記憶にございません!のレビュー・感想・評価
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三谷幸喜、頭に石をぶつけられたのか? 小池栄子のアイドル映画としては最高!
記憶喪失になってしまった「歴代最低の総理大臣」黒田が、政治家として一からやり直す為に奮闘する姿を描いたコメディ映画。
監督/脚本は『THE 有頂天ホテル』『ステキな金縛り』の、名匠・三谷幸喜。
第127代内閣総理大臣、黒田啓介を演じるのは『ザ・マジックアワー』『ステキな金縛り』の、名優・中井貴一。
黒田の妻、聡子を演じるのは『僕だけがいない街』『コーヒーが冷めないうちに』の石田ゆり子。
元政治記者のライター、古郡祐を演じるのは『THE 有頂天ホテル』『ステキな金縛り』の佐藤浩市。
啓介を支える事務秘書官、番場のぞみを演じるのは『20世紀少年』シリーズや『八日目の蝉』の小池栄子。
野党第二党の党首、山西あかねを演じるのは『八日目の蝉』『ビリギャル』の吉田羊。
記憶喪失の黒田を保護した警察官、大関平太郎を演じるのは『スマホを落としただけなのに』や『おっさんずラブ』シリーズの田中圭。
黒田に仕える首相秘書官の井坂を演じるのは『坂道のアポロン』『空飛ぶタイヤ』のディーン・フジオカ。
大人気演出家・三谷幸喜の作品を『ザ・マジックアワー』以来、約10年ぶりに鑑賞してみた。
人並みに『古畑任三郎』シリーズは好きだし、『新選組!』は毎週夢中になって観ていた。
彼の映画作品も結構好きだったし、「三谷幸喜作品なら間違いないだろ!」くらいのテンションで観始めたのだが…。
まじかコレ!?全っっっん然おもんなかった!!
「結構時間経った気がするし、もうすぐ終わるかな?」と思って時計を見たらまだ1時間くらいしか経ってなくて絶望😱
凄い根本的なことなんだけど、ハゲヅラとかつけ耳とかってギャグとして面白いの?
梶原善がハゲヅラで鈴木宗男っぽい感じになってたけど、あれは笑わせようとしているんだよね多分。ただハゲのキャラクターを出したいのなら禿げた役者を使えばいいんだし。
ずんの飯尾さんが異常に大きいつけ耳をつけていたけど、三谷幸喜はこれを面白いと思っているの?本気?
異常にケバいメイクの有働キャスターとか、何故か半ズボンの小林隆さんとか、つけ髭とサングラスでの変装とか、こういう幼稚な視覚的違和感で笑わせようとするのって、ギャグとしてもコメディとしても論外なんじゃないの?
総理大臣を主人公に据えたポリティカルな内容だが、三谷作品ということでリアリティラインは低め。
まぁコレは観客も大体観る前からわかっているからなんら問題はないとは思う。
最悪の総理大臣として国民に恨まれている黒田。彼の内閣支持率は史上最低の2.3%。
無茶苦茶低い数字だが、消費税を導入した竹下登の内閣支持率は3.9%を記録したこともあるらしいので、あながち有り得ない数字ではないところが笑える。いや、笑えないか…💦
黒田は消費税を増税したことにより国民から嫌われており、奥さんはかなり自由奔放。
映画が封切られた時の総理大臣、安倍晋三を揶揄しているところは間違いなくあるが、あくまでもからかっているだけで強烈に批判しているとか、そういう感じではない。
あまり政治的な主張を込めると映画全体のトーンが変わってしまうと考えたのだろう。実際本作の雰囲気からすれば、このくらいの塩梅でちょうど良いと思う。
本作の良かった点としてまず第一に思い浮かぶのは、黒田を支える秘書官の番場を演じた小池栄子!
本作の小池栄子は本当に魅力的💕セクシーなんだけど何気ない仕草は凄くキュート!
石田ゆり子や吉田羊などの人気女優が出演していますが、ダントツで小池栄子が良かった。スーツ姿が堪らない😚
主人公黒田を演じた中井貴一の演技の素晴らしさは言うまでもないでしょう。
中井貴一と佐藤浩市という、日本を代表する演技派の共演は見応え十分。この2人の会話シーンは軒並み良かった。
草刈正雄の曲者感も良かったな〜!!中井貴一と草刈民雄の会話シーンは、まるで本格派のサスペンス映画を観ているような緊張感があった。
良かったのはこのくらい。
役者の演技以外は壊滅的なつまらなさ。
ギャグがおもんないというコメディ映画には致命的な欠陥がある上、脚本がまじでつまらない!
物語のメインとなる軸が存在していない為、お話の推進力が弱すぎる。興味の持続が全く続かない。
一応、黒田と官房長官の鶴丸の戦いが主軸としてあるのだが、ここが絶望的に出来が悪い。
ちょっとだけ触れて、ちょっとだけ対立して、なんかよくわからない理由で鶴丸が失脚する。は?
