記憶にございません!のレビュー・感想・評価
全635件中、81~100件目を表示
三谷作品でいちばん面白い。
三谷幸喜のファンのオススメで三谷幸喜の映画を一時期、連続してみたが、みんなの家、マジックアワーが少し面白いと思うくらいで三谷コメディ??三谷作品の良さをあまり感じられずにいた。ドラマの古畑任三郎は好き。
たまたまある人のレビューで面白いと見てみた。見て見たら素直に面白かった。
冒頭の国会映像での「記憶にございません!」と、気持ちいいように言い放つ、中井貴一を見てまず大笑い。
難しく政治を語ったりしていない。
力か入りそうな事柄も単純に置き換えて登場させているから楽に見ていられる。実にシンプルに、政界、マスコミ、社会を風刺している。
現実味なんて全くないけれど、いとも簡単に、しがらみを蹴散らしていく様は、なんとも楽しい。
消費税を下げて少し法人税増税したらと言ってみたり、箱物癒着プロジェクトを中止し(スーパー銭湯付きの2つ目の国会議事堂だっけ?笑)、アメリカに対等にもの言い、政界のドン?官房長官を失脚させ、機密費使わない、たわいない暴言や、スキャンダルを普通に謝ったり。みんな、簡単にやっちゃうし、やれちゃう。
リアルに描いて重苦しい現実を突きつける映画「新聞記者」みたいな風刺とは、対局にあるような、実に、ゆるーい風刺です。
佐藤浩市は三谷作品の常連だったように
思うが、政治スキャンダルをネタに食べてきた記者だったが、「俺もそこまで腐っちゃいないんでね」と最後に、依頼を断ったとこが、程よく、カッコ良かった。
最後に、射撃しろと草刈正雄が言って、射殺でもされるかと思いきや、またパチンコの石とは!(笑)
ゆるい。実にゆるい。
俳優がみんな良かった。いつも三谷作品は俳優がいいが今回は特に適材適所だし、みんな好きな俳優多かった。
ディーンフジオカが僕は特に良かったなあ。吉田羊が妙に色気が。草刈正雄、小池栄子、佐藤浩市、ROLLY、斉藤由貴、木村佳乃、石田ゆり子。そして中井貴一。
ストーリー全体が単純明快でいい。
テーマは改心
いやぁ〜面白かった!
こんなご時世なので、頭を空っぽにして、笑わせ頂きました!
ずんさんのでかすぎる耳、吉田羊さんのお色気ムンムンの振る舞い、斉藤由貴さんの大ボケと無敵さ、SP達のガチガチな争い、佐藤浩一さんの厚化粧キャディオバさんには、監督への愛まで感じ取れる 笑笑
通訳役は、宮澤エマさんでビックリ、見事な変身ぶり!
そしてやっぱり中井貴一さんの真面目さと滑稽さが、軸となりブレない安定感!
三谷監督のこれからのご活躍に期待大です。来年の大河ドラマも今から楽しみですよ、ファイト〜p(^_^)q
記憶
楽しめました
中井貴一さん、石田ゆり子さんお二人のほんわかとしたコミカルな演技がいい。中井貴一さんのパジャマ姿、なかなかお似合いでした。
吉田羊さんの真面目な表情が笑いを誘う。リアルだと凄過ぎる設定ですが、色っぽいお姿でした。
キャストの皆さんが個性的で、展開も面白く、ラスト迄引き込まれました。
フジテレビを録画にて鑑賞
三谷幸喜復活の兆し...?
清須会議あたりから三谷幸喜の作品を見限っていたところもあったのだが、今作は復活を感じさせた。
娯楽作品としては十分かもしれないが、もう少し風刺が効いていることを期待していたので残念。
佐藤浩一の使い方とか、音楽の使い方などは不満が残った。
復活の兆しとして今後への期待を込めての評価。
誠実だけではどうにもならない事もあるのが政治の世界
きっかけと気持ちがあれば
この男に任せて大丈夫か。
難しい政治をコミカルに
予想以上にスタイリッシュな笑い。テンポも非常に良い。役者陣も99点!
