グリーンブックのレビュー・感想・評価
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文句なし、です。
大変観やすく万人に好かれそうな映画
1960年代にて差別色濃くあるアメリカ南部にクラシック演奏ツアーを企画した黒人天才ピアニストと、ある休養を機にその運転手兼お世話係になったイタリア系アメリカ人の御話。
バディ映画はかなり鑑賞しているので新鮮味は無いと思われたが、黒人ドクター・シャーリーの変わった人物設定&ガサツなんだけど憎めない相棒トニーとの絡みが終始飽きる事無く映画を楽しませる事に成功している。
ドクター・シャーリーの人間性も上手く描かれ、鑑賞後?と思ったクラシック→ジャズに音楽性が変わって行く流れ、YMCA事件など多く語らない所がまたいい。
(知りたければ後ほど人物検索かけてみてください的)
トニーも白人なんだけどイタリア系移民なので、必ずしも白人よりにもなれないスタンスが映画に上手く利用されていた。
監督独特のこだわり映像・手法はあまり無く、万人が観やすい。
ここ最近のアカデミー賞作品賞としては1番観やすいのは確か。
差別モノだが、他作品と違う視点をほのぼのと鑑賞したい方にはオススメ。
久しぶりにアカデミー賞受賞作品が良かった
いや~久しぶりにアカデミー賞受賞作品が良かったので嬉しかったな、本作品、アカデミー賞受賞したものの、なんか見る前は、面白くないロードムービーだったらどうしょうと思っていましたが・・・
監督のピーター・ファレリーって、コメディぽいの作ると上手い人だよね、本作品も所々笑える部分がありますが・・・
しかし、毎度思うけど、アメリカの黒人差別って本当に胸が痛くなるよな・・・・
どうしてなんだろう・・・・アメリカってチャンスの国と言うイメージがあるが、なぜ、黒人の方にあれだけ差別するのかな・・・・
ブルースやロックンローンを作ったのだって、黒人の人だよ・・・・
しかし、本作品、主人公の運転者のトニーの人間らしく自由な感性の人と、ミュージシャンのシャリーの妥協なき信念の通し方など、見ていて胸がいっぱいになるね。
人間ドラマというより、人の友情に国境もなく、肌の色も関係がなく、男女もない、正に友情映画と言うべきか、また、ラジオから流れる音楽もいいし、シャリーの演奏シーンも大変によい!
この手の作品がアカデミー賞を受賞する事は、見ている私たちにとっても分かりやすいし微笑ましい!
友情は人種を選ばない❗
どんどん愛おしくなるトニーリップの魅力
よかった!
いい意味で裏切られた
最後のライブシーンはじーんときた。
最強のふたりの逆バージョンのような。アカデミー賞取った直後で気になって鑑賞。
これはいろいろな要素が入りすぎるくらい入っているが、ストーリーは難しくないだけに、その要素1つ1つに考えさせられる。
いくつかの分野で博士号を取り、小さい頃からクラシックピアノを習いプロにまでなった育ちの良いNY育ちのアフリカ系黒人と、
イタリア系アメリカ人で働いていたクラブが改装で2カ月ヒマになったところに、その黒人のドライバーをする話が舞い込む。
ロードムービーというスタイルを取りながら、南下していくごとに黒人差別があからさまに厳しくなっていく。
出演者というおもてなしをするべき立場なのに、黒人というだけでトイレを使わせてもらえない、演奏するレストランで規則だからと食事ができない、という扱いを受ける。
黒人、知的側面、バイORゲイという三重苦を抱えて時には立ち向かい、時にはそれを諦めとして受け入れ、そういう差別に情が深いものの鈍感なドライバーもそれを目の当たりにして感化されて立ち向かう。逆もあり、ジャンクフードの良さ、情の深さにピアニストも影響されていく。
また、イタリア系移民ということで、名前が発音しにくいのをニックネームで名乗ったりとマジョリティな部分も抱えている。
これは誰しも見方・側面によってマジョリティにもなりマイノリティにも成り得ることを示唆している。
欠点のない作品
アカデミー賞を獲る前から注目していた作品。
運転手役の男は無教養で粗暴ということ、冒頭から黒人差別が感じられる描写あるものの、早い段階で意外にもナイスガイであることが見てわかる事が、この作品の質を急速に高めたのかもしれない。
一方の黒人ジャズピアニストの立ち位置、秘めた思いが、彼の弾く鍵盤から響く音が代弁するかのように、徐々にわかってくるところもまた、この作品の持つ魅力である。素晴らしい演技力。
全く異なるふたりが旅を通じてお互いを理解してゆく、ロードムービーの王道とも取れる作品で、この時代を生きる難しさと、それに順応する力を互いに共感しながら見いだしてゆくさまが、押しつけ的な物語ではなく、ごく静かに柔らかく、そして優しく描かれてゆく。
この作品の欠点を探してみても思い当たるところがない。
夜空を見上げながらゆっくりとカティサークを口に含み、喉元を流れ落ちる音が星空に微かに響く、そんな極上の物語でした。
クリスマスに観たかった
こういうの、最高! 厳しい現実と、ほっこりした物語。クリスマスに観てたら、完全にやられていただろうけど、今は3月。アカデミー賞といえども、この辺の封切りの時差の影響は、いかんともしがたい。
人種差別については、ひたすら耐えるのだが、暗さはあまりない。マハーシャラ・アリ主演で、「ムーンライト」果てしのない暗さをイメージするかもしれないが、この作品は大丈夫。底抜けに明るいイタリア人、トニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)のおかげで、重苦しさが霞んで来る。ちなみにモーテンセンは、「指輪物語」で、あのカッコいいアラゴルン役の方でした。イメージ全く違ったので、調べてびっくりでした。
切り口満載のこの映画、どこから語れば良いだろう。ロードムービーであり、人種差別を描いたものであり、友情を語ったものでもあり、家族を描いたものでもあり、果ては音楽の自由さについてコメントしたものでもある。これだけのネタを詰め込みながら、軽妙なコメディタッチに仕上げて、展開の慌ただしさや、話運びのダレなどもなく、一気に観れる。細かい伏線があちこちにに張られるが、これも笑いとともにスッキリ回収され、下手なミステリより面白い。映画としての面白さとともに、これだけ分断が深刻な世情になっている中、「多様性最高!」と笑顔になれるのだから、アカデミー作品賞は納得だ。
ブルーレイを買って、絶対クリスマスに再度観る。
2019年ベストムービー!
2人の旅が、アメリカ深南部へと向かうにつれ、観ているわたしたちは、彼らの友情の優しさにどんどん包まれてゆく…そんな映画でした(笑)
*この2人、まるでジャック・レモンとウォルター・マッソーみたい…んっ?ちょっと違うか(笑)
よい作品
お見事作品賞!
アカデミー受賞のラベルが邪魔。
さすがに評判の友情ストーリー
味わい深いビゴっっ!!!!
差別おじさん
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