マチネの終わりにのレビュー・感想・評価
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好きじゃない
好きじゃない
原作は出てすぐ買って読んだ。当時本の宣伝や推薦文をよく見たと思う。だから買った。
正直、面白くなかった。期待して読んだからとか、思ったよりとかではなく、好きじゃない。私には合わなかった。
映画ドットコムのあらすじにあるベストセラーが謳い文句なら、私も一役買ってる。
デカくて重いの買ったけど、褒める側には立てません。
本のレビューは高評価が多いよう。
原作が合った人はこの映画も好きだと思う。
俳優のキャスティングは今の時代で作るベストかも。石田ゆり子さんがとくに。
映画なら演出とかで本とは感想が変わるかと思って見たが、こちらも好きじゃない。
映画の雰囲気は小説そのままでよく再現されてると思った。読み返してないので期間が空いている割に話をよく覚えていて、映画を見ながら本を読んだときと同じ感覚と感想になってるのがわかった。
合わないなと思いながら最後まで読んだ本。
やっぱり合わないなと思いながら見た映画。
この物語は大人の恋愛で、
二人がすごく素敵で
会話が知的で佇まいも上品で
職業も聞いたらスゴイって少し思っちゃうようなもので
海外とか行くし
そしてタイトルがおしゃれ
って感じ。
凄くて素敵な二人がすれ違う数年越しの切ない恋愛小説書きたいんだなぁと感じた。
すべて文字になってるところも合わなかった。
凄いでしょ?素敵でしょ?が常に漂ってる。
若い俳優の恋愛映画が毎年のようにあって、あれは慣例みたいなもので…
それでその題材でちょっと前にすれ違いが流行ってたと思うけど、あれの素敵な大人版。
人生のタイミングが合わないやつ。
若者映画の方が私は好きです。色々あるけど
最後はハッピーエンドなのは同じで、途中をどう描くかが違う。
これはそもそも素敵って思わせたいのが出過ぎてる。
ただただ私には合わなかった。
大人味の効いたすれ違い恋物語
久々に観る大人味のラブストーリーだった。終始、甘美なギターの音色をBGMにした、典型的なすれ違いラブストーリーだったが、すれ違い方が現代的でもあり、古典的で泥臭くもあり、本作のポイントになっていた。
天才クラシックギタリストの蒔野聡史(福山雅治)は、40歳代になって演奏者として行き詰っていた。彷徨っていた。聡史の女性マネージャーは、聡史に秘かな想いを寄せ、聡史を懸命に支えていた。そんな時、聡史は、偶然、フランス駐在のジャーナリスト・小峰洋子(石田ゆり子)と出会い、お互いに運命的なものを感じる。その後、フランスで再会した二人は、お互いの想いを確かめ合う。そして、洋子は、帰国して聡史に会おうとするが、突発的な出来事で二人の心は次第にすれ違っていく・・・。
聡史役の福山雅治は、『ガリレオ』の主人公を彷彿とさせる理屈っぽさで、音楽家らしいストイックさを表現している。音楽家として彷徨しながらも、洋子を想う一途さを好演している。流石にギター演奏シーンは見応えがある。
一方、洋子役の石田ゆり子は、今まで静かな役が多かったがジャーナリストとしての毅然とした姿もカッコ良い。年齢を感じさせない美しさで、聡史への秘めたる想いを好演している。懸命に自分を抑えようとする日本的な佇まいが切ない。石田ゆり子のイメージが活かされている。
本作のポイントは、二人のすれ違い方である。突発的な出来事だけが二人の心を混迷させたのではなく、人為的なものが強く介在している点が本作の特徴である。泥臭く日本的であるが、醜悪にならないのは、福山雅治と石田ゆり子の役者としてのクリーンなイメージが効いているからである。
ラストシーン。二人が駆け寄り始めるシーンで終わってしまう。肝心のその後は描かれない。観客の想像に任せてくれる大人の映画らしいエンディングだった。
本作は、運命に翻弄されながらも、愛を求め続けた、大人味のラブストーリーである。
大人向けの映画とは
大体30〜35歳以上に向けた映画なのではないか。
なのでヒール役のマネージャーに罰は当たらないし、コップの水はレストランでは浴びせない。
