「菅田将暉を中心に最高の布陣!ぜひ劇場で」アルキメデスの大戦 やましさんの映画レビュー(感想・評価)
菅田将暉を中心に最高の布陣!ぜひ劇場で
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アラサー女ひとりでの鑑賞。 冒頭の大和沈没シーンでまさかの号泣… CGとは思えないほどリアルな映像、船員一人一人の描写も素晴らしい。 米軍の圧倒的な戦力にも怯まず真っ向から立ち向かう兵士たち、彼ら一人一人にも大切に思う家族が、様々な人生があったはず。 それが蟻の子を散らすように簡単に葬り去られてしまう。 こんな戦争をもう2度としてはいけない… 戦争を知る世代が減り、鈍感な日本人は9条が改変されようとしても危機感を抱いていない。 戦争はフィクションで、自分たちには関係のないところで起きていると思っている。 しかしそうだろうか? 今も昔も、本当に大事なことは民衆に知らされない。民衆もまた、そのことに目を瞑って流れに身を任せるだけ。 主人公 櫂もまたそういう民衆の1人だったが、何も知らない民衆、守りたい人のために無関心を捨てることにした。 彼が部下に言った「やる前に諦めて自分の限界値を自分で決めてしまうのは良くない」という旨のことばが心に響いた。 それは彼自身に言い聞かせる暗示のようなものでもあっただろう。 今私たちが平和に暮らせているのも当たり前のことじゃない。 たくさんの散っていった命、平和を夢見て尽力した人々に感謝して生きたい。 この映画はそんな気持ちにさせてくれた。
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