グリーンブックのレビュー・感想・評価
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コメディ要素もありの作品
教養も無くガサツな用心棒のトニーとインテリの天才ピアニストのシャーリー、ひょんなことからシャーリーの運転手に雇われる事になったトニー、初めは嫌悪感を示していたトニーだったがシャーリーと行動を共にするうちにトニーの心にも変化が生じて行く…生まれも育ちも正反対の二人だから、お互い学ぶことがあったのかな…コメディ要素もあるので、鑑賞後ホッコりする作品!!フライドチキンが食べたくなる映画でした。
最後がよい
友情は本音のぶつかり合いから
この映画は、偏見を持ちながらも、人としてぶつかり合い続けることで、互いの理解が深まり友情が生まれる、という人間の良い面が描かれていて、嬉しかった。
難しい問題もウィットにとんだ演出で、面白いものに変わっていた。
音楽もとても良かった!
観終わった後、心が温かくなった。
現実はもっともっと酷かったかもしれない、当時の人種差別や偏見って。そして今も事実あるのだろうけど、人は乗り越えて行けるんじゃないか、と思わせてくれる映画だった。
私って「ロードムービーが好きなんだ!」と再確認したわ(笑)
音楽 友情
最後だけ感動
途中はずっと普通でつまらなかったが、最後だけ感動して泣けた
最後の方の ⚪⚪が運転するところ、警察官が⚪⚪する行動、 家に⚪⚪が訪ねてくるところは想像できてしまった
観ている間は笑えて観た後は色々考える良作。
すべてが完成された作品
物語は実話を基にしたもの。
まだ黒人差別が色濃く残る1960年代に、黒人の天才ピアニストとイタリア系白人の運転手が、アメリカ南部を旅しながら演奏していくという話。
最初は黒人を毛嫌いしていた運転手が、彼の才能と人柄に考え方を変え、ピアニストも自分にはない魅力を運転手から得て、心を通わせていく。
物語はシンプルだが、家族愛、ロードムービー、音楽など、エンターテイメント要素が多くあり、まったく飽きずに引き込まれる。脚本も秀逸で伏線も気持ち良く回収していってくれる。暴力を得意とする運転手に、どんな時でも暴力を振るうことは負けなんだと説くピアニスト、心に残るシーンやセリフがたくさんあり、鑑賞後の余韻が気持ち良い。
黒人だけが集うバーで、初めて楽しそうに弾くピアニストの演奏には心が震えて涙が出た。アカデミー賞作品賞は文句なしだと思います。
終わり方がすごく良い! 自然と笑顔になっていた。 ドクが自分から行...
アカデミー賞作品賞狙い
太ったウィゴさんも素敵
多様性への寛容さ
文句なしのアカデミー賞!
現代に蔓延する差別や偏見、格差社会を完璧にユーモアに包んで風刺する。エンターテイメントのあるべき姿。
映画賞は往々にして哲学的なものに寄りやすいが、こういう誰にでも分かりやすく楽しめる作品が選ばれることは意義があると思う。
トニー・リップとドクター・シャーリーのキャラがどちらもとても愛くるしく、素性や経歴や性格も様々な点で真逆だが、どこか通じ合うものを持っている。
昨今の対比されやすい多様性のほとんどをそのふたりに詰め込むキャラづくりの巧みさと、決して主張を押し付けるわけではないユーモア溢れるストーリーに引き込まれる。
違いを認め合う寛容さこそ、この世界を平和にする唯一の術なのだろう。
ほんの50年ほど前なのに
人種差別を題材にした問題作という前評判をちらほら聞いていたので,観ようかどうか迷っていましたが,観てよかった作品でした.
55年ほど前のアメリカの物語で,その時代の米国の様子がわかって面白かったです.南に進むにつれて差別が激しくなって,北へ戻るとましになってくるという様子が描かれていました.旅中で,黒人であるゆえのトラブルが多く起こるのだけど,それぞれ,耐えたり,抵抗したり,回避したりとその解決策が色々で楽しめた.これこそが,バディムービーの王道なのかな.黒人やヨーロッパからの貧しい移民に対する人種差別を訴えることがこの映画の一つテーマであろうけれど,鑑賞後,心の中に優しさと温かさが残りニンマリとさせてくれる不思議な映画でした.
受賞作見てみた
グリーンブックかー…
後味良し!
人として敬意を払う大切さ
迷っていたのですが、話題の作品なので、鑑賞してきました。結論から言って、評判どおりなかなかよい作品でした。主演の二人が、しだいに心を開き、相手を理解し、友情を育んでいく様子が、とてもよく描かれていたと思います。
初めは、黒人の使ったグラスさえ捨てていたトニーが、仕事ではなく人としてドクを守ろうと変わっていったのは、彼のピアノの腕前や胸に押し込んでいた思いを知り、一人の人間として彼に敬意を払うようになったからでしょう。
一方、差別や偏見による苦しみ、悲しみ、痛みを我慢で飲み込んでいたドクが、それに抗い、自分の思いを声に出そうと考えるようになったのは、トニーの生き方に大きな影響を受けたからだと思います。
当時のアメリカの事情を詳しく知りませんし、グリーンブックなるものの存在も本作で初めて知りました。しかし、本作を通じて、ドクの南部ツアーは相当危険で勇気が必要なものだったことは容易に想像できました。だからこそ、ドクが心に蓋をしてきた思いを叫ぶシーン、黒人バーで楽しそうにピアノを弾くシーンがとても印象的でした。欲を言えば、そんなドクをもっと掘り下げ、彼の目を通したトニー、白人社会、黒人差別等をもっと描いてほしくも思いました。
本作を見ながら、NASAのマーキュリー計画を支えた黒人女性を描いた「ドリーム」等、いくつかの作品を思い出しました。人種差別もの、バディムービー等、既視感があり、作品としてはありきたりに映るかもしれませんが、歴史的事実を紹介するという意味では、今後もこのような作品は作られ続けていくべきだと思います。
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