この映画を物語たらしめる要素は、一目惚れする男女、スパイス要素にマネージャー。これだけ。
あとは俳優陣と、ロケ地の雰囲気で持たせる。
映画に音楽は重要だが、この映画はギタリストが主人公な為か、クラシックギターのBGMがほとんど。これが私には合わない。
大人向けだからかラストシーンは抱き合わない。キスもない。言葉すらない。
愛情表現をしないのが大人なのか。
落ち着いているのか、シックなのか。
とにかくクラシックギターには情熱は感じるが、愛する人への情熱はあまり感じなかった。
そこが一番の弱点かな。
やはり映画なんだし、どこかで燃え上がって欲しい。
どちらかと言うと退屈な映画でした。
映画化の難しさなのかな
原作では書き込むことができるキャラクターの心情を
いかに説明しすぎず映画として成立させるのは難しいというのはわかる。
しかし彼らが共通の話題を経て惹かれあうところは伝わってきたものの
「きみが死ぬならぼくも死ぬ」的な会話にはかなり引いてしまった。
唐突すぎやしないかと。
この作品において、彼と彼女がいかに惹かれあっている関係なのかをしっかり描かなければただの雰囲気だけのプロモーションビデオに終わる。
未来と過去などの暗示的なセリフなどはかえって浮いてしまっているような。
唯一生生しいのは早苗であり、洋子の夫の投げつける怒りだったりするのは結局、主役の二人とその関係がしっかり描けてないからだと思う。そしてその肝心の早苗はこの作品において「主役の恋を邪魔したあとに今度は反省して結びつける」という非常に都合のいい存在に成り果てたことには驚いた。障害として立ちはだかり、その後彼らを結びつけるべく身を引いてみるというのはあまりに虫が良すぎるだろう。
ご都合主義的なにおいと、説得力不足はなかなかしんどい。
パリでの石田ゆり子のブルーのシャツと緑のスカート、はめてた指輪はかわいかった。
福山雅治老けたな〜〜〜って感じ。 蒔野はかっこよくなきゃ成立しない...
福山雅治老けたな〜〜〜って感じ。
蒔野はかっこよくなきゃ成立しないと思うけど、お世辞にもそうは思わず、ますます見てられない。FC会員だけど、キツい。孤独を武器にしたナルシスト、以上。って感じ。
蒔野というキャラとして見ようとするんだけど、ちょいちょい福山雅治が顔を出すからそういう意味でも集中できず……
中盤の三谷の件は良かったけど、その前後はお腹いっぱい。
個人的にはリチャードがただ気の毒。
大人な空気感のラブストーリー
未来によって過去の思い出が変わる・・・
私にはピンとこないフレーズだったけど、
ラブストーリーはベタでもやっぱりいい。
人の不幸の上に幸せは成り立たないんだよね、
善人であればあるほど。
もっとワガママで自分のことしか考えない人間なら
桜井ユキも幸せになれたのに?
欧州映画のような会話劇
未来が過去を変える、ああ、今まで考えたことがなかったが、なるほどです。
過去の出来事は変えられないけど、その意味合いは何度も更新されていく。
スジ的には、桜井ユキの行動はバレるリスクが高く無理があると思われる事と、
福山雅治はあれほど運命と思った彼女をなぜ板谷由香ルートで探さなかったのか、
桜井ユキは復帰コンサート前の大切な時期になぜ動揺させる行動を取ったのか、考えるところはないわけでは無い。
しかしそれらをカバーするのが、美人と言っていいのか悩むが間違いなく魅力的な石田ゆり子と(注:大好きです)、
ギターテクはもちろん癖を抑えた福山雅治による、欧米の風景とギター音楽をバックにした、ちょっと日常生活から浮いた会話劇だ。
大人のスターを使ったこんな日本映画もたまにはいい。
胸糞、サイコ女
とんでもね〜自己中女に
もてあそばれる男女の物語
人を傷つけてもへっちゃら
だってあの人の為なんだもん
私一人が悪者になれば良い、的な
さすが大人の恋愛ですね〜(笑)
すべてわかった後の周りの反応も
結局、容認してるし
挙句の果てに、実家に帰ってるから
何してもいいよって。。。
みんなアタオカ映画でした。
事実は小説より奇なり運命なり!
