スパイダーマン ファー・フロム・ホームのレビュー・感想・評価
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やはり高校生に地球を救うスーパーヒーローは無理では…
あのままで終われば可愛いヒーローアドベンチャーものとして気に入って★四つでも良いかな、と思ったものを、クレジット後で又しても話をややこしくする映像を差し込んで「まだ付き合わせるのかい」(付き合わなきゃいいんですけど)とどっと疲れさせたので減点です。トム・ホランドもゼンゼヤも感じ良いのに残念。マーベルの悪い点だわ。ああいうのを入れないと今の客は付いていかないと思っているのかしら。何でもバーチャルでできる時代には簡単に信じるものは馬鹿をみる、という教訓は悪くないけれども、ベックの「男の嫉妬は真っ黒け」という動機ともども、高校生にはまだ少し難しいでしょ。プロットにTWISTED & FAKE(善玉と思っていたらラスボス、悪玉と思っていたら実は被害者、実は変わり身だった等)が二つ入っているけれども、マーベルはこういうの好きですね。
ティーンズラブ
エンドゲーム後の世界観として、最後のフェーズ3.
期待をし過ぎたというか、エンドゲームのボリュームを経た後だと、正直若干物足りなさを感じた。
ただ恐らく青年となった自分を感じたというかティーンの恋愛は甘酸っぱく眩し過ぎた部分もある。
冒頭の冒頭のエレメンタルとベックの速さ。
またアイアンスパイディの親近感等、スパイディらしさ溢れる冒頭から中盤。
ただベックとの物語が一旦中盤で終わってしまった中で、やはりという裏切り。
今の技術を駆使したVARというかあの空間はかなり酔ったというかリアル過ぎるし、やっぱすごい。
ただ強さが伝わり辛い反面、強過ぎるかなとも思った。正体がクローンの大量使用というのもリアリティがあったが、ヴィランとしては弱い。もっと異能力を見たかった。
最終的にゼンデイヤと上手く行ったり、エンドクレジットのニック改めタロスの所は面白く、そこで星が上がった。
最高!
ナテュラルスパイダーマン!トムホーランド
前作『ナイトクローラー』から成長(?)したルイスブルームさんの映画
※支離滅裂なことを、大した文章力もない酔っ払いが書いてると思いながらお読みください。
まず初めにこの作品の評価だけを伝えるが、いたってシンプルに楽しめたMCU映画だった。
無論、MCU作品を最大限楽しむためには過去作の視聴は必須と口を酸っぱくして言ってきた自分ではあるが、今作は(幸運なことに)『アベンジャーズ/エンドゲーム 』と『スパイダーマン/ホームカミング』(ポストクレジットシーンで「?」となりたくない場合は『キャプテンマーベル (今ならデジタル版で視聴可能)』は見ときたいところ)さえ見ておけばほとんど差支えがない点が良心的。
普通に『スパイダーボーイ/ニアーバイハウス(すまし顔)』の内容についてネタバレありで感想をつらりつらりと書いてもいいが、それではあまりにも平凡なレビューに仕上がってしまいそうなので、ここはあえて誰もやらないような切り込み方で自分なりのレビューを書きたい。
ネタバレ込みのレビューであるとして書いてはいるが、ここで気をつけるべきネタバレは実は『ナイトクローラー』だったりする。
だから「『ナイトクローラー』ってなんやねん!」って人はいますぐNetflixなりなんなりを開いて視聴することを強くお勧めする。
『ナイトクローラー』とは、野心を持ったクソ野郎(褒め言葉)があの手この手で成功を収めんとするサクセスストーリー(半分嘘)を描いた作品であり、その主人公ルイス・ブルームを演じたのが本作で謎のヒーロー、ミステリオを演じた名優ジェイク・ギレンホールだ。
まず、予告映像で突如MCUに登場したヒーローの素顔が初めて明かされた瞬間に、図らずもにやけてしまったのはやはりジェイクが演じたルイス・ブルームというキャラを彼自身に投影してしまったからだと私は考えているが、とにかく彼がMCUに登場するのは良い意味で予想外だった。
彼のことをよく知らない人でも、彼の彫りの深い目を見れば「むむっ、こいつ、何か良からぬことを考えてそうだ!」なんて印象を持つ人も少なくないと思う(ジェイクに失礼)が、その不安を常に抱えながらこのMCUフェイズ3を締めくくる本スパイダーマンを鑑賞していると、思った通り作中中盤であるどんでん返しが起きるのだが、ここで彼の素性を前作『ナイトクローラー』(しつこい)で知っていた私は心の中で(やっばりな!思った通りだこのクソ野郎!)と叫びつつ氷のなくなったペプシコーラを飲んでいた。
