男はつらいよ お帰り 寅さんのレビュー・感想・評価
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映画なのか。。。?
まず冒頭のクワタケイスケの歌で映画ムードぶち壊し。歌が終わるまでの地獄の忍耐。映像といい歌声といい、耐えられない感じ。
回想シーンはとても多かった。多すぎると思った。今のさくらや博や満男の生活ぶりからでも充分に寅さんをしのび回想できるのにと残念に思う。
満男をとりまくストーリーの流れはとても好き。ストーリー立てが良かっただけに、台詞回しの不自然さが残念だった。山田監督には申し訳ないが、監督ご自身も浮世離れしてしまったんだなと感じた。
泉ちゃんを厳しくも励ます満男の姿に、寅さんの生き方をうつしだしていて、感動的だった。いろいろ不満あるけどこのシーンがあって、観に来て良かったと心から思った。
クワタケイスケの歌だけは今すぐにでもカットして欲しい。ただ不愉快。
寅さんありがとう
映画のワンシーンで、家族内の会話からお得意の論争に発展し、感情がむき出しになって言いぱなしになっても、しっかり愛情があったりフォローがある。
これぞ山田洋次監督の映画だと心おだやかに鑑賞させて頂きました。
最近、こういう会話が減ってるなー、これが健全な会話だなーと少し羨ましくなりました。
何故か後半泣けてくる
私は満男と同い年です。子供の頃、父に連れられよく見た正月映画が
寅さんでした。元旦に見ましたがもう映画館に座っただけでなつかし
さがこみ上げます。主人公がもういない映画と期待も薄かったのです
が、しっかり続編として楽しめました。すべての映画がそうかもしれま
せんが、やはり大きなスクリーンで見ると感じ方も変わってくると思い
ます。続編も是非撮って欲しいです!
全体的にはよかったかな…
皆さんのレビューにも多々ありますが、自分も冒頭の桑田さんは必要ないかなと
あれじゃミュージック・ビデオ、やっぱ渥美清さんの唄じゃないとー
どうしても入れる必要があるならエンドロール途中くらいからおまけ的にして欲しかった
あと泉の父親役はやっぱ寺尾聡じゃないと違和感が…
始め見た時ん⁈と違和感を覚えよくよく思い出すと父親違う事に気づいた
あと1点気になったのは満男の部屋のカットで奥のベッドに寅さんが腰掛けてる映像があったけど、暗すぎて寅さんが幽霊みたいで切なく悲しかったかなぁ
あくまで個人的な意見です、全体的には泣けて笑えてよかったかな
お久しぶりです、寅さん
寅さんに少なからずの思い入れがある人は、この映画を観ずにはいられないだろう。
私もその一人だ。鑑賞中、この映画の登場人物のように自分の軌跡のどこかに寅さんがいて、車家の生活感が不思議なほど自分の生活に馴染んでいることに気が付く。
昨今の隣人よりもずっと近いご近所のような存在。元気で幸福でそのままであってほしい物語。
満男くんの娘が渡鬼を彷彿とさせるような浮いたセリフ回しの出来すぎちゃんだったり、泉ちゃんのお父さんが橋爪功になっていたり、出版社の芸人や冒頭の桑田佳祐のそれじゃない感等、気になる点は多々あれど、寅さんの顔をみると自然と頬が緩んで細かいことはどうでもよくなる。
それにしても若き日のさくらちゃんのかわいさよ。「男はつらいよ」における真のマドンナは紛れもなくさくらちゃんなのだと思う。
寅さんの映画が日常を描いていること、その「日常」がもはや自分の人生の日常に組み込まれていることで、フィクションという概念を忘れる唯一の映画。「お帰り」というよりも「久しぶり」というほうがふさわしく、神保町の喫茶店に行けばリリィママに会えるような気がするし、「映画」って人の日常の延長線上にあって、それこそが「映画」なんだなと改めて感じる。それほどに「日常」として人の心に溶け込む作品は偉大でかけ替えがなく、50作品の重みと時の流れを超える作品にはもう出会えないかもしれない。振り返って50作品全て観てみたい。
あと、夏木マリが役者としてかっこよすぎて惚れ惚れする。
寅さんにある程度思い入れがあったり、登場人物の関係性を知っていないとこの作品を楽しむのは難しいと思う。同窓会に行って酸いも甘いも思いを馳せるような、評価とかそういうのではない、そんな映画。
懐かしさに涙
最初の桑田佳祐さんのmvは必要だったのか、、と思ってしまいました。
最後あたりの畳み掛けで渥美清さんへの感謝をこの作品から感じとても感動しました。また終わった後拍手が起こり、初めての感覚に陥りました。とても幸せで満足できました。こんなたくさんの人に愛される作品がもっと増えれば良いなと思います。
父と一緒に見に行きました。 「あー、この人はもう亡くなったね」 「...