原作の小説は、事実をもとにしてプライバシーに配慮して架空の設定で描かれているそうです。
フィクションも含むとはいえ、なんてすごい運命なんでしょう。
ーーーーー
冒頭の数分が本当に素晴らしいと思います。
人付き合いが面倒で小難しそうな蒔野が、初対面の洋子に心をひらいていくかのような変化。洋子はずっと前から蒔野のことを知っているが、蒔野はただの尊敬している憧れのギタリスト。その二人の様子を見てただならぬ空気を感じたマネージャーの三谷。
他の人のレビューで、三谷が洋子の邪魔をするほど蒔野を好きかだなんてわからなかったとあるのを見ましたが、十分散りばめられていたと思います。
レコード会社との打ち合わせで「蒔野が、蒔野のために、蒔野は…!」どれだけ必死やねん笑、単なる仕事のパートナーではない感情がのってたし、バーで蒔野と洋子の間に割って入ったこと、方言トークで蒔野に会話に加わらないようにしたこと。思い出すのはそのくらいですが、十分伝わってきました。
ストーリーの展開も素晴らしかったです。
20年来の恋人でフィアンセのことは、多分もとからあまり愛情はなかったのかもしれません。40 歳前後という自分の年齢、社会人として立派である彼氏、自分のことをよく知っているであろう彼氏。彼氏は仕事人間で自分の仕事の出来を話すばかりだから、心からの愛情を感じるには足りなかったのかもしれません。
そこに、蒔野と会うのはたった2回だったとしても、自分の心を穏やかにしてくれる、不安なときに寄り添ってくれる、遠いのに包み込んでくれるような愛情を与えてくれる(恋人ではなくても)ところに、惹かれてしまうのは仕方のないことだったのかもしれません。
早苗のしわざによりすれ違った二人。
2019年はラインの過去のトークはスマホが新しくなったら引き継げなかった時代だったのかな。ラインの僅かなやり取りだけで自分の心を塞いでしまう。それ以上詮索しないのは、大人だからなのか…
早苗の告白ラインを見た蒔野、台所での演技は圧巻でした。
コップを割ったかと思いきや割ってなかった…ちょっと見てて紛らわしかったです
なんで早苗と離婚しないのか疑問だったけど、他の人の検証ブログで「蒔野は子供を愛しているから、今の幸せを壊したくないのではないか」になるほど〜と思いました。(とはいえ、早苗を憎くないのか??よく、普通に接していられるね?!)
私は、二人がセントラルパークで再開したあと結ばれるんだろうと思ってましたが、先のブログの方はこう考えていました「蒔野も洋子も自分の子供を愛している。子供を大切に思うので、自分たちが結ばれる選択はできない。お互いに、心で強く結ばれ愛し合っていることを確認できたことで、それぞれの場所に戻って生活しているだろう」とあって、とことん大人だなぁ、と思ったのでした。
とても素敵な映画でした。
ほろ苦い大人の恋愛
大人のビターでほろ苦い恋愛映画。
言葉が交わされるシーンが少ない分ギターの音色が繊細に心の機微を表現しており、福山さんのギターテクを存分に味わえる作品でもある。石田ゆり子さんがお奇麗なのは例にもれず、マネージャー役の桜井ユキさんもとてもかわいらしい人で終始眼福。私の中で特に印象に残っているのがマネージャーの三谷というキャラクターで、アーティストであるマキノを想い自分のすべてをかける女性でいて、このストーリーでは二人の仲を裂いてしまった原因。しかし、彼女の思いや最後の自分勝手なマキノに対する言葉は人間臭く、憎めない人に思えた。この映画の中で一番自分に正直で人間的な魅力を感じられた役だ。
ストーリー全体を通しては、少しご都合がよすぎるくらいすれ違っていく恋愛模様だが静かな夜に楽しむにはぴったりな映画だったと総評する。
キレイな映画。ただそれだけでしたが、
パリやニューヨークが舞台で主演の二人も美男美女。見ていて「キレイだな~オシャレだな~。」と感じましたが、ただそれだけでした。正直、物語の中には入り込めませんでした。