この視点、つまり『ナイトクローラー』でのルイス・ブルームと本作のミステリオは同一人物(だと思い込む)視点から見ると、この映画での彼は前作から大きく成長したように感じた。
彼は前作で、「成功のためにならなんだってするしなんだって犠牲にする」というスタンスとともに、「自分が大好きで大好きでたまらない」という自己愛性人格障害者的な要素を擁立したクソ野郎であり、その結果人の死すらもネタにする最低野郎と化したわけだが、今作での彼は前者・後者ともより行動力を添えた形でブラッシュアップしたような役となっている。
今作では、自分の開発した技術を(オブラートに包んで)ゲロと表現されたことを発端として、今は亡きトニー・スタークへの復讐と、自分が新時代のヒーローだと崇められたいという自己承認欲求が歪んだキャラクター、ミステリオを作り上げた。
今回の彼は自分1人ではできないことをわかった上で、仲間を募り自ら課した大義を果たすべく多くの「フェイク」を作り出していく。
だが、作中彼が味方にドローンで銃を突きつけるシーンから分かるように、あくまで彼がなりたかったのは絶対的なヒーローとしてのミステリオという地位であり、そこには自分以外の要素(ここではドローン技術を提供した相棒的存在やドレスアップ担当の女性など)などなく、彼らがどう扱われるかなど気にしていない、あくまで自分を立たせる為の演出道具としての仲間なのだと、観ていて感じずにはいられなかった(ルイス・ブルームが頭をよぎっていたため)。
勿論、彼らも自分たちが表立って評価されるものではないとわかっているにしても、ここまでして仲間を扇動して成功を収めようとする心意気、まさにルイス・ブルームに繋がるように感じた(強引ながら)。
『ナイトクローラー』のラストシーンでは、ルイス・ブルームは新たなチームメンバーに向かって「私がやらないようなことは絶対に君たちにやらせたりしない!」などとほざいていたが、作中で相棒や同業仲間を犠牲にして成功の道を歩もうとしていたのを観た後では、本心では自分の成功だけが目標でありその達成のためならなんだって犠牲にするような気質は俄然変わっていないのではないかという不安を感じざるを得ない。
その点、本作のミステリオは自ら進んで前線に立ち(プロジェクトディレクター的な意味だが)、「ガキどもは俺がやるキリッ」みたいな発言もしちゃうぐらい自分でなんでもやろうとするキャラクターだったが、やはりというべきか彼は本作では悪役として語られるため、ラストにはしっかり死に際を押さえられることとなる。(『ナイトクローラー』だと...)
勧善懲悪になるのがほとんどのヒーロー映画であるのには間違いないが、今作では『ナイトクローラー』のような「悪い奴らがのし上がっていく」的な現実的な話でなく、1ヒーロー映画としての戦いの末としてルイス・ブルーム的ミステリオが成敗されてよかったよかったというストーリーのため、なんともいえない複雑な感情を抱きながら鑑賞を終えた。
もう終盤何も書いてるのか自分でもよくわからないが、とにかく『ナイトクローラー』という作品を直前に見ておいて良かったと思いました、はい。
引き継ぎ、ううん、これからですね。
後日談…
エンドゲームの後日談の枠を超えきれていない。フェーズ3の終わりがこれでいいの?というかエピローグとしての位置付けならば最高。映画を観始めたらのが0時をとっくに過ぎてから…いつもなら退屈なら速攻で寝てしまうのですが終わりまで起きていましたから。IMAX3Dを久々観ましたが字幕が読み辛くて…最近楽して観てるからな…。
物語は…アイアンマン亡き時代を迎え「アイアンマン」継ぐ者を世間も望んでいた。そんな時に…まぁストーリーは置いておくとして…ラストのいつものお約束の展開、あれは必要だったのかな…?確かにピーターがスタークと同じ立ち位置につくとしたら自分の立ち位置について決断しなければならないでしょうけど、我らの隣人のスパイダーマンにそれができるのかな?思いっきり次作への布石を打たれちゃいましたね。そしてなにより、その後で語られるもう一つの真実。これって深読みすると単純に成り代わりじゃなくて、そもそも今回の事件自体が「ある人」に仕組まれていたって事?
