キラー・メイズ
劇場公開日:2018年10月19日
解説
ダンボール製の殺人迷路を巡って繰り広げられる大冒険を描き、2017年シッチェス映画祭ニュービジョン・ワン/プラス部門で最優秀作品賞を受賞したファンタジーホラー。冴えない芸術家デイブは、積もり積もったストレスを晴らすべく、自宅内にダンボールの迷路を作りはじめる。その迷路は、いつしか彼の空想した罠やモンスターがうごめく大迷宮となっていき……。「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2018」(18年10月12日~/東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて開催)上映作品。
2017年製作/80分/G/アメリカ
原題:Dave Made a Maze
配給:ブラウニー
スタッフ・キャスト
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おそらく無職のダメ男が、段ボールで迷路を作り始めたらとんでもない異空間への入口を作ってしまった!というお話で、創意工夫でポップとグロテスクを行き来するユーモラスな段ボール表現が目白押し。
ビジュアルの楽しさほどにはストーリーが跳ねないし、キャラクターの描き方も深みは感じないが、しかしそもそもが本作のコンセプトはシュールなファンタジーであって、整合性とかリアリズムに重きを置かなかったのは確信犯的な判断だったではないかと、垣間見える映画としてのヘタさも庇いたくなる。
劇中の迷路のすべてが主人公の妄想と自己嫌悪とルサンチマンが顕在化したものだと考えれば、恋人や仲間のサポートのおかげで自分で作り上げた殻から(殻というより蛹がメタファーになってたが)外へと踏み出す王道の青春映画だったんだと合点がいった。理屈は通らないけど気持ちはひしひしと伝わってくる、自分は決して嫌いになれないタイプの好編だった。
あとギョロ目を連発するインド系と思しきヒロインの可愛さも拾い物でした!
男性が居間に段ボールでダンジョン作ったら
それが本物のダンジョンになっちゃって出られなくなったから。
皆で助けに行こうぜ~~~♪的な
ノリのおバカなふざけた映画を、キャストには真面目に演じさせて、監督はふざけながら作りました!
みたいな感じかな?
血しぶきが赤いテープだったり
見せ方としては面白いな~とは思いました。
ハイタッチしようと言うの段ボールの女(名前も忘れた)造形はちょい怖いw
2021年7月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
工作の才能がある。以上。
でも、ほんとおもしろいのって工作の部分。それも正直、序盤でお腹いっぱいになる。
あとは、お遊戯を見せられている気分。そのお遊戯ノリがだんだん苦痛になってくる。。
映画として観るにはキツい。
次から次へと出てくる段ボールアートが楽しくて、シュールな演出もわりと好み。ここまで色々やってくれるとそれだけで満足です!