女王陛下のお気に入りのレビュー・感想・評価
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女はコワイ。
いつの時代かわからないが、フランスと戦時下にあるイングランド。
女王アン(オリビア・コールマン)は少し愚かに見える。そこにつけ込んでいるのか、レディ・サラ(レイチェル・ワイズ)が絶大な権力を誇っている。
そこに没落した貴族の娘アビゲイル(エマ・ストーン)がやってくる。
ヨルゴス・ランティモスは、ほぼローアングルで、ときに変なレンズを使っていて、人ではないモノの目線を思わせる演出を施している。
それは、観ている我々にも第三者的視線を思わせる効果があった。
見ようによってはおぞましいサラとアビゲイルの確執であるが、このランティモスのフィルターによって、ときにはユーモアさえ感じさせるものになっている。
3人の女優たちが高く評価されているが、僕は断然エマ・ストーンを推す。登場したときはキュートだったのが、だんだん野心あらわになり、そこまでやるかアビゲイル、となる演技は素晴らしかった。
女はコワイ、ということで。
観てるの辛かった…
女同士のどろどろした愛憎劇がちょっとキツかった…女のイヤな部分ばかりが、これでもか!というくらい観せられて…オスカー女優のお芝居は良かったけど、他が強くて少し気分悪くなりました。。
宮廷モノ
自分は宮廷モノが苦手なので、寝てしまわないかと不安であったが、女優3人のもの凄い演技に圧倒された。個人的にはアン女王役のオリビア・コールマンより、エマ・ストーンが時に見せるズルイ顔が衝撃的で、こんな役も出来るんだと感心した。
好きだな〜〜〜
観る前はあまり期待をしていませんでした。
バイト前に観たのですが、バイト中ずっとこの映画の余韻に浸っていました。
ドロッドロの三角関係。自分こういうの大好きなんだ、と気付かされました。大っ好きだ。
Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ...とタイトルと一緒に区切られていてどんどん進んでいく感じが心地よかった。
裸にトマトを投げられている人が印象的だった。
ただ、鑑賞中に尿意を催して最後の方集中出来なかったっていうのは内密にお願いします🤐
2019-24
お気に入りは結局どちら?
相変わらずアホな私。
ラスト、「ここで終わるん?!じゃあ結局どっちの勝ちなん?!どゆことーー」と映画館で叫びそうになりましたが、ネタバレレビューをしっかり読んで……そういうことですか。はぁー。
ってことはあのセリフ、あの手紙、あの表情…なるほどーと。本当情けない😭
ストーリーがわかったからこそ、上映が終わってすぐなのに見返したい衝動に見舞われてます。
3人の女優の演技合戦がすごい。
エマ・ストーンは個人的に『ララランド』よりすごい。ひっぱたかれるし、自分の顔を本で叩くし、レスリングするし(途中アクション映画かと)。
ニコラス・ホルト君に最近注目してるので、もっと目立って欲しかったなというのが残念。
もちろん女性陣を際立たせてこそ、というのはわかるのですが。
たった一人の人間の感情で国をも動かしてしまうことへの批判も含まれてるのかな、と探ってしまいました。
3人とも立場が違っても同じような虚しさを抱えるという皮肉も。
今日は花粉症の薬効きすぎて超眠かったし、疲れてもいたけど、水曜日だから映画館行く!と体に鞭打ちして観ましたが、
難しめ(あくまで私基準ですが)映画なのに食い入ってしまいました。
総合力の高い映画だったと思います。
もちろん他人に勧めるときは、
観て!観なさい!観てないの?無礼者!
ですよね。
舐めたらあかん~舐めたらあかん~
城(籠)の中の乙女たち、聖なるカモ撃ちは45日以内にうさぎをふみつける・・・いつものランティモス作品だった。
感情のみで動いていく物語。
時代に翻弄されるとか、歴史に飲み込まれるとか、
事件的な、あるいは感動的なプロットは皆無。
英国王室の歴史物語でもなく、
F〇〇〇、〇〇〇Kの連発、〇〇、〇〇〇、
でアン女王の姿がディバインと所々が被って見えてしまった。
王室や側近たちのゲスっぷりを、ギリギリ崖っぷちでレディとして保つ(一線越えてるわー)のはカメラや照明機材をほとんど使用しないライティング(一部使用してましたね)。
頑なにフィクスのカメラに固執してきたランティモスもワイドレンズ使う使う、魚眼も辞さないローアングルショットがほとんど。
その理由とは?
