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異色の映像演出に凄い力で引き込まれたミステリーの秀作
この作品の高評価をきっかけに、映画の撮り方に新たな一要素が加わった記念碑的作品。
冒頭からラストまで、ジェット・コースターに乗ったようなストーリー展開の速さと緊迫感に圧倒された。
<2018年10月26日 劇場にて鑑賞>
違う意味でヒヤヒヤしてしまった
娘が失踪し、お父さんが娘のパソコンからいろいろ調べるという話。お父さん、娘好きすぎて心配しすぎて暴力的に。きもちわかるけど、だめだよ。あと、パソコン勝手にパスワード入れてのぞかないでくれ。失踪して探すために仕方ないのはわかるんだけど、親に自分のアカウント隅々見られて嬉しい人はいない。違う意味でヒヤヒヤしてしまった。
全編パソコン画面、最後までずっとというのは新しい試みだと思う。違和感無く楽しめた。状況が二転三転するのは意外だった。終わり方も予想とは全然違った。謎解きが好きな人にお勧め。
繋がる時代の親子愛
映像上のギミックに驚かされたが、全編通して流れるのは強く深い愛。送信する前にも打ち込む文字・削除する文字が心の機微を上手に表現する。デジタルが加速する時代だからこそ自分や相手の感情に敏感になろうと思った。最後の写真に少し涙がでた。
リアル
pc画面やカメラに映る映像だけ
でも面白い
父は娘が失踪してからはじめて、娘の生活について何も知らないことに気づく
ネット検索や刑事の調査協力により、
失踪の理由がだんだん明らかになっていく様子がリアル
結末は意外といえば意外だが、これまた現実にありそうでこわい
勘の良い人なら気づくかもしれないが、
それまでの展開で十分楽しめるとは思う
二本立て一本目。 全編ほぼPC画面という斬新さは知っていた。見てみ...
二本立て一本目。
全編ほぼPC画面という斬新さは知っていた。見てみて、決してそれだけが理由の高評価でないのが分かった。
このサスペンス、実に面白い。脚本の素晴らしさを感じた。娘の交友関係など実に現代的テーマも盛り込まれている。伏線なども多様に盛り込まれているようです。忘れた頃にもう一度見たいが、なかなか忘れそうにない、そんな作品です。
実験的で面白い!
パソコン画面上の映像だけで映画が成り立つわけ…
と思ってたけどとても面白かった。
配信画面とパソコン上の事だけで映画作ろうぜ!
というのが新しいし、実験的で乗れました。
ネットに全く明るくないので、こんな事が可能なのか、
ここまで行けるのか!と驚いた。
驚いたと同時にSNSやるのが少し怖くなった。
実験的だけど、話も二転三転して出落ち感もなく、
飽きずに見れた。
伏線としてアカウント画像やSNSが使われてるのも、
今時でとても面白かった!
コイツが怪しい!と思って見てたら脚本の手の中で
しっかり弄ばれておりました。
時間が経つと古い物になりそうなので、
今観るのが最先端で良いと思う。
斬新!!!
あまり観た事ない斬新な演出で新鮮な感じでした!
ただ、偏見だろうけどお父さんと娘さんの顔が受け付けれなくてちょっと、ん〜〜なんかなあって感じでした(苦笑)
お父さんのsearch力が凄いのはわかったが性格に難あり....
タイピング音がASMRみたいで耳が心地よかったです
ちょっと目を離すと、ん?ってわからなくなるので目が疲れました
かなり面白かった! 「PCやスマホの画面上だけで物語が進む」という...
かなり面白かった!
「PCやスマホの画面上だけで物語が進む」というのが単なる話題性のためのギミックじゃなくて、いつも見慣れてるフォーマットで物語が展開される故に、普通の映画よりもストーリーや人物がリアルで身近に感じられた。
「画面しか映らない」というかなり強めの縛りがあっても窮屈感がなかったのは、演出のメリハリの効かせ方が絶妙だったからだと思う。
ストーリーも演出も、ほんと「よくできてんなー!」って感じ。あっぱれ!
発想もストーリーも面白いが…
「ネット映像だけで一本の映画を作る」という発想、二転三転するストーリーは面白いし、見応えがあった。
ただ、「ネット映像だけで~」という発想が縛りになって、映画として窮屈になっている部分も多い印象。
静かに進むストーリー
諸々を削って削って、全体の繊細さを際立たせた技法は、日本人のDNAを刺激するんだろう。
時に無音で進む映像は、観る側の自由な感情を湧き立たせる時間をくれる。
ハリウッドなら、ここから派手な音楽とカーチェイスと、ドアを蹴破りバンバン!てなのが全く無いのがクール!と、見終わった時に思っていただきたい!
後半パソコン画面で観る必要性は?
パソコンの画面だけで物事が済む映画。どっかで観たなwパート2映画最近あったなw
母親を亡くした父親と娘の御話。いきなり娘が失踪、父親パソコン駆使して娘探し。
試みは分かるしストーリーも中々面白いんだけど、パソコン依存度が高すぎて引いちゃう私。
娘想いの良い父親に見えるけど、半分ストーカーの様にも見えちゃう。
話も都合よく見えちゃう。パソコン内でサクサク行き過ぎ。後半パソコン画面で観る必要性は?
また皆さんもこんなに使いこなすの?