父と一緒に見に行きました。
「あー、この人はもう亡くなったね」
「この人、若いときこんなにキレ
イだったんだね」
「歳を取るってさぁ...年月は恐ろしいなぁ」
上っ面な感想を言えばこうなんだけれど、
だいぶ作り込まれていて、面白い作品でした。
冒頭、イズミちゃんと同僚の人とのやりとりが、
色々と問題提起になっています。
家族4代を戦地に送った女性の、「あなたたちが来たってことは、ちょっとは未来も良くなるかも〜」のクダリだったり、
銀座の街をタクシーで走っているときの、
「この人たちはみんな幸せなのかしら?」なクダリだったり。
全部全部、物語の最後、満男の娘の「おかえりなさい」の一言で回収。
やっぱりイズミちゃんとは家族じゃないし、
満男にとっても、諏訪家全体にとっても、非日常なんだ。
しあわせってなんだろう。
待つ人がいる。待っていてくれる人がいる。
帰る場所がある。守る場所がある。
家族がいる。
それだけ。
でも、
それが、しあわせ。
イズミちゃんを家に泊めるクダリで、
サクラが、「おにいちゃんがいつ帰ってきてもいいように〜」みたいにサラリと言ってる。
死んでない設定...ではないと思うけど、
いつでも「おかえりなさい」言える準備がある。
そこで気付かされる。
寅さんの歴代ヒロイン。
くるまや(とらや)に訪ねてくるばかりで、「いらっしゃい」なんだ。
家族じゃなくって、他人様、お客様。
家族との線引き。
「おかえりなさい」は家族。
「いらっしゃい」は他人。
回想シーンの寅さんも、
博や満男、サクラの思い出の中の寅さんはありのまま、わがまま、やりたい放題だけど、
ヒロイン視点の寅さんはヨソイキだ。
寅さんとリリィさんの越えられなかった一線。
満男とイズミちゃんとが越えなかった一線。
そんな意味ではイズミちゃんのお父さんは面白い存在。
元嫁とは口をききたくない。
娘にはカッコつける。
娘の夫だと思い込んでる満男には本性(笑)
なにはともあれ、
「おかえりなさい」「ただいま」で迎え、迎えられる関係って、
難しいけど、強固だし、何物にも変えがたい。
どんなに優しくしてくれる人、楽しい時間があっても、
家で自分を待ってくれている人も、自分が待っているのも、やっぱり家族。
時代が変わっても、人がどんなに変わってしまってもそれは同じ。
待っていてくれる人がいるから、放浪もできる。
みんなが待ってる寅さんは、きっと生きている。
「おかえり、寅さん」
懐かしく、切ない
期待せずに行きました。こういう総集編的なものはがっかりすることが多いので。冒頭の桑田佳祐さん、やばいこれはまずいぞと思いました。(桑田さん好きです)
でもよかったなあ
知ってる人ばっかりだし、懐かしい人たち年取っちゃって。くるまやの居間への手すり、椅子に座っている博さん。私すっかりご無沙汰してたな、と
橋爪功が病院で泉になけなしの小遣い渡すかっこよさ。しかし満男から倍回収(笑)
美保純の息子、女子の前でいきがってて(笑)若者よ激しい恋をしてね
リリーがバーをやってて、薄暗くて良かった。雰囲気もあるし。
リリーの回想シーン、かわいくて、そして悲しかった
「お兄ちゃん!リリーさん結婚してもいいんだって」
「おまえ冗談だろ?」
「そう 冗談よ」
〜
〜
〜
時間が流れてみんないなくなってしまう。想像すると胸が締め付けられて、息苦しくなる。
満男「先のことはその時考えればいいじゃないですか」
私「…そうですね」
こんな映画他にありません。
よかった。
50代男
寅さんの生死を気にしている時点で僕がおかしいんですかね(笑)
歌は渥美清のままでよかったですよね・・、土手や商店街のみんなの風景をもっと映していればいいのに、ただのミュージック・ビデオみたいにしなくても・・・エンディングでどうせ使うならオープニングでいいのにと思いました。 寅さんが生きているのか死んでしまっているのかは本編でははっきりとは言いませんでしたが、仏壇に写真もありませんでしたし、きっとどこかで達者でいるでしょう(^-^) カッコつけた言い方をしちゃうと「いつもみんなの心の中に」(笑) 満男の娘さんが寅さんのことを口にするシーンがあってもよかったかなあ、「寅さんは今頃どうしてるのかな?」とか「寅さんが今のパパの立場だったら○○すると思うよ!」とか(笑) あとはみんな思い出ばかりで、今の寅さんに誰も触れないのは変な感じがしました。満男がサイン会で本に「泉」って書いちゃうのが1番面白かったです! 歴代のマドンナ達が次々に映るラストは観ていて泣きそうになってしまいました。
懐かしさ、だけ…。
率直な感想として、主題歌を桑田圭佑に歌わせることは失敗。声、歌い方からして男はつらいよの世界とはまるで程遠い。さらにオープニングに登場させることでさらに失敗の上塗りである。あまりに世界観がかけ離れたこの異様な映像、歌を聞くのは苦痛だった。SKIPしたい、とさえ思った。
