嘘をつく男

劇場公開日:

解説・あらすじ

20世紀の文学界に起こったムーブメント「ヌーヴォー・ロマン」を代表する作家アラン・ロブ=グリエの映画監督第3作で、ボルヘスの短編「裏切り者と英雄のテーマ」を下敷きに描いたドラマ。第2次世界大戦末期、ナチス傀儡政権下のスロバキア共和国。小さな村に、レジスタンスの英雄ジャンの親友だという男が現れて彼の妻や妹を誘惑しはじめ……。「男と女」のジャン=ルイ・トランティニャンが主演を務め、第18回ベルリン国際映画祭で男優賞を受賞。日本では、特集上映「アラン・ロブ=グリエ レトロスペクティブ」(18年11月23日~、東京・シアター・イメージフォーラム)で劇場初公開。

1968年製作/95分/フランス・イタリア・チェコスロバキア合作
原題または英題:L'homme qui ment
配給:ザジフィルムズ
劇場公開日:2018年11月24日

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(C)1968 IMEC

映画レビュー

3.0嘘つきの終わりなき迷宮

2025年6月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

アラン・ロブ=グリエ作品には、理屈とか辻褄の追求を元々諦めているので、退屈や苦痛を感じることなく見ることができた。

主要人物(レジスタンスの二人、妻、妹、メイド)や舞台(森、カフェ、館)などの基本的要素は一貫しているので追っかけやすい。

ただ勝手なもので、館の女たちとの絡みや脱走などシーケンスに変化はあるものの、村内での限られた空間とモノクロ映像の反復に、今度は閉塞感が生まれてくる。わがままではあるのだが、ある時点までくると、「突拍子もない方向に弾けてほしい」という感覚にかられてしまう。

このあたりは、ボルヘスの原作がベースということなので仕方がないのかもしれないが。

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sugar bread

3.5ミステリアスな迷路に迷い込んだような。

2024年2月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

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あま・おと

3.0タイトルなし(ネタバレ)

2019年2月24日
iPhoneアプリから投稿
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松井の天井直撃ホームラン

2.5寝た

2019年2月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

ヌーベルバーグ界隈で、この人の監督した映画は見たことがなかった。体調が悪く風邪薬を飲んでいた事もあり、始まって10分後には寝落ちした。
多分この先何年経ってもカッコいいままなのは、ジャン・ルイ・トランティニャンのジャケットの着こなし。惚れ惚れする。しかし嘘をつきまくり、ひたすら女を口説きまくる彼の様子をこのような眠くなる演出で見続けるのは辛かった。

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どんぐり