泣くな赤鬼のレビュー・感想・評価
全106件中、1~20件目を表示
ネタバレ?、かもしれない
いい作品なのは間違いないけど、どこかもの足りず、突き抜けた良さみたいなものが薄いなと思っているところに、似たような感覚のレビューが多くて笑ってしまった。
素人なのでどこをどうしたらとか具体的には分からないけど、徐々に変化していく堤真一さん演じる主人公赤鬼の心情描写が足りなかったような気がした。
極端な話、これしか筋道はないわけだから変化に対して疑問は湧かないものの、冷静に考えると割りと急だよね。
どちらかというと物語冒頭の赤鬼がエンディングのために過剰に無気力にされてたような気さえする。
一応、夢やぶれて落胆した自分の気持ちを生徒たちに味合わせないためかなと思うし、それが回りを見ずに自分の中だけで正解を求めてきた赤鬼が今現在おかしている指導者としてのミスに繋がっているのだからおかしくはないんだけどね。
赤鬼は、家族、昔の生徒、今の生徒、結局誰一人見えてなかったわけで、へんに好い人でいい教師だった故の、自分は正しいはず、しかし失敗したという想いからの脱却が、ゴルゴとの再会により起こる。
うーん、テーマ自体が軽かったのかな。わからん。
文句だけのレビューになってしまったけれど、じんわり感動するし、面白かった。
若者でも老人でもない、大人の物語の邦画は小粒でもそれなりに貴重なので、これはこれでアリ。
泣かせの重松清。ほんと、定番です(笑)このての作品をたくさん経験し...
優しい鬼
今は8月、夏の甲子園真っ最中。高校生がひたむきに白球を追いかける、汗と涙の季節。県で上位に入るが、甲子園には進めそうで進めない、そんな高校の野球部が舞台。
新一年生が野球部に入部してくる。部活の顧問(監督・通称赤鬼)は、その中でゴルゴ(斉藤)に光るものを見る。しかし、ゴルゴはセンスはあるのに、努力は嫌いなタイプだった。彼を認め、取り立てたい監督だが、チームに波風を立てる彼にわざとキツく当たる。階段を一段づつ上がるように成長して欲しいのだが、その気持ちは通じることなく、ゴルゴは反発し、野球部を辞めてしまう。そんな彼と数年後に病院で再会、末期がんと知る…。
好きなことは、今、集中して取り組むべし。先々、できるかわからないのだから。後悔しても時は戻らず。
BSプレミアムの放送にて。
堤真一は演技が上手い
ちょっとしんみりした展開
野球シーンも違和感なし
野球シーンでしらける作品が多い中、違和感なく観られて物語の良さを途切れさせなかった。
「親心子知らず」の先生と生徒の関係からしばらくぶりの再会。
そこからまた二人の物語が始まるが親心をライバルから教えて貰い
関係が修復して行くもそこまでの道のりは色々あり、最後は・・・。
去年は慶應高校が優勝したがその真逆にあるような野球部ではなかったか?
(慶応高校の野球部は髪の毛が長い以外はよく知らんけど)
昭和に当たり前だったことが平成令和と時を経るにつれてそれが非常識になり、スポーツの世界だけでなく色んな分野でそうだろうと思う。
人生の半分を昭和で過ごしてきた自分にとっては昭和の良き日も知っているし平成の令和に至る過渡期も経験しAIの出現やITの裾野が広がり急変しそうな現在も何が正しいは無いような気がする。
なぜかそんなことを感じさせてくれた映画であった。
それにしても堤真一はノックがうまいなあ。野球部出身ややろか?
ただ、内野のノック以外はなかったけれど。
なんも言うことねえ。
一球入魂!!
泣いた
全部いい
一度見てからの予告、予告見ただけで泣ける。
原作がいい。
キャストがいい。
監督や演出がいい。
柳楽優弥さんの、ちょいワルで不器用な生きた方もハマってるし、川栄ちゃんのかわいい嫁さん役、緑子さんのお母さん役。
堤真一さんの赤鬼。ゴルゴにめっちゃ期待してたのに、扱いが裏目裏目に出て、退部からの、高校中退まで。
和田役は朝ドラのニーニー。謝れて良かったね。
ゴルゴの『まだ終わってない!』に奮起して、また熱血指導を始める爽やかな終わり方も良かった!
久しぶりに泣けたー。
感動作品を撮るつもりだったのだと思うが、 あまり感情移入はできなかった。 ラストには少し胸が熱くなるシーンがあった。 個人的には麻生祐未の所帯じみた妻役が良かった。
こんな子いるよなぁ〜
刺さる人には刺さる!
