劇場公開日 2019年2月15日

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女王陛下のお気に入りのレビュー・感想・評価

全286件中、201~220件目を表示

2.5おごれる者は久しからず

2019年2月21日
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荘厳で豪奢な映像とは裏腹に、徹底的に描かれる人間の愚かさと醜さ。はっきり言って、観た後に爽快感や気持ちよさはありません。下品で目を背けたくなるシーンも多々あり。相手を負かし登り詰めるには手段を選ばないアビゲイルの姿が、職場の若い同僚と重なり、時代劇ながらゾッとしました。勝利と安心を手に入れた後の緩みと怠惰による報いの表現も秀逸。個性的なグラフィックと3人の女優の凄みのある演技力を含め、この表現力、見せ方こそが、各所での高評価を呼んだのか、と解釈しました。

一言で言えば、驕れる者は久しからず、が、このストーリーの要約でしょうか。女性にも痛風発症のリスクがあることと併せて、観賞後の教訓とします。

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Ordinary Guy

5.0現代の悲劇詩人

2019年2月20日
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笑える

怖い

興奮

今作も人間の可笑しさと悲しみを強烈な表現と緻密なイメージで観客の脳裏に焼き付ける。

物語の時代や設定が自分から遠い物だと思って笑っていると終盤にその嫌な足音がすぐそこまで来ている。

どの作品であっても初めて触れるひとに思考麻痺を起こさせる劇薬作家 ヨルゴス ランティモスの決定版。

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労働4号

3.5美しさと醜さが堂々と同居する歪んだ空間

2019年2月20日
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ありきたりな女

3.5女優3人の駆け引き

2019年2月20日
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豪華なロケ、セットと衣装
ほとんどグロテスクで、史実としての意味はほとんどない話
3人の駆け引きが面白い。
アン王女サイコー

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Momoko

2.5面白さがわからない(少しだけネタバレ)

2019年2月20日
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難しい

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森のエテコウ

3.5女優3人の演技がすごい

2019年2月20日
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キャスト、衣装、セット、全てが豪華でした
ストーリーはドロドロ、それがまた面白かったです
孤独感を抱えるアン女王、その女王を操るサラ、野心だけのアビゲイルの3人の女性
最初は不運なアビゲイルを応援しながら観てましたが、途中からあまりの野心家に応援する気持ちも失せてきました
女王を操り自分の思うままに政治を動かそうとするサラの方に女王への愛情があったのではないかと思います
現実世界でも自分の耳に心地良い言葉ばかりを言う人よりたまには厳しい事を言ってくれる友達の方が信用できますもんね
とにかくアン女王の抱える孤独感が悲しすぎました
皆さんのレビューにあるよう女優3人の演技が素晴らしいですが、ホッとさせてくれるニコラス・ホルトがとっても良かったです

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小町

3.0豪華な衣装や宮殿には眼を見張り、圧巻のオリヴィア・コールマンをはじ...

2019年2月20日
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豪華な衣装や宮殿には眼を見張り、圧巻のオリヴィア・コールマンをはじめとする芸達者な出演者達の演技はとても素晴らしかった。ただストーリーの前半は面白かったのだが単調で最後はこれで終わり?という中途半端な幕切れだった。

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tsumumiki

4.0女の権力闘争

2019年2月20日
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悲しい

難しい

 人類にとって民主主義の歴史は浅い。
 共同体の最初は王政だった。文明初期の治水権をはじめとした諸権利を持つ者が共同体の王となり、王政のもとでは当然のごとくヒエラルキーが定められ、共同体は国家となり、国家の価値観がそのまま人々の価値観となった。差別は当然で、そもそも差別という言葉さえなかったに違いない。ヒエラルキーの下層にいる人々は不満しかなかっただろう。中には生に倦み、絶望して死ぬ者もいただろうが、大抵は生への執着を捨てきれず、恐怖と不安と苦しみの毎日を死ぬまで生きたに違いない。
 時代が下って人々の連絡手段や交通手段が発達すると、不満を持つ人々の連携が生まれる。連携は連帯となり、やがて革命が起きて共同体は違う権力者によって統治される。初期の革命で成立した政治体制は、まだ十分な民主主義とは言えなかった。そして現代に至っても、民主主義は完成途上である。フランス革命のスローガンであった、自由、平等、友愛が実現されるにはまだまだ困難な道のりが残っている。
 革命によって民主主義体制になっても、婦人参政権の実現は遅れた。イギリスでは、映画「Suffragette」(邦題「未来を花束にして」)に登場する20世紀初めのサフラジェットたちの活躍を待たねばならなかった。他にはもっと遅い国もあり、スイスでは婦人参政権が認められたのは1991年のことである。わずか28年前のことだ。