この映画は、旧作を劇場のスクリーンで見られる、ということが最大のメリットである。昭和の人情喜劇を堪能した。新作部分については、吉岡秀隆の必要以上に深刻ぶった演技が邪魔だった。登場シーンの大部分で目を三角(文字通り三角になっていた)にしている。演じるほどの深刻な場面ではないはずの娘との会話のシーンでもなぜか三角。もともとワンパターンのくさい芝居しかできない俳優であるが、山田洋次に付き合わされて大火傷というところだ。まさしく「男はつらいよ」だ。
冒頭の桑田MVは必要なかった。
全作を見ていますがが、他の方のレビューにもあるように桑田MVは必要なかったまして仁義迄切って滑稽であった。しかも撮影はさもスタジオで行いましたという感じ。
(もしリモコンがあれば早送りしたいほどであった)
49作の八代亜紀が歌った様にすれば作品に抵抗なく入っていけたと思う。
★エンディングは渥美清の歌で大変良かった。
小汚い人間描写が秀逸だった庶民映画、自分も含め皆歳とったなぁ‥‥
基本実写映画は見ないのですが、自分も昭和人間としてこの作品だけは別腹と云う事でようやく鑑賞、しかもお客さんは自分独りで初めての貸切り鑑賞でした。本作はワリと期待してたせいもあり、今回は厳しい点数にしました。
鑑賞前に偶然、この作品に対してケチを付けた記事を読んでしまい、ソレはまァジーサン同士の子供じみた喧嘩だと捨て置きジックリ鑑賞、内容は懐かしさ蘇る一部始終でいい作品でした。ただ言ってしまえばこれまで49作ものシリーズがあってこその50作目であり、総集編とは言えなくも集大成である事には違いない様です。
見どころは、過去作の名シーンのキリトリと、相変わらず頼りなくナヨッちぃ満男と今やマダムになっちゃったゴクミことイズミのエピソードを絡めた、今だから出来た?フィルムとデジ画像の編み込みで何の違和感もなく自然にまとまった物語でしょう。今見ても昭和当時の描写・演技、背景などはリアルな日常そのマンマを彷彿、当時から渥美清と周囲のキャスト&山田洋次監督の『小汚い』庶民再現は凄いなと感じていました。
そんな味わい深い作品ですが、チョッと腑に落ちない事がチョイチョイ。それは寅さんの思い出は語るも本人に一切触れない所。個人的にはソレはかなり大きな違和感で、イズミのセリフにもソレがなく(気を使うかの様に)、伏線であり後で回収するのかなと思いましたが結局放置。
更に、満男が駆け出しの小説家設定なのは、全くイメージになかったので結構違和感でした。ソレに加えてイズミも描写こそありませんが所帯持ちな訳ですよね? ソレなのにあの振舞いは個人的には微妙で、独身キャリアウーマンのソレみたいでした(所帯じみてない)。
そしてもう一つ、満男と娘のユリ?の会話が何だか余所余所しかったw 父娘であんな会話するかな? プラス「娘には母親が必要」云々のくだりも変でした。
そんな様な違和感もあり手放しで楽しめない箇所が幾つかあったのでソレを差し引いてのこの評点です。とは言え、このシリーズのみっともない人間物語を観てるとイロイロ共感する所も多く、全体的にはアニメ映画同様に楽しめました。
最後にもう一つ×をつけますが、冒頭の桑田佳祐はワリと不人気の様ですが、自分も同じくノイズでした。(文中敬称略)
寅さんという存在
寅さんが効果的に随時出没‼歴代のマドンナ達の映像がちょろっと流れる。寅さんの甥・満男(吉岡秀隆)と高校時代の恋人・泉(後藤久美子)が作家になった満男のサイン会で再会、この二人を縦軸にストーリーが展開する。変わりもんと見られがちな寅さん、「彼の様な人が居てこそ人の世なのだ」としみじみ感じた映画でした。
見てよかった!
子供の頃の、ダサいおっちゃんの出てる映画、というイメージが大きすぎて一度もちゃんと見たことがなかった寅さん。
今回も迷ったけど見てみることにしました。
寅さんの無器用さや、笑顔がとてもチャーミング! こう感じれること自体、自分が年取ったんだなとしみじみ。
当時の俳優さんたちもとても美しく若々しく新鮮でした。
機会があればシリーズ見てみたいです。
あとどなたかも書かれてましたが、桑田佳祐のオープニング、わたしも必要性を感じませんでしたが、何か理由があって出られてるのでしょうか?
そしてゴクミの演技が...でした。
オープニングが残念。
事前にレビューでオープニングの桑田さんの所が残念というのを聞いてましたが、ホントに残念でした。桑田さんが悪い訳じゃないけど、も少し寅さんの世界観や歴史を大事にしてほしかった。唄は渥美さんのままで良かったでしょ。あと気になったのは、寅さんは亡くなった設定なのか旅に出てるのかもよく分からない。 でも作品としては楽しめました。ミツオとイズミちゃんは結ばれて欲しかったけど…
寅さん、マドンナの女優さん達に逢えた
吉岡君は、ようやく、いい表情をするいい顔の俳優さんになったなぁーと思いながら観た。
映画の初めから瞳の表面がずーっと潤んでる状態だった。
大地希和子さんと八千草薫さんが登場したときには泣いてしまった。
自覚してなかったけど、寅さん映画が好きなんだと気づかせてくれた。
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