劇場公開日 2019年7月26日

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「「戦艦大和」は日本の「象徴」という深い意味」アルキメデスの大戦 hiroさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5「戦艦大和」は日本の「象徴」という深い意味

2019年8月6日
iPhoneアプリから投稿

戦争映画なのに戦闘シーンは冒頭のみ。ただ、迫力がすごく戦艦大和が沈んでいく様はリアルで、日本の敗北感がまざまざと感じられる。
また、この映画は事実を着色したフィクションということだが、フィクションと思えないような現実的な構成になっている。戦争の歴史の知識があってもなくても楽しめる。ある程度知識があれば、戦争映画は結論が分かってしまうが、この映画はうまく予想を外される。
また、数学は真実であるが、この時代は真実が正義で正しいというわけではない。真実⇄正義を頭の中で繰り返しながら、戦争について考えさせられる映画だった。
戦艦大和は日本の象徴。これはポジティブな意味でもネガティブな意味でもある。その理由が映画を見ればわかる。

hiro