなく討ち取る事になった磐音。
未来ある若者三人とその家族が崩壊するのが恐ろしい。
磐音は奈緒と許嫁なのに、琴平が藩内で斬殺事件を起こした後の奈緒と病弱な両親を庇うエピソードがなく、江戸へ舞い戻っていたのがちょっと納得いかなかった。
田沼意次の政策で生まれた両替商の争いに用心棒として参加して、対立した阿波屋の為替操作を逆手にとってやっつけたりと活躍するが作中、居眠り剣法以外に何が得意と言うイメージがなくて(藩では勘定方に就く予定だったが)知恵が回る事が意外に感じた。
居眠り剣法の表現は型程度で何がどう凄いみたいなものは感じないが、斬り結んで手傷を負うのはリアル感あって良かった。
若い磐音が心定まらず江戸へ逃げ出した姿は過去の時代劇とは異色な感じだし、許嫁の奈緒が花魁になったから身請けする為に金を貯める流れはドラマみたいで完結した気分にならないので見終わってもスッキリしない。
身請け編、作るんかな?
それともおこんとくっつくのか?
散々文句書いても続編あるならそれ興味で観てしまいそう。
松坂桃李が本当の侍に見える
話は◎
王道の時代劇、だがそれでいい
うん〜?
松坂君時代劇も良いですね!
芳根京子、残念…
桃李さんの演技が素晴らしい!続編希望!
ストーリーも殺陣も良かった
松坂桃李くん主演作品。松坂桃李くんは好きだけど、時代劇だしなぁ。しかも般若って何だろう?って思いながら観に行きました。序盤、松坂桃李くんの役名が「磐音」だと、映画のタイトルだと気付きました。
ストーリーも良かったです。妻の不貞を確かめないまま斬っちゃった新之輔の行動は合点が行きませんが、それがなかったら、この作品も生まれないので、まあ、見逃しましょう。
それから、居眠り磐音と言われる殺陣のシーンも良かったと思います。普段の物腰の柔らかい磐音とのギャップが、いい感じで表現されていました。
個人的には、中村ゆり、早乙女太一が出てきたシーンが好きでした。策略家の演技をしてる演技、とても良かったです。もう、痛快って感じでした。
敢えて言うなら、故郷で起こった「何か」を掘り下げて欲しかったかな…って事です。最後の吉原の件があるまでは、続編で明らかにされるかぁ…なんて思ってたんですけどね。あのシーンがあるということは、あの2人に、共に生きる未来はなく、故郷で起こった「何か」を掘り下げる必要も無くなったのかな…と。
後ろに座っていた女性が、オイオイと泣いていたので、ちょっとドン引き。ウルウルしましたが、何度も現実に戻されてしまいました。もっと、没頭して観たかったです。
上意討ち
時代劇の新作でめぼしいものはないかと見てみたのだが、全体に江戸時代の空気感が感じられず、何だか侍のコスプレをしているようにしか見えない。ないものねだりとは思うものの、黒澤明や小林正樹とは遠く隔たりがある。時代劇はカラーよりモノクロの方が相性がいいのかもしれない。それはたとえば構図や編集の機微だったり、劇伴の選択だったり、役者の台詞回しだったりするのだろうが、NHKの大河ドラマと同様の嘘くささを感じてしまうのである。
最初の豊後関前藩での顛末で、磐音が不貞騒動の真相を告げたにも関わらず、琴平が磐音を殺してしまうかもしれないのに勝負を挑む心理に合点が行かない。磐音が許婚に会わずに出奔してしまうのも解せないし、そのあとは一転貨幣経済の話になってしまう。全51巻にも及ぶという原作の導入部だからいたしかたないのかもしれないが、一本の映画としては木に竹を接いだようである。
エンドクレジットで唐突にJポップとかを流すのも(昨今流行りだが)勘弁してほしい。
2019 映画館1
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