 アン女王が統治した18世紀のはじめは、政治家は当然ながら全員男で、女は男に対して失礼があれば服を脱がされ鞭打ちの罰を受ける。女性差別も甚だしい時代だ。女たちはひたすら蹂躙されながら生きていた。唯一政治的な権限がある女は、他ならぬアン女王ただひとりである。従って女王の側近の女たちは国中で数少ない権力を持つチャンスのある女たちだ。もちろん自分自身で権力を持つことはできないが、アン女王を取り込めば権力者同然に振る舞える。
 本作品はそんな女同士のエゲツない権力闘争を赤裸々に表現したものだ。脅しすかし、苦言と甘言、場合によっては肉欲にさえ訴えて、アンのお気に入りになろうとする。愚劣極まりないが、こういう権力闘争によって歴史が作られてきたのは事実である。人類の歴史は即ち負の遺産なのだ。

 役者陣はみんな演技が達者で、エマ・ストーンももちろんだが、女王役を演じたオリビア・コールマンの演技が秀逸だった。サラを演じたレイチェル・ワイズとともに、スクリーンに広がる圧倒的な存在感で女の情念と女の計算高さ、そして女の肝っ玉を見せる。差別され虐げられてきてもなお、人類の存続の片棒を担ぎ続けてきた女というものの強かさをこれでもかとばかりに見せつけられた気がした。

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耶馬英彦

3.0怖かった~

2019年2月20日
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人間の心理につけこむ技を競い会う宮廷が恐ろしく汚く描かれていて、ゾッとするほど怖かった。宮廷の現実は嫌らしい。

しかし、見事な受け答えと汚ならしいを技持ったアビゲイルが、人生の目的がちっぽけな贅沢だったのが哀しかった。

確かに人の心の奥底をギリギリする凄い映画ながら、好みではないので、あんまり見たくなかった。

主観で語られるのは当たり前だとしても、実在の人物にまつわる決定的な事実でない醜聞を何の疑いもなく主題として描かれることは、私は嫌いでした。

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マッターホルン2

4.0全てあとの祭り

2019年2月20日
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KinA

4.5舐めてもいいが甘く見ると後悔する

2019年2月20日
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強烈なインパクト。

まぁ凄い作品だ。

宮廷の装飾や衣装の豪華さ、超広角レンズを多用した映像演出、脚本、全てが高次元だが、何より実力派の三女優の圧倒的な演技力が見もの。
お見事という言葉以外浮かんでこない。

笑いの要素も多く、左側2つ空けて隣のご婦人はその都度大爆笑していたが、下品過ぎて私は笑えなかった。

好き嫌いもあるし、万人向けではないが、観ると凄さがわかると思う。

これも少し時間を空けて、もう一度鑑賞したいと思う作品だ。

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META坊

5.0女性同士の駆け引き男はかなわない…❗

2019年2月20日
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星🌟🌟🌟🌟🌟 凄く面白かった❗エマ・ストーン、レイチェル・ワイズのアン女王を巡る駆け引き、罠、女性のブラックな面を見たような気がします❗アン女王の二人を天秤にかけるあざとさ…三人とも凄く上手い演技されてますが意外とアン女王役のオリビア・コールマンが一番の上手いかも… この監督の作品は聖なる鹿殺しを観ているのですがそれより分かりやすくアカデミー賞ノミネートも分かる気がします❗下手な役者が演じたら凄くゲスな作品になってたと思うので女優賞は是非取って欲しいです❗女性にオススメの作品だと思います🎵

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ミリン一番搾り

4.0女優3人の演技が最高です。 特にエマストーンが好きですね。 英国王...

