長いお別れのレビュー・感想・評価
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心温まる作品だが
見なくても内容が分かる
個人的な上半期1番です
すばらしかったです!おそらく個人的な上半期1番になるかと!
キーヴィジュアルではあまり惹かれるものがなかったのですが、監督の前作もキーヴィジュアルも予告もいまいち惹かれなかったのに映画が最高に感動したので!今回もそれでした。
山崎さんが本当にたまりません!難しい役どころを自然に生きて、素敵でした。
夫婦、娘、孫、三世代との関係が丁寧に描かれていて、問題を抱えつつ不器用に活きる家族の様子がいとおしく、切なく、時々くすりと笑えて、本当に素敵な映画でした。
個人的には予告にもあったメリーゴーランドのシーンは、お父さんの視点というか情?が唯一見て取れて泣いてしまいました。
やさしい涙を流すことができて、家族に会いたくなる、本当に素敵な時間をいただきました。
家族を大切にしよう、そんな気持ちにさせられます。
名優の名演技光る
家族映画の傑作
愛される父親
誰かの為に。
父親の70歳の誕生日に母親からの呼びかけで姉妹共に約1年ぶりに実家に帰ったら、半年前から父親が認知症を患っていると知り、そこから巻き起こって行く話。
自分達の生活やそれに関する問題を抱えつつも、気にかけて行く姉妹に意に介さずな当の本人と当たり前に世話をする母親。
予告編やCMの通り、すっとぼけた笑いを交えつつ認知症患者と家族達を明るく楽しくみせて行く判りやすいドラマで、コテコテだし奇麗事だけど、温かく優しく日本映画らしくて面白かった。
とぼけているのか寝ぼけているのかということや、失念しているのかという様な出来事をたまーに感じるところから始まって行く認知症。
もっと軽度だったし期間も短かったものの自分も身内の認知症を経験したことがあるけれど…こればっかりはねぇ…。
現実はこんなキレイなものでもこんな気楽なものでもないし、本当に奇麗事だけれど、こういう優しさや温かさや愛情は忘れないでいたい、少なくともたまには思い出したいと思うよね。
笑い泣き、泣き笑い
予告通り、お父さんが痴呆になっていく話。
これだけで、ある程度はストーリーが予想できると思います。
私も母を亡くし、祖母は大往生でしたが、痴呆と延命治療の有無など経験しました。この経験は誰にでも当たり前に起こることなので、ちょっとしたシーンで涙が出ます。
さらに、家族の物語があります。
明るく淡々と当たり前のように介護しても存在も忘れられていく妻。
旦那と息子との関係に悩む長女。
仕事も恋愛も上手くいかない次女。
これもよくある当たり前の話ですが、どの目線にも共感できるので、涙が出ます。
ココ最近で最も泣けてしまいました。映画館で嗚咽寸前です。
が、、、暗い映画ではありません。
同時に、とても明るく楽しい映画でもあります。
映画館でも何度も笑い声がおきるので、ある意味コメディ要素もあると言えます。
最後のシーンにも笑いが起きました。
笑っていると急に泣けたり、泣いていると急に笑わせられたり。感情崩壊です。
とても気持ちのいい、後味のいい映画でした。
所々、昭和のの演出もありましたが、4人の俳優さんの熱演が良かった。また、セリフ無しで笑顔や手を挙げるだけで泣けてしまう演出には脱帽です。
この家族に会いに行ってみて下さい
少年の成長や優しさを見ることが出来ます。
母親の強い決意を知ることが出来ます。
娘たちの、川の土手を涙がこぼれないように上を向いて歩かなくてはならない辛さや、孤独を感じても意地でも頑張る姿勢を感じることが出来ます。
そして、父親の三本の傘の思いやりに触れることが出来ます。
亡くなった僕の父は、幸いにも認知症にはなりませんでした。
しかし、すごく大好きだった伯父が、認知症になって、行方不明にもなって、結局見つかりましたけど、その後施設で暮らすことになりました。
伯父の妹、僕の母が行っても、もう分からないからと言われていたので、半ば顔だけでもと、会いに行ったつもりのお見舞いで、僕から、伯父の息子、僕の従兄弟のお兄ちゃんの話を試しに切り出してみると、
「ああ、一昨日来たよ」
と、はっきり話しました。
「うん、元気、元気」
とも言いました。
本当に、従兄弟のお兄ちゃんは、一昨日来ていたのです。
僕のことを覚えていたかは分かりません。
でも、なんかホッとしました。
海軍学校を出た後、戦争に行って、ガリガリになって帰って来た伯父だそうです。
もう亡くなりましたが、ちょっと不思議な体験でした。
この家族に会いに行ってみて下さい。
何か思い出すこともあるかもしれません。
泣きたかった。
やっぱり配偶者の覚悟は半端ない
しみじみと泣く
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