アルキメデスの大戦のレビュー・感想・評価
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サスペンスの解決編のような面白さ
度重なるどんでん返しに驚かされる作品。
誰もが不可能だと思う難題に挑み、追い詰められていく主人公にハラハラする。
主人公が使う「数学」がとても鮮やかだ。
ラストシーンで解釈が大きく変わり、内容を考えさせられる。
スリリング
終盤の駆け引きが面白い!!
原作未読ですが、とても楽しめた。
特に終盤のどちらの案を採用するかの駆け引きが面白かった。
菅田将暉演じる主人公が大和の見積もり間違いを指摘するのだが、それで終わりではなく、見た目騙しの大和を造船することによる意味をしっかりと考えている相手方の設計者が良かった。
大和が沈むことにより、日本は負けを認めることができる。このために大和は造船しなければならない。
果たしてこれは史実なのか、フィクションなのか、、
最後の櫂少佐と平山中将のやり取り、シビレました!
やっぱり日本人としては、日本を守るために命懸けで戦った人の話というのは、見ているだけで胸が熱くなりますね。
前半部分の戦争をさせないために戦艦を作らせんとするための奔走する櫂少佐と田中少尉のストーリーもよかったけど、何より最後の平山中将と櫂少佐のやり取りはシビれました。戦争をしないために戦艦を造らせない考えと、戦争は避けられないものとして日本滅ぼさないために日本の象徴として沈没させる戦艦を造る考え。もちろん、乗組員のことなど思うと単純な話しではないけど、どちらも日本の将来を慮った2つの正義の激論は心に刺さる。一歩先を見た天才と、そのさらに先を見ていた軍人と。いや、素晴らしい!
菅田将暉さんと柄本佑さんの俳優としての技術の高さに敬服です。特に菅田さんは、あの訳のわからない数式をスラスラ書く演技はスゴい。(数式があってる前提ですけど 笑)あと、田中さんの存在感もよかったです。逆に言うと、それ以外のベテラン含めて他の人たちの良さがあまり伝わってこなかったかな。
日本人として、もう一度この戦争のことを知らないといけないなと思いました。
軍部と財閥は癒着していた
リアル過ぎてトラウマになる
役者が本当に素晴らしい!
フィクションなのか?
大和建設の新しい見方
数学?算数の間違いでしょ。
天才数学者が活躍とあったので、ついつい見てしまいましたが、やってることは算数。単なる近似式なのに、全てズバリ数値が当たってしまうのもなんだかなあ〜という感じです。しかも、一変数だし。
むしろ、天才的なのは数学よりも、あっという間に船の設計図を書いてしまうところですね。リアリティゼロですが。
菅田将暉くん一歩も負けてない。予想を裏切られる感動が素晴らしい
この作品には、ある意味 予想を裏切られる喜びが・・・
菅田将暉くん演じる戦艦大和の製造案を阻止しようとした天才数学者、という設定だけで、ある程度勝手に頭の中で想像していたストーリーとは違って、いやぁ〜、クライマックスというか、山場で、軍上層部を数字でやっつけた!と思いきや、怒涛の展開に。
あれ?なんで泣いてるんだろう私…😅?
そうきますか!そう揺さぶりますか!
邦画らしからぬテンポの良さ、そして音楽もとても良い。
こんな風に予想を裏切られるのは大歓迎。
これはいい映画だと思うし、山本五十六演じる舘ひろしさん他、取り巻きに芸達者な大ベテランの俳優陣の中、菅田将暉くんが堂々と光ってます。やっぱ天才だ、彼は。。
フィクション???
菅田将暉は変人やらせたら上手い!
圧巻の演技
史実に基づくフィクションだそう。
その史実とやらに、櫂直に、平山忠道に大いに興味が湧いた。
もちろん原作も読みたい!
戦争は回避したい。
だが、盲目的に原理原則を主張しても、それはかなわない。
すべての人々が満足できる落としどころはなく、欲深い衆愚が大半だ。
そこに数学を武器に殴り込みをかける様は、痛快だ。
世間知らずでいいように利用されているとは言え、一種のヒロイズムを感じる。
菅田将暉がよく演じているし、取り巻く柄本、浜辺もいい感じ♪
それをはるかに凌駕して圧倒的な存在感を誇るのが田中泯!
表も裏も知り尽くした深い洞察力は圧倒的で、
数学以外では幼稚さの残る主人公を寄せ付けない。
誤りを認めて身を引く潔さにも惹かれる。
眼鏡の奥の眼光の鋭さには、背筋がぞくぞくする。
舘をはじめとする盆暗軍人どもとの対比でよりその鋭利な感覚が際立つ。
影の主人公は間違いなく彼だ。
賞など欲しないだろうが、助演男優賞は決まりだろう。
樹木希林ロスになっていた私にとっての救世主。
感服した。
大人の鑑賞に耐えうる傑作
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