話しは脱線、カメラフレーミングとその内容を地図の描き方を例にして。
〇メルカトル図法
地球全体を平面にして描く、ただし極地は正しく描かれない。
カメラをフィクスで真正面から描く。
プロット運び、物語重視、芝居や感情に興味薄。
例えばウェス・アンダーソン。
〇モルワイデ図法
魚眼レンズのように歪んでみえるが、極地も正確。
ワイドレンズを使用してパースを駆使してでも人間の内面を描く。
芝居運び、感情重視、昼メロみたいに突っ走る内容。
ヨルゴス・ランティモスは今まではメルカトル図法が多かったが今回は珍しい。
以上勝手な図法解説は全くのデタラメです。
話しは戻って、なぜ?魚眼、ローアングルショット。
その理由は、すばらしい衣裳、背景に豪奢な部屋、荘厳な建物、全部入れ込んで王国の権威や品位をバックアップ担保(嘲笑有)しとくかって感じか?
たまに上からのアングルもあるんだけど、単なるだだをこねる腐女子は見るに堪えない。
でも、それこそがおもしろいつくりでいつものヨルゴス・ランティモスの手口だ。
女王は政治や民衆にも無関心。
戦争や税金に関わる政府の人選や側近を選ぶのも、舌で舐めてくれるか、してくれないか。
それだけじゃない!と気付いても時すでに遅し。
そう、女王陛下のお気に入りは舌で舐めてもらうこと、That’s all !
舐めたらなアカン~舐めたらあかん~
人生舐めずにコレ舐めな。
VC3000のどアメが、A.C.1600にあれば・・・
せめて022022があれば・・・
Brexitは回避されていたか・・・
「運び屋」さんの準備ができたということで、
おあとがよろしいようで、
今宵はこのへんで・・・
God save the queen!
世界は女性中心に回ってる
簡単に言っちゃうと大奥の将軍も女バージョン。心を病んだアン女王をめぐる2人の女の覇権争い。
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この映画には一般的な理想と言われる控えめで優しい女なんて出てこない。だからすっごく好きだった。やり方はどうであれ、自分の目的に突き進む女性ってかっこいい。
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逆に男性の影響力がこの映画の中だとゴミ屑のように小さい。男性のが着飾って、女性は狩りを楽しむ。
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特にエマ・ストーン演じるアビゲイルにとっては結婚は自分の目的(貴族と結婚して上流階級に戻りたい)を達成する手段にすぎず、夜の営みも自分の体には一切触らせない。
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怖いって思うけど、今の時代の日本でも女の人ってこういうところ絶対あるよね。結婚=幸せって考えが強いから自分が幸せになるために結婚する人もいる。それはアビゲイルと同じだよなぁ。
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とにかく、アビゲイルがしたたかに女王の懐に入っていく様は見ててニヤニヤが止まらなかった(笑).
悲しいような、虚しいような
三人三様な女の気持ちを描いていて、凄まじく、激しく、そして、悲しくて、虚しい気持ちになりました。何でも持ってそうな女王には、健康と愛情を得られず、アンはあまりにも軍需に力を入れすぎて、女王を利用しきれず、アビゲイルはレディになるために得た地位でレディを捨て。。
人間て欲深くて、浅はかですねぇ。
独特な印象だなぁ…
・広角レンズ(魚眼)を使ったカット
・妙な不協和音の使い方、しかも長い。
・たまに挿し込まれる奇妙な和気あいあいなシーン
・唐突なエンドカット
監督:ヨルゴス・ランティモス
どんな作品創ったんだろうか?…
「聖なる鹿殺し」
「ロブスター」
「籠の中の乙女」
あ~納得、全部好き!
妙に気になるんだよね。
怖い、コワイ!
女の策略合戦。
この可笑しくも熾烈な戦いを、
3人の女優が白熱の演技合戦で魅せる!