堤真一と柳楽優弥って そりゃ見ますよ
私の母校はかつては甲子園ではちょっと名の知れた常連校だった。
甲子園に行くというのは普通の部活程度ではかなり難しいという事も肌で感じていたし彼らの行う練習量や方法も少しなら見聞きしていた。
というのも野球部のグランドは他の部活とは別の場所にあったから頻繁に見る状況になかった。それでも
死ぬほどの練習が本番の彼らを強くしていること、入部の時点で才能で絞られ少数精鋭のみの部員で構成され、卒業まで脱落者はほとんどいないこと。
それが強豪校の中でも異彩を放つ我が母校の野球部員がいまだ誇りを失わない理由でもあるだろう。
名の通り、部外者なので内情は知らないが彼らには彼らの矜持があり部活時の顔と学習時の顔は驚くほど違っていた。
もし甲子園に出場すればそこで活躍した選手は学校1〜2の美人を彼女にする事もあったな〜。
堤真一の野球部監督ぶりは、野球経験者だろう選手たちに比べれば、もう全然で、何よりもお尻から太腿にかけての肉付きが、あんな監督見たことない、ってくらいの貧弱さで違和感。
柳楽優弥の演技は、ほんとに口元の歪みから目の動きまで
まさに癌患者。
贅沢言うなら あんなに健康そうな顔で死に至ることはない。人相は激変する。もちろん癌の部位にもよるだろうが。
我が夫も彼のように自宅の介護ベッドで逝去した。
夫が会いたいだろう相手には連絡し意識あるうちにうちに来てもらったが、あとどのくらい時間が残されているのか、点滴での痛み止めを始めるともう目を覚さないままでいることは全然知らなかった。
重松清の原作は、デビュー頃の作品の中によく出てくる小学生いじめの陰湿さが嫌いであまり好みではなかった。
その後作品を重ねるうちに作風も変わっていくのだが、彼の文章本来のじとっとした雰囲気が、映像化によってストーリーに焦点が行くという点で向いているのかもしれない。
この作品の中でも
サードというポジションを争わせようと外野だった和田をわざわざコンバートしてゴルゴを奮起させるという点においても実は人の人生の事など考えてもいない。のちに和田に
「僕たちは先生のコマだった」と言い切られるのはまったくその通りなのだ。
赤鬼はゴルゴの才能を引き伸ばし根性を追加し立派な選手にしたいがために実は和田は利用されたのだと、彼は大人になるにつれ、否 当時からわかっていたのだ。
しかしそれに失敗しゴルゴの野球人生は終わる。
彼は、人と争うとか悔しいとかだから奮起するとか、そういった感情を嫌った。
続ける事が苦手だったのではなく、そういう感情を強いられる事が苦手だったのだ。
赤鬼は未熟な指導者である。
ただただ一生懸命やればいいというものではない。
ひとの人生の分岐点を担っているのだという自覚のない教師が振り回す権力は横暴である。
そういった意味で、堤真一のあのなんとも言えない感じはとても上手くいっている。
赤鬼なんていう風貌では もちろん全然全くないけれど。
キャッチボール
野球が好きだった少年。
病気になってやり残したもの 子供に自分の姿を残したかったもの それは
野球 だった
高校時代に辞めてしまったもの
努力するのが嫌で諦めた
でも。本当は大好きだった
先生のことも好きだった
再会できて嬉しかった
野球で知り合えた二人は先生と生徒
信じていた生徒に辞められた
どこか型にはめようとしていた
皆 同じではない
彼が野球を好きだったこと
改めて知った
柳楽と堤真一のふたりの感じがよかった
忘れ去られていてもおかしくない状況でこんなにも温かな雰囲気を味わえてよかった。
ゴルゴありがとう。
最後の病床のシーンに集約していた。クライマックスをよくもっていった。
ゴルゴが、ベッドで赤鬼先生からの、ありがとう、どれだけ、嬉しかっただろう。
悔しいか、それでいいんだ、悔しさを背負ったんだ、大人になったんだよ、どれだけ、嬉しかっただろう。
お前はよくがんばったな、いい奥さんだな、恩師に言われ、嬉しかったよね。
高校時代に1回も褒められなかった。だから褒めてもらったことが宝物なんだよね。
サインで応えるゴルゴに号泣。
高校時代に戻してやりたい、赤鬼も、ゴルゴも。やり直しはきかない。
いろんな経験が教えてくれる大切なもの、どうして人間は回り道しないと辿りつけないのだろう。
教師も生徒もお互いに育ち合うもの。
しかし、教師こそ、謙虚に生徒から学ばなければならない。生徒には、1回きりしかない人生の大事な青春期だから。
赤鬼はゴルゴから、和田くんから、学んだんだな。育ててもらってるのは、いつも教師。
未熟な、不合理な教師でも、生徒にとっては、先生には、ちがいなく、ただ熱い本気の思いだけは伝わっていたからこそ、ゴルゴはずっと中退してからも母校と赤鬼を見続けていたんだ。
教師という仕事の重みよ。なんと責任と使命感のある職業だろう。ゴルゴは短い生涯だったが、赤鬼のおかげで、最後にしっかり、生きた証を示して逝けたと思う。グラウンドでノックを受けるゴルゴ、伝わるものがたまらなかった。野球が好きなんだ。
自分は、生きた証を残せるのか。前に突き進む勇気を奮い立たせられられる作品だ。
やっぱり重松清。親子愛、学校(教師と生徒)、野球を描かせると、天下一品で、ちょうどすべてのキーワードが私とマッチ。
堤真一、柳楽優弥、川栄李奈、はじめ、全ての出演者に拍手。特に柳楽優弥の笑顔は犯罪的な魅力で、彼は本当に好きな役者の一人だ。
※一般論としての日本野球と教育
日本の野球って精神論が根強いし、軍隊みたい。上下関係やチームプレーに学ぶ部分はある。ただ、精神論の悪いところは、押しつけで理由の説明が無かったり、相互のコミニケーションが不足し一方的なところ。良い部分を引き継ぎながら新しい学校教育の中での教育的な側面を踏まえた野球教育を作っていかなければいけないだろう。野球だけでなく、それは、すべてスポーツに言えることだ。
家見は完璧にしないと。
全106件中、1~20件目を表示