2,3度会っただけの相手に運命を感じて、20年来の婚約者との別れを決めるのって現実的ではないし、ちょっと引いてしまいそう。でもそれをドラマチックな物語にできたのは石田ゆり子の魅力なんだろうなと思いました。
ただ唯一現実的で人間的でドロドロしていたのが蒔野のマネージャーの三谷早苗でした。
蒔野の落としたスマホを拾いに行って偶然蒔野と洋子との関係を知ってしまう。蒔野になりすまして洋子にメールを送り、二人の関係を終わらせてしまう。その時の三谷早苗の葛藤とか罪悪感とかがジワジワと伝わってきました。
洋子目線で見れば人生の一大決心をズタズタにした許せない女ですが、早苗目線で見れば、洋子も許せない存在だったはず。
早苗は人生の全てを蒔野に捧げ、ギター奏者としての蒔野を尊敬し、常に支えてきた。そんな中で洋子が現れ、たった2,3度会っただけで蒔野の心を動かそうとしている。
「蒔野が主役の人生の脇役でいたい」「蒔野が私の人生の目的なんです」そんな早苗にとって洋子はどんな存在だったのだろう。
蒔野だけを見ていた人生に洋子が現れる。蒔野の音楽人生に影響を与えてしまうのでは?蒔野の心が洋子に傾いてしまったら?そんな危機感や焦燥感が渦巻いていただろうと思われますが、後半、早苗の告白によって物語が大きく転換します。
蒔野の再起をかけたコンサート前。この大事な時期に自分に何ができるだろうか。その答えが告白でした。それはつまり、蒔野に必要なのは自分ではなく、洋子だと認める事であり、蒔野との別れを覚悟した上のものだったでしょう。蒔野と、その音楽を愛しているからこその決断であり、ある意味究極の愛の形でもあるなと感じました。
前半格調高く後半は、、、
原作は気になりながらも未読。日本の映画としては、なかなかに格調高く意外と陳腐なかんしもなくよいな、と思いながらみておりましたが、大崎バスターミナルあたりから、下卑た感じになり、ついていけなくなりました。このような格調高く教養高く志高い方にこのようならマネージャーさんがつくか、マネージャーさんも中学生じゃないんだから!と思っていたらますますまさかの展開で、雲上人がいかにして庶民的な信念や魂が薄っぺらな俗人になりかわり適当に結婚したりしてんのか、さっぱり意味不明。映画は最後まで見ると決めているから最後まで見ましたが。マネージャーさんの、ミスキャストかな。好きな役者さんは出てない、でもパリのシーン本当に素晴らしい撮影で圧巻だとか、石田ゆり子すごいよ、と思えた前半分だけの星数で。
美男美女
恋愛における、すれ違いは感情移入すればする程、胸がギュッとなります。
福山さんマネージャー役の桜井ユキさんが、いい味出してましたね。
個人的には、この後二人はどうなる?と想像させる、エンディングは好きです。
女々しくて、女々しくて、女々しくて、辛いよ…😢
有名ギタリストの薪野と、フィアンセのいるジャーナリスト洋子との、40代男女の恋愛を描くラヴ・ストーリー。
ギタリストの薪野聡史を演じるのは、『ガリレオ』シリーズや『るろうに剣心』シリーズの福山雅治。
ジャーナリストの小峰洋子を演じるのは『もののけ姫』『コクリコ坂から』の石田ゆり子。
洋子のフィアンセであるリチャード新藤を演じたのは『るろうに剣心』シリーズや『翔んで埼玉』の伊勢谷友介。
40代の恋愛という、若者のそれとは明らかに違う複雑な事柄を描いた「大人」なラヴ・ストーリー。
ここでいう「大人」とは、「大人が夢見る大人」という感じのものであり、正直リアリティとかはない。
こんな大人いる訳ねぇだろ!
まあ、あくまで映画はフィクションなんだから、リアリティが有れば良いというものでもないしね。本作は一種の御伽噺として観るのが正解。
とはいえ、ある程度年齢を重ねた大人なら、薪野や洋子の様な体験…はなかなかしないかもしれないが、彼らの感情や心情は理解出来るし、共感するところもあると思う。
薪野という男、福山雅治が演じているからカッコいいのであって、実際はかなり女々しい男ですよ!