邦画では貴重なこの人なら!と言える三谷幸喜作品。今回もバッチグー。
内容は予告編通りで、記憶を無くした極悪最低の総理が心機一転、『僕は国民の気持ちに寄り添う!』みたいな”the良い総理”に変貌するお話。
記憶が無いので柵も無い!家族との気まずい関係も忘れた!よく覚えてないけどやったろーぜー!的な感じで、まあそのまんまです。
それと先に断っておきますが、本作はコメディなのでいくら総理政治のネタ映画とはいえ、細かい点に関して「ここがリアルじゃない!」だの言うのは非常にナンセンス。小池栄子演じる秘書が短絡的過ぎるとか、そういう事は言っちゃダメ。
さて話題を戻しまして、極悪総理という設定が有りますから、記憶の喪失前には不倫に暴言に怪しい事業までやりたい放題な訳です(笑)。で、まずはそれらを精算していくところから始まります。
この辺までは王道的で、妻や子供との空振りなやり取りに、周囲からの『総理変わりましたね!』のお褒めネタが続く。予想が付きつつも楽しめたし、記憶喪失という要素をふんだんに活かせていたと思う。
絵面も終始豪勢で、切り替わりもテンポも良い。邦画特有の大声で浮いた演技をするウザい奴も居なかったし、とにかく物語のノイズになるような人物が居なかった。その点を非常に評価したい。(警察官がややその枠だったが…)
勿論ギャグのキレっぷりも最高で、良い意味で「ふふっ」となるような笑いの連続だった。一応はこの国のリアルに寄り添った内容ですから、あまりにも国も総理も馬鹿にし過ぎる事は出来ない。だからこそ、ふんだんに盛り込まれた「ふふっ」っとなる”笑い”の蓄積が、ずっと笑顔にさせてくれた。
少し皆さんも目に付いたであろう点として、くどいガラケー描写がありました。本作は某安倍総理にも重なる内容で、決して古臭さは感じさせないのに、何故か浮くほどしつこく出てきた”ガラケー”。これについては私なりに見解がございまして、シンプルに『SNS的な描写は一切しないよ~』というメッセージだったのでしょう。
主人公が総理大臣ですから、当然ネット上での反応なんかが有っても良いハズ。しかし、今回はと言うよりも三谷幸喜作品自体が、登場人物達に焦点が当たった主観的なモノですので、全くの部外者による情報自体が異物なのでしょう。
しかし、どうしても「?」を拭いきれない要素が、終盤にてぶち込まれました・・・・。
・・・・なんと、”途中から記憶が全部戻ってました~!”というドンデン返しがあるのです。しかも、小池栄子との何気ない会話でさらっと流されますので、聞き逃している方も多いかも?
これがねえ~。
最後楽天カードマンがパチンコ当てて記憶が戻ってまた『こんにゃろー!』ってなるオチかと思っていたら、それが回避されたんで普通のハッピーエンドかと思いきやなんですね。
ハッピーエンドなんですけれども、記憶が戻ってたオチは要らなかったんじゃないかと。そもそも記憶が無いから草刈正雄官房長官とも戦えた訳で。
因みに小池栄子とのそのシーンでは小学校時代の作文が読まれるのですが、その小学校時代の先生との再会シーンに何か伏線が有るとかでも無いです。
それに、家族にはどう話すんだ?みたいなその辺の家族とのケジメも微妙な感じで終わっていて、『記憶が戻ってるなら尚更そこ~!』ってなってしまう。
最後の最後でもう一つのネタを、そして本当に心の底から良い総理になれているんだというオチにしたかったのでしょうが、なら色々と補完しなくてはいけないような要素がボロボロ出てくる感じで・・・。
”そこまでは良かった”のに、そのオチのせいで「ん?じゃあこれから大変じゃねえか?」なんてモヤモヤが生まれてしまい、少しノイズが残ってしまいました。
でもまあほんとそこだけで、非常に面白かったです。
名作です。
あ、あと女優陣が最高(意味深)でしたね(笑)。ツインテールの斉藤由貴イケる。
記憶にございません!
全635件中、81~100件目を表示