スパイダーマンにある決断をさせる為に大掛かりで仕組まれた事?
まぁ次作で判明するのかな?
イマイチ乗り切れず
アメコミはお決まりのIMAXで。
みんな大好きMCUのフェイズ3を締めくくる作品。まだまだエンドゲームの高揚感と喪失感が残る中、色々と泣かせにかかる演出は流石。
そして演技ピカイチ俳優の1人であるジェイクギレンホールを登場させちゃうんだからたまらんですよね。
ド派手さが加わり、色々と笑わせてくれるのもMCUならでは。
噂のあの共演も現実になるんじゃないかと期待させてくれる演出にもビックリ!そしてまさかのドでかい世界観にはもう驚きしかない。
しかし、アメコミヒーローのなかで、スパイダーマンが特別な存在ではない自分。
スパイダーマンファンの皆様には申し訳ないですが、今回のストーリーは個人的にはしっくり来ずでした😣.
ピーターとハッピーの関係も好きだし、ニック・フューリーとマリア・ヒルの元S.H.I.E.L.D.コンビも好き。特にマリアの存在は個人的に大好き。
なんですが、良いと思えるのは部分的にだけな気がしてしまって。
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」にスパイダーマンが登場した時はめっちゃ興奮したんですよ。
アベンジャーズメンバー総出演のなかの一員として登場する分には楽しめるんでしけどね。。
MCU入りしてプラスの面のほうが大きいでしょうし、キャストが若返りをしたんですから、それに合わせたポップさを売りにするのもやむを得ないんでしょうね。
MCUフェイズ4を楽しみに待ちます。
若さという弱点を前面にしたヒーローの成長譚
アベンジャーズのその後の世界。という触れ込みだけあって、あの部分どうなってるの?あの辺の辻褄どうなっちゃってるの?指パッチンから生還した人達のその後は?といった部分に多く触れていたのは良かった。それを利用した戦略で攻めてくる敵というのもいいアイディアだったと思う。反面、お話がトニートニーと若干しつこく感じられてしまったのも事実。今回でその踏ん切りもついたと思っていいだろうか。
スパイダーマンらしい軽いのりや明るい調子で進む一方で、ティーンエイジャーらしい脆さや実直さによる騙されやすさを使ったストーリーはよく考えたなと感心した。予告編を考えた人は偉い。
新しいフェーズへと移るための繋ぎの作品だと思って観賞したが、全体的な作りはひとつの作品として作り込まれていたので満足。
マーベルは色々あるなぁ。
エンドゲームを引き継いでいるとは言え、おもむきの異なる青春映画になっているところが、凄い!!
戦い方も試行錯誤で、負けることもあり、納得の展開でした。ピーター達は16歳だったのね。若いっ!!
とても楽しい
敵がVRが得意なだけで、ヒーローの真似をしていただけの一般人というのが健気で泣ける。デザインも頭がまんまるの球体という投げやりで偽物っぽくてかっこいい。そんな彼がドローンを駆使してスパイダーマンを翻弄して、ニック・フューリーを手玉に取ったのだから大したものだ。
世界をめぐっているのも続編ぽくて楽しい。
友達のデブに彼女ができて裏切られた気分。
これは俺達の世界と同じ世界の話でっか?
鋼鉄の意志を継ぐ若者(ヒーロー)
単体作としては『スパイダーマン:ホームカミング』に続く第2弾だが、やはり『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の話として気になる所。
あの壮大なフィナーレの後、どう展開するのか…?
と同時に、MCUフェーズ3のトリ。
まず、『~インフィニティ・ウォー』『~エンドゲーム』は見ておいた方がいい。
いきなり『~エンドゲーム』のネタバレから始まる。
命に代えて世界を救った今は亡きヒーローたちへの哀悼…。
感動と喪失のまま…と思いきや、
逆手に取った軽妙な始まりと展開。
指パッチン、指パッチンって、某芸人のネタじゃないんだから!
あの『~エンドゲーム』の後では荷が重いだろうという心配は無用。スパイディはスパイディ!
のっけから楽しい。とあるシーンのバスの中での危機は、ハラハラ&爆笑モノ!