返信がない洋子に対して、メール送りまくってましたからね💦
でも、この薪野の女々しさ、男なら共感出来ちゃうんだよな〜。この辺りの人物描写はかなり絶妙👍
会って2度目で心中の話題を持ち出す薪野。やはりこの男、ヤバい奴である。
ここが後半の伏線になるかと思いきや、そんなことなかった。
というより、洋子にフィアンセがいるという問題は割とあっさり解決してしまう。というより、問題ですらなかった。そこでもっと拗れると思っていたのだが。
はっきり言って、本作で一番の被害者は伊勢谷友介である。なんか振られたと思ったら、なんか復縁している。そりゃ夫婦仲も悪くなるわ。
洋子がジャーナリストという設定も、後半になるにつれ活きが悪くなる。もっと話に絡めても良い設定だと思うけど。
シナリオは正直ありがちな感じ。出会って恋に落ちて恋敵に邪魔されて別れて…、みたいな。
とはいえ、お約束というのはやはり大事。意外性は無いがしっかりとしたラヴ・ストーリーを観たな、という感想かな。
本作は役者の魅力がかなり作品のクオリティを底上げしていた。
ともすれば嫌味にも映る様なキャラクター設定の2人だが、石田ゆり子と福山雅治の演技のバランスが良かったので、気持ちよく鑑賞することが出来た。
またこの2人の魅力のおかげで、リアリティのない物語にも拘らず、何処かリアルな感じが出ていた様に感じられた。
本作のためにクラシック・ギターの奏法をマスターしたという福山雅治。流石である。
石田ゆり子が英語とフランス語を頑張っていた。健気である。
「マチネ」とはフランス語で朝・午前という意味。舞台やバレエ、オーケストラで使われ、午前の興行をマチネ、夜の興行をソワレというらしい。ふーん。
マキノとコミネ、合わせてマチネ…。駄洒落かっ!?😅いや、まあそれはいいんだけど。
2人の出会いと別れ、そして再会こそがマチネ。いや、そこに至るまでの40数年間がマチネであるというべきか。
映画のラストシーンから人生の後半、すなわちソワレが始まっていく。だから『マチネの終わりに』というタイトルな訳だ。原作が文学作品なだけあって、キザなタイトルですねえ😏
東京、パリ、ニューヨークをロケ地に使う贅沢な作品。ロケ地はさることながら、映像がパリッとクールな感じでオシャレ。何処となく高級感がある。
ラヴ・ストーリーは得意でないので、正直かなり長く感じたが、鑑賞後に嫌な感じもせず、結構スッキリした気分になれた。
男性でも割とイケるタイプの映画だと思います。
最後に一つ、親の離婚で振り回されるのは子供たちですので、ご結婚は計画的に…ということで。
昔の少女漫画?
まず原作は未読です。もしかしたら、原作では丁寧に表現されているのかもしれないけど、あくまでも映画だけの判断です。
大人のラブストーリーが宣伝文句らしいけど、キャラの年齢設定を高校生とかに変えると、(野球部エースの幼馴染み兼マネージャーが、野球の邪魔になると言いつつ、単なる嫉妬でエースが恋に落ちた相手に嘘をついて引き裂いただけの話)になってしまう。
数回しか逢っていないのに、激しい恋慕を抱くのは分かる。でも、それならば直ぐに身体の関係になった方が分かりやすい。40歳前後だからこそ、そうなってしまって前に進む事しか考えられない事もあるだろうけど、画面を見ていて石田ゆり子演じるヒロイン洋子が婚約者を別れる理由が分からない。
なにより気持ち悪いのは、たとえで出した野球部エースの幼馴染みである、(本編ではギターリストとマネージャー)が、「ギターリスト蒔野(福山)の為」と言いながら、誰でも女丸出しと分かる理由で嘘をついて二人を引き裂く早苗の一連の行動。それに簡単に引き裂かれる二人も大人とは思えない。
引き裂かれ後、いきなり時は流れて洋子は棄てた婚約者と結婚、蒔野も早苗と結婚。双方子供まで居る。棄てられた婚約者との復縁、ギターリストとマネージャーとしてと言っていた早苗が結婚するのが全く描写されていないので「はぁ?」である。洋子が他の男とならそれでも良い、早苗があくまでも女の部分を見せないならそれでも良いが、この辺が適当過ぎる。