もはや男たちは狂言回しに過ぎない。
イングランド・アイルランド・スコットランドの王位についていたアン女王(オリビア・コールマン)にまつわる史実に基づいた物語。
側近として実権を握っていたレディ・サラ(レイチェル・ワイズ)は、夫マールバラ公爵がイギリス軍最高司令官であり、戦争推進派だった。
やがてアン女王は和平推進派に舵を切り、サラを宮殿から追放して、マールバラ公爵の旧友だったゴドルフィン大蔵卿を更迭し、サラの従妹アビゲイル(エマ・ストーン)を重用するようになった…などという史実がベースになっている。
作中、フランスとの戦況が時折報告されるが、宮殿はあくまで平和で戦時下の様子はない。戦地は遠い彼方なのだ。
女王と、その寵愛と宮中での地位を争う二人の側近女官の愛憎にまみれた戦いこそが、宮殿内においての戦争だったのだろう。
この3人の女優、画面への露出はほぼ同じくらいで、3人とも主演と言って良いくらいだ。
とは言え、アン女王を演じたコールマンの醜さは女優魂とでも言うか、迫真ものだった。
夫や、友人であるゴドルフィンとの関係もあって、サラは政治的な意図を持っていたが、アビゲイルは成り上がり志向だけで、政治的信条はなかったように、この映画では感じられた。
アビゲイルは、優れた才覚で男を操り、自分を信頼してくれたサラを陥れ、女王の寵愛を欲しいままとする。
このストーンの演じ振りがまた素晴らしい。
しかし、策士策に溺れる例えのとおり、女王を見損なって傲慢に浸ってしまう。
そこを見逃さなかった女王は、遂にアビゲイルに対して誰が主なのかを思い知らせる…というところで幕となる。
サラとアビゲイルの争いにあって、アン女王は操られるだけだったように見えて、実は冷静に戦況を見ていたのだ。
戦況とは、戦争のことでもあり、サラとアビゲイルの派遣争いのことでもある。
グレート・ブリテンの最初の君主だけに、バカではなかった。
いや、正に女同士の権力争いとは恐ろしいものだ。
ある意味男たちよりも執念と執着が強い。
映画は、彼女たちの振る舞いを冷徹に追っているように感じた。
時にローアングルで覗きこむ様だ。
光取り窓がわずかな廊下は、昼なお暗らく蝋燭の明かりを頼りとする。
一瞬、昼間なのか夜なのか時間の感覚が分からなくなる。
電気のない時代、そうだったのかと思う。
リアリズムとファンタジーの絶妙な融合が、この映画の成果でもあると思う。
さて、この物語の後、アン女王は数年で没する。
そしてアビゲイルも共に歴史から姿を消すことになる。
サラも、夫と共に失脚した後、貴族としては復権するものの中央に返り咲くことはなかった様だ。
冒頭で、アン女王がサラに宮殿を贈るという場面があるが、これは、サラの夫であるマールバラ公爵の戦争での功績に対してのものだった。
その宮殿が世界文化遺産のブレナム宮殿だ。
スタイリッシュなストーリーと映像美
絢爛豪華な宮廷の装飾や衣装にも目を奪われるが、史実を題材にしながらも重苦しい歴史ドラマではなく、宮廷に渦巻く欲望と策略に巻き込まれるアン女王と、サラとアビゲイルの駆け引きが軽妙洒脱に仕立てられ、独特なカメラワークや広角レンズで描かれる映像美と共に観客を飽きさせない。
それらをさらに引き立たせるのはオリヴィア・コールマンの怪演。賞レースで圧勝したのも納得だ。
ラストシーンは戸惑う人も続出(実際エンドロールは方々がざわついていた)するだろうが、それらも含めてこの世界観は必見だ。
大奥
何がで日本版大奥と言っていたけど、その通りだと思いました。
大奥ちゃんと見てないですが...
幼馴染の女王とアン。落ちた家柄から返り咲きを目指すアビゲイル。
アビゲイルがトントン拍子で成り上がります。
それはもうトントン拍子過ぎるだろってぐらいに。
映画としては展開や会話のテンポがあまり変わらない印象でした。
いっときの快楽に溺れてはいけないって感じ?
ただ、エマストーンの演技は体当たりで凄かったと思います。
そんな感じですかね?
演技合戦は見事だが、クライマックスでカタルシスを得られない
史実をベースにしているが、人物描写は大胆に変更。アン女王をバイセクシャルに描いたことに新鮮な驚き。
史実ではレイチェル・ワイズ演じるサラが宮廷から追放されたとき、女王がレズビアンだと糾弾したとかとかしないとか。
本の背表紙のような各章のデザイン。
カメラ・オブスキュラで覗いたようなファンタスティックな映像。
自然光で撮影したナチュラルな陰影。
蝋燭の灯りにふわっと浮かぶ女の魔性の顔。
宮廷という密室で行われる駆け引き。
オリビア・コールマンが独りで憂う時に醸し出す高貴さ。
レイチェル・ワイズの冷徹な上品さ。
エマ・ストーンがみるみる堕ちていく様子。
見ている間は華やかで卑猥な宮廷絵巻に引き込まれるのだが、いかんせん観た後に心に何も残らない。
三人の演技に牽引され、劇中非常に緊張感を強いられるのだが、それがクライマックスに向け収斂し解放されることがないので、カタルシスを得られない。
劇中ではサラとサラの夫が追放される寸前で終わり、一応アビゲイルの勝利に終わるのだが、どことなく中途半端。
その先の史実ではこの夫婦は罷免されたあと旅行にでかけたらしいので、映画的にはここで終わらせることで含みを持たせたかったのはわかる。だが描き方がスリリングじゃない。
どうせならもっと悲劇に仕立て上げてもよかったのじゃないか?
あくまで史実は逸れたくなかったのか。
ラスト、エマ・ストーンのひくつく表情は見事。
途中からアビゲイルがいつダークサイドに堕ちちゃったのか、そればかり考えていたのだが(笑)、終わってみるとレイチェル・ワイズの存在感がやけに残る。
個人的には彼女に賞をあげたい。
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