2019年2月19日
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女優3人の演技が最高です。
特にエマストーンが好きですね。
英国王室を舞台にしながら、ちょいちょい下品な場面が有ります。
前作「聖なる鹿殺し」も良かったですし、この監督の撮る映画の雰囲気好きです。

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やまぼうし

1.5後味が悪い。

2019年2月19日
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笑える

衣装、美術、三人の女優の演技、ブラックパールや、素肌や、傷を隠すレース、乗馬の女王のスタイル、好きなシーンはたくさん。
なんだけど、笑うに笑えないとこ、こんなシーン観たくないってのが後半多くて、で、救いを求めてると、あっ…終わり~となる。
後味が悪いわ~と思ってると、Favoriteと白に黒でくっきり出て来て、救われる。(笑)

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sugorokuservice

4.0宮廷内の俗物的な醜さと人間臭さがいい

2019年2月19日
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孤独な女王アンと職務に誠実なサラと野心満々のアビゲイル、素晴らしすぎる演技力に圧倒された。それと合わせて、衣装に惹きつけられた。エログロな描写にもリアリティがあり、また宮廷内の権力闘争は、人間の俗物的な内面をえぐるように描かれていて、そこのダイナミックさに惹きつけられた。

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にっしん

3.5エマストーンの、成り上がり!

2019年2月19日
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笑える

怖い

興奮

‪エマストーンの、成り上がり!‬
‪30年前くらいならこういうタイトルになってそう(笑)‬
‪国家大計が語られながら、それが決定されて行く様はまさに人間模様。‬
‪笑いながらも身につまされてモヤモヤ、、、‬
‪エゲツない駆け引きに目が釘付け。‬
‪心に残る作品であることは間違いない!‬

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ワイナオ@フロワク@映画おじさんの風呂が沸くまで

4.0エマ・ストーンまさかの@@!

2019年2月19日
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auマンデー
半世界と迷いましたが、アカデミー賞最多ノミネートって事でコチラをチョイス

日本ならバカ殿を影で操る重鎮と奥女中から側室まで成り上がっるまで愛憎劇のイングランド版

宮中の異様な雰囲気や衣装に、変な人々・・・
それらを誇張するようなBGMが耳に残っる女の嫉妬と執念の物語。

エマ・ストーンのギリギリショットが多いて思ってたら、終盤まさかのサービスショット(#^.^#)
それプラス、エンドロールのデザイン構成で、 元は取れたかなって作品でした。

エマ・ストーン、今年は助演獲っちゃうのか!?と思いつつも、オリビア・コールマンか、レイチェル・ワイズのどちらかはオスカーを手にしそうな予感!?

☆3.8

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eigatama41

3.5なし

2019年2月19日
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Toni lee

4.0一筋縄ではいかない豪華絢爛宮廷絵巻

2019年2月19日
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昨年の私を不穏にさせた映画ランキングベスト3に入る「聖なる鹿殺し」を撮ったヨルゴス・ランティモスの宮廷絵巻は、若干マイルド(分かりやすく)なったとはいえやはり一筋縄ではいかないブラックユーモア。
我儘、無知、それでいてどうしようもなく傷付いている女王を争う2人の女。オリヴィア・コールマン演じるアン女王の表情の変化と台詞の陰影に圧倒される。すごく駄目なのにどうしようもなく惹かれる感じを持っている。
エマ・ストーンの絵に描いたような野心家っぷりに男前過ぎるレイチェル・ワイズ、2人の争いは思いの外醜いとか滑稽とかいうより、哀れというか...。
そして最終的には勝った、とみえた者が実はどんどん追い詰められていた、という暗示。争いというのは哀しいものだなあと思ったり。
3名ともオスカーノミネートを果たしたオリヴィア・コールマン、レイチェル・ワイズ、エマ・ストーンの演技合戦は本当に観応えたっぷり。男たちの存在感のなさよ...!それが一番滑稽だったかもしれない。

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andhyphen

4.0イングランドなんだ

2019年2月19日
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知的

萌える

中世のヨーロッパの雰囲気は大好物です まるでその場の匂いまでわかるような、質感が感じられるような、そんな映画でした 三人の女優がとても良い その中で男たちの愚かさが笑える

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daikokumai