そもそも、今の政治における諸悪の根源は鶴丸だ!とか言ってるけど、鶴丸の何が悪いのか説明がない為、なんのために彼を引きずり下ろそうとしているのかわからない。大体、鶴丸を倒すために用いる手段がライターにスキャンダルを探らせて脅迫するって…。どっちが悪党なのかわからないよ。
聡子と井坂の不倫の件は、もはやサイコ・ホラーの領域。
妻のスキャンダルなんだから、黒田が責められる謂れはないような気がするが、まぁそこは良いよ。
このスキャンダルをひっくり返す秘策は、党首討論で愛の告白をすることなんだって。ふ〜ん。…バカかな🤔
この作戦が成功した後、井坂が一言「素晴らしかったです」。もう…お前田舎に帰れ。
鶴丸との対決も妻の不倫も、息子との確執もアメリカ大統領との対話も一から勉強し直すのも川平慈英の狙撃も寺島進とのあれこれもSPになった田中圭も、全部ぜーんぶ薄っぺらい。
何でもかんでもやろうとしすぎて全部中途半端になってしまっている。
上質なコメディ映画とただのバカな映画は違うということを、三谷幸喜は学んだほうが良い。
本当にしんどい鑑賞体験でした🤮
大体、霞ヶ関を舞台にしているのに政治的な要素がすごくフワフワしてる。消費税増税とか生活保護費の削減とか、それらしいことを言っているけど具体的なことが何一つ描写されていない。
まず黒田の行ってきた政治の問題点を説明し、その改善案を提示した上で彼が実際に改革を行なっていくという、そういうプロセスを丁寧に見せて欲しかった。じゃないと政治劇にした意味がないよ。
期待値が高かった分、余計にガッカリしたというのもあるんだけど、やっぱり本作はかなり問題がある映画だと思います。
小池栄子の魅力には溢れているので、彼女のファンにはおすすめの一本!番場のスピンオフなら観てみたいかも!
記憶なくすって案外幸せかもしれないと思うかもしれない
記憶なんて、都合よくなくしてしまいたい
素晴らしい映画!おすすめしたい★
一見お堅い映画になりそうな作品をリアリティとノンフィクションとコメディと主演の中井貴一さんを含めた全ての演者様(エキストラも含めて)素晴らしいバランスで描かれた映画作品だと感じました。
物語の面で少しわかりにくい描写や演出がありながらも見事に捌いて、伏線であったり脚本で上手く料理されていると感じました。
前述しましたが、政治を取り扱う面でやはりお堅くなってしまったり専門的な用語やリアリティもあり難しくなりがちなところを、脚本や演出で補えていたのも見やすかったポイントでしたね。
ここまで納得のいく映画というか、この毛色の映像作品は三谷幸喜さんらしい特色であり良さだと私は思いました。
最後に、まだご覧になっていない方々はレンタルでもアマプラ等の配信サービスでもいいので一度ご覧になってみてください。
それなりに面白いけど、一回も笑わなかったなぁ
うん、おもしろかった、
コメディで、面白い❣️
弾けっぷりが足らず、残念!
日本の大人
子供達にとって、今の日本の大人達は誇れるものか?自分自身は子供達に明るい未来を見せてあげられる大人でいるだろうか?
日本の代表として、政治家として、仕事をしている人々は、そこに相応しい人々を私達は選んでいるのかな?
等々、ふと見終えてから考えてしまいました。
コメディ作品ではありますが、ひっかかるポイントはたくさんあります。
一国の代表、総理大臣を主人公に繰り広げられるストーリーはとてもよくまとめてあって、テンポが良くて、周りのキャラクターもなかなか濃い目。
頭から最後まで、退屈することなく鑑賞できました。
記憶をなくした総理(中井貴一)が、小学校の恩師である柳先生(山口崇)に公民を教えてもらうシーンは好きでした。あんなとこからまさかの政治のトップが勉強するんかい!って笑えるところではありますが、今の日本の政治家を見ていると、そこから勉強しなおしてこいよ。と言いたくなる人がいっぱいいます。恥ずかしいですけどね。
三谷幸喜監督作品はこれが初めての鑑賞でした。
なかなか良いスタートのようで、他にもいろいろ見てみたい。なんせ出演者が豪華やな!
レビューの数を見る限り、たくさんの方々鑑賞されたように思いますが、こんな総理が実際に存在するには夢を見ないといけませんが、その夢が少しでも現実になればいいなと心底願うばかりです。
と、願ってるだけではどうにもならないので、私もちゃんと勉強して、こんな総理が誕生できる人間を今後も選挙で応援していかないとな、、、と、コメディ映画みて考えるきっかけをもらいました^_^
意外に良かった
喜劇王復活
芸人のオーバーアクションや下ネタに頼るB級コメディとの格の違いは歴然です、喜劇王復活とも思える正統派コメディ、三谷さんは歴史ドラマやナンセンスSFなど多才であることのアピールに懸命で、もはや初心を忘れたのかと半ばあきらめていたのですが笑いの大学以来の風刺を交えた王道の喜劇が戻ってきました。
プロットは替え玉大統領が活躍する「デーヴ(1993)」にも通じる味わいですが個性派俳優を揃えた分、幕の内弁当のような味の宝石箱に仕上がりました。
三谷脚本は当て書きでも有名ですが、例によってキャラ設定やセリフ回しも絶妙です、大体はこの人ならというはまり役、胡散臭い役をやらせると佐藤浩市さんは絶妙ですし、ディーンさんほどのハンサムならよろめくのは致し方ないと妙に納得、意外性では吉田洋さんが蓮舫もどきの野党の党首でお色気むんむん、あのみょうちくりんなキャスターが有働さんとは気づきませんでした。
政治風刺といっても毒気もほどよく、これならイデオローギーが右系の方でも左でも文句は無いでしょう、くすぐり方も巧みです。久々に堪能させて頂きました。
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