ネット、メール、声だけ、会った&行った方が早いと使い分けてる私としてはこの閉塞感は弊害。
知らない人とブロードキャストやライブとかやる気持ちも分からんし。
「今のパソコンならこんな事やれるんだぞ!」「今のネット環境はこんな感じだ!」みたいな感は味わえた。
話の追いかけ的には面白味があるだけに、別に全てパソコン内にしなくても良いと思いました。
モニター越しのサスペンス
ワンシチュエーション映画の中でも異端な本作。
スクリーンで見逃していたがようやく見ることが出来た。
Instagram、Facebook、Twitterの画面を手掛かりに、失踪した娘の行方を追う主人公。
画面は徹底してモニターを映しており、その間生の映像が出ることは全くない。
PC、iPhone、監視カメラの映像を通したあくまでメタ的な視点で進んでいくのが斬新。
特に冒頭10分で主人公夫婦と娘の半生を手早く見せる手法は本当に見事だった。
偶然映ったにしては不自然な映像があったり、全編モニターごしにする為に無理のあるシーンがあったのはやや残念、ここはまだまだ改善の余地があるように感じた。
ドラマティックでサンペンスフルな本作。
意外にも冒頭とラストで2度涙腺が緩んでしまった。
妻を持つ夫、子を持つ親であれば誰もが共感できるエンタメ作品。
次はPCで見てみたいと思う。
身を乗り出して見てしまった!
ストーリーが最高に良い!!
色々書いてしまうとネタバレになるので書きませんが、え!!となって、私は何度も身を乗り出してしまいました。
PCやテレビの画面上で全てが描かれる構成は、最初は大丈夫かな?と思いましたが、だんだんとストーリーの展開と登場人物の感情と同調し、相乗効果で盛り上がりました。ぜひ見てください。
低予算サスペンスの革新
低予算映画の金字塔。
日本でも”カメラを止めるな”という、低予算インディー映画が話題となったことで衝撃を読んだ去年ですが、同じ年の世界でも、100万ドルという低予算ながら、7500万ドルもの驚異の興行収入をあげたサスペンス映画が公開されました。それがこの作品。私も、日本に吉事帰国した時に劇場で予告編を観て、知ったのですが、前編パソコン上で繰り広げられるサスペンスというのがこの作品の特徴です。アイデア、クオリティがまさにお金を使わず、頭を使った見事な革新的作品だと思います。
まず最初に見ていきたいのは、サスペンス映画としての質。サスペンス映画は、昔から映画界の遊撃手的な立場で、映画業界の発展に貢献してきました。オーソン・ウェズル、ヒッチコック、デヴィッド・フィンチャーなど素晴らしい監督が名を連ねるジャンルです。今作もかなりピュアなサスペンスです。親子の関係性と、ネットの情報社会の影の部分をテーマとした、子供の失踪次元を扱うサスペンス映画です。サスペンス作品を作る要素として、省都と事件を細かく繋げた脚本は見事でした。人間のサガをも巻き込む事件は、まるで東野圭吾作品を読んでいるような、日本人には受けるであろうストーリーです。一方で、これまで、偉大な映画監督が作ってきた作品には、サスペンスのスリラー要素以外にも、サイコロジカル的な部分がキャラクターを描いてきたため、サスペンスは発展してきたのだと思います。この作品にも少なからず、親子の愛情や、思春期の距離感みたいなものはありますが、サスペンスに結びつけるには、少し現実から離れ過ぎていて、視聴者の心から離れないネッセージみたいなものを残すことはできなかったのかもしれません。
そして、この作品の最大の特徴である、すべての画面がパソコンのスクリーン上で繰り広げられるというアイデア。100万ドルという低予算の中、彼らの用いた方法は、ポストプロダクションに時間をかけるということ。撮影自体は、16日間。そして、編集作業には1年以上の年月をかけたのだとか。Premier Pro, After Effects, IllustratorというAdobeの製品を最大限に利用した本作。Adobeのダイナミックリンクという機能を使って、9割以上のものを0から作り上げています。ウィンドウから、1つ1つのアイコンまで、Illustratorでデザインし、そのベクターファイルをAfter Effectsでアニメーション化する。さらに、そのコンポジションをシークエンスとして、Premiere Proで編集する。まるで、アニメーターのようなことをしています。これもまた、デジタル映画のとっつきやすさが叶えた、新たな時代の始まりといっても過言ではありません。どうやって時代がこの流れに息を加えていくのか、とても楽しみです。
斬新といえば
全ての画面がpcの中で描かれる。
嘘ではないけど。考えてみれば劇場の映画の画面をpc越しに検索画面諸々携帯、ニュース映像、監視映像とか全部組み合わせれば画質は荒くなるけどそれらしき見えなくもない。
子供は親の所有物ではない。
わかっていてもそれをオンラインで見せる、
どんどん見せる。
今に時代ってオフラインではなくオンラインで全部見えてしまうのか。
ちょっと怖いけど。
最後は親の愛。
よかった。
それがあったからこそ見応えがあった。
テンポが最高の出来
個人評価:4.1
テンポが非常に良く、文字の速さ、ウィンドウの切り替え方が心地よく、編集が素晴らしく上手い。
事件解決をPCだけで実行しようという父親が今を表し、新しいサスペンス物だ。しかし、SNSや他者(世界)と情報共有するという本当のネットワークの力で事件解決するという内容ではなかったので、やや表面的なネットの世界観と感じる。
お父さん役の演技がとても良かったが、刑事役の女優の演技がB級くさく、映画の雰囲気を落としているのが残念。
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