さてさて、そんなスパイディ/ピーターは今回、重大なミッションが。
夏休み、学校の友達とヨーロッパ旅行へ。その旅行中、MJに告白する!
今後の学校生活を決めるであろう、青春の一大事。
…なのに、本当のミッションが。
スルーし続けていたが、遂にフューリーに捕まる。
アイアンマン/トニーが若いピーターに期待していた事から、ヒーローとしての任務が下される。
えー、大事な大事な旅行中なのに…。
それを考慮してくれたかと思ったら、職権乱用。と言うか、フューリーさん、もはやパワハラ…。
その任務とは…
あの壮大な闘いの後次元が歪み、突如現れた謎の異次元モンスター“エレメンタルズ”を退治せよ。
かなり手強い。
そこへ、強力な助っ人が。
エレメンタルズと同じ異次元から来た戦士。
人々は彼の事をこう呼ぶ。新たなヒーロー、“ミステリオ”と。
このミステリオのキャラがとてもいい!
空を飛べ、手から強力なビームを放ち、
強く、優しく、
フューリーから責められ落胆するピーターの相談に乗る。
ヒーローの先輩と言うより、一人の人間として頼り甲斐がある。
MCU初参加。ジェイク・ギレンホールがさすが巧い!
トニーから贈られたハイテク・サングラス。
てっきり自分が鋼鉄の意志を継ぐ者だと思っていたけど、それは自分じゃない。
スタークさんやフューリーさんが自分に期待してくれるのは嬉しいけど、ヒーローに相応しい人物は居るじゃないか。
自分の使命は、その相応しい人物を探し出す事。鋼鉄の意志を譲り、託す事。
彼なら信じられる。
自分はまだまだ未熟。ヒーローとしての責任は勿論あるけど、普通の高校生生活を送りたい…。
…が!
ここでまさかの急展開!
あまりの出来過ぎに胡散臭さを感じ、何となく察しは付いたけど、
真のヴィランに皆、まんまと騙された!
前作『~ホームカミング』も今作も通じるものがある。
ヴィランはトニーを憎む者。
トニーはヒーローとして世界を救ったが、多くの反感や憎しみを生んだのもまた事実。
大人たちの身勝手、傲慢。
フューリーのパワハラはさておき、ヴィランの陰謀。逆恨みでしかない。
そして、若さ故の失敗。
ヒーローと一人の若者の間の優柔不断が危機を招く。人を信じる人の良さも…。
でも、それってそんなにいけない事なのか…?
確かにやっちまった失敗だが、誰だって若い頃、何度も何度も何度も何度も失敗した筈。
その失敗から学ぶ。
現にピーターは助けられながらも、最後はほぼ自分の力で失敗やヴィランに立ち向かう。
その姿は未熟者ではない。
いっぱしのヒーロー。
少年から責任ある大人へ。
だから、トニーは君を選んだんだ。
君こそが、鋼鉄の意志を継ぐ者なんだ。
あるシーンで、ハイテク機器を操作する姿はトニーそのもの。
そのシーンに掛かる楽曲は、『アイアンマン』第1作目でトニー初登場シーンに掛かった曲。
それを見守るは、ハッピー。演じるジョン・ファヴローは、『アイアンマン』第1作目の監督でもあった。
様々な思いが感慨深く繋がっている。
ジョン・ワッツの演出は今回も絶好調。
前作増しのアクション、スケール、ユーモア、快テンポで飽きさせない。
ヒーロー映画だが、『スパイダーマン』は青春映画でもある。
ゼンデイヤ演じるMJは出番と魅力が大幅に増え、今回も愛すべきナイスキャラのネッドを始め愉快なクラスメイトたち!
そして言うまでもなく、主演トム・ホランドの好演。
もはや3代目スパイダーマンじゃない。彼こそが今、スパイダーマンなのだ!
共感必至のコミカル&恋の青春ストーリー、
見せ場たっぷりのヒーロー・アクション、
そして、鋼鉄の意志を継ぐ若者の成長…。
上々なんかではなく、見事なTHEエンターテイメント!
後味良く、爽快にMCUフェーズ3を締め括った…と、思ったら!
エンディング後のオマケ映像で驚きの展開!(ライミ版『スパイダーマン』であの役のあの人が同役でサプライズ登場!)
どうなる、トムホスパイディ!?
どうなる、MCUフェーズ4!?
もう一つのオマケ映像は、
今回は色々と騙された!
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