終盤、早苗は面と向かって洋子に告白、蒔野にはメールで告白。洋子の対応は見て分かるんだが、蒔野が早苗にどういう態度を取ったのかも描写無し。
蒔野、洋子、早苗の誰にも感情移入出来ずに120分強見せられるのは退屈だった。
孤独って影響力を失ったのを知ること
映画「マチネの終わりに」(西谷弘監督)から。
う~ん、何も映画にしなくてもTVドラマでいいのに、
そんな気持ちを持ちながら、観終わってしまった。(汗)
監督はこの映画で何を伝えたかったのか、伝わってこなかった。
未来が過去の意味を変えていくというのなら、
映画「コーヒーが冷めないうちに」(塚原あゆ子監督)と変わらないし、
冒頭の「(6年前)やっぱり走らない。彼との待ち合わせもそうなの?」
「慌てたら幸せは逃げていくって言うでしょ?」という友との会話か
「花の姿を知らないまま眺めたつぼみは、
知ってからはもう同じつぼみには見えないんだよね」の台詞が
妙に引っかかっていたから、この辺りかなと推測した。
メモを振り返りながら、私的に気に入ったのは
「今日ね、マドリードで20歳の天才ギタリストに会ったんですよ。
『どうも蒔野です』って挨拶したら『あなたの事は知ってます』、
それだけ。褒めるでもなくけなすでもなく、
孤独って影響力を失ったのを知ること、なんですかね。
自分だけは歳をとってもそんな幻滅は味わうことがないって
どっかでそう思ってました」というフレーズ。
会社を定年退職すると、孤独になるっていうけど、
飲み会やゴルフに誘われなくなることではなく、
やはり「社会・会社に対して、自分の影響力がないこと」を
感じた時に、孤独を意識するんだな、と思った。
それを受け入れることができれば、孤独じゃないんだけど。
大人のラブストーリー
タクシーに携帯を忘れるという凡ミスで人生が変わるのか。。4年後でマネージャーと結婚して子供ができてたシーンはショック!!でも最後まで未来は過去を変えられる、というこの映画のサブテーマに期待をし、期待通りのハッピーエンド。ラストも微笑みあって絡みまで行かずにエンド。ラブシーンはキスのみ。でもそのキスがすごく妖艶で、美しくて、これぞ大人のラブストーリーなんだなぁと。それが街並みと音楽と相まって。普通なら激昂する過去の告白に、水もかけず、笑顔でさよなら。夫としても、詰め寄ることもなく、かなり大人な対応。それが逆に辛かったのかもね。しかしよく考えるとやっぱり残酷だ。。
嫌いじゃない
自分に重ね合わせるとなんとも切なくなる。まあ全部マネージャーが悪いのだがマネージャーの気持ちも分からなくもない。男女の切ない恋の物語だがそれよりも子供達のこれからの事が気掛かりでした。東京、パリ、ニューヨークとお洒落な街には素敵な男女が似合うものです。
石田ゆり子主演の映画をどうしても見たくて行き着いたのがこの作品でし...
石田ゆり子主演の映画をどうしても見たくて行き着いたのがこの作品でした。
まだ19の私には難しいかなー?と思いながらも真剣に見たら意外と内容がすんなり入ってきて楽しめました。
映画自体の内容はまぁ胸糞悪かったですね。
特に早苗には酷くうんざりしました。
私が洋子さんなら突き飛ばして首絞めてるだろうな〜すごいな〜と、改めて大人の対応に驚きました。
福山雅治さん演じるマキノは一言で言うと「自分に酔ってるメンヘラチャラ男」って感じ。正直好きなキャラクターではなかったです。
未来のこと、相手のことをよく考えもせず発言するシーンは幼稚だなぁと感じました。
一方で、石田ゆり子さん演じる洋子さんはもう完璧すぎて、、、こんな大人の女性になりたいと思いました。好きなキャラクターだったというのもあり、幸せになって欲しかったのに、、と残念な気持ちになり悲しくなりました。
まぁゆり子ちゃんのキスシーンが見れたので、お金をかけて観た価値はありました!!
終始可愛